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2018年01月13日

button_15.jpg  「8K」はプロトタイプも多数 CESで見た次世代薄型テレビ

1/12(金) アスキー

 CESは本来家電見本市であり、今年も薄型テレビは主軸の存在。ソニーやパナソニック、LGなど会場で発表された次世代テレビをまとめてみた

 今年も1月9日(現地時間)から米国・ラスベガスで開催されている「CES 2018」。家電ショーだった頃から常に最新プロダクトの代表格として語られるのが薄型テレビだ。今年も国内外のメーカーから最新モデルが発表された。
 
 そこで、CES 2018で発表された薄型テレビをまとめてみた。
 
次世代高画質エンジンが秀逸のソニー
 CES 2018で高画質だったテレビと言えば、ソニーが高画質エンジン「X1 Ultimate」のプロトタイプとしてデモをしていた85型の8Kディスプレーだ。
 
 バックライトも凄まじく、なんとHDRの規格上限である10000nitにまで対応するバケモノだ(一般的な液晶TVやOLEDは1000nit程度)。
 
 実際の超高解像度・高輝度のデモ映像は、決め細かさと質感、臨場感、吸い込まれるような臨場感まで別次元。ただし、8Kとなると通用するのは実写のみで、グランツーリスモの8K CG映像だけはガッカリレベルだった。
 
 X1 Ultimateは4K版もまだプロトタイプで、またソニーは8Kテレビの発売については慎重なようだが、高画質のトップリーダーの座は譲れない意思の見える展示だ。
 
 同時にソニーは米国向けに有機ELテレビ「A8F」シリーズを発表。米国で5月より65/55型を発売する。65V型は3500ドル(39万円)前後、55V型は2500ドル(28万円)前後を予定している。
 
 高画質化回路は現行版の「X1 Extreme」だ。2017年の機種からの変更はデザインで直立タイプのスタンドに変えた点と、「ドルビービジョン」形式のHDRに対応した点。
 
 画面から音が出る「アコースティックサーフェイス」は継承する。今年も2017年の「A1」も継続販売とのことで、デザインバリエーションという意味合いが大きいようだ。
 
記事掲載当初、X1 Extremeの名称に誤りがありました。お詫びして訂正します(2018年1月12日)
 
 ほかにも「LifeSpace UX」ブランドの超短焦点プロジェクターにスピーカーを内蔵した新モデル「LSPX-A1」が登場。春に米国で30000ドル(約335万円)で発売される予定だ。
 
4K有機ELの画質を「HDR10+」と高画質チューンで引き上げるパナソニック
 CES 2018の展示会場ではBtoBに振り切っていたパナソニックだが、プレスカンファレンスでは「FZ950」シリーズと「FZ800」シリーズの各55/65型で欧州向けの合計4モデルを発表。ラスベガス市内のホテルにプライベートブースを設けデモを行なっていた。
 
 最大の特徴は「HDR10+」のHDRフォーマットにも対応すること。高画質回路「HCX」の活用により、暗いシーンと明るいシーンにそれぞれ最適化した「3D-LUT」(ルックアップテーブル)を適用し、特に中輝度域の画質を向上された。
 
 有機ELパネルは2018年版となるがスペックに繋がる変更はないようだ。なお、画面コーティングやエンジンもFZ950シリーズとFZ800シリーズの画質関連はまったく同じ。FZ950は日本での「EZ1000」にあたる機種として「Tuned by Technics」のサウンドバーが付属する。
 
 なお、欧州向けのUltraHD Blu-rayプレーヤーのラインナップも刷新。最上位モデルの「UB820」は、HDR10+とドルビービジョンのHDR規格に対応した。下位モデルの「DP-UB420」のHDR10+対応は新チップ搭載の最新世代モデルとして注目だ。
 
AI対応有機ELテレビ、その名も「LG AI OLED TV ThinQ」が登場
 CES 2018で高画質とは別の次元で意欲的な有機ELテレビがLGの「LG AI OLED TV ThinQ」だ。
 
 名前の通り、なんと全面的にAIテクノロジーを取り込んでいる。LG独自の「LG ThinQ」と「Googleアシスタント」に両対応し、薄型テレビをボイスで操作するという体験を身近にしてくれる。
 
 音声アシスタントとなるとニュースや天気予報、マップといった使い方が一般的になるが、LGのデモのポイントとなるのが、テレビ番組に出演している俳優に対して「この人は誰?」と呼びかけると結果がリストアップされたり、「この番組が終わったら電源を落として」とテレビに即した機能があること。
 
 なお、通常のボイスアシスタントとして機器連携も可能なので、LG ThinQの用語で白物家電連携、そしてGoogleアシスタントまで取り込む姿勢と合致しているとも言える。
 
 LGの4K 有機ELテレビのラインナップは2017年と変わらず、最上位の「W8」は超薄型で壁掛けに対応し、サウンドバー型チューナーユニットを備える。
 
 「G8」も別筐体のチューナーユニットを採用。「E8」「C8」「B8」はデザインの異なるスタンドを採用する。
 
 今年のLGの有機EL発表のもうひとつの目玉が高画質回路「α9」で、CPU性能が35%、GPU性能が35%、メモリー性能は50%向上し、4段階でかかるノイズリダクションやHFR(ハイフレームレート)、色表現の正確さを決める3Dルックアップテーブルというように高画質回路を大幅に強化してきた。なおα9はW8/G8/E8に搭載される。
 
 スピーカーはいずれも形状が異なるが、引き続き「ドルビーアトモス」に対応している。
 
噂の「The Wall」はサイネージ用途向け? 8K研究も進行中
 日本では製品発売のないブランドだが、サムスンによる世界初のマイクロLEDテレビ「The Wall」も注目を集めた。
 
 RGBの小型LEDを直接発光させるタイプのディスプレーで最大2000nitsの輝度とコントラスト表現を可能とする。
 
 実機をサムスンブースで視聴したが、まず大前提として画面サイズが146インチと巨大で、一般的にテレビと呼ぶサイズではなく“壁”。用途としてはデジタルサイネージの領域だ。
 
 高コントラストと2000nitsというHDRライクなスペックではあるが、ブースデモの映像の精細感は今ひとつ。非公表の解像度も気になるが、いずれによホームのAV用途とはまだ遠い存在のようだ。
 
 サムスンは8K画質に対応した高画質回路の「AI Technology」も出展。高画質回路の分野ではデータベース解析の段階で、ソニーなどは古くからAIの機械学習が用いられているが、サムスンも8K対応のタイミングで改めて注目の「AI」というキーワードに注目した形だ。
 
文● 折原一也
2018年01月12日

button_15.jpg  UBIリサーチから、2017年フレキシブルOLEDレポートを発刊

2019年にフレキシブルOLEDは4億8,000万個出荷、リジッドOLED出荷量を超える見込み
フレキシブルOLEDのうち、フルスクリーンOLEDは2022年まで平均78.3%の市場占有率で、市場を主導する見込み
Foldable OLEDは2019年から本格的に出荷する見込み


フレキシブルOLEDの出荷量は2019年にリジッドOLEDの出荷量を超える見込みだ。UBI Researchが発刊した「2017 Flexible OLED Annual Report」によると、フレキシブルOLEDは2019年に4億8,000万個出荷され、4億900万個のリジッドOLEDの出荷量を超える見通しとなった。また、フレキシブルOLEDの出荷量は2018年から年平均41%で成長し、2022年には12億8,500万個になり、売上高は594億米ドルを記録すると予想される。



最近モバイル機器において、ハードウェア技術の向上が標準化され、プレミアム市場を目指すセットメーカーはOLEDを採用し、製品の差別化に取り組んでいる。特に同一サイズモバイル機器でも、より広い画面を求める消費者のニーズが高まり、セットメーカーはフルスクリーンを実現可能なフレキシブルOLEDの採用を始めた。

そのため、パネルメーカーもフレキシブルOLEDの量産に向けた投資を継続的に推進している。特に2018年からBOEとCSOT、Visionoxなど、中国パネルメーカーによる第6世代フレキシブルOLED量産への投資が本格化すると予想され、中国におけるフレキシブルOLEDの出荷量は年平均59%で成長し、2022年には3億5,400万個に達すると見込まれた。

本レポートでは、リジッドOLED及びフレキシブルOLEDの構造と工程を比較し、Foldable OLEDを実現するための技術開発動向を層(Layer)別に分析した。また、フルスクリーンOLEDを採用しモバイル機器を発売したSamsung Electronics、Apple、LG ElectronicsにおけるフレキシブルOLEDの採用技術を比較し、2018年から2022年までのフレキシブルOLED市場をフレキシブルタイプと国別、世代別など、様々な観点から分類して予想を行った。

フレキシブルOLEDの中でフルスクリーンOLEDは2018年に2億6,500万個出荷され、市場占有率82.1%になり、2022年には10億2,200万個の出荷で79.5%を占め、フレキシブルOLED市場をリードすると見込まれた。また、最近大きな注目を集めているFoldable OLEDは、2019年から500万個出荷され、2022年には5,300万個に拡大することが予想された。



Contents
1. エグゼクティブサマリー
2. OLED検査及び測定概要
2.1 検査と測定の重要性
2.2 OLED検査と測定
2.3 OLED検査測定装置

3. 基板及びTFT検査測定装置
3.1 基板
3.2 TFT
3.3 Bottom Protective Film
3.4 薄膜トランジスタ―(Thin Film Transistor:TFT)
3.5 封止(Encapsulation)
3.6 タッチスクリーンパネル(Touch Screen Panel)
3.7 偏光板(Polarizer)
3.8 透明光学粘着フィルム(Optically Clear Adhesive:OCA)
3.9 カバーウィンドウ(Cover Window)

4. 主要フレキシブルOLEDパネルメーカーにおける展示及び開発の動向
4.1 AU Optronics
4.2 BOE
4.3 EverDisplay Optronics
4.4 Tianma
4.5 Japan Display
4.6 LG Display
4.7 Samsung Display
4.8 その他

5. 主要モバイル機器メーカーのフレキシブルOLED技術
5.1 概要
5.2 Samsung Electronics
5.3 Apple
5.4 LG Electronics
6. 主要パネルメーカーにおける量産ラインの現況及び投資動向
6.1 主要パネルにおける量産ラインの現況
6.2 韓国パネルメーカー
6.3 中国パネルメーカー
6.4 その他
6.5 主要パネルメーカーの投資動向

7. フレキシブルOLED市場展望
7.1 概要
7.2 全体市場
7.3 フレキシブルOLED
7.4 フレキシブルタイプ別
7.5 国別
7.6 世代別
7.7 サイズ別
7.8 封止(Encapsulation)技術別

詳細・お申込み・サンプル・試読・お見積もり・注文については、分析工房株式会社へお問い合わせ下さい。
【製 作】 韓国 UBI リサーチ
【体 裁】 日本語版(英語版もあります)、印刷、A4版、(印刷+PDF版もあります)
【発刊月】 2017年12月
【価 格】  印刷版450,000円、印刷+PDF版730,000円(消費税別、送料込)
【納 期】 10日間以内

button_15.jpg  ASUSのHDR対応21.6型4K有機ELディスプレイ

1/11(木) Impress Watch

 台湾ASUSTeK Computer(以下ASUS)は、CES 2018が開催されている会場近くのホテルで、CESに合わせて発表された製品の展示を行なった。

 このなかでASUSは、JOLEDのRGB印刷方式有機EL技術で製造された有機ELパネルが供給されると明らか(別記事参照)にされた「ProArt PQ22UC」も展示していた。

■JOLEDのRGB印刷方式有機EL技術を採用したProArt PQ22UC、モバイル用途も意識した構造

 ProArt PQ22UCは、既報のとおり、JOLED製21.6型4K UHD(3,840x2,160ドット)の有機ELを採用しており、最大輝度350cd/平方m、HDR10に対応したディスプレイ。コントラスト比は100万:1を達成し、DCI-P3比99%という広色域をカバーしている。

 応答速度も最大で0.1msと高速で、コントラストがハッキリしており、豊かな色表現の実現と高速な応答速度が特徴となっている。

 実際に実機で確認したみたところ、アメリカのホテルの部屋という、暗めな屋内環境であっても、非常に高精細で美しい映像が表示できていることが確認できた。

 ASUSとしては、ProArt PQ22UCはデザイナーや医療現場といったプロ用途をターゲットとしており、価格はコンシューマ向けの製品よりは高くなる見通しだという(ただし現時点では価格などは発表されていない)。

 色の再現性に関しては、出荷段階でキャリブレーションが行なわれているほか、ASUS独自の「ProArt Calibration Technology」を使って、複数のコンピュータで使う場合のキャリブレーションが可能になる。

 ポート類は左側面に集中しており、USB Type-Cが2つ、Micro HDMIが1つという構成になっている。USB Type-Cが2つあるのは、1つをUSB Power Deliveryによる給電に利用するためで、映像入力は、残り1つのUSB Type-C(DisplayPort Alt Mode)ないしは、microHDMIで行なう。

 このため、たとえばUSB Type-Cが2つあるPCで、USB PDなどの高出力給電に対応していれば、USB Type-Cケーブル2本で利用することも可能だ(ただしその場合、PC側のACアダプタの出力には、相当の余裕が必要になるだろう)。PCが高出力の給電に対応していない場合でも、USB Type-CのACアダプタをもう1つ持っていけば対応できる。

 なお、スタンドは折りたたみが可能になっており、パネル部分と取り外して持ち運ぶことができる。

 ASUSによれば、一般的な22型の液晶ディスプレイに比べて3分の1程度の重量になっており、前述のとおりUSB Type-C/PDのACアダプタで給電できることも含めて、モバイル用途での利用も考えられているようだ。

 ただし、展示員によれば、当然のことながら「スーツケースに入れて預け入れ荷物に入れる」といった利用は想定していないとのこと。

 ASUSによれば現時点では出荷時期や価格などは未定だが、「一般的な14型や15型のモバイルディスプレイでは大きさが足りない」というデザイナーや、医療関係者などのプロモバイルユーザーには要注目の製品になりそうだ。

PC Watch,笠原 一輝

button_15.jpg  革新的な技術が詰め込まれた、サムスンのマイクロLED

1/12(金) WIRED.jp

韓国のサムスン電子が、まるで壁のように巨大なテレビ「ザ・ウォール」をCES 2018で発表した。このテレビに使われている次世代技術は「マイクロLED」と呼ばれるが、それは既存の技術と比べていかに革新的なのか。どうやら相当に生産の難易度が高いらしいが、手に入るのはいつになるのか。

インテリアに溶け込む。「半分テレビ、半分アート」なガジェット

ほかの業界と同じように、テレビ産業でも専門用語が使われている。スペックと技術を示すアルファベットのごった煮で、重要な情報もあるが、残りは特に役に立つことを説明しているわけではない。マーケティングのたそがれから浮かび上がってきたものが大半を占める。

この意味において、サムスンの146インチの新型テレビ「ザ・ウォール(The Wall)」は、消費者にはまだ親しみのない単語を引っ張り出して来てみせた。「マイクロLED」だ。

まずはよいニュースから始めよう。マイクロLEDは実在する技術だ。現在、市場を支配するLEDテレビ[編註:液晶テレビのバックライトにLEDを使ったタイプを指す]を大きく進化させたもので、CESでお披露目されたザ・ウォール(たいした名前だ!)も、ただの試作品でも幻の製品でもなく、年内の発売が決まっている。

しかし、この製品が業界に与えるであろうインパクトや、そもそもなぜ存在するのかを理解するには、もう少し背景を知る必要がある。一般の消費者が次に購入するテレビはほぼ確実にマイクロLEDではないだろうし、下手をすればその次に買うものも違うだろう。それでもいつの日か、このテクノロジーはいま市場に出回っているどのテレビよりも大きく、明るく、美しい製品を実現する手段として業界のスタンダードとなる可能性を秘めている。

LED、有機EL、マイクロLED
では、技術的な部分に踏み込んでみよう(大丈夫、ほんの少しだけだ)。市場を席巻する現行のディスプレイ技術は発光ダイオード、すなわちLEDを用いている。ただこれは少し不適切なネーミングで、なぜならLEDは白い光を発するだけである。その白い光を利用してテレビの画面に映像を浮かび上がらせるのは、液晶、偏光フィルター、カラーフィルター、そしてガラスだからだ。

LEDは素晴らしい技術で非常に美しい画像を表示できるが、バックライトを使う。このため「宇宙空母ギャラクティカ」のどんちゃん騒ぎに魅入ってしまうほどの完璧な真っ暗闇を描写するのは苦手だった。

暗いシーンではバックライトが漏れて黒い部分が白っぽくなってしまう「黒浮き」が生じて、画像調整に無駄な時間を過ごすことになる。この問題はエッジ型と呼ばれる製品では特に顕著で、上下左右のどこかの隅から光が漏れて、テレビの淵に奇妙な後光が差しているかのように見えてしまう。

実際にどうなるか知りたいなら、テレビをつけてみればいい。LGかソニーの製品でなければLEDだ(メーカーが「スーパーUHD」とか聞こえはいいがよくわからない名前をつけていたとしても、結局のところは同じものだ)。そう悪くはないだろうが、もちろん改良の余地はある。

そして実際に改良されたものが存在する。「LGかソニーでなければ」と書いたのはこのためで、この2社は有機ELテレビをつくっている。有機ELはバックライトを必要とせず、代わりに有機物に電圧をかけて発光させることで、必要に応じて個々のピクセルから光を出している。

バックライトがないため光が漏れることもない。黒は極限まで黒だ。コントラスト比はけた外れで、画質はディスプレイの評価を手がけるDisplayMateのレイ・ソネイラが2015年に言ったように、「見た目では完璧と区別がつかない」。

素晴らしい! まさしくマイクロLEDが到達しようとしている品質なのだが、それでも技術改良は続く。

マイクロLEDも有機ELと同じようにバックライトに見切りを付け、赤、青、緑のサブピクセルから構成される極小のLEDを採用した。一方で、有機ELにおける有機物は無機素材(うんちくを語りたい読者のために書いておくと、窒化ガリウムという物資だ)に置き換えられた。

ソネイラは「有機ELは有機素材を使っているため、経年劣化で明るさが失われます。また劣化が均等でなければ、画面にムラが出じる可能性もあります」と話す。「LEDは無機物で有機ELより明るく、劣化の影響も受けにくくできます」。また有機ELは、長時間にわたり同じ画像を表示し続けると、別の物を表示したときに残像が出てしまう「焼き付き」を起こすこともある。

さらに有機ELは、その製造工程のために形状と大きさに制約がある。サムスンはザ・ウォールに使われているマイクロLED技術を「モジュラー」と表現している。これはどうやら、LEDパネルのサイズは購入者の注文通りに設定が可能ということらしい。

つまり最高のテレビということだ。どのピクセルも有機ELと等しい画質で経年劣化もない。では何が問題なのだろう? それは消費者がどれだけ辛抱強く待てるかによる。

いつ手に入るのか
サムスンは年内に市場投入する方針を表明したが、広報担当は「使われている最先端技術に見合った価格で」と話している。ざっくり言い換えれば、「自家用ヨットと似たような値段で」ということだ。

ただし、金さえ払えば今年中にこの製品を買えるというわけではない。来年も無理だ。再来年でも難しいだろう。市場調査会社IHSマークイットのポール・ガノンは「現状ではコンシューマープロダクトと呼ぶには少し無理があります」と指摘する。

ガノンは一定数が店頭に並ぶまでには最低でも4年はかかるとの見方を示している。また大量生産が可能になっても、目の玉が飛び出るような価格であることに変わりはない。マイクロLEDがこれほどまでに魅力的なのは、どのような規模であっても冗談かと思えるほどに生産が難しいという事実だ。

ソネイラは「マイクロLEDの素子はサブピクセルごとに組み立てる必要があります。4Kテレビには約2,500万個のサブピクセルがあり、すべてが組み立てられたうえできちんと動作しなければならないのです」と説明する。

というわけで、現状ではマイクロLEDはスマートウォッチやスマートフォンへの適用しか検討されていない。アップルは14年にマイクロLEDディスプレイ技術を手がけるLuxVue Technologyを買収したが、これはおそらく小型ディスプレイを念頭に置いた動きだった。

しかし、Apple WatchですらまだマイクロLEDを採用していない。146インチの「壁」に散りばめられたサブピクセルを実現するのが、どれだけ大変か想像してみてほしい。

そうは言っても、現段階で予想される時間枠はそれほどの重要性はもっていない。そう遠くない昔、4Kテレビはとても手の届かないものだと考えられていたが、いまではごく普通になっている。また一方で、マイクロLEDは時代を飛び超えるような技術的進歩ではなく、有機ELですでに実現されたことを補完しているだけだ。

ではなぜこれほどまでに騒がれているのか? それは18年現在で有機ELを生産するのはLGただ1社だからだ(ソニーは有機ELパネルをLGから調達している)。

サムスンのような巨大企業なら、長い目で見れば競合に頼るよりも、自社で技術革新を進めるほうが理にかなっている。同社はこれまでもLEDに多額の投資をしてきたのだから、なおさらだ。

ということで、ザ・ウォールの発表が実現した。既存のテレビにかなり似たものをつくり出すための、本当に素晴らしい次世代技術を用いた新製品だ。

BRIAN BARRETT
2018年01月11日

button_15.jpg  韓国KAIST、髪の毛よりも細い繊維に高性能なOLEDの製作に成功

発行日:2018.01.03 ET News

髪の毛よりも細い繊維に高性能有機EL(OLED)を実装する技術が開発された。高性能ウェアラブルディスプレイの商用化が遠くない。 KAIST(総長シンソンチョル)はチェギョンチョル電気電子工学教授、博士課程のチームが巻糸である3次元繊維構造に適合するように改善した「ディップコーティング工程」を活用して、非常に細い繊維の上に高性能OLEDを実装することができる技術を開発したと3日明らかにした。


<繊維型有機ELを生地に織りして駆動した様子>

繊維型ウェアラブルディスプレイは、未来の先端技術である。まだ機器の実装に焦点を当てている分野だ。糸を有機物溶液に浸しOLEDの機能層薄膜を形成する過程で素子性能と耐久性が従来の平板OLED素子に比べてはるかに低く、実用化には限界があった。

研究チームは、新しいディップコーティング工程で、この問題を解決した。シンプルな機能層構造を細分・最適化した。機能層を複数形成し、電子注入層と輸送層の電子移動を容易にした。電気性能を向上させるポリエチルをはじめとする各種物質を添加する方法を書いた。

研究チームは、この工程を活用して、パフォーマンスを損なうことなくu当たり1万カンデラ(cd)の輝度、アンペア(A)当たり11cd以上の効率を示す材料の実装に成功した。


<ディップコーティング法を利用した高性能繊維型有機発光ダイオード(OLED)工程の模式図>

最適化され機能層は、素子の耐久性も高める。4.3%の変形後もOLEDの性能がよく維持されていることが分かった。OLED素子を直接生地に織りも、パフォーマンスに問題がなかった。髪の毛より細い90マイクロメートル(㎛)の糸に行われた繊維もOLEDを形成することができる。工程は摂氏105度以下の概ね低い温度で行われ、熱に弱い一般の繊維にも適用可能である。

チェ教授は「性能が低い従来の繊維型ウェアラブルダイオードを改善高性能のOLED製造技術を開発した」とし「高性能繊維型ウェアラブルディスプレイの商用化の道を開いた」と述べた。

大田=キム・ヨンジュン記者kyj85@etnews.com

button_15.jpg  2018年のLGはAIテレビに注力。新プロセッサ「α9」で高画質化される有機ELテレビ

1/9(火) Impress Watch

 LG ElectronicsはCES 2018開催に先駆けてラスベガス市内のマンダレイベイ・コンベンションセンターでプレスカンファレンスを行ない、AIプラットフォーム「LG ThinQ」を使った家電連携やα9プロセッサによる高画質化、Googleアシスタント連携などの戦略を発表した。

■賢く家電を制御するAIプラットフォーム「LG ThinQ」

 LG Electronicsのプレジデント兼CTOのI.P.PARK博士は「2018年のLGが最も注力する技術テーマはAIである」と開口一番に宣言し、LGのAIプラットフォーム「LG ThinQ」を発表した。

 LG ThinQはクラウドベースの機械学習型AIフレームワークで、LG製家電を無線LANベースで相互接続し、クラウド側のAIの支援を受けて各家電を有機的に制御して、ユーザーの好みや生活スタイルに合わせた機能を提供するもの。

 各家庭における家電の使われ方、各ユーザーの各家電の活用の仕方を学習し、使い込めば使い込むほど各家電の機能の相互連携性が高まっていくと説明した。クラウド側にAIコアは存在するが、AIが学習するデータは各家庭やユーザーのアカウントごとに管理される仕組み。

 LG ThinQのクラウド側のAIシステムは「DeepThinQ」と呼ばれ、LG ThinQプラットフォームのバックエンドを務める。

 このバックエンドシステム側は、GoogleやAmazonが展開するAIサービスとの相互連携もできるよう設計されており、LG ThinQユーザーは、それぞれを区別することなくシームレスに利用できるという。

 LG Electronicsは、AIによる電子機器の相互連携やIoT規格の標準化団体であるOpen Connectivity Foundation(OCF)に加盟している。DeepThinQもOCFと連携し、他社のAIプラットフォームとの相互連携を深めていく。

 LG ThinQプラットフォームのフロントエンドを務めるAIエージェントロボット「LG CLOi」(クロイと発音)も発表。LG ThinQはスマートフォンでも活用できるが、「LG CLOi」は対人インターフェースの役割を果たすことになる。こうしたAIエージェントロボットは、世界中の各家電メーカーが関心を示し始めた製品ジャンルで、LGも例外ではない。

■LG製テレビにもAIが搭載され、さらに“スマート”なテレビに

 続いてテレビ。AI傾倒の戦略は2018年モデルのLGテレビ製品にも波及する。

 自然言語による音声コマンドによるテレビの機能の制御だけでなく、「この映画のサントラを探して」「この映画の出演者リストが見たい」「この映画が終わったらテレビを消して」といった、現在、視聴中のテレビ番組のコンテンツメタデータに関連した操作もできることが示された。

 また、Googleアシスタントも利用できるようになり、事実上、スマートスピーカーのGoogle Homeシリーズを包括した機能も利用できるようになるとのこと。スマートスピーカーとは違い、テレビ製品には画面があるので地図アプリや写真アプリなども利用できる分、利便性に優れることが強調された。

■新型映像エンジン「α9」とは?

 話題はLGの新型映像処理プロセッサ(映像エンジン)「α9」へ。α9は、LGの映像技術を結集させた映像エンジンで、特にLG式の白色サブピクセル有機ELパネルの表示特性を最適化する狙いがあるそうだ。

 超解像的な処理においては、ヒストグラムに基づく信号処理的なシャープネス強化ではなく、映像中のオブジェクト単位の適応型の処理を行なうと言及。たとえば、ヒマワリの花があれば、そのヒマワリの花に対して、最適な超解像処理を行なうという。

 色調補正は、RGB+Wの4色サブピクセルからなるLGの有機ELパネルではとても重要な機能となるのだが、α9ではカラーボリュームに対して先代映像エンジンに対して7倍以上も細かく補正が可能になるという。

 補間フレームを生成してフレームレートを引き上げて表示させるハイフレームレート変換機能に対応するだけでなく、ネイティブ120fpsコンテンツへの表示にも対応している。

 ハイダイナミックレンジ(HDR)映像表示に際しては最新HDRフォーマットに対応するほか、独自の機能として、HDR映像の明暗分布をリアルタイムに解析して、映像パネル側の表示ポテンシャルに最適化したトーンマッピング(階調補正)を行なう「Dynamic Tone Mapping」機能も搭載。

 これまで、LGの映像エンジンは、日本メーカーのものにやや及ばない印象が強かったが、このα9は説明を聞く限りは、拮抗する技術を搭載しているようだ。

 日本でも有機ELテレビに関しては、LG製のものは認知度が高まっていることもあるので、日本のユーザーにどう受け止められるか、楽しみである。

 また、2018年モデルのLG製有機ELテレビはサウンド機能も改善されたことがアピールされた。仮想音源技術を駆使したバーチャルDolby Atmos再生に対応する。

 LG有機ELテレビの2018年モデルのラインナップは、B8/C8/E8/G8/W8の各シリーズで、画面サイズは55インチ、65インチ、77インチにまで展開。どのモデルにもα9プロセッサが搭載される。

■液晶テレビは「Nano Cell」モデルを継続

 有機ELのイメージが強くなりつつあるLG Electronicsだが、IPS液晶パネルを主軸にした液晶テレビ製品にも力を入れる。

 昨年発表されて北米地区等では好評を博した量子ドット系技術からなるバックライト波長変調技術「Nano Cell」技術を2018年モデルに対して継続させる。

 今年のNano Cellモデルの液晶テレビに関しては全モデル、バックライトシステムを直下型のエリア駆動に対応させる。

 LG製Nano Cell対応液晶テレビの2018年モデルのラインナップは、SK9500、SK8500、SK8000からなり、これらのモデルにはα9ではなく、液晶パネルに最適化した「α7」プロセッサが搭載されるとのことである。

 AIへ注力し、AIプラットフォームを幅広い家電製品に展開する方針を強調したLG。この戦略を日本では、どのように展開していくのかは気になるところ。

 ブースでは、新テレビ製品群の実機展示やα9映像エンジンのデモも公開される。そのあたりの詳細は、ブースレポートにてフォローしたいと思う。

AV Watch,トライゼット西川善司

button_15.jpg  有機EL高精細化した「VIVE Pro」。ハイレゾヘッドフォン付属、無線アダプタも

1/9(火) Impress Watch

 HTCは8日(米国時間)、新型VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)「VIVE Pro」を発表。内蔵の有機ELパネルが高精細化し、新たにヘッドバンドに着脱可能なハイレゾ対応ヘッドフォンも備える。発売時期や価格は、近日中に発表予定。

 VIVEの上位モデルで、両眼で2,880×1,600ドット(615ppi)、90Hz駆動の有機EL(AMOLED)を備え、解像度を従来より78%向上させた(VIVEは両眼2,160×1,200ドット)。視野角は110度。リフレッシュレートは90Hz。

 ヘッドバンドに装着できるハイレゾヘッドフォンも用意。ハイレゾロゴの認証を取得している。デジタルアンプを内蔵し、高インピーダンスのヘッドフォンも利用できる。

 前面にはデュアルフロントフェイスカメラを搭載。周囲の物体の輪郭をVR上に再現して、HMDをつけたまま室内の環境を把握できる「Chaperone」に対応する。また、アクティブノイズキャンセル機能を備えたデュアルマイクにより、HMDを着けたまま周囲の音を聞くことも可能。

 最新のSteamVRトラッキングシステムを採用し、マルチプレーヤーでのVRゲームプレイにも対応する。

 人間工学に基づき、ヘッドセットの前面の重量を減らして重心を最適化し、装着性を改善した。インターフェイスはUSB 3.0対応のUSB Type-C端子、DisplayPort 1.2、Bluetooth。

 また、VIVE/VIVE Proに対応する無線アダプタ「VIVE Wireless Adaptor」を2018年第3四半期に出荷予定。インテルのWiGigを採用し、60GHz帯域で映像/音声データの転送を行なうことで、ワイヤレスのVR体験を提供する。

AV Watch,庄司亮一

button_15.jpg  【台湾】HTC、高画質HMDなどVR新製品発表

1/10(水) NNA

 スマートフォン大手の宏達国際電子(HTC)は米ラスベガスで現地時間8日、9日に開幕した世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」に先立ち、仮想現実(VR)関連の新製品2種を発表した。9日付自由時報が伝えた。
 新製品は、VR専用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「HTC Vive(バイブ)」の高解像度版「Viveプロ」と、ViveやViveプロをパソコン(PC)に接続せずに使用可能にする「Vive・ワイヤレスアダプター」。このうちバイブ・ワイヤレスアダプターは、第3四半期(7〜9月)の発売を予定している。
 Viveプロは、デュアル有機EL(OLED)ディスプレーの搭載が最大の特長で、これにより解像度はViveに比べて78%高い2,880×1,600ピクセルに向上した。このほかハイエンドイヤホンの搭載やスピーカーの内蔵、端末前面の重量を軽減し全体の重量を均等にした点などが売り。同製品の発売情報や価格は後日、発表する。
 Viveワイヤレスアダプターは、60ギガヘルツ(GHz)帯の無線通信規格である「ワイギグ」を採用。遅延を抑えた高効率な通信を実現する。
 HTCはまたソフトウエアも強化する方針を示しており、VR動画プレーヤー「Vive ビデオ」のバージョンアップモデルなども初披露した。

button_15.jpg  パナソニック、12月にも8Kテレビを商品化--“液晶先行”の目論見とは

1/10(水) CNET Japan

 パナソニックは、2018年12月にも、国内で8Kの本放送が開始されるのにあわせて、8Kテレビを投入する計画を明らかにした。米ラスベガスで開催中の家電見本市の「CES 2018」の会場で、同社関係者が明らかにした。

 まずは、液晶パネルを使用して8Kテレビを商品化。その後、有機ELパネルを使用した8Kテレビを投入する予定だという。

 同社では、有機ELテレビをフラッグシップに位置づけているが、有機ELパネルの調達先が1社に限定されること、歩留まりの問題があり、調達コストが高いこと、8Kテレビの本放送開始にあわせるには、液晶パネルによる商品化の方が早いと判断して、液晶パネルでの8Kテレビの商品化を先行する。

 「8K放送は、日本独自の部分があり、まずは日本での販売を先行する。8Kならではの高画質の価値は、75型以上の大画面テレビによって発揮されることになる。大画面サイズでの商品化を計画している」という。

 一方で、同社では、有機ELテレビの販売拡大に取り組んでいる。現在、日本国内においては、4Kテレビ全体の約6%を有機ELテレビが占めており、2018年は年間10万台の有機ELテレビの出荷が見込まれている。

 パナソニックでは、有機ELテレビ分野において、35%のシェアを獲得しているが、これを2019年には販売台数を倍増させて、40%のシェア獲得を目指すという。

 「有機ELテレビは、実売価格が40万円を切ってから販売に弾みがついている」として、今後も有機ELテレビの販売に力を注ぐ格好だ。

 だが、液晶テレビとの販売も両立していく。「液晶テレビと有機ELテレビの価格帯が一緒になることはないため、価格帯によって、異なるニーズに対して売り分けていくことなる」という。

HDR10+は有機ELよりも液晶で力を発揮

 パナソニックは、サムスン、20世紀フォックスと共同で、HDRの拡張規格である「HDR10+」を発表しており、この普及にも力を注いでいる。同規格の特徴は、シーンごとやフレームごとにデータを持ち、明るいシーンと暗いシーンがあっても、それぞれに最適化した画質を再現できるようになる点にある。ダイナミックトーンマッピングと呼ばれるこの技術によって、輝度やコントラストを最適化してディスプレイに表示する。

 「HDR10+は、高画質の有機テレビよりも、低価格の液晶テレビなどの画質を高める点で効果がある。液晶テレビをより楽しめる環境が整うことになる」とする。HDR10+規格には、ワーナー・ブラザースとAmazonが新たに参加。今後の普及が期待される。

 パナソニックは、CES 2018において、新たな4K有機ELテレビを発表している。

 発表したのは、「TX-65FZ950/55FZ950」と「TX-65FZ800/55FZ800」で、いずれも65型と55型を用意。欧州では6月からの発売を予定。日本での発売時期は未定としている。従来から発売している77型の「TX-77EZ1000」を加えて、海外では5モデルを販売することになる。日本では、65型の「TX-65EZ1000」も販売している。

 新製品では、暗めのシーンと明るめのシーンで、それぞれ最適化した「3D-LUT(ルックアップテーブル)」を採用。シーンに応じて最適な設定をすることで、色とコントラストの表現力を高め、映画制作者の意図をより正確に再現できるという。

 また、FZ950シリーズでは、同社の高級オーディオブランドである「テクニクス」の音響技術を採用した「Tuned by Technics」としており、とくに低音域の表現力を強化しているという。

 パナソニックは、テレビ事業において、日本および欧州を重点市場と位置づけ、さらに有機ELテレビをフラッグシップとしている。今後の製品展開においても、まずはこの2つの市場を重視しながら、有機ELテレビでの存在感を高めていく考えだ。そこに、8Kテレビをどんな形で離陸させるのかが注目される。

button_15.jpg  シャープ、スマホに有機EL アクオス高級機種に採用

1/10(水) 朝日新聞デジタル

 シャープは、今夏にも発売になる同社製スマートフォンの画面に、有機ELパネルを初めて採用する。これまでは液晶パネルを使っていた。昨年末に試作品の出荷を始めた、三重工場(三重県多気町)と堺工場(堺市)の生産設備を、本格的に稼働させる。

 有機ELは素材が自ら光るため、バックライトが必要な液晶よりも薄く、軽くできる。曲げにくいガラスを使う液晶と比べ、曲面をつくりやすく、自由な設計ができる利点もある。このため、昨年初めて米アップルが「iPhone(アイフォーン)X(テン)」に採用するなど、各国のスマホメーカーが液晶から切り替えつつある。

 ところが現状では、スマホ用の有機ELパネルは韓国のサムスン電子が、ほぼ市場を独占している。液晶が得意なシャープ、ジャパンディスプレイ(JDI)の日本勢は、有機ELでは出遅れていた。

 シャープはこれまで、三重と堺の2工場に、計数百億円を投じて、有機ELの製造ラインを整備している。まずはこのラインを活用する範囲で、自社ブランド「アクオス」の高級機種に採用する。パネルの品質を示すことで、将来はアップルや中国系のメーカーなど、外部への販売を目指す狙いもありそうだ。

 JDIも、2019年からスマホ用の有機ELパネルの量産を始めるとしている。(金本有加)
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