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2017年06月21日

button_15.jpg  プレスリリース:三菱マテリアル、有機ELディスプレイ用銀合金スパッタリングターゲットの新製品

2017年6月19日

有機ELディスプレイ用銀合金スパッタリングターゲットの新製品
「DIASILVER(ダイヤシルバー)201-100」を開発、量産開始


三菱マテリアル株式会社(取締役社長:竹内 章、資本金:1,194億円)の電子材料事業カンパニーは、有機ELディスプレイ用銀合金スパッタリングターゲットの新製品「DIASILVER(ダイヤシルバー)201-100」を開発し、量産を開始しました。また、今回の開発に合わせて、銀合金スパッタリングターゲットの製品ブランド「DIASILVER(ダイヤシルバー)」シリーズを新たに立ち上げ、今後積極的な市場展開を図ってまいりますので、お知らせいたします。

スパッタリングターゲットは、対象とする電子基板に原子レベルで合金や金属酸化物等の物質を付着させ、薄い膜を形成するための電子材料です。銀には「高反射率」、「低電気抵抗」という特長があることから、銀合金スパッタリングターゲットは反射膜、電極膜、配線膜、あるいは半透明膜(半透過膜)を形成するために使われています。

当社の有機ELディスプレイ向け銀合金スパッタリングターゲットは、形成された薄膜電極がもつ高い可視光反射率と耐食性、および低電気抵抗という特長と高品質のターゲット製造技術により、ディスプレイの高輝度化および長寿命化に貢献してまいりました。その結果、長年にわたって9割を超える圧倒的な市場占有率(自社推定)を確保し、業界のスタンダードとしてお客様にお使いいただいております。

このたび開発した「DIASILVER(ダイヤシルバー) 201-100」は、以下の特長と効果を有しており、有機ELディスプレイに加えて、フレキシブルディスプレイおよび液晶ディスプレイ等への用途拡大も期待されています。

【特長】
1)ターゲット材を形成する結晶の平均粒径が100μm以下と金属組織がより微細。
従来品は400μm以下。
2)接合や貼り合わせ等の継ぎ目無しで大型サイズ※に対応。
(平板型)一体型G6、分割型G11 (円筒型)G8.5
3)金属組織がターゲット全体にわたって均一。
ターゲット材の面内および厚さ方向の結晶粒径のばらつきが20%以内。

【効果】
1)大型基板に形成された薄膜の基板内における膜特性(電気特性、反射特性)の均一性向上により、
有機ELディスプレイの画像品質が改善。
2)スパッタ中の異常放電(アーク放電)、スプラッシュ(ターゲット材の飛散)低減により、
有機ELディスプレイの生産歩留まりが改善。
3)大型サイズ化に伴う用途拡大。

当社は、ビジョンの中で「ユニークな技術により、人と地球と社会のために新たなマテリアルを創造し、循環型社会に貢献するリーディングカンパニー」となることを掲げております。今後も市場ニーズを先取りしたユニークで高付加価値な製品を開発してお客様に提供してまいります。

※フラットパネルディスプレイ製造用のガラス基板(マザーガラス)の面積が大きくなるにつれて、第1世代、第2世代...と表現される。G6は第6世代で一般に一辺が1500mm×1800mm、G8.5は第8.5世代で2200mm×2500mm、G11は第11世代で2940mm×3370mmのマザーガラスを指し、スパッタリングターゲットはマザーガラスより更に大きいサイズが必要である。
2017年06月18日

button_15.jpg  ノバレッド、ドイツのドレスデンでOLED材料の生産設備とR&Dセンターを着工

2017年 6月 16日 UBIリサーチ

ドイツNovaledは、2017年6月12日にドイツのドレスデンで、OLED材料生産設備とR&Dセンターなど、着工記念式を開催した。

Novaledによると、ドレスデン北側に10,200m2の敷地に長さ110mのR&Dセンター、ISO5とISO7のクリーンルーム、研究所など、OLED材料生産設備と社屋を建設すると発表した。全ての設備が完成したら、建物面積が6,160m2で次世代のOLED材料開発が加速する期待されている。

2013年にNoveledを買収した韓国Samsung SDIは、2,500万ユーロの投資を決定し、今回の投資をきっかけに、次世代のOLED主要材料の事業拡大を行う。

Novaled CEOのGerd Günther氏は、「顧客、供給メーカー、社員のために、アクセスしやすい場所、高度なインフラ、最先端装置、開発チームのための広い空間など、新しい拠点は、様々な利点を持っている。今回の着工は、OLED技術革新をリードし、新市場を開くことで、顧客とアプリケーションを獲得できる最高の前提条件だ」と述べた。

Novaledは、現在は量産向けOLED有機ドーパントを供給している供給メーカーとして知られている。Novaledのドーピング技術は、ほぼ産業標準として位置付けられており、多くのスマートフォンとタブレッドのようなOLEDディスプレイ、ドイツAudi TTのテールランプのようなOLED照明、有機太陽電池のような応用装置に採用されている。

2017年06月17日

button_15.jpg  UBI Researchから、 OLED製造用装置市場レポート発刊

2017年 6月 16日 UBIリサーチ

■ 今後5年間、世界のOLED製造装置市場規模は849億米ドルになる見通し

■ 韓国と中国パネルメーカーによる装置への投資規模は全体の90%を占める

分析工房から発売している、UBI Researchが発刊した『2017 OLED製造装置アニュアルレポート』は、全体のOLED製造装置市場規模は、2017年から2021年の二年間で、総849億米ドル(約93兆ウォン)になると見通した。2017年にはOLED装置へ164億米ドル(約18兆ウォン)規模の投資を行う。

OLED装置市場を分析するために、装置を工程別にTFT、OLED、封止(Encapsulation)、セル(Cell)、モジュールの五つに分類した。各工程別の物流装置と検査装置を含む投資費用を計算し、タッチパネル関連装置は市場分析から除外した。

UBI Researchチャン・ヒョンジュン先任研究員は、OLED産業をリードしている韓国パネルメーカーによる継続的な投資と中国の後発パネルメーカーによる大規模投資から、韓国と中国がOLED装置市場をリードすると見込んだ。

本レポートで、国別のOLED装置市場は、2017年から2021年まで中国が全体の48%、韓国が全体の42%を占め、この二国がOLED装置市場をリードすると予想される。韓国と中国は2017年と2018年に、328億米ドル(約36兆ウォン)の大規模投資を行うと予想される。

韓国では、Samsung Displayが、自社のギャラクシーシリーズと米国Appleに採用する中小型OLEDラインへの投資を拡大し、LG Displayは、大型OLEDラインと中小型OLEDラインへ同時に投資している。中国では、BOEとCSOTがOLEDラインへ積極的な投資を行うと見込まれており、特にBOEは2017年から中小型OLEDラインへ毎年3万枚以上投資すると予想される。


<左) 国別OLED装置市場占有率, 右) 工程別OLED装置市場占有率>

2017年から2021年まで工程別OLED装置の市場占有率は、TFT装置が45%、OLED画素形成装置が17%、封止(Encapsulation)装置とセル装置が各々13%、モジュール製造装置が12%になると見込んだ。今後フレキシブルOLEDに対する需要は大きく増加すると見られており、セル装置とモジュール装置の市場占有率は、全体の25%まで拡大し、一層重要なると予想される。
2017年06月13日

button_15.jpg  2017年は有機ELテレビ元年になるのか?

2017年 6月 9日 UBIリサーチ

5月16日、LG Signature TV Wは、米消費者専門メディアであるConsumer Reportsから、TV部門評価で89点を獲得した。この評価は、歴代最高点として、同年4月に「今直ぐ買わなければならない最高の4K TV(Best 4K TVs to Buy Right Now)」部門で88点を獲得し、1位となったLG OLED TV(OLED65C7P)の記録を追い越したのだ。

LG Signature TV Wは、OLEDパネルだけではなく、特殊なデザインの仕上げ素材を採用し、厚みを最小化(壁掛けTVの据え置きスタンド含み4mm)し、画面以外の不要な部分を無くし、没入感を極大化した製品である。 また、先日のCES 2017では「最高賞(Best of the Best)」と「最高TV賞(Best TV Product)」を受賞し、米Engadgetより「芸術作品に近い美しいTV」と評価されたこともある。

また、2位に選ばれたのは、LG Ultra OLED TVとソニーOLED TVだった。Consumer Reportsにより1位から10位まで選ばれた11モデルの中で、OLEDパネルが採用されたTVは10モデルで、LCDが採用されたTVソニーのBRAVIA、1モデルだけだった。

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このようにOLED TVは、優れた画質などの特徴を持ち、消費者から大きな関心を集めている。3月にUBI Researchが主催した第3回OLED Korea Conferenceで、LG Displayユン・スヨン常務は「米Best Buyの売り場で、OLED TVの配置が端から中央に変更された」と語り、OLED TVがプレミアムTV市場の主流になりつつあることを示した。また、多くの後発メーカーも相次いでOLED TV市場に参入し、製品発売の計画を明らかにしている。

東芝は、3月に55型と65型OLED TV Regzaを発売し、ドイツのハイエンドブランドLoeweも5月1日に55型と65型の4K解像度OLED TV新製品Bild 9シリーズ’を発売し、プレミアムTV市場でOLED TVが本格的に販売され始めた。

また、CES 2017でOLED TVを初公開し、大きな話題を呼んだソニーは、5月8日に4K BRAVIA AMOLED TV A1Eシリーズの中で、55型と65型を6月から日本で販売すると公式に発表した。パナソニックも5月14日に、4K OLED TVでありVIERA2シリーズの中で、EZ900、950、1000を6月から日本で先行販売すると発表した。

UBI Research李・チュンフン代表(首席アナリスト)は、4月トピックセミナーで、2017年にソニーのOLED TVが約40万台販売されると見込ながら、OLED TV市場全体の占有率は、2017年に約27%になり、2021年には約38%まで拡大すると予想した。
2017年06月09日

button_15.jpg  '17年の4Kテレビ販売は前年比3割増の140万台、GfK予測。有機ELは4月時点で7倍

6/9(金) impress watch

 GfKジャパンは9日、家電量販店やネット通販などにおける2017年の4Kテレビや有機ELテレビの販売動向を発表した。'17年1〜4月の4Kテレビ販売台数は前年比76%増で、’17年通年では前年から40万台増の140万台を見込む。有機ELテレビは4月時点で販売台数が前年の約7倍に増加した。

 今回の発表は、家電量販店、総合量販店、地域量販店、インターネット販売の各販売チャネルにおける販売実績を元に、市場規模相当まで拡大推計したもの。

■4K TVは40〜45型がけん引。有機ELが今後の活性化要因

 2017年1〜4月の国内テレビ販売における4Kテレビの構成比は、数量ベースでは前年同期の16%から28%へ、金額ベースでは同42%から57%へ上昇。なかでも40〜45型は各メーカーが注力しており、販売モデル数も1年で1.75倍に増加し、販売拡大をけん引。同サイズの1〜4月の販売は、数量前年比が119%増、金額は前年比77%増となった。

 一方で、4月のテレビ販売における4Kテレビの数量構成比を見ると、46型以上では8割を超えたのに対し、40〜45型では41%にとどまる。GfKは「(40〜45型は)拡大の余地も大きい。4Kへの移行が期待される」としている。

 4Kテレビの平均価格は全体的に値ごろ感が強まり、最も販売数量が多い49型の1〜4月の平均価格は、前年同期を19%下回る129,900円。フルHD機種との価格差は48,900円まで縮まったことも、販売を後押ししたと見ている。

 有機ELテレビについては、テレビ販売における数量構成比は4月時点では1%未満だが、販売台数は1年前の約7倍に増加。'17年は複数の国内メーカーから有機ELテレビが発売され、売場の活性化要因と見られている。

 2017年のテレビ販売見通しは、「テレビ全体の買い替え需要や大画面テレビへの移行が追い風。エコポイント制度やアナログ停波時のテレビ購入者の買い替え需要は徐々に顕在化しており、前年同期からプラス成長となる月が増加。購入テレビの平均画面サイズは2年間で3.6インチ大きい35.9インチとなった。画質の良さがよりアピールされやすい環境になってきた」としている。2017年の4Kテレビ販売台数は、前年から約40万台増の140万台を見込む。

AV Watch,庄司亮一
2017年06月02日

button_15.jpg  コニカミノルタとパイオニア、有機EL照明事業の新会社設立…車載用商品開発へ

6/1(木) レスポンス

コニカミノルタとパイオニアは、6月1日付で、有機EL照明事業を行う合弁会社「コニカミノルタ パイオニア OLED」を設立したと発表した。

コニカミノルタは、独自のコア技術を活かし、2011年にはりん光発光材料のみを使用した有機EL照明パネルの世界初の商品化を実現。さらに2014年には、りん光発光材料を使用した世界最高効率の白色有機EL照明パネルを発表し注目を集めている。一方パイオニアは、1997年に世界で初めて有機ELディスプレイを量産出荷し、車載機器にも搭載するなど、累計販売は1億4000万枚を超えており、これまでに数多くの有機ELに関する技術を蓄積している。

新会社では、コニカミノルタの保有する「ロール・ツー・ロール方式のフレキシブルパネル製造装置および量産技術」、パイオニアの保有する「有機ELパネルの量産および市場導入実績とカーエレクトロニクスOEMビジネスのノウハウ」といった両社の強みによるシナジーを発揮。両社の有機EL照明事業における事業企画、商品企画、商品開発、生産技術開発および販売を行う。

両社は、今回の新会社設立により、これまで取り組んできたインジケーター用照明、広告用照明、美容照明、医療照明に加え、新領域である車載用照明を提供し、有機EL照明事業の立ち上げを加速していく。

《レスポンス 纐纈敏也@DAYS》
2017年06月01日

button_15.jpg  速報ーー!「iPhone 9」はさらに画面が大きくなるそうです

ギズモード・ジャパン 5/30(火)

来年、僕らはなにをしているだろう?

と思わず考え込んでしまいそうな、2018年に登場するであろう「iPhone 9」の噂が登場しました。今年の「iPhone 8」のことすら良くわかっていないというのに…。

韓国メディアTHE INVESTORが得たiPhoneのディスプレイ製造企業の情報によれば、どうやらiPhone 9は5.28インチと6.46インチというかなりの大画面を搭載するとのこと(iPhone 7 Plusが5.5インチ)。これは今年の登場が予測される「iPhone 7s」「iPhone 7s Plus」を置き換えるものとなるのかな? またiPhone 8でも噂されていますが、iPhone 9では両モデルとも有機ELディスプレイを採用するそうです。

iPhone 8は5.8インチディスプレイを搭載しながら、上下左右のベゼルをほとんど無くすことで本体サイズがiPhone 7sとiPhone 7s Plusの中間程度になるとの情報があります。もしiPhone 9に5.28インチ/6.46インチディスプレイが搭載されても、ベゼルレスデザインによって本体サイズは今のiPhoneとそれほど変わらないのかもしれませんね。

さてここまでの情報をまとめると、AppleはiPhone 8に有機EL+ベゼルレスディスプレイを搭載し、iPhone 7s/7 Plusは小アップデート。そして、iPhone 7s/7 Plusの後継にあたる5.28/6.46インチのiPhone 9に、有機EL+ベゼルレスディスプレイを搭載する流れになるかもしれません。つまり、2017年で一時的に3モデル構成になり、2018年でiPhone 9の2モデルに戻るという可能性もありますね。

また今回の報道では、iPhone 9製造に向けてSamsung(サムスン)が1億8000万ユニットという膨大な量の有機ELパネルを出荷するとも伝えています。Galaxy S8で美しいベゼルレスデザインを実現したSamsungですが、このままスマホ向けディスプレイ製造で強いリーダーシップを発揮することになるのでしょうか?

source: THE INVESTOR via MacRumors

(塚本直樹)
2017年05月30日

button_15.jpg  【SID 2017】 BOEが世界初のQLEDディスプレイを展示

2017年5月29日 UBIリサーチ

BOEは25日(現地時間)、米国ロサンゼルスで開催されたSID 2017で世界初のelectroluminescence量子ドット技術が適用されたQLEDディスプレイを2種(5インチ、14 インチ)を展示し来場者の大きな関心を集めた。

BOEの5 inch QLEDディスプレイは320 x 240(80ppi)の解像度を持ち、LTPS TFTが適用された。一方、14 inch QLEDディスプレイの解像度は960 x 540(80ppi)であり、oxide TFTが適用された。




今回に公開されたBOEのQLEDディスプレイは、これまでサムスン電子の「photoluminescence量子ドット技術」が適用されたSUHD TVとは異なり、バックライトがない自発光の「electroluminescence量子ドット技術」が適用されたディスプレイからである。

一般的に、量子ドットを利用するディスプレイはメカニズムは2つ(photoluminescence量子ドット技術とelectroluminescence量子ドット技術)に分類される。

Photoluminescence量子ドット技術は、外部光によって刺激された物質が再び光を出すメカニズムを持つ。サムスン電子は、この技術をバックライトから出る青色光にQD sheetをつけた形で活用してLCD TVに適用している。

これに対し、electroluminescence量子ドット技術は、電気を加えたとき、自ら光を出すメカニズムであり、構造は、OLEDと似ている。

UBIリサーチのイ代表は過去のanalyst columnを通じて「photoluminescence量子ドット技術は、ディスプレイの色再現率を向上させるために、現在LCD TVに適用しておりLCD TVとして最高の製品であることには間違いないが、electroluminescence量子ドット技術が適用されてこそ、真の意味でのQLEDディスプレイとなる」と述べている。

BOEの関係者は、QLEDディスプレイに「既存のOLED構造に有機物の代わりに無機物を使用して、信頼性を向上させており、色再現率がOLEDに比らべて広いのが特徴」であり、「100%のインクジェット印刷方式で製作するQLEDは、蒸着法で製作するOLEDに比べて製造コストの削減と、大面積に有利である」と説明した。

これまで業界ではQLEDディスプレイが量産に適用されるまでには少なくとも5年以上かかると予想しているので、BOEのこれらの研究の結果electroluminescence量子ドット技術が適用されたQLEDの商用化をどのようして早めることができるか、またはディスプレイ産業にどのような影響を与えるか帰趨が注目される。
2017年05月28日

button_15.jpg  デザイナー川上元美さん――地場産品、家具に生かす、人と環境に優しく。

[ 2017年5月17日 / 日経MJ(流通新聞) ]

 昔懐かしい竹とんぼをイメージした有機EL(OLED)照明「TAKE−TOMBO」。川上元美さんのデザインと有機ELの産業拠点である山形県の技術の融合を、リビングデザインセンターOZONE(東京・新宿)内のショールーム「Organic LED YAMAGATA」で紹介している。

 直線的でシンプルなフォルムが美しい。薄くて軽いOLEDパネルは回転して角度が変わる。柔らかな色調の面発光の照明はまぶしさを感じさせない。発熱は少なく、水銀など有害物質を含まず紫外線も出ない。自然光に近く、人と環境に優しい次世代の照明に、日本らしさを加えた。

 「昨夏、偶然ここでOLEDを見つけ、自分がデザインした家具に合う絶好の照明ができると確信した」。パネルは30センチ角サイズ限定のため、効率よく長方形を4枚取り、2枚を使用。スケッチを進めると、すんなり竹とんぼになった。

 「若い頃は日本の伝統文化や風土から離れ、西洋文化に憧れ、世の中にないものを求めていた」。イタリアに渡り、プラスチックやプライウッドなどの素材を生かしたユニークな作風が高く評価された。しかし帰国後、オイルショック、東日本大震災など世の中の不穏な出来事を経験するうちに、「エコロジカル」「サスティナブル」など人と環境を重んじるように価値観が変わってきた。

 現在参画する「とまり木プロジェクト」が最たるものだ。東京デザインセンター(東京・品川)と草苅木工(茨城県つくば市)、日本デザインコンサルタント協会が林産業、家具産業、デザイン業の3者連携で、木材の新しい使い方や地産地消の木製品作りを始めた。

 30年にわたり日本各地の家具産業に携わってきた。「今やらなければ、という思いに駆られた」。安価な輸入材に押された地場産材にデザイン力で付加価値をつけ、地産地消の新しいビジネスづくりを目指す。

(ホームファッションコーディネーター 堀和子)

 かわかみ・もとみ 1940年兵庫県生まれ。66年東京芸術大学大学院修士修了後、伊ミラノのアンジェロ・マンジャロッティ建築事務所に。71年川上デザインルーム設立。クラフト、プロダクト、空間、環境デザインを手掛け、毎日デザイン賞など受賞多数。東京芸大などの客員教授を歴任。日本デザイン振興会会長。
2017年05月27日

button_15.jpg  2017年第1四半期でのAMOLED産業の売上実績は、昨年比15%の増加

2017年5月26日 UBIリサーチ

UBIリサーチは、2017年第1四半期でのAMOLEDの売上高が43.1億ドルで、前年同期(2016年第1四半期)比で15%増加したと発表した。出荷量は9,910万台と集計されて、前年同期比で9%増加したことが分かった。

AMOLEDの売上高シェアはスマートフォン 88%、TV 7%の順となった。TVの売上高のシェアは増加し、OLED TV市場が大きく成長していることを示している。

サムスン電子のギャラクシーS8、S8 +リリースアップルのAMOLEDパネルの量産を開始、ソニー、東芝、パナソニックなど日本企業のOLED TV市場参入に第2四半期以降もAMOLED市場は成長を続けるものと思われる。Mobile用AMOLEDは、四半期ごとに1億台以上が出荷されるとみられ、TV用AMOLEDも四半期ごとに30万台以上の出荷量を示すものと予想される。

UBIリサーチは全体のAMOLED市場が2020年まで年平均33%で成長し、約593億ドル規模になると予想した。


2017年05月25日

button_15.jpg  出光興産プレスリリース:中国における有機 EL 事業に関する現地法人設立について

2017 年 5 月 24 日

当社(本社:東京都千代田区、社長:月岡 隆)は、中国における有機ELディスプレイ製造工場への旺盛な投資に伴い、有機 EL 材料のさらなる需要拡大に備え顧客対応を一層強化するため、2017 年 5 月 15 日に中国に現地法人を設立いたしましたので、お知らせいたします。

1.会社設立の背景・目的
近年、スマートフォンや大型テレビ等、多くの製品に有機 EL ディスプレイの採用が進んでおります。中国においては、政府の推進するディスプレイ産業政策を背景として、大手ディスプレイメーカー各社を中心に有機 EL ディスプレイ製造設備への旺盛な投資が進められております。こうしたことから、中国は今後有機 EL ディスプレイ生産国として著しく成長する見込みです。
当社は、2015 年に上海市に有機 EL 材料事業に関する駐在員事務所を開設し、中国市場および顧客の情報収集を行ってまいりました。今回、中国における有機 EL 材料のさらなる需要拡大に備え顧客対応の強化を図るため、上海市に現地法人を設立いたしました。
当社の有機 EL 材料事業に関する海外拠点は、韓国、台湾、スイスに続き、4 か国目であり、今後もお客様のニーズに応えるべく、開発・製造・販売体制を一層強化するとともに、有機 EL 材料のグローバルメーカーとして事業の拡大を進めてまいります。

2.会社概要
(1)名称 : 出光電子材料(上海)有限公司
(2)所在地 : 中華人民共和国上海市長寧区婁山関路 523 号 12 楼 05 单元
(3)会社設立年月日 : 2017 年 5 月 15 日
(4)資本金 : 530 万人民元(RMB) ※約 90 百万円
(5)出資比率 : 出光興産 100%

3.今後の見通し
本件による当社 2017 年度連結業績への影響はありません。
2017年05月16日

button_15.jpg  メルク、SID 2017でインクジェット印刷向けの溶液材料開発を発表

2017年5月12日 UBIリサーチ

メルクは21日に開催されるSID Display Week 2017で、新しいディスプレイ技術と今後進行されるプロジェクトを公開する予定だと明らかにした。

さらに、メルクは「The Perfect Pixel - Advanced materials for display and beyond」をテーマに、幅広い製品とサービスのポートフォリオを展示する予定だ。

メルクのディスプレイ材料事業部ジェネラル・マネージャであるMichael Heckmeierは「私たちは、お客様との緊密な関係を通じ、ディスプレイの技術だけでなく、品質と信頼性、サービスを徐々に向上させている」と述べた。

また、Michacel Heakmeier総括責任者は、「継続的な開発を通じて大手企業での地位をさらに確固たるものにすること」であり、「環境に優しい、より効率的な生産プロセスを開発することにより、最終的な消費者に、より優れた体験を提供する」と今後の計画を明らかにした。
このため、メルクは「デザインの制約がないか、しなやかさ、または色再現性、コントラスト比、エネルギー効率の高いディスプレイのほか、液晶ウィンドウ(liquid crystal window、LCW)モジュールなどの革新的な製品に焦点を当てる」と付け加えた。

メルクはSIDの会議でインクジェット印刷向けの溶液材料開発の現状について発表する予定である。

メルクによると、インクジェット印刷で作ったredとgreen層は、真空蒸着技術で作られたものと同様の効率を示している。インクジェット印刷方式はGen8以上からRGBピクセル構造の大面積OLEDパネルへの実装が可能であり、材料の使用効率が高く、量産時のコスト削減が可能であるという利点があるので、実用化が注目されている。

一方、メルクは、過去OLED Korea Conferenceで溶液材料については、「Redは16.4%の発光効率とLT95で 2,000hの寿命を、greenは18.7%の発光効率とLT95で 8,000hの寿命を、blueは7.5%の発光効率とLT95で 500hの寿命(1,000cd / m2の基準)を示している」とし、「11%以上の発光効率を有する青色蛍光ドーパントと明るさが20cd / Aレベルに向上された深い赤色燐光ドーパント、明るさが80cd / Aレベルに向上されたroll offを有する緑色燐光ドーパントを開発すること」が目標と述べている。
2017年05月04日

button_15.jpg  コンシューマーレポート、今年もLG製の有機ELテレビに高い評価

2017年4月28日 UBIリサーチ

コンシューマー・レポートは、LG電子のOLED TVを今すぐ購入する必要が最高の4K TVの1位選定に対し、サムスン電子のQLED TVは10位に選ばれた。

去る16日、米国の消費者専門媒体であるコンシューマー・レポートは、「OLED TVはblackを表現する上で、最も素晴らしいので次元が他の画質を提供することができる」と、今年発売されたLG電子のOLED TV OLED65C7Pが「今すぐ購入しなければなら最高の4K TV(Best 4K TVs to Buy Right Now)」に選ばれた。

コンシューマー・レポートは、OLED65C7Pモデルについて「高解像度と優れた画質、優れたサウンド性能を備えた」と「今年のテストした製品の中で最高のHDR性能を備えており、これより良いTVを見つけることは困難だろう」との評価を下した。

この製品についてコンシューマー・レポートは、歴代最高点である88点を付与した。これは去る11月にLG電子のOLED65G6Pが受けた最高スコアの86点を更新したものである。また、LG電子の2016年OLED TVモデルであるOLED65G6Pは86点、OLED65E6Pは85点で続いた。このほか、OLED55E6PとOLED55B6Pは共同で83点を獲得した。

一方、サムスン電子が今年発売したQLED TVのQN65Q8Cは79点を獲得した。これに対してコンシューマー・レポートは、解像度と画質、サウンドは優れているが、高い価格とバックライトによるblack表現の限界、クラウド現象などが減点要因として作用したと説明した。また、コンシューマー・レポートは、業界関係者の話を引用して、真の自発光QLED TVの発売は3年以上の時間が必要だと付け加えた。

一方、UBIリサーチは「Solution process OLED annual report」を通じ、QLED蒸着材料は、現在商用化されているリン光OLED蒸着材料に比べて不足する寿命と効率の問題、環境にやさしい素子の開発、OLEDに比らべて不足するインフラなどの問題があり、人材の補充や開発費の拡充などの積極的な投資とインフラが構築されていない場合、商用化の時期は遅れると見通した。
2017年04月28日

button_15.jpg  リンテック ハイバリアフィルム 有機EL分野に照準 まず照明で実用化

2017年04月28日 化学工業日報

 リンテックは、有機EL(エレクトロルミネッセンス)分野をターゲットとしたハイバリアフィルムの戦力化を急ぐ。ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを基材としたもので、ウエットコーティングとドライプロセスの組み合わせにより透明性、可とう性、高い水蒸気遮断性を高い次元で実現したことが特徴。素子と貼り合わせるための封止シートとともに商業レベルでの生産体制を確立済みで、まず照明用で2018年をめどに実用化を目指す。さらにフレキシブル有機ELディスプレイ用途を視野に入れた光学等方性を持つ樹脂を基材としたフィルムのサンプル供給にも着手している。

button_15.jpg  韓国で、柔らかく曲がる有機EL照明、‘Roll-to-Roll’生産技術開発

2017年 4月 25日 UBIリサーチ

KIMMの先端生産装置研究本部の印刷電子研究室は、既存のRoll-to-Roll印刷電子技術をOLED生産工程に適用することに成功した。Roll-to-Roll真空蒸着装置を導入すればロール状のフィルムにOLED発光有機層と金属電極層を順番に蒸着しながら、一つのチャンバーで柔らかいOLEDを製造できる。同装置で製造するOLEDは1ナノメートルから数百ナノメートル(㎚)の薄い多層の有機・無機薄膜で構成されており、各層は真空熱蒸着工程を経て製造される。


<韓国機械研究院先任研究員クォン・シンと‘Roll-to-Roll’OLED生産装置、参考:韓国機械研究院>

今まで柔らかいOLEDディスプレイを製造するには複雑な工程を経なければならなかった。フィルムを張り付けたガラス基板の上面を蒸着することでOLEDを製造した後、そのガラス基板からフィルムを剥がす方式だった。韓国大手企業が発売した画面の一面が曲がっているスマートフォンのディスプレイも同じ方式で製造されている。段階別に多数の蒸着装置が必要になるだけではなく、更に一度張り付けたフィルムを剥がす作業を行わなければならないため、効率が悪かった。

今回開発された技術を導入すれば、真空状態のチャンバー内にロール状に巻かれているフィルムを流し、その上に有機層と無機層を連続的に蒸着する‘多層蒸着’工程でOLEDを製造できる。製造に必要な時間と設備が大幅減少し、大手企業や中小企業でもこの柔らかいOLEDが製造できるようになる。

この工程を利用し、まずは照明産業へ適用する。生産されたOLED照明は従来のLED照明と異なり、点ではなく面単位で製造することができる。また柔らかい性質を活かして簡単に必要な形に仕上げられる。

KIMMクォン・シン先任研究員は「Roll-to-Roll真空蒸着装置の導入で、次世代ディスプレイとして注目されているフレキシブルOLEDを簡単な工程で連続生産できる。今、国内ではディスプレイ分野の研究開発が停滞しているが、中国が激しいスピードで迫ってきている。このRoll-to-Roll印刷電子技術は、中国との技術力の差をつけ、さらに先にいくための鍵となる主要技術だ」と述べた。

また「実際のディスプレイ製品に使われる赤/緑/青の画素を個別に製造できる微細パターンマスク整列する技術を開発している。この技術が完成したら高解像度のディスプレイに導入し、類似技術を開発しているドイツFraunhofer研究所やコニカミノルタとも格差をつけられる」と付け加えた。

今回の開発は、KIMMが自体的に実施している技術事業化支援プログラムACEの支援により先行研究を踏まえ、2015年10月からは産業通商資源部の経済協力圏事業の支援を受け、GJMと共同研究開発を進められているGJMはOLED蒸着源に関する主要技術を保有している強小企業で、最近は台湾、日本、中国企業に蒸着元を納品する実績を積み上げ、‘Roll-to-Roll’OLED生産装置の本格的な普及に取り組んでいる。

OLED市場調査の専門機関であるUBI Researchの2014年のレポートによると、2020年OLED照明市場の規模は45億米ドルまで成長すると見込まれている。ディスプレイ市場調査の専門機関 IDTechEXの2015年のレポートでもプラスチックとフレキシブルディスプレイ市場は2020年に160億米ドルまで成長する見通すなど持続的拡大が予想されている。
2017年04月25日

button_15.jpg  LGディスプレー、スマートフォン用フレキシブルOLED市場に出荷... サムスンに挑戦

2017.04.18 ET News

LG電子と小米科技(Xiaomi、シャオミ)に戦略スマートフォン用ディスプレイを大量供給

LGディスプレーがスマートフォン用フレキシブル有機EL(OLED)市場に出荷を開始した。LG電子と小米へ戦略スマートフォンにOLEDディスプレイを大量供給する。

サムスンディスプレイが独占してきたスマートフォンOLED市場にLGディスプレーが挑戦し、市場の再編が行われるか注目される。アップルがサムスンのディスプレイに続き、LGディスプレーをOLEDサプライヤに選定すると、すぐに両強の構図が形成されることがあるという見方も出ている。




18日に、業界によると、LGディスプレーは小米にLG電子のスマートフォン用OLEDディスプレイを供給することにした。LGディスプレーは、製品開発に着手し、早ければ第2四半期末から小米にはじめて納品する。

供給される製品は、フレキシブルディスプレイである。両側面が曲がっ形である伝えられた。サムスンディスプレイ、サムスン電子が商用化したデュアルエッジディスプレイと同様な形状と予想される。

納品は小米からだが、主なターゲットはLG電子である。小米よりLG電子の供給量が多くなるという。

LG電子の下半期戦略スマートフォン「Vシリーズ」の搭載が有力である。Vシリーズは、9月または10月に発売されるモデルである。LG電子のスマートフォンのうち、性能と機能が最も優れたフラッグシップスマートフォンである。

LGディスプレーが複数のスマートフォンメーカーにほぼ同時にOLEDを供給するのは異例だ。 LGディスプレーは、画面が上下に曲がっLG電子「Gフレックス」シリーズのフレキシブルOLEDを搭載したことがあるが、LG電子の代表モデルではなく、生産数量も少ない。

業界では、LGディスプレーのOLED生産が円滑でないと推察していた。

シャオミとLG電子への供給は、これまでの問題の改善に成功したことはないかという解釈を生んでいる。 歩留まりや品質など、生産性を引き上げたため、複数のスマートフォンメーカーとの供給契約を結んだのである。

実際にLGディスプレーはスマートフォン用OLED事業に力を入れている。 現在月2万2,000枚規模の第4世代フレキシブルOLED生産ラインを備えているLGディスプレーは慶北亀尾に6世代OLEDライン(E5)を作っている。E5ラインは、第2四半期末で3分の1が稼動する予定である。このラインが完成すると、規模が3万7,000枚に増える。新設ラインでシャオミ向けとLG電子向けの量が生産されることが予想される。

LGディスプレーは、これまでTV用の大型OLEDに注力した。しかしその間にスマートフォン用OLED市場が急速に成長した。液晶(LCD)を使用していたアップルもOLEDに転じた。LGディスプレーはアップルのiPhoneにLCDを10年以上供給した。LGディスプレーとしてスマートフォンOLED市場取り組みが急がれる状況である。シャオミとLG電子へのOLEDの供給は、LGディスプレーの中小型OLED事業に重要な試金石になると予想される。シャオミとLG電子で成果を出せば、AppleとiPhone用のOLED供給交渉も波に乗ることができる。 LGディスプレーの関係者は、シャオミ、LG電子への供給と関連して「顧客情報については確認を与えることができない」と述べた。
2017年04月01日

button_15.jpg  ついに出た有機EテレビL REGZA「65X910」。色、動きのキレ、デザインにみる近未来

Impress Watch 3/31

 2017年は、日本メーカー各社から大画面有機ELテレビが発売される。東芝、ソニー、パナソニックの3社が発売予定だが、一番乗りを果たしたのが東芝のREGZA(レグザ)である。型番は「X910」。これまでのREGZAの最上位「Z」ではなく、Xという新たな名称が与えられたことからも、その気合の入れようが感じられる。

 4K REGZAのフラッグシップシリーズとなり、画面サイズは65型と55型の2モデル展開。実売価格は65型「65X910」が98万円前後、55型の55X910が75万円前後。今回は、65X910を筆者宅に設置して評価した。

■設置性チェック〜映像が浮いて見える「近未来デザイン」。音質良好

 65X910は65型の大画面モデルだ。重量は42.5kgもあり、一人での設置は不可能だ。特に標準スタンドが24kgもあるため、階上に上げる際にはディスプレイ部とスタンド部を分けて運搬した。

 ディスプレイ部の厚みはスペック上は5.8cmだが、これは底面側の膨らんだメイン基板収納部の値。ディスプレイ部は実測で約6mmしかない。極薄な大画面は運搬時のねじれ変形に気を付けたいが、フレーム自体は相当頑丈にできている。

 頑丈な作りの堅牢なフレーム構造ということもあり、見た目の薄さとは裏腹にディスプレイ部の重さは18.5kgとなかなかの重量。何でも自分で組み立てて設置したがり屋の筆者も今回ばかりは、関係者にヘルプをして頂いた。

 画面サイズは142.8×80.4cm。スタンド込みの設置寸法は145.1×85.1×19.0cm。筆者宅の55型REGZA「55Z700X」に対して左右に5cmほど突き出たサイズ感だが、「55型が置けているならば、65型も普通に置ける」という印象を持つ。

 額縁部は上下左右の全てが約12mm。バックライトがどこにもない有機ELパネルだからこそできるデザインというわけである。65型で額縁が12mmしかないと映像はほとんど浮いて見えるという感じで、映像表示状態の65X910は、たたずまいが近未来的である(笑)

 スタンドは回転機構のないリジッドタイプ。非常に低背仕様で、接地面とディスプレイ部最下辺の隙間がわずか26mm、一般的なブルーレイパッケージが2本程度の隙間だ。下辺の額縁も12mm程度しかないので、映像表示部の下辺がとても接地面に近い。55型を常設している筆者の設置環境は、画面が大きければ大きいほど映像の表示位置が高くなっていたのだが、65X910はそういった感じがない。ここは50型クラスからの移行組には嬉しい。

 表示面はグレア(光沢)加工だが、周囲の映り込みは少ない。もちろん映り込みは皆無ではないが「有機ELだから」といった特異感はない。

 下辺の額縁がこんなに狭いし、低背スタンドなのにスピーカーはどこに付けられているのか? この製品を最初に見た筆者は心配になったのだが、その構造を確かめる前に、いつも聞き慣れている音楽を再生してみて、その高音質ぶりに驚かされてしまった。

 何しろ非常に低音がしっかりしていて、バスドラの輪郭もはっきり聞こえるし、ハイハットの高音の鋭くもかすかな減衰音までもが聞こえる。大画面☆マニアの評価では内蔵スピーカーの音は、いつも調整メニューに入っていろいろいじってしまうのだが、今回は調整の必要性を感じなかった。

 65X910のスピーカーは、Z20X比で約200%の大容量バスレフ搭載のフルレンジ+ツイーターの2Wayシステム。出力はフルレンジ15W+15W、ツイーターは8W+8Wで、総出力46Wの贅沢なシステムだ。さらにこのスピーカー特性に合わせたデジタル処理を組み合わせることで、フラットな再生特性にチューニングしているとのこと。アンプもウーハーとツイーターを独立駆動しており、担当者は「CELL REGZAに優るとも劣らず」と自信を見せていた。音楽番組もX910単体で高品位に楽しめる音質性能がある。

 消費電力は定格533W、年間消費電力量260kWh/年。同画面サイズの液晶テレビと比較すると高めの数値だ。もともと有機ELは「光らせる必要のある画素だけを光らせるから、全画面発光が前提の液晶よりも消費電力効率がよい」というメッセージが掲げられていたのだが、それはRGB有機画素での話。X910(というより、現状ほぼすべての有機ELテレビ)が採用するのは、発光した光の1/3しか映像表示に活用できない白色有機EL(RGBW)方式のLG製有機ELパネルで、消費電力は少ないとは言えない。

 また、有機ELにはプラズマと同様に、“焼き付き”の問題もある。X910を始め、最近の有機ELテレビには焼き付き防止策は導入されているが、使わない時にはこまめに消したい。

 なお、液晶もそうなのだが、駆動電極の電荷バランスが崩れた状態で起こる焼き付きであれば白色表示などで復元可能だ。またX910では、電極がらみの軽微な焼き付きであれば「パネルメンテナンス」を実行することで解消が期待できる。ただし、特定サブピクセルの有機材質の過度な劣化に絡んだ焼き付きはこの操作を行なっても解消できないので、やはりユーザーとしてはこまめな電源オフを心がけたい。

■接続性チェック〜有機ELテレビ初! 1080p/120Hz入力にも対応

 接続端子パネルは、画面向かって左側面と背面にレイアウトされている。HDMIは、4系統全てがHDCP2.2、18Gbps対応、HDR対応。ARCはHDMI1のみが対応する。

 接続性に気を遣っている東芝REGZAなので、HDMI階調レベル(RGBレンジ)の設定は手動にも対応。ただ、オート設定が賢いため、今回の評価ではオート設定でPC、PlayStation 4(PS4)などのゲーム機、Ultra HD Blu-rayプレーヤーが正しいHDMI階調設定で表示できていた。

 PCとの接続親和性も良好。PCやPS4 Proとの4K接続がらみで注意したいのは、機能設定」-「外部入力設定」-「HDMIモード選択」で「高速信号モード」を選択するところ。この設定を行なうことで、本機のHDMI伝送モードが18Gbpsモードになり、RGB888/60fps、YUV444/60fps、YUV422/HDR/60fpsの表示が可能になる。それ以外ではフレームレートの制限や色解像度の劣化が伴うので、注意されたし。デフォルトでは互換性に配慮して「通常モード」(10.2Gbpsモード)になっているので設定変更は必須だ。

 製品開発の際に筆者もアドバイスをさせてもらった、高品位なWQHD(2,560×1,440ピクセル)解像度の表示モードと、フルHD(1,920×1,080ピクセル)解像度の120Hz表示モードなどもX910に搭載されている。

 WQHDモードは「まだ4K/60fpsが描画出来る高性能GPUを持っていないがフルHD以上でプレイしたい」というPCゲーミングファンにおあつらえ向きのモードである。

 120Hz表示モードは、65X910にフルHD/120fpsのPCゲーム映像をHDMI入し力し、直接表示できるものになる。最近、120Hz以上のハイリフレッシュレートなPCゲーミングモニター製品がPCゲームファンから人気を集めているが、その多くの製品がTN型液晶パネルだ。X910は、有機ELパネルでこの表示が行なえるのだ。いわば、本機は、世界に類を見ないハイリフレッシュレート表示対応の有機ELゲーミングモニターとしてのポテンシャルを持つわけである。

 筆者は今回の評価で、PCと接続して、この120Hzモードを通常のデスクトップ画面としても使っていたが、ウィンドウ移動の際、目で追うと、ちゃんとウィンドウ内容が見えるところに感動を覚えた。PCゲーミング用途ではもちろん、普段使いにも面白く使えるはずだ。

 120Hzモードは、他社の有機ELテレビ製品には搭載されていないモードだけに、PCユーザーには積極活用してもらいたいところ。

 アナログ入力は、コンポジットビデオ入力のみで、D端子やコンポーネント入力は装備しない。光デジタル音声出力端子も備えている。

 無線LANはIEEE 802.11a/b/g/nに対応(2.4GHz、5GHz)。この他、背面にはEthernet、地デジ/BS・CS/スカパープレミアム用のアンテナ端子、USB端子群が列ぶ。USBはタイムシフトマシン録画用の2系統がUSB 3.0対応、通常録画用がUSB 2.0仕様となっている。

 側面にはUSB 2.0端子、SDメモリーカード、ヘッドフォン端子。SDカードやUSBメモリ、カメラ機器などの静止画、動画再生にも対応し、動画は4K/60Hz解像度まで、コーデックはMPEG-2からMPEG-4 AVC/H.264、HEVC/H.265と幅広く対応。静止画も16,384×16,384ピクセルまで、2億6千万画素のJPGに対応。対応力はかなり優秀だ。

 USBキーボードの接続にも対応。ただ、キーボードが使えたのは番組検索などのキーワード入力のみで、YouTubeのキーワード検索には使えなかった。対応具合にムラがあるのが少し気にかかる。

■操作性チェック〜音声入力対応。まるごとchはザッピングに便利。表示遅延は?

 リモコンは、ここ最近のREGZAで見慣れたデザインのもの。Z700Xと比較すると、音声入力対応している点が大きな違いだが、微妙にボタン配置の違いこそあれ、基本操作に大きな違いはない。

 電源オン操作から地デジ放送が映るまでの所要時間は約10.5秒。これは最近のテレビとしてはやや長め。というか最近のREGZAはほぼ5秒以内だったので、本機はREGZAの中でも遅い部類になる。HDMI→HDMIの入力切換の所要時間は約3.0秒で、他のREGZAや他社製品とそん色ない。

 ユーザーの興味のありそうな番組をタイムシフトマシンコンテンツからピックアップしてくれる「ざんまい」機能、ユーザーが事前登録したテーマに準拠したコンテンツをまとめた「みるコレ」機能など、録画機能とクラウド機能を相互連携させた便利機能は、これまでのREGZA Zシリーズと同様に搭載している。

 今回の評価で便利だと感じたのは、デジタル放送6チャンネル分のプレビュー画面を表示してくれる「まるごとチャンネル」だ。CELL REGZAにあったリアルタイムプレビュー機能を彷彿とさせるもので、6チャンネル分の放送内容のサムネイルが出てくるので、ザッピング視聴には大変便利。リモコンの[まるごとCH]ボタンから一発で呼び出せる機能なので積極活用したい。

 音声入力にも対応し、標準リモコンにマイクを搭載している。音声入力は番組検索キーワードを入力するときにも使えるし、キーボードは動作しなかったYouTube検索でも利用できた。なので、ネットコンテンツ利用中心のユーザーでも、この機能は便利に使えるはずだ。

 ゲームユーザーにとって重視される、表示遅延についても検証。いつものように公称遅延値約3ms、60Hz(60fps)時0.2フレーム遅延の東芝REGZA「26ZP2」との比較計測行なった。計測は両者、最速の「ゲームダイレクト」モードで実施した。

 結果は、約16ms、60fps換算で約1フレームの遅延が計測された。ちなみに、東芝が発表している公称値では、60Hz入力時の表示遅延は約17.5msと発表されているので、筆者の実測はほぼ正しいと言える。

 最近の液晶REGZAは1フレーム未満の遅延を実現したものがほとんどだけに意外な結果である。ユーザー目線では「有機ELは遅延が少なさそうなのに意外」といった印象を受けるかも知れない。

 確かに、有機ELの画素の応答速度は液晶の数百倍は速い。だが、これは表示遅延時間とは無関係なのである。

 補足解説が必要かもしれない。

 まず、X910は映像パネルが倍速駆動に対応しているので、これで60fps映像入力時、倍速駆動回路でバッファリングされるため、原理的に理論値0.5フレーム(約8.3ms)が発生する。

 この後、LG式有機ELパネルでは、焼き付き防止制御のためのゲイン制御が発生し、これが約8.3ms。これは丁度0.5フレーム分の遅延に相当する。これに加えて、映像処理に0.9msほど掛かる。

 そのためトータルで

8.3ms+8.3ms+0.9ms=17.5ms

という計算になる。これは60fps換算で約1.05フレームの遅延となる。

 では、120Hz入力時はどうか。

 これは、倍速駆動回路のバッファリングが無効化されるが、焼き付き防止制御の約8.3msは強制介入するのと、映像処理の0.9msは避けられないので

8.3ms+0.9ms=9.2ms

となり、120fps換算では、約1.1フレームの遅延という事になるのだ。

 ポイントは、現在のLG製有機ELパネルでは、焼き付き防止制御で0.5フレーム必ず遅延するということ。この特性は、これから登場する同系パネル採用のソニー、パナソニック、そしてLGの有機ELテレビでも同様である。

 有機ELパネルの画素自体は液晶よりも何百倍も高速なのだが、焼き付き防止制御が入る関係で、結果的に液晶モデルよりも表示遅延は大きくなってしまう。ゲームなどで遅延スペックを気にする人はここは抑えておきたいポイントである。

■画質チェック〜鮮烈な“色”、有機ELならではの動きの“キレ”を見よ!

 65X910の映像パネルは東芝はメーカー名を明かしていないものの、サブピクセル構造がRGBW(赤緑青白)であることからLG Display製であることは確実だ。

 LGの有機ELパネルは、全てのサブピクセルが白色有機ELで出来ており、これにRGBカラーフィルターを通して各サブピクセルをフルカラー発光させている。つまり、理論上、発光した光の3分の2をカラーフィルターを通す段階で捨ててしまうことになるので、発光効率が悪い。そのため、輝度を稼ぐ目的から、RGBとは別にWのサブピクセルもあしらわれているのだ。

 そんなことを踏まえた上で、「有機ELテレビの評価の視点」は幾つかあると考えている。

 1つは、明るさ。

 前述したように、LG式有機ELパネルでは、せっかく光らせた白色光から、カラーフィルターを通して緑と青を捨てて赤、青と赤を捨てて緑、赤と緑を捨てて青……という感じで3原色を取り出すので、輝度性能が気になるところだ。

 X910の輝度は、全白で800nit程度とされている。ただ、最近の直下型バックライトシステムを採用した液晶テレビ、たとえば同じ東芝のZ700Xと比較すると、暗く感じる。そうした最近の明るい液晶テレビに見慣れていると、日本のリビングで多い蛍光灯照明下では、「もう少し明るさが欲しい」と思ってしまうかもしれない。ここは「これはRGBW有機ELパネルの特性」と理解する必要がある。

 「X910の高画質をあますことなく楽しみたい」という向きには、やや暗めの照明環境、あるいは間接照明のリビングが適している。映画は、暗室での視聴によりX910の本来の実力が引き出されるはずだ。

 2つ目は、暗部表現の問題。

 有機ELは自発光画素。「自発光画素は、黒表示の時に完全に消灯できるので黒が真っ黒に表現できるからコントラスト性能が優秀」という特性を知っている人も多いはずだ。

 ただ、自発光ゆえに暗部表現は苦手なのである。どういうことかというと、自発光画素は安定させて暗く光らせるのが苦手なのだ。言い換えれば、有機EL画素はある電流量を上回らないと安定して光ってくれない。つまり黒は大得意なのだが、暗い色を出すのが困難なのだ。原理は違うが、プラズマそうした自発光の暗部表現ジレンマを抱えた映像パネルだった。

 しかし、X910は全く問題なし。暗く光らせられない自発光画素では、時間方向や空間方向に発光を分散させる制御を行なうことになるわけだが、これはうまくやらないと、見映えとしてノイジーに見えたりしてしまう。変な言い回しになるが、X910の暗部階調は、液晶のように滑らかに表現できている。

 例えば「HITMAN」のUHD BDのチャプター8 尋問シーンでは、エージェント47の黒スーツや黒光りする銃器の数々が登場するが、漆黒のスーツや漆黒の銃身から淡く立ち上がるほのかなハイライトが非常にアナログ的に描けている。このあたりの制御は相当にうまい。

 3つ目は色の問題。

 X910の有機ELパネルは、前述のように白色の有機ELサブピクセルが発光体のベースとなっている。その白色有機EL画素のレシピは明らかになっていないが、赤が弱いことの指摘は兼ねてからあった。この点について、色度計を用いて計測してみると、実際、青色の強度がかなり強い割には赤が弱い。東芝も、色表現域は液晶のZ810Xの方が広いと語っている。

 だが、実際に映像を見る限りでは、そうした負い目は感じられない。赤が絡んでくる色については、赤基準で色を組み立てなければならないので、そうした色(赤要素を含む混色。例えば肌色や橙色)のダイナミックレンジは小さくなっているはずだが、実際の映像を見ている限りではそうした不自然さはない。例えば「バットマンvsスーパーマン」のチャプター2はエイミー・アダムスの入浴シーンの濡れ場はやや暗がりの肌色が展開し、相当、発色の難しいシーン。暗い領域の色設計が正しくないと、緑のような偽色が出がちだが、X910ではほとんどそうした印象はない。ただ、肌色がグレーに寄りがちで、やや赤不足を感はするが、不自然さを感じるほどではない。

 画質モードは「ディレクター」を中心に試したが、以上3点をチェックした限り、REGZA初の有機ELながら、うまく手懐けた画作りが行なわれている。

 Ultra HD Blu-rayを見たときのHDR表現力や広色域表現はどうか。

 有機ELテレビのピーク輝度は、直下型バックライト採用液晶テレビに及ばないが、X910のHDR表現力は良好だ。今回の評価では、「PAN」のチャプター2、空飛ぶ帆船に乗って旅に出るシーンを視聴したが、逆光で輝く太陽、青空に浮かぶ雲がまばゆく輝き、HDR効果は非常に高いと感じる。空に浮かぶ球状の水の塊は陽光に照らされてエメラルドグリーンが混ざったような水色で発光するのだが、こうした色は、これまでのテレビでは見たことがない鮮烈さを感じた。とにかく、空の表現がリアルに感じるのは青色方向の発色が得意な有機ELパネルの特徴が現れているのかも知れない。

 「バットマンvsスーパーマン」の暗がりでの人肌表現に物足りなさは感じたが、標準的な明度での人肌表現は非常に美しい。透明感があり、適度な赤味でリアルな血の気までを感じる。

 今回の評価で、特に面白かったのは、通常のブルーレイ(2K BD)の再生時の疑似HDR表示だ。新機能の「AI機械学習HDR復元」がとても優秀なのだ。

 現在、同一映画タイトルが、HDR対応のUltra HD Blu-rayと2K BDの両方でリリースされているが、こうしたHDR対応コンテンツと非HDR対応(=SDR対応)コンテンツのコントラスト特性を機械学習させてデータベースを構築。「AI機械学習HDR復元」は、このデータベースを元に、入力映像(SDR対応映像)に適したHDR的コントラスト再現を行なうのだ。単純に、画素の輝度値の大小に連動するだけでなく、映像全体の空間的な輝度分布を配慮しているのか、絶妙なコントラスト感を再現してくれる。

 「ダークナイト」など、2Kのブルーレイも見てみたが、太陽のような逆光表現ではやや強めのコントラスト感にするものの、黒背景主体の夜間シーンでは、それほどハイライトを鋭くせず、ナチュラルなコントラスト表現に抑える……といった感じだ。2K BDの視聴もX910ならば相当楽しくなる。

 超解像については、X910では「熟成超解像」「アダプティブフレーム超解像」という新機能が搭載されている。

 前者は、毎秒24コマの映画などの映像に対し、超解像処理を2回適用するもので、通常ブルーレイの4K化はもちろん、DVDのSD映像にもよく効く。今回の評価では「ダ・ヴィンチ・コード」のDVDを見てみたが、「DVD映像がまるで4K映像のように!」とまではいかないものの、HDリマスターされたような、陰影や輪郭の鮮明度が向上していい感じだ。ブラウン管でDVDを見た時のような、固定画素感が少なく、アナログ感ある見た目になっていて好感触であった。

 動きの激しい映像も見てみたが、これは液晶よりも「動きの切れ」がいいことが実感できた。映像の書き換わり速度は高速で、動体を目で追ったときの見やすさは液晶とは段違いなのである。

 REGZAは、2016年のZ20Xシリーズなど「4KレグザエンジンHDR」搭載モデルから、倍速駆動時の補間フレーム精度が向上したが、65X910の有機ELパネルの高速応答性は、この補間フレーム挿入との相性も良好であった。いつものように「ダークナイト」冒頭やチャプター9のビル群の空撮シーンを見てみてだか、補間フレームのエラーがなく、そのスムーズになった表示自体の切れも素晴らしい。シーン内のビルがドット単位で動いているかのような感じがするほど。

 その端的な証拠映像を示そう。これは前述した表示遅延を計測した際にソニーのDSC-RX100M5で960fps撮影した映像だ。左が液晶の東芝REGZA26ZP2、大きい画面が65X910なのだが、カウントアップされる秒の数字の表示の書き換わり方に注目して欲しい。液晶のZP2は「ぬめり」といった感じで数字が書き換わるのに対して、65X910は「パっ」と瞬間的に書き換わっていくのが見て取れるだろう。

 この違いが、動体の見え方に表れている。“動きの切れ”が有機EL、X910の大きな特徴だ。

 個人的には、65型の大画面で3D立体視を試したかったのだが、X910では未対応となった。というか、2017年のREGZAには、3D立体視対応モデルは無くなってしまった。これも時代か……。

■プリセット画調モードのインプレッション

 画質モードは、環境やコンテンツにあわせて自動で画質調整する「おまかせ」に加え、あざやか、標準、サッカー/ゴルフ、アニメ、アニメプロ、ライブ、ライブプロ、映画、映画プロ、ディレクター、ゲーム、モニター/PCから選択できる。テレビ放送などをリラックスしてみる場合などは、基本「おまかせ」でいいが、明かりを落として映画をじっくり見る場合は、「映画プロ」などが推奨されている。

 今回から色度計を導入し、白色の全白を表示させた時のスペクトラムを示すこととした。これで分かるのは、3原色RGBのうち、どの原色の出力が強いか、だ。

 代表的なモードのサンプルを掲載したが、全体的に、どの画調モードでも青が強いことがわかる。実際の画調の作り込みでは、青成分が多い色については、この強度の高い青のダイナミックレンジをフルに使うことになる。緑は青よりは大部弱く、赤はさらに弱いので、それらの色成分を使う混色はダイナミックレンジ的には狭くなることになる。

 実際の映像では、そうした負い目はほとんど感じられない。ただ、どの画調モードも液晶モデルと比較すると輝度的には暗い。

 輝度優先であれば「あざやか」一択。「標準」はかなり冷たい印象。迷ったら、発色が自然な「ディレクター」が見やすいのでお勧めだ。映画コンテンツなどとの相性もよく万能性が高い。

■“有機ELならでは”の画質。ポイントは“液晶との違い”

 有機ELパネルを使った初のREGZAだが、十分過ぎる完成度。自発光ならではのコントラスト感は、液晶にはマネのできない、いうなれば「有機ELならではの画質」になっていると思うし、RGBWサブピクセルの負い目を感じさせない色表現と暗部階調表現は、さすが様々な液晶パネルと戦ってきたREGZA開発チームといったところ。

 ただ、X910が「液晶テレビの置き換え機になるか? 」というと、現時点では「そうだ」とは断定できない。

 というのも、前述のように日本の家庭で一般的な、天井からの蛍光灯照明下では、X910は液晶テレビに比べると暗い印象になってしまうから。これはRGBWサブピクセル有機ELパネルの特性なので仕方がない。X910の画質を引き出すのは、やや暗め、あるいは間接照明のリビング環境、そして暗室状態だ。

 だから、「明るいリビングで、高画質に映画やスポーツなどを楽しみたい」という人は、液晶がオススメだ。X910は、「落ち着いた、明かりを落とした部屋で映画に浸りたい」、「有機ELならではの画質を楽しみたい」などのこだわりを持つ人が、部屋の環境特性を意識しながらを選ぶ、「違いが分かる人向けのテレビ」なのだ。

AV Watch,トライゼット西川善司
2017年03月29日

button_15.jpg  【アウディ RS3セダン】アウディとして初めて有機ELをテールライトに採用

レスポンス 3/28

アウディジャパンは『A3セダン』で初のハイエンドスポーツモデルとなる『RS 3 セダン』の受注を3月28日から開始した。価格は785万円で、7月上旬から販売を開始する。

アウディジャパンの斎藤徹社長は同日、都内で開いた発表会でRS 3 セダンについて「このモデルも明らかにRSモデルのファミリー」とした上で、「スポイラー付きのRS専用フロントバンパー、よりするどい印象を持つクワトロ・ロゴ付きの立体的なシングルフレームグリル、大きく張り出したフロントフェンダー、そしてリアディフューザー、スポイラーリップによりRSであることを主張している。また引き締まった足回りにより、ベースユニットと比較して25mmローダウンしている」と紹介した。

エンジンは新開発の5気筒2.5リットルTFSIを搭載しており、「2015年秋に国内で発表した先代の『RS 3 スポーツバック』と比較して、最高出力は33馬力アップしている。26kgの軽量化を果たことで、前後重量配分の最適化を図った」という。同エンジンの最高出力は400馬力、最大トルクは480Nmとなっている。

また斎藤徹社長は「RS 3 スポーツバックの改良型を年内に導入する」ことも明らかにした。その上で「先代のRS 3 スポーツバックは2015年秋に導入したが、それ以来、すでに400台販売し非常に人気の高いモデルになっている。今回、発表のRS 3 セダンもスポーツバックと同じように多くの日本のファンに気に入って頂けるものと強く確信している」と述べた。

アウディジャパンでは全面改良した『R8 スパイダー』および『TT RS クーペ/同ロードスター』の受注も同日から開始した。

このうちR8 スパイダーについて斎藤社長は「自然吸気の高回転V10型5.2リットル、最高出力540馬力のエンジンは、先代と比較して15%軽量化を図り、時速0→100kmの加速はわずか3.6秒と先代より0.2秒さらに速くなった。このエンジンは7速Sトロニックトランスミッションを介して、新開発のクアトロフルタイム4WDシステムに動力を伝達する」と説明。

さらに「高剛性ボディ構造は、とりわけオープンモデルには非常に大事だが、フレームにはアルミとCFRP(カーボンファイバー製強化プラスチック)を組み合わせた総重量わずか208kgの新世代のアウディ スペース フレームを採用することにより、ねじれ剛性は先代と比較して50%改善している」とも話した。

また「油圧電動式ソフトトップは遮音性に優れたクロス製を、フレームにはアルミと鋳造マグネシウムをそれぞれ採用、トップコンパートメントカバーはCFRP製となっている。開閉に要する時間は20秒で、時速50km以下であれば開閉操作が可能となっている」と解説した。R8 スパイダーの価格は2618万円で、7月上旬に発売する。

一方、TT RS クーペ/同ロードスターに関しては「TTシリーズの頂点に君臨するフラッグシップである。時速100kmまでの加速はわずか3.7秒。ひとめ見ただけでトップモデルのRSであることがわかる」と強調。

具体的には「エアーインテクト、ディフューザー、水平のラインを強調することにより、もともとスポーティーなTTのデザインをさらに印象付けるものとなっている。また特徴的なフロントエプロン、クワトロ・ロゴ、ハニカムパターンの立体的なシングルフレームグリル、そしてリアフェンダー、テールパイプといったRSデザインにより明確に差別化されている」ことなどを上げた。

さらに「アウディとして初めて有機ELをテールライトに採用した。明確なコントラストを持ち、部分的に明るさを調整することも可能で、消費電力も少なく、ライティングユニットの重量を軽減することができている」ことも明かした。TT RS クーペの価格は962万円、同ロードスターは978万円で、いずれも5月中旬から販売を開始する。

最後に斎藤社長は「昨年、アウディ スポーツモデルを約800台販売した。今年は続々と続く魅力的なアウディ スポーツ ニューモデルの国内導入により、アウディのスポーティーなブランドイメージがさらに高まることを期待している」と締めくくった。

《レスポンス 小松哲也》
2017年03月24日

button_15.jpg  衆院の経産委が山形大学の有機EL研究を視察

米沢市にある山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンターを訪れたのは、衆議院・経済産業委員会の浮島智子委員長ら7人のメンバー。地方産業の現状を把握するのが目的で、22日は山形大学が、研究を進める有機ELについて薄くて曲げられる照明やディスプレイが可能になるなどその特性を紹介した。また、山形大では、産学官だけでなく地元の金融機関も巻き込んで長期的に雇用を生み出す取り組みを行っているとの説明も受けた。

衆議院経済産業委員会の浮島智子委員長は「これから地方創生をやっていくにあたり知の拠点である大学を使って企業と一生懸命連携を取っていく。これが必要不可欠で本当に重要であると思っている」と語った。一行はこの後、米沢食肉公社や市内の企業なども視察し、今後の委員会の審議に役立てることにしている。

[ 3/22 21:07 山形放送]
2017年03月23日

button_15.jpg  サムスンやLG、有機EL(OLED)ディスプレイ向けの有機EL材料を内製化

BUZZAP! 2017年3月21日

有機ELディスプレイに必要な材料を、韓国企業が自社生産に乗り出す方針であることが明らかになりました。

台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、SamsungおよびLGは有機ELディスプレイの製造に必要な有機材料の自社生産を検討しているそうです。

有機材料は日本の出光興産、アメリカのUniversal Display CorpおよびDow Chemical、そしてドイツのMerck社が供給していますが、Samsung SDIがドイツのNovaled GmbHと合併したほか、投資を進めることで主要な材料の特許技術取得を進めているとのこと。

なお、有機ELパネル市場はスマホ向けを手がけるSamsung、テレビ向けを手がけるLGの二強状態となっていますが、今年発売の新型iPhoneをはじめ、有機ELディスプレイの需要が今後拡大する見通しもあって、ディスプレイメーカー各社が製造に向けた投資を進めている状況。

両社には有機材料の自社生産にこぎつけることで海外企業への依存度を下げ、安定した供給体制を構築する目論見があるようです。
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