2021年06月23日

○世界の自動車HUD市場、2028年に28億5000万ドル

June, 21, 2021 Laser Focus World

 New York--Zion Market Researchのレポートによると、世界の自動車ヘッドアップディスプレイ(HUD)市場は、2020年に6億7160万ドル、2021-2028年にCAGR 20.8%成長で、2028年に28億5040万ドルに達する見込である。

 同レポートは、世界および地方レベルで自動車HUD市場の予測と分析をカバーしている。

 レポートに含まれるのは、重要な製品セグメント、自動車HUD市場のエンドユーザ分析。また、収益から見た現在の市場規模、個別製品(コンバイナプロジェクトHUDs、フロントガラス投影HUDs)、2016-2028年の需要予測、エンドユーザ(中型車、高級車)セグメントについてもレポートしている。地域では、北米、ヨーロッパ、APAC、ラテンアメリカ、中東とアフリカ、さらに主要国、US、UK、中国、日本、ドイツ、フランス、インド、ブラジルなどに分けて現在および予測需要をレポートしている。

世界の自動車HUD市場を支配しているのは北米であり、2020年に注目すべきシェアを獲得した。北米を追うのはAPAC。APACは、自動車HUD市場で大きな成長が見込まれている。インドや中国など有望な国々からの需要が大きいからである。

レポートは、世界市場で活動する主要なプレイヤの展望を提供する競争シナリオをカバーしている。市場に大きな影響を与える主要メーカーは、以下の通りである。

Panasonic, Nippon Seiki, Delphi Automotive, Continental, Denso Corporation, Microvision Inc., Yazaki Corporation, and Visteon Corporation.
posted by 新照明の情報2008 at 07:48| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月21日

○ARヘッドアップディスプレイを納入開始 〜新技術「DMD方式」を用いた、日本精機初のAR−HUDの採用〜

ニュースリリース2021.02.01

日本精機株式会社(本社:新潟県長岡市、社長:佐藤 浩一)は、新技術である「DMD方式(※1)」を採用した当社初のAR(Augmented Reality)ヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)を納入開始いたしました。

HUDは、ドライバーの視界内のフロントガラス等に、車速や警告、ナビゲーション表示などの様々な情報を透過的に表示するシステムです。ドライバーの視界移動を最小限にすることで、安全運転をサポートし、また快適性を向上するシステムとして、欧州、米州、中国を中心に市場が拡大していく見込みです。

当社は2020年9月よりMercedes Benz AG(以下、メルセデス・ベンツ社)の新型「メルセデス・ベンツSクラス」用HUDを納入開始いたしました。
Sクラスに搭載されるHUDは車両のフロントガラスに投影するウインドシールドタイプのHUDで、これまでにない広画角・遠方表示の仕様となります。従来のTFT方式(※2)では仕様要求を満たせないため、プロジェクター等で用いられているDMD方式を採用いたしました。これにより、広画角・遠方表示・高い色再現性・太陽集光への高耐性を実現するとともに、当社の長年培った光学技術により、表示画像の歪みの解消を可能としています。
また、今回搭載されるHUDには、当社初のAR−HUDを採用しています。既に納入しているGLE/GLSクラス用HUDが約3m先に12インチサイズの表示であるのに対し、今回搭載されるAR−HUDはドライバーの視点から約10m先におおよそ77インチサイズで、各種情報が現実の視界に重ね合わされるように表示されます。これにより、表示距離とドライバーの視認距離の差が小さくなり視認性が向上することで、従来以上に安全性と快適性に寄与します。

当社は2018年9月よりメルセデス・ベンツ社にHUDを納入しておりますが、2020年2月にサプライヤーアワード2020でイノベーション賞を受賞するなど、メルセデス・ベンツ社より設計・製造品質、技術力、サポート面で高い評価を受けており、今回のSクラスについてもHUDサプライヤとして選定していただくに至りました。

今後も市場の伸びが期待されているHUD市場において、当社は、強みである光学設計・生産技術、設計から製造までの一貫した生産体制、顧客対応力/サポート力、グローバルに展開する開発拠点・製造拠点を活かして更なる売上拡大及び安心、安全な車社会への貢献に努めてまいります。

 ※1 DMD方式:LEDをDMD(Digital Micro mirror Device)に入射し、DMDのON/OFFで映像を描画する方式
 ※2 TFT方式:LEDバックライトを液晶パネルに透過させ、映像を描画する方式
posted by 新照明の情報2008 at 09:09| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月25日

○AUOが北米工場検討、テスラのEV向けか

2021年3月24日 Y'sニュース

 液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は23日、車載用パネルモジュール海外工場を検討しており、「北米は必ず」と述べた。欧州や東南アジアも検討している。場所、スケジュールは未定だ。北米工場は、電気自動車(EV)大手、米テスラの要請とみられている。24日付経済日報などが報じた。

 彭董事長は、自動車メーカーが車載用半導体の確保に追われており、工場建設時期は未定と語った。AUO単独出資も合弁もあり得、自動車メーカーとの提携など、さまざまな可能性があると述べた。

 彭董事長は、これまでは車載用パネルのみ提供していたが、今後は大型のモジュールを出荷するので、包装コストや輸送時間がかかるため、顧客の近くに工場が必要だと説明した。欧州の顧客は中国に工場があり、AUOも中国に工場があるので、欧州に工場を建設する必要性はみられないと語った。タイには日本の自動車メーカーの工場が多いと指摘した。

 AUOは、ティア1(一次サプライヤー)を通して、欧米、日本、中国などの自動車メーカーに出荷している。台湾に車載用パネルのサプライチェーンがあり、中国福建省のアモイ工場に後工程のモジュール生産ラインがある。センターインフォメーションディスプレイ(CID)の世界市場シェアは20%で世界2位。車載用製品の売上高構成比は約10%だ。

「水より半導体不足」

 彭董事長は、最も深刻な問題は部品不足で、水不足もあると語った。ただAUOは、水不足については早くから対策済みで、排水の回収率は95%に上り、当面は問題ないと説明した。

 この他、彭董事長は、年末までパネル受注見通しが立っていると述べた。新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受け、テレワーク(リモートワーク、在宅勤務)やオンライン学習用の情報技術(IT)製品がよく売れているほか、各国政府がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、パネル100万〜1,000万枚規模の入札案件が相次いでいるためと説明した。
posted by 新照明の情報2008 at 08:07| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月26日

JR東、車窓に観光地情報を投影 「リゾートしらかみ」に試験導入

2/25(木) 共同通信

 JR東日本秋田支社は25日、車窓に気象情報や観光PR画像を重ねて映す「e―モーションウインドウ」を、青森と秋田を結ぶJR五能線の観光列車「リゾートしらかみ」に試験導入すると発表した。国内初の試みだという。4月2日から。

 同社によると、1日に上下1編成ずつ走る「青池」で、両端車両の展望室に設置する。縦約0.7メートル、横約1.2メートルの有機ELディスプレーを窓ガラスに挟み込むことで、実際の景色をバックに沿線の観光地情報などが得られる。

 リゾートしらかみは、青森(一部は弘前)―秋田間を走行し、車窓からの日本海や白神山地の眺望で人気が高い。

posted by 新照明の情報2008 at 09:31| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月16日

○LGとサムスン、車載用OLEDパネル事業を拡大

2021-02-09 MKニュース

自律走行・電気自動車(EV)へのパラダイム転換が速度を出しつつ、未来車のディスプレイとして注目されている車両用有機EL(OLED)パネル市場も急成長している。昨年は550億ウォン台に過ぎなかった車両用OLEDパネルの売上高は、6年間で12倍に増加するという業界の見通しが出た。独メルセデス・ベンツを筆頭に完成車業界が続々とOLEDの採用に乗り出したなかで、市場を事実上独占したLGディスプレイとサムスンディスプレイも気勢を上げている。

9日のディスプレイ市場調査機関のオムディア(Omdia)によると、全世界の自動車用OLEDパネルの売上高は昨年の4972万ドル(約555億ウォン)から、2022年には2億6350万ドルに、2年間で430%増加すると予想される。 2026年には6億7170万ドルで、前年と比較するとなんと12倍に増えるとオムディアは予想した。

自律走行EVが未来車の標準として確立され、自動車は単なる「乗り物」をこえて移動型ワークスペース、エンターテイメント空間として再定義されている。これら多様な情報をディスプレイを介して乗員に提供するインフォテインメント機能は、最新の完成車モデルの必須条件になった。高画質大画面ディスプレイに対する完成車業界の需要も急増する傾向にある。

特に未来車は既存車両の計器盤をインフォテインメントプラットフォーム「デジタルコックピット」に進化させた。デジタルコックピットは車両を制御して運転者に情報を提供するダッシュボード、情報案内表示(CID)などで構成されている。

車載用ディスプレイ市場の大勢はまだ液晶(LCD)パネルだ。しかし2010年代後半から車両用OLEDパネル市場が徐々に開花する雰囲気だ。 OLEDは、自ら光を出すことから、LCDに比べて画質が優れている。昼間の視認性にも優れ、安全運転にもより適している。 OLEDはバックライトも必要ないことから厚さが薄く、重量は軽量なうえに自由に曲げることができる。

LGディスプレイは車両用ポリマーOLED(P-OLED)パネルを2019年に初めて生産した。昨年、LGディスプレイは車両用OLEDパネル市場で売上高を基準にシェア92.5%を達成し、事実上の独占体制を構築した。 LGディスプレイの関係者は、「独自の技術力を土台に、全世界の最高級の自動車に対するOLEDの供給を増やしている」と語った。

車両用OLEDの採用の先頭に立っ完成車は独ベンツだ。ベンツは2019年からLGディスプレイ製OLEDパネルを使用しており、今年発売される新型の7世代大型セダンSクラスにも12.8インチのP-OLEDを搭載した。タブレットPCサイズである12.8インチOLEDディスプレイは、振動でタッチ感を実現するハプティック機能を通じて自動車の空調装置と背面ウィンドウ、カーテン、ナビゲーションなどの装置を制御することができる。ベンツは今年に発売予定の大型最高級EV「EQS」のインフォテインメントシステムにもLGディスプレイ製P-OLEDパネルを装着したことが伝えられた。

キャデラックも最新の大型スポーツ用多目的車(SUV)「エスカレード(ESCALADE)」にLGディスプレイ製P-OLEDパネルを搭載した。エスカレードに供給されるパネルは、38インチの超大型サイズだ。このほかにEV 1位の米テスラモーターズも2016年からOLEDディスプレイの採用を真剣に検討することが分かった。

シェア6.9%で2位を走るサムスンディスプレイも、車両用OLEDの拡大に速度を出している。

posted by 新照明の情報2008 at 15:53| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月12日

LGディスプレイ、車載用OLEDでシェア92.5%…2位はサムスン

2021.02.09  もっと!コリア

自律走行・電気自動車(EV)へのパラダイム転換が速度を出しつつ、未来車のディスプレイとして注目されている車両用有機EL(OLED)パネル市場も急成長している。昨年は550億ウォン台に過ぎなかった車両用OLEDパネルの売上高は、6年間で12倍に増加するという業界の見通しが出た。独メルセデス・ベンツを筆頭に完成車業界が続々とOLEDの採用に乗り出したなかで、市場を事実上独占したLGディスプレイとサムスンディスプレイも気勢を上げている。

9日のディスプレイ市場調査機関のオムディア(Omdia)によると、全世界の自動車用OLEDパネルの売上高は昨年の4972万ドル(約555億ウォン)から、2022年には2億6350万ドルに、2年間で430%増加すると予想される。 2026年には6億7170万ドルで、前年と比較するとなんと12倍に増えるとオムディアは予想した。

自律走行EVが未来車の標準として確立され、自動車は単なる「乗り物」をこえて移動型ワークスペース、エンターテイメント空間として再定義されている。これら多様な情報をディスプレイを介して乗員に提供するインフォテインメント機能は、最新の完成車モデルの必須条件になった。高画質大画面ディスプレイに対する完成車業界の需要も急増する傾向にある。

特に未来車は既存車両の計器盤をインフォテインメントプラットフォーム「デジタルコックピット」に進化させた。デジタルコックピットは車両を制御して運転者に情報を提供するダッシュボード、情報案内表示(CID)などで構成されている。

車載用ディスプレイ市場の大勢はまだ液晶表示装置(LCD)パネルだ。しかし2010年代後半から車両用OLEDパネル市場が徐々に開花する雰囲気だ。 OLEDは、自ら光を出すことから、LCDに比べて画質が優れている。昼間の視認性にも優れ、安全運転にもより適している。 OLEDはバックライトも必要ないことから厚さが薄く、重量は軽量なうえに自由に曲げることができる。

LGディスプレイは車両用ポリマーOLED(P-OLED)パネルを2019年に初めて生産した。昨年、LGディスプレイは車両用OLEDパネル市場で売上高を基準にシェア92.5%を達成し、事実上の独占体制を構築した。 LGディスプレイの関係者は、「独自の技術力を土台に、全世界の最高級の自動車に対するOLEDの供給を増やしている」と語った。

車両用OLEDの採用の先頭に立っ完成車は独ベンツだ。ベンツは2019年からLGディスプレイ製OLEDパネルを使用しており、今年発売される新型の7世代大型セダンSクラスにも12.8インチのP-OLEDを搭載した。タブレットPCサイズである12.8インチOLEDディスプレイは、振動でタッチ感を実現するハプティック機能を通じて自動車の空調装置と背面ウィンドウ、カーテン、ナビゲーションなどの装置を制御することができる。ベンツは今年に発売予定の大型最高級EV「EQS」のインフォテインメントシステムにもLGディスプレイ製P-OLEDパネルを装着したことが伝えられた。

キャデラックも最新の大型スポーツ用多目的車(SUV)「エスカレード(ESCALADE)」にLGディスプレイ製P-OLEDパネルを搭載した。エスカレードに供給されるパネルは、38インチの超大型サイズだ。このほかにEV 1位の米テスラモーターズも2016年からOLEDディスプレイの採用を真剣に検討することが分かった。

シェア6.9%で2位を走るサムスンディスプレイも、車両用OLEDの拡大に速度を出している。
posted by 新照明の情報2008 at 09:18| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月26日

○「ヘイ、メルセデス!」がさらに進化!新型車載システムがスゴイ!

1/25(月) くるくら

世界最大級の家電見本市として、毎年1月にアメリカ・ラスベガスで開催される「CES」。2021年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けて、初のバーチャルイベントととなったが、車の未来を占うショーとして注目されるCESで、今年は何が登場したのか。モータージャーナリストの会田 肇氏が見どころを一挙紹介。まずはメルセデス・ベンツの次世代インフォテイメントシステム「MBUX Hyperscreen(ハイパースクリーン)」を解説する。

圧巻の巨大ディスプレイが車内を囲む
 メルセデス・ベンツは1月11日(現地時間)、初のバーチャル開催となった「CES 2021」において、同社の「MBUX Hyperscreen(ハイパースクリーン)」を発表した。現在の「MBUX」の進化版とも言えるもので、新機能「Mercedes Travel Knowledge(メルセデス・トラベルナレッジ)」も追加。メルセデス・ベンツが展開する次世代インフォテイメントシステムとして注目される。

「MBUX」は2018年より採用が始まった。横に広がる巨大なディスプレイを使い、ナビゲーションやエンターテイメントを対話型のAI音声アシスタント機能でコントロールするなど、その存在はメルセデス・ベンツの先進性の象徴するものとも言えた。そのシステムの第2世代とも呼べるインフォテイメントシステムがこの「MBUX Hyperscreen」なのだ。発表はすでに7日に行われていたが、より具体的な内容が説明されたのは、このCES 2021が初めてとなった。

 そのインパクトは極めて大きい。左右に広がる3つのディスプレイを141cmにまで拡大し、運転席から助手席の前までをカバーする巨大な1つの湾曲スクリーンに集約しているのだ。発表によればその面積は2432平方センチメートルにも及ぶ。鮮やかな表示を追求するためにディスプレイには自発光のOLED(有機EL)を採用。システムはシルバーシャドウと呼ばれる3層コーティングシステムによって高品質プラスチック製フレームに囲まれる。さらにスクリーンの下部にはアンビエント照明を組み込み、ディスプレイユニットが浮かんでいるように見える仕掛けも見逃せない。

 また、助手席側のディスプレイは、ドライバーと同じ情報を表示できるだけでなく、運転に関係ない動画などのエンターテイメントを楽しむことも可能となった。ドライバーのぞき見に対しては視線監視で対応するなど、安全対策も万全。この実現により、これからは走行中でも助手席で自由に好みのコンテンツが見られるというわけだ。



8つのCPUコア、24GBのRAM、もはや走るスマホ
 インターフェイスも大きく進化した。操作と表示は「ゼロ・レイヤー」と呼ばれる手法で対応。重要なアプリケーションを表層に配置し、ユーザーはサブメニューをスクロールしなくても操作できる。しかもインフォテインメントをはじめ、快適性、車両機能を司る人工知能(AI)が採用され、使うごとにAIがユーザーの使い方に合わせた表示に自動的に最適化していく。マッサージプログラムから誕生日のリマインダーまで、20以上の機能がAIの助けを借りて自動的に提供されるのだ。

 この動作を支えるのが、タッチスクリーンの下に配置された12個のアクチュエーターで、これがユーザーに触感で操作をフィードバック。EQS向けに用意されたシステムでは、8つのCPUコア、24GBのRAM(帯域幅46.4GB/秒)が搭載されるほか、画面の明るさについても1台の多機能カメラと1台の光センサーによって最適化されるという。

 そして、注目の新機能である「Mercedes Travel Knowledge」。これは車両が走行する周辺のランドマークに関する情報を、ドライバーの要求に応じて適宜提供するというものだ。たとえば「メルセデス、あそこに見える建物は何?」とか、「左側のレストランの名前を教えて?」と訊ねると、その答えがディスプレイ上で表示されたり、音声で返答したりする。この機能は「MBUX Hyperscreen」以外にも、間もなく登場するであろう新型「Sクラス」にも搭載される見込みだ。

 この新しい「MBUX Hyperscreen」の採用は、新型EV「EQS」を皮切りに、他モデルに波及していくとみられる。クルマが電動化や自動運転へと向かう中でインフォテイメントシステムの重要性はますます高まっており、それだけにこの分野がライバル各社の競争領域となっていくのは間違いない。これをきっかけにこの世界が更なる進化を遂げていくことを楽しみに待ちたいと思う。

文・会田 肇
posted by 新照明の情報2008 at 08:53| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月14日

メルセデスのフラッグシップEV「EQS」には、幅56インチの有機ELスクリーン搭載

1/14(木) BUSINESS INSIDER JAPAN

MBUXハイパースクリーンは、メルセデス・ベンツの次世代主力EV、EQSに搭載予定の巨大スクリーンだ。

スクリーンの横幅は、車内の幅いっぱいまで広がっている。

曲面の有機ELスクリーンで、幅56インチを超える。

メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)は、すべてを1枚のスクリーンに表示するようだ。

メルセデスは5つのスクリーンを搭載した最新のSクラスに飽き足らず、次世代主力車種のフル電気自動車「EQS」には幅56インチ(約142センチメートル)という巨大な「MBUXハイパースクリーン(MBUX Hyperscreen)」を搭載する。横幅が車内の幅と同じ、つまり右のAピラーから左のAピラーまで、ダッシュボードすべてがスクリーンになるのだ。

1枚のディスプレイにすべて表示されるので「ユーザーはサブメニューをスクロールしたり、声で指示する必要がなくなる。重要なアプリケーションはいつでも、必要な状況に応じてドライバーの目の前に表示されるからだ」と、プレスリリースでメルセデスは述べた。

スクリーンには有機EL技術が使われ、湾曲している。運転席と助手席の乗客用に、最大7人分のカスタマイズ画面を設定することができる。画面の面積は、377平方インチ=約2.6平方フィート(約2400平方センチメートル)にもなる。

巨大なMBUXハイパースクリーンの詳細を見てみよう。

MBUXハイパースクリーンは、メルセデス・ベンツの次世代主力EV、EQSに搭載予定の巨大スクリーンだ
メルセデスによると、横幅は車内の幅と同じで、AピラーからAピラーまで。

EQSは2021年発売予定で、Sクラスと同等
この通りのビジュアルにはならないだろう。このイメージはあくまでもコンセプトモデルだ。

Kristen Lee
posted by 新照明の情報2008 at 08:56| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月25日

○「進化したラグジュアリー」 新型メルセデス・ベンツ マイバッハSクラスが公開

11/22(日) octane.jp

新型のメルセデス・マイバッハSクラスが公開された。全長が約18センチ延長され、ホイールベースは3396mmとなっていることで、リアシートのレッグスペースがさらに広く快適になり生まれ変わった。

大きな特徴としては、アクティブ・ノイズ・コンペンセーションと呼ばれるノイズキャンセリングシステムが導入されており、これまで以上に静かな空間を提供するということ。リアドアにはじめて電動開閉機構を搭載し、より快適な走りをもたらすマイバッハモードというドライブモードも備えている。

エクステリアはオプションとなるが、手作業で塗るのに最大1週間かかるという上品なツートンカラーのペイントで仕上げられている。新型メルセデス・マイバッハSクラスのグレードはS580 4Matic(4リッター V8ツインターボ/496HP+48V マイルドハイブリッド/21ho)、S650(6リッター V12ツインターボ/621hp)の2種類が現在は用意されている。トランスミッションは9段ATを採用。



インテリアにおいては、最新のMBUXソフトウェアを搭載した12.8インチOLEDセントラルディスプレイと3Dグラフィックスを搭載した12.3インチドライバーディスプレイを含む5つのディスプレイ画面が標準装備されている。 「エクスクルーシブ」モードでは、インストルメントサラウンドはローズゴールドで表示される。この色は、253個のLEDライトを備えたアクティブアンビエント照明システムで選ぶことができる2つの新しいカラーテーマのひとつである。明るさ、サイズ、位置を調整できるアダプティブリアライトも追加された。

また、エグゼクティブリアシートプラスパッケージには、電動リアセンターコンソール、2つの折りたたみ式テーブル、2つの温度制御されたカップホルダー、12Vソケット付きの照明付き収納コンパートメント、ヘッドラックの下にマイバッハのロゴが付いた木製トリム、2つのUSBポートと2つのHDMIポートが備えられる。マイバッハらしく、リアシートに乗る人は仕事に没頭できる空間となるのだ。

「新しいメルセデス・マイバッハSクラスでは、メルセデス・マイバッハの100周年の直前に、進歩的でモダンなアプローチを強調しています」と、メルセデス・マイバッハ製品管理責任者のダーク・フェッツァーは述べている。

「今日の顧客は、すべて最新のテクノロジーに基づいた、独占性と個性、エレガントなデザイン、一流の仕上げに大きな期待を寄せています。特に快適性、安全性、デザインに関して、新しいメルセデス・メイバッハ Sクラスは、激しく争われているラグジュアリーセグメントで独自の機能を備えています」

2021年のメルセデス・メイバッハSクラスの販売は、2021年半ばにアメリカで開始される。価格は未公表となっている。

Octane Japan 編集部
posted by 新照明の情報2008 at 09:03| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月16日

○AGC、大型・曲面車載ディスプレー用カバーガラス キャデラックの新型「エスカレード」に採用

2020.09.12 日刊自動車新聞

 AGCは、大型・曲面車載ディスプレー用カバーガラスが、ゼネラル・モーターズ(GM)のキャデラックの新型「エスカレード」に採用されたと発表した。量産車向け曲面P―OLED(プラスチックOLED)ディスプレーのカバーガラスとしては自動車業界初とする。

 高度な曲面成形技術を用いた同社の大型・曲面車載カバーガラスを大小2枚使用することで、38㌅相当のディスプレーとして、メータークラスター情報やナビゲーションなどの情報を表示する。

 同製品は、同社の化学強化用特殊ガラス「ドラゴントレイル」に、化学強化処理、光学薄膜コーティング、装飾印刷、曲げなどの加工を施した。同社が開発した特殊な製法で曲げることで、プラスチックOLEDディスプレーとガラス本体にかかる応力負荷を低減し、長期的な強度と形状安定性を実現した。
posted by 新照明の情報2008 at 08:27| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

○キャデラックのフルサイズSUV、新型「エスカレード」発売、業界初の「湾曲型OLEDディスプレイ」

11/14(土) 日刊自動車新聞、モーターファン

 ゼネラルモーターズ・ジャパン(GMジャパン、若松格社長、東京都品川区)は13日、5年ぶりに全面改良した新型「キャデラック エスカレード」の販売を開始した。新しいアーキテクチャーと新開発の独立懸架リアサスペンションを採用し、室内のフロア高を低く抑えて室内空間と荷室空間を拡大させた。大型SUV固有の振動を軽減するなど乗り心地や走行性能も高めた。グレードはラグジュアリー系とスポーツ系の2つを設定した。2021年1月15〜17日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開かれる「東京オートサロン」で国内初公開する。納車開始は21年夏頃を予定する。

 先代モデルと比較してホイールベースは121mm、全長は187mm拡大した。3列目シートのレッグスペースも約40%拡大した。搭載エンジンは、新しい6.2リットルV型8気筒エンジン。最高出力426馬力、最大トルク623ニュートンメートルを発揮する。10速オートマチックトランスミッションと組み合わせた。

 対角線の長さが38インチ超の大型ディスプレーを備えた業界初の「湾曲型OLEDディスプレイ」は、現在生産されている車載用ディスプレーの中で最大の色域(ピクセル密度が4Kの2倍)となる。このディプスプレイは弓状に湾曲させたことで、高い視認性を実現すると同時に、日光などの反射が防げるため、従来のメーターのようにフードを装着する必要がない。より洗練されたルックスにも寄与している。

 この最先端ディスプレイに組み合わせるナビゲーションシステムはAR(拡張現実)に対応したもので、ストリートビューや、ボディの前後左右に装着した4つのカメラによるバーズアイビューが可能だ。

 さらに赤外線技術によって歩行者や大型動物を検知しディスプレイに表示するナイトビジョンも搭載されている。また、ルームミラーはバックカメラの映像を映し出すリヤカメラミラーが採用されている。









また、AKGのオーディオ技術を初めて自動車のオーディオシステムに導入した。4台の外部カメラで撮影した車両周辺の状況を鳥瞰図で表示する「サラウンドビジョン」を標準装備する。

 発売記念として限定カラーが選べる「プレオーダーキャンペーン」を21年1月17日まで実施する。価格は、ラグジュアリー系の「プラチナム」が1490万円、「スポーツ」が1520万円(消費税込み)。
posted by 新照明の情報2008 at 08:26| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月18日

アウディがクーペフォルムの電動SUV「eトロン スポーツバック」を発売。OLEDのバーチャルエクステリアミラー

9/17(木) Webモーターマガジン

クーペフォルムの「アウディ eトロン スポーツバック 1st エディション」。全長4901mm/全幅1935mm(欧州仕様値)と大きく、Q7とQ5のあいだにあたるサイズ感である。

モーターで駆動するピュアEV(電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド)など、電動化モデルのラインアップ強化、そしてその販売比率を2025年までに40%まで拡大させることを目標とするアウディ。日本市場でもA6やA7スポーツバックに48V電源とモーターを組み合わせたMHEV(マイルドハイブリッド)のグレードを設定するなど、すでに電動化攻勢は始まっている。

現在日本でのラインアップにPHEVは含まれていないが、欧州ではすでにA8やQ7などのラージボディモデルに導入、そしてコンパクトなA3にも「TSFI e」グレードを設定することが公表されている。

さて、電動化を進めるアウディは2020年9月16日、日本市場で初のEV「eトロン スポーツバック」を発売した。およそ1カ月前の8月に導入が予告されており、予定どおりの発表となった。

アウディSUVのQシリーズで「スポーツバック」と呼ばれるモデルはクーペフォルムをまとったクロスオーバーSUVとなり、今回のモデルも同様に低い弧を描くルーフラインと強く傾斜したリアガラスを特徴とする。また、リアフェンダーの直線的なふくらみは同社の4WDシステム「クワトロ」による力強い走りを想起させるものだ。

インテリアは従来モデルよりも多様なデジタル技術が投入され、ダッシュボード中央にはタッチパネルディスプレイがふたつ上下に並べられ、さらにメーターパネルに計器類だけでなくカーナビ画面や車両設定画面などを映し出す「バーチャルコックピット」も組み合わされて先進性を強調する。

もうひとつ先進技術としてアウディ初採用となるシステムが「バーチャルエクステリアミラー」である。その名のとおりドアミラーをデジタル化したもので、Aピラーの付け根部分に配置された小型カメラで車両後方を捉え、ダッシュパネルとドアの間に配置されたOLED(有機EL)ディスプレイに映像を映し出すというもの。空気抵抗を小さくできるだけでなく、雨や雪などの環境に左右されにくいクリアな視界を確保してくれる。

欧州ではパワーやバッテリー容量などの異なる55クワトロと50クワトロのふたつのグレード展開となるが、日本では前者55クワトロをベースとした「1stエディション(右ハンドル仕様)」をまずは発売される。95kWh容量のバッテリーを車両中央の床下に搭載し、モーターを前後にふたつ配置した電気式4WDだ。

モーターパワーは前125kW(約170ps)/247Nm、後140kW(約190ps)/314Nmを発生し、通常走行時はおもに後輪だけで駆動。急加速やコーナリングなどの操作、滑りやすい路面状況などを検知すると前輪のモーターも駆動させるシステムだ。モータートルクが立ち上がるまでの時間は0.03秒と、まさに電光石火なレスポンスだからこそ走行性能・安定性能をより確実に向上させることができる。

またドライブモードにブースト機能があり、8秒間だけモーターパワーを合計で300kW(約408ps)/664Nmに増大させることができる。これにより、0→100km/h加速は6秒未満を実現するという。

バッテリーを満充電にした状態での航続可能距離は405km(WLTCモード)となる。充電設備は家庭用普通AC(交流200V・標準3kWオプションで8kW)、全国に7800カ所に設置されているCHAdeMO規格の急速充電器(50kWまで)に対応し、残量ゼロの状態からおよそ80%まで急速充電(50kW出力)するのに約1時間半かかるという。

1stエディションはアコースティックサイドガラスやBang&Olufsen 3Dサウンドシステムなどを含むサイレンスパッケージ、21インチアルミホイール、オレンジに塗装されたブレーキキャリパーなどを特別装備した導入記念モデルである。

ちなみにクーペフォルムのこの「eトロン スポーツバック」に続き、標準ルーフを持つ「eトロン SUV」の導入準備も進められているというからこちらも楽しみである。

●アウディ eトロン スポーツバック ラインアップ
1stエディション:1327万円
1stエディション バーチャルエクステリアミラー仕様:1346万円
posted by 新照明の情報2008 at 09:40| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月03日

パナソニックの新カーナビ「ストラーダ」2020年モデル、10V型有機ELディスプレイ&フローティング構造について開発陣に聞く

9/3(木) Impress Watch

 パナソニック オートモーティブ社は9月2日、10月中旬に発売するSDカーナビステーション「ストラーダ」の10V型有機ELディスプレイ搭載モデル「CN-F1X10BLD」「CN-F1X10LD」、9V型WVGAディスプレイ搭載モデル「CN-F1D9VD」をはじめとする新製品発表会をオンラインで開催するとともに、パナソニックセンター東京 有明スタジオで内覧会を実施した。

「CN-F1X10BLD」「CN-F1X10LD」の2機種は“F1X プレミアム10”との愛称が付けられ、色域が広く、色再現性の高い有機ELパネルを採用したことがトピックの1つで、さらに新車にも既販売車にも対応し、業界最多となる430車種以上に10V型の大画面が装着できること、Blu-rayなどの映像メディアもオプションカメラもHD高画質で表示可能なことが特徴として挙げられている。

 今回採用された自発光方式の有機ELパネルは「CN-F1X10BLD」「CN-F1X10LD」に向けて開発されたもので、コントラスト比が高く、映像の基礎となる黒色を黒浮き(バックライトによる光漏れ)なく再現。明暗が混在するシーンも明部と暗部をそれぞれクッキリと表現するという。

 この有機ELパネルの採用に伴い、ディスプレイ部は厚さ約4.7mmという驚きの薄さに仕上げられたほか、外装フレームには軽量で高剛性なマグネシウムダイカストを採用し、内部にハニカム構造を設けることで軽量化と強度確保の両立を図っている。ディスプレイ部の重量は従来モデル(2019年モデルのCN-F1X10BD/F1X10D[10V型])から約30%減となる約0.7kgを実現した。

 また、画面の反射を抑制することで、前後の揺れからくるディスプレイのチラつき感を抑制するとともに、カーナビセット全体の軽量化とディスプレイ保持部の剛性の向上により、上下の揺れを抑制して耐振動性を高めることに成功している。

 そのほか、ディスプレイの上下スライド、前後チルト、奥行き調整(取付時のみ)に加え、左右各々15度のスイング機能を搭載しており、ディスプレイの角度を好みに調整できるのもポイントの1つになっている。

 今回はこれら“F1X PREMIUM10”の特徴について、内覧会でパナソニック オートモーティブ社 インフォテインメントシステムズ事業部 市販・用品ビジネスユニット長の荻島亮一氏、市販事業推進部 商品企画課 課長の坂本佳隆氏に話を聞くことができたので、その模様をお伝えする。

■画質が全く異次元

――今回有機ELパネルを採用したということで、製品化した理由や背景、また有機ELの特徴について教えてください。

荻島氏:今回の一番のポイントは有機ELパネルの採用と思っていまして、有機ELパネルはこれまで車載として搭載されていませんでした。テレビやスマートフォンでは一般的になっているのになぜかというと、車内の温度(高温になる)という点で非常に厳しいものがあるため使えなかったというのが挙げられます。これに対してしっかりと品質的な担保ができたことが大きいです。

 では、そもそもなぜ有機ELなのかというところですが、やはり見た目の映像美が液晶とは全く違います。2019年モデルの10V型もかなりきれいなのですが、それが色あせて感じるほど鮮やかですし、黒色の沈み込み方もかなり真っ黒になりますので、夜のドライブあたりで違いを感じていただけると思います。また、モニターを薄く、軽くできるというメリットもあり、軽さというのも信頼性の観点から非常に大事だと思っています。

 これまで(有機ELの採用が)なかなかできなかったのですが、今回パネルメーカーさんと一緒に車載向けのものを開発し、実現することができました。

――今回の新しい有機ELパネルでは高温に耐えられるようになったということでしょうか?

荻島氏:やはり焼き付きが大きな問題になり、特に高温になるとそれが加速しますので、いかに焼き付きを抑えるか、寿命を延ばすかといった、家庭用のものとはまた違った品質条件をつけて評価を繰り返してきました。パネル面の対策、画面に表示するものの対策のめどが立ったので製品化することができました。

坂本氏:企画的な背景でいうと、上位のFシリーズの商品コンセプトとして「みんなのクルマに大画面」を掲げており、1つにディスプレイが車室内を演出するというディスプレイの存在感をポイントとして考えているのですが、その価値を突き詰めた結果、要素としてより大きく、より薄くというのがキーワードになっていきました。お客さまが製品を装着したときに所有欲が満たされるようなデザインを完成させるために、この有機ELパネルでは画面を大きくしながら薄くできることからキーパーツになったというのがあります。

 もう1つの特徴として高い視認性というものがあり、圧倒的に見やすい。クルマの中は外光などで画面の見え方が色々と変わってしまうという厳しい環境ですが、その中でも圧倒的に見やすいという価値を提供し続けるという点でも、有機ELを選んだ大事なポイントになっています。

――カーナビですと、特に焼き付きという面から言うとずっと同じものが表示されていることも多いかと思いますが、この対策というのは何かやられていますか?

荻島氏:やはりカーナビでは現在地というのがずっと表示されていますので、そういうところでの焼き付きというのは課題になるのですが、このことを含めて対策を行なってきました。具体的に言いますと、有機ELは画素に負担を与えることが苦手でありますので、そこを避けるようなパターンにするとか、見た目は変わらないのだけど実はちょっとずつ変化しているですとか、あとストレスがあったことをパネル側で覚えておいて、そこを後からリフレッシュする形の処理を加えるといったこともやっています。

坂本氏:パネルでやっている対策と、ナビセット全体でやっている対策の両方があり、パネルでやっている対策としては“ウォブリング”というものがありまして、これは画素を微小に動かす技術があり、これをパネルの中に搭載しています。焼き付きというのは同じ色、輝度をずっと同じ状態で出し続けると起きますので、極力起こさないように画素を微小に移動させています。また、焼き付きをある程度予測して、各画素の輝度をそれに合わせて補正していく「ストレスプロファイラー」と呼ばれる技術もパネル側に搭載しています。

 あと、ナビセット全体でやっている対策としては、やっと車載環境で有機ELを使えるようになったわけですが、熱が直接あたるとどうしても厳しいというのがありますので、回路の熱が有機ELパネルに極力伝わっていかないような回路構成にするなど、設計でも配慮を行なっています。そうはいっても実際に熱が伝わることはありますので、その上でナビゲーションの絵作りのところでも、例えば地図があってその上に空とか雲とかがあるのですが、それらが実は流れているなど、ずっと静止画にならないようにしています。

――画面内のメニュー覧などで透過処理を行なっているのもその一環ですか?

坂本氏:透過処理もベタ絵でずっと同じものを表示していると、どうしても焼き付きやすくなってしまうので、透過することでクルマが動いていると地図がスクロールしていきますので、それで透過の裏で常に何かの絵が変わっているといった工夫を組み合わせて今回車載に耐える品質を作り上げました。

荻島氏:社内でも焼き付きは大丈夫かという声もありましたので、ずっと評価を続けながらもしダメだったら液晶に戻す覚悟で開発を続けていました。最終的には車載向けの品質基準をクリアできたので今回に至ったのですが、もしダメだったら(これまでのモデルと)代り映えのない発表になったのかなと(笑)。

――パネル部がかなり薄いですが、薄いところを持って動かすのに最初勇気がいりました。

荻島氏:パネル部がガラスだけだとパキッといってしまうかもしれませんが、内部にハニカム構造を用いているので大丈夫です。最初は恐る恐るかもしれませんが、かなりがっしりとしていますのでそこは持っていただいても大丈夫です。

――ディスプレイの向きを調整できる機構は2019年モデルでも採用されていましたが、可動領域は同じですか?

坂本氏:基本的には同じです。

――フローティング構造ですと振動などが気になるところですが、2019年モデルから変更されたポイント、改善点などを教えてください。

荻島氏:パネル自体の重さがだいぶ軽くなっていますので、かかる負荷が小さくなっています。ですので、ガタガタ道などでの耐久性は上がっていると思います。

――ディスプレイ本体が重いほうがかえって振動などが出にくいのかなと思ったりするのですが、そのあたりいかがでしょうか。軽ければ軽いほうが振動の影響は受けにくいのでしょうか?

荻島氏:そうですね、軽いほうがやはりガタは少なくなります。

坂本氏:装着するナビはクルマの揺れを拾いますし、ナビ自体も揺れます。それらが画面の揺れにつながっていくのですが、ドライバーからは上下の揺れと左右の揺れというのが最終的に混ざって画面の揺れとして見えます。これらの対策としてガッチリと固定するというのもあるのですが、最終的に効いてくるのは振り子と同じように重りとなる部分の重量で、ここが軽いと混ざった揺れをなくしていく上では非常に効果的になります。今回は有機ELパネルとハニカム構造のマグネシウムダイカストを組み合わせたことで、2019年モデルと比べてディスプレイだけで300g軽くなっていて、それが効いています。

――御社が先鞭をつけた格好のフローティング構造ですが、Fシリーズは高価格帯商品では珍しく既販車への装着が半数を占めているとの話がありました。

荻島氏:新車を買われる方の方が若干多いのかなと思っていましたが、今見ると(新車と既販車の)半々です。当然ながらクルマを買い替える人もいれば、今乗っているクルマをちょっとリニューアルしたいという人もいて、そうした需要にマッチしたのかなと思っています。既販車に乗っている方で大画面がほしいという需要は潜在的にはあったけれど、車種専用だとなかなか新しいクルマしか対応していなくて、でもストラーダだと付けられるね、と。市場の中でだんだんとフローティング構造というものが1つのカテゴリーとして認知いただけてきたのかなと思います。

――なかなか言いにくいかと思いますが、この先次の一手となったとき、カーナビはどういう方向に進むのでしょうか。

荻島氏:次は中身をさらに進化させていきたいなと内部的には検討しています。ナビは機能としては一定レベルまできていると思いますが、画面としては今回のような有機ELもありますので、今日お話しさせていただいた新たなブランドメッセージ「移動を、感動に。」というコンセプトからすると、さらにブラッシュアップする部分があると思っています。ナビ機能も実はやりようがあるということは内部的にも分かっていますので、そこに手を付けていきたいと思います。具体的に何かというのは言いにくいですね(笑)。

――世間では若者などから「据え置きナビは要らないんじゃないか」という声もあるので、ぜひ頑張っていただきたいです。

荻島氏:若い人ほどスマホの利用率は高いけれど、スマホだけというよりも据え置きナビと併用する方も多く、知っているいつもの道ならいいですが、知らない道や首都高速のような分岐が連続するようなところではまだまだ据え置きナビの方が安心感があるのかなと思っています。

――2019年モデルでは400車種に対応とのことでしたが、今回は装着対応車種が430車種以上になりました。

荻島氏:この調査が大変なのです(笑)。まずクルマを入手してからナビを装着し、シフトなどに干渉しないか1つひとつ動かしながら確認しています。地道な活動なのですが……。

――ハイエースの装着例が多いと聞きました。

荻島氏:われわれもびっくりしました。後席から見やすいですとか、アウトドアやキャンプなどに行ったときに活用いただいているのかなと。

――大画面を選ぶ人が多い車種というのはありますか?

坂本氏:たくさん走っている車種に比例しますが、ハイエースやプリウスは多いですし、N-BOXも多いです。N-BOXで言うと、大画面を装着すると後席からも十分にモニターが見えるということもあり、モニター1つで済むというお声を実際にいただいています。

――最後に製品アピールをお願いします。

荻島氏:商品として一番力を入れたところは有機ELで、画質が全く異次元ですのでそこをぜひ見ていただきたいのと、車載向けの有機ELというのは製品化するのに勇気がいるところだったのですが、しっかりと品質も担保してリリースしていますのでぜひ一度実機を見ていただきたいと思います。

Car Watch,編集部:小林 隆,Photo:安田 剛
posted by 新照明の情報2008 at 09:28| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月13日

〇LGディスプレー、プライド高いベンツを攻略

7/13(月)  中央日報日本語版

LGディスプレーが「ベンツの旗艦」と呼ばれる「Sクラス」セダンに車両用P−OLED(プラスチック有機EL)パネルを単独供給する。12.8インチの超大型パネルで未来自動車の核心であるインフォテインメントを具現する核心装置だ。LGが成長可能性の大きい自動車用有機EL市場の主導権を確保したという分析が出ている。

12日の関連業界によると、メルセデスベンツは9月に公開する予定の新型Sクラスのセンターフェイシア(運転席と助手席の間にある機能制御装置)パネルでLGディスプレーのP−OLEDを採択したことが確認された。ベンツにLGの有機ELパネルが装備される初めての事例だ。

ベンツはLGの有機ELパネルの優れた性能に高い点数を与えたとわかった。曲線でデザインでき人体工学的設計が可能で液晶パネルより電力使用量が30%少ない。4K水準の鮮明な画質とタッチする際に振動を感じられるハプティクス機能も備えた。車両制御からナビと空調装置操作まで有機ELパネルを通じて自動車の主要機能を作動させられる。

今回の納品を契機にLGディスプレーのP−OLED供給先がBMWなどプレミアム自動車メーカーに拡大するだろうとの見通しが出ている。LGディスプレーは現在10兆ウォン規模と推定される世界の自動車用ディスプレー市場トップ企業で、1−3月期のシェアは18.4%だ。市場調査会社のオムディアによると、世界の車両用有機ELパネル市場規模は今年の5700万ドルから2025年には7億8000万ドルと10倍以上大きくなる見通しだ。

◇LGディスプレー、ベンツに有機EL独占供給

1月に米ラスベガスで開かれた世界最大の電子見本市「CES2020」でLGグループ系列会社の最高経営責任者(CEO)らは声をそろえて自動車部品事業の重要性を強調した。「長期的に売り上げの30%以上が車両用ディスプレーから出るだろう」(チョン・ホヨンLGディスプレー社長)、「VS(自動車部品ソリューション)事業本部が来年に黒字転換するだろう」(クォン・ボンソクLGエレクトロニクス社長)など強い意志が込められた発言があふれた。

こうしたCEOらの発言はグループ内で大きくなっている自動車部品事業の地位と関係がなくはない。2018年6月就任した具光謨(ク・グァンモ)会長は自動車部品事業を「未来の収益源」に選定してドライブをかけている。成果も小さくない。LGグループの自動車部品受注残高は200兆ウォン以上だ。LGディスプレーとLG化学はそれぞれ自動車用パネルと電気自動車バッテリー市場で世界1位になった。

◇自動車部品事業の社員2万2000人

12日の産業界によると、2018年6月の具会長就任後にLGの自動車部品事業に速度がついている。9月に発売されるベンツ「Sクラス」にP−OLEDを独占供給するLGディスプレーが代表事例だ。LGディスプレーは未来自動車の核心部品であるインフォテインメント用デジタルコクピット(計器盤)でもセンターフェイシアに使われるP−OLEDパネルを今年初めから本格量産している。LGエレクトロニクスは2月にLGディスプレーのパネルで操作できる車両用ソフトウェアを開発し米キャデラックなどに納品した。

事業ポートフォリオ調整も進んでいる。LGエレクトロニクスは2018年に世界的自動車ヘッドライトメーカーのZKWを約1兆4000億ウォンで買収して自動車照明事業に進出した。昨年7月にはZKW韓国法人を設立し1月にはLGエレクトロニクスVS事業本部のテールライト事業を分離してZKWに移管した。

専門家の引き抜きも活発だ。LGは2018年11月にハンコックタイヤのキム・ヒョンナム研究開発本部長兼購買部門長をLGの自動車チーム長として迎え入れた。彼はLGエレクトロニクスVS事業本部グローバルオペレーショングループ長(副社長)を務め系列会社間の自動車事業のシナジー創出に注力している。

自動車部品関連社員も増加傾向だ。1−3月期基準でLG化学の電子事業本部が6526人、LGエレクトロニクスのVS事業本部が4566人、LGイノテックの電装部品事業部が1575人、ZKWが9700人など、自動車部品関連社員は2万2367人と、この2年で12.4%増えた。

◇車両用ディスプレー世界1位の成果

成果も出ている。LG化学は1〜5月基準で世界の電気自動車バッテリー市場でシェア24.2%となり1位を記録した。前年同期の順位は4位だった。LGディスプレーは昨年世界の車両用ディスプレー市場で20.4%のシェアとなり初めて1位に上がった。

大きくなる事業は売り上げ規模でも証明される。LG化学電子事業本部、LGエレクトロニクスVS事業本部、LGイノテック電装部品事業部、ZKWの昨年の売り上げ総額は16兆6471億ウォンで、2018年の13兆5695億ウォンから22.7%増加した。昨年末基準でLG化学電子事業本部とLGエレクトロニクスVS事業本部の受注残高はそれぞれ150兆ウォンと50兆ウォンに達する。

収益性改善は宿題に挙げられる。昨年、LG化学電子事業本部が4543億ウォン、LGエレクトロニクスVS事業本部が1949億ウォン、LGイノテック電装部品事業部が520億ウォンの赤字となり黒字を出すのに失敗した。今年もやはり新型コロナウイルスの感染拡大で経営環境は容易でない。LGは成長事業には投資を拡大し収益性が低い事業部は整理して競争力を強化する計画だ。LGが今年LGエレクトロニクスVS事業本部に6000億ウォンを投資すると同時にLGハウシス自動車素材事業部は売りに出したのが代表的だ。LG関係者は「『選択と集中』戦略を通じ来年には自動車関連事業で黒字を出すことができるだろう」と説明した。
posted by 新照明の情報2008 at 14:02| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月20日

LGディスプレイ、自動車向けの「P-OLED」を本格量産... 事業の多角化

2020.01.20 ET News

LGディスプレーが「プラスチック基板の有機EL(P-OLED)」を武器にモビリティ市場攻略に進出する。グローバルな自動車メーカーを対象に積極的な営業を展開、顧客を相次いで確保しつつ、事業の多角化にドライブをかけた。

20日、業界によると、LGディスプレーは最近、業界で初めて開発した「車載用P-OLED」の量産に突入した。

この製品は、米国の自動車メーカー「キャデラック」が発表した「エスカレード」に搭載される。ドイツのメルセデス-ベンツも最近の新モデルにLGディスプレーカーP-OLED搭載を決定したことが分かった。

これまで自動車業界では、液晶(LCD)を車のディスプレイに主に使用した。いくつかのコンセプトカーにガラス基板に製造されたリジッド(硬い)OLEDパネルが適用された事例は少数あった。しかし、P-OLEDは、車両に使用されるのは今回が初めてである。LGディスプレーは、今回の製品を開発するために何年も世界の自動車メーカーと共同で研究開発を推進したことが分かった。

LGディスプレーの車両用P- OLEDはQHD(2560×1440)のレベルの解像度を実現する。運転席インパネなどに適用され、ユーザーに従来より鮮明な画面を提供する。従来のLCDパネルと比較して、優れたコントラスト比、速い応答速度、広い視野角などを備えている。

LGディスプレーは、自動車に最適化されたディスプレイを開発するために独自に開発したアルゴリズムと差別化された設計方式をそれぞれ適用した。特に最大曲率半径1750R(半径1750o)の曲面画面で、運転の集中度と没入度を高めた。特殊フィルムで、外部光の反射や車両内のディスプレイの画面がフロントガラスに反射される現象も防止した。

LGディスプレーは「P-OLED」の量産を契機に自動車ディスプレイ事業でOLEDの売上比重を持続的に拡大する計画である。情報通信技術(ICT)と自動車の融合で急成長している車載用ディスプレイ市場の主導権を狙う。

LGディスプレー社長は今月初め、米国CES 2020で、「輸送産業は今後、会社全体の売上高の30%を確保することができる程度に成長の可能性が高い分野」と強調した。

市場調査会社のIHSマキトによると、車両用OLEDパネル出荷量は、今年の11万台から来年の2021年で41万台で4倍に増加する見通しである。来る2026年には460万台で、年平均80%以上の急成長が予想される。

LGディスプレーは当該分野で昨年の売上高シェア20%水準を記録、日本のJDIを抜いて初めて1位を占めたと推定される。これから車載P-OLEDの量産を開始して、透明OLED、ローラーブルディスプレイなどの次世代技術を自動車・モビリティ分野で持続的に成長して、後発メーカーと技術格差を広げる一方、事業の多角化に速度を出すとみられる。

LGディスプレーの関係者は、車両用P-OLED供給について「顧客関連の内容は、確認して与えることができない」と述べた。
posted by 新照明の情報2008 at 16:19| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月22日

〇韓経:LGディスプレイ、曲がる38インチOLEDをキャデラックに供給

中央日報/中央日報日本語版 2019.12.20 12:012

LGディスプレイが来年から自動車用OLED(有機発光ダイオード)パネルを本格的に量産する。米キャデラックが来年1−3月期公開予定の新車のデジタルコックピット(計器盤)にLGディスプレイのOLEDパネルを採択するなど、米国・欧州自動車企業の「ラブコール」が続いているからだ。

関連業界によると、LGディスプレイは米プレミアム自動車ブランドのキャデラックの最高級SUV「2021年型エスカレード」にデジタルコックピット用OLEDパネルを供給する。大きさは自動車用OLEDパネルでは最も大きい38インチ。曲がる「P−OLED(プラスチックOLED)」製品で、画質は4K(4096×2160ピクセル)テレビより優れている。


キャデラック新型エスカレードに装着された38インチのカーブドOLED (写真=キャデラック)

キャデラックは来年2月にカーブドOLEDパネルが搭載された新型エスカレードを公開する予定だ。LGディスプレイは来年、ベンツの新型EクラスにもカーブドOLEDパネルを納品するという。LGディスプレイの関係者は「顧客関連の具体的な事項は確認することができない」と話した。

OLEDパネル採用事例が増えているのは自動車電装技術の発展の影響と分析される。多様な電気・電子装置が車に入り、性能が優れたディスプレーの需要が増えている。OLEDパネルはLCD(液晶表示装置)より画質が良く、デザインしやすいという長所がある。

車両のデザインを重視するトレンドが強まっている点もOLEDパネルへの関心を高めている。LGディスプレイの車両用主力製品はP−OLED。ガラスではなくプラスチックを基板に使用し、曲がるのが特長だ。業界関係者は「人体工学的曲線デザインが多い車両インテリアの特性を考慮するとP−OLEDの需要が増えるはず」と話した。

車両用OLEDパネル市場は持続的に成長するみられる。市場調査会社IHSマーケットによると、車両用OLEDパネル市場は2019年の201万ドル(約2億3000万円)から来年は3638万ドル、2026年には7億4497万ドルに拡大する見込みだ。9月からLGディスプレイを率いる丁豪栄(チョン・ホヨン)社長は役職員に送ったメールで「P−OLEDを軌道に乗せることが当面の課題」と伝え、大きな関心を表した。
posted by 新照明の情報2008 at 09:01| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月20日

LGディスプレイ、キャデラックに38インチフレキシブル有機ELディスプレイパネルを供給

2019.12.19 ET News

LGディスプレーが、2020年下半期に市場に登場するキャデラックの4世代「エスカレード」の38インチ曲面有機EL(OLED)ディスプレイを供給する。来年から自動車用OLED量産に本格突入する。

19日、業界によると、LGディスプレーは、キャデラックが7年ぶりのフルチェンジモデル車である新型「エスカレード」の38インチカーブドOLEDを供給することになった。キャデラックは、来年2月に米国ロサンゼルスで新型モデルを正式公開する予定である。


キャデラック新型エスカレードに装着された38インチのカーブドOLED (写真=キャデラック)

自動車用OLEDは、主に10インチ前後のサイズで、車両の動作状態を表示し、制御する中央情報ディスプレイ(CID)、運転者に情報を提供するインストルメントパネル(クラスタ)と後部座席の乗員のためのエンターテイメント用ディスプレイ(RSE)に区分される。

新型キャデラックでは大型38インチカーブドOLEDを採用して、CIDとクラスタを統合した。屋外視認性が高く、深い黒の色を実現するOLEDで安全性と車両の内部のデザイン性を高めると思われる。

LGディスプレーはフレキシブルOLEDで、自動車ディスプレイ市場を攻略している。特に自動車のディスプレイが大型化されている傾向に合わせて、5インチ以上の高付加価値な大面積製品に営業力を集中した。自動車用LCDで長年の経験を積んでいるので、フレキシブルOLEDが新たに自動車ディスプレイ市場をリードできるという戦略である。

特に20インチ以上の大型車両用ディスプレイ市場の需要がより大きくなるので、独自技術を活用して市場を攻略する計画だ。車載用OLEDの場合は、来年から本格量産を開始できるので、萎縮している中小型フレキシブルOLED事業に活気を吹き込むものと期待している。

LGディスプレーは5インチ以上の車載ディスプレイ市場で2017年第1四半期から第2四半期までの10四半期連続の出荷で、売上、面積の両方の世界1位を維持している。

LGディスプレー側は「特定顧客に納品するかどうかを確認ができない」と答えた。

「カーディスプレイは、信頼性の確保がカギであるだけに、参入障壁が高く、後発メーカが追撃する厳しい市場」と述べた。
posted by 新照明の情報2008 at 08:56| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月17日

キャデラック エスカレード 新型、2020年2月発表へ…38インチ大型有機ELディスプレイ搭載

12/17(火) 1レスポンス

キャデラックは12月16日、新型『エスカレード』(Cadillac Escalade)を2020年2月4日、米国ロサンゼルスで初公開すると発表した。

エスカレードは、キャデラックの最上級SUVだ。日本市場にも導入されており、2019年1〜9月、全世界で3万台以上を販売した。米国では、フルサイズの高級SUVセグメントにおいて、およそ25%の市場シェアを獲得し、セグメントをリードしているという。

新型エスカレードのハイライトのひとつが、自動車メーカーの車載ディスプレイとしては初めて、38インチを超える湾曲した大型OLEDディスプレイの採用にある。OLEDは、有機発光ダイオードだ。

新型エスカレードの38インチ大型OLEDディスプレイは、4Kテレビの2倍のピクセル密度が特長だ。キャデラックは、このテクノロジーが最大限の色の表現を可能にする、としている。

《レスポンス 森脇稔》
posted by 新照明の情報2008 at 17:39| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月04日

JOLEDとデンソー共同開発の有機ELディスプレイ、トヨタのコンセプトカー「LQ」に搭載

2019.10.21 プレスリリース

有機ELディスプレイ(OLED)を開発・生産・販売する株式会社JOLED(ジェイオーレッド、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石橋 義、以下、JOLED)は、このたびJOLEDと株式会社デンソーが共同開発する車載用フレキシブル有機ELディスプレイが、デンソー製のメーターに組み込まれ、トヨタ自動車株式会社のコンセプトカー「LQ」に搭載されることをお知らせします。

フレキシブル有機ELの特長である、薄型・軽量、形状自由度の高さと、高コントラスト、広い視野角、高速応答などの高い表示性能が、これまでにないメーターデザインを可能にし、コンセプトカーが提案する革新的で意匠性の高い室内空間の実現に貢献しています。

AIエージェントと自動運転を組み合わせた「LQ」は、新しい移動体験を提供するコンセプトカーとして、オリンピック聖火リレーの隊列車両やマラソン競技などの先導車として数台が導入されるほか、大会期間中、お台場・豊洲周辺で体験試乗会が実施される予定です。

また、それに先駆けて、2019年10月24日(木)〜11月4日(月・休)、東京モーターショー2019のMEGA WEB会場で開催される「FUTURE EXPO」にて、展示される予定です。


ディスプレイ

JOLEDについて
株式会社JOLEDは、有機ELディスプレイならびにその部品、材料、製造装置および関連製品の研究・開発、生産・販売を行う会社です。JOLEDは、印刷方式による4K有機ELディスプレイ製品の生産を行う、世界で唯一の会社※であり、世界初の量産ラインを石川県能美市に構築中です。JOLEDは、中型・高精細の有機ELディスプレイを、ハイエンドモニター向け、車載向け等に生産していくとともに、曲げられるフレキシブルディスプレイ、折り曲げ可能なフォルダブルディスプレイの実用化に向けた研究開発も進めていきます。

※ 2019年9月現在、当社調べ

印刷方式 有機ELディスプレイについて
有機ELディスプレイ(OLED)は、高コントラストでソースに忠実な色再現性や高速応答性など、自発光型ならではの高い画質特性を有しています。さらに、薄型・軽量、曲げられるフレキシブル性などの長所を併せ持つことから、幅広い分野で新たな用途を創出する次世代ディスプレイとして注目を集めています。
有機ELディスプレイの製造方法のひとつである「印刷方式」は、有機EL材料を印刷により塗布・形成する技術で、生産工程がシンプルで多様な画面サイズに対応可能であることから、有機ELディスプレイ製造に革新をもたらす技術として期待されています。
posted by 新照明の情報2008 at 09:18| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月21日

トヨタ、自動運転車「LQ」にJOLED製有機ELディスプレイ。モーターショー出展

10/21(月) Impress Watch

トヨタ自動車のコンセプトカー「LQ」に、JOLEDとデンソーが共同開発した車載用フレキシブル有機ELディスプレイが搭載された。トヨタのLQは、10月24日から11月4日まで、東京お台場エリアで開催される第46回東京モーターショーで展示される。

有機ELディスプレイは、LQコックピット内のメーター部に採用。フレキシブル有機ELの特長とする、薄型・軽量、形状自由度の高さと、高コントラスト、広い視野角、高速応答などの表示性能により「これまでになかったメーターデザインを可能にし、コンセプトカーが提案する革新的で意匠性の高い室内空間の実現に貢献している」という。

LQは、人工知能や自動運転技術を組み合わせ「新しい時代の愛車」を具現化したという電気自動車。自動駐車システムやAR-HUDに加え、世界初とする覚醒・リラックス誘導機能付きシートを搭載。オリンピック聖火リレーの隊列車両や、マラソン競技などの先導車として数台が導入されるほか、大会期間中、お台場・豊洲周辺で体験試乗会の実施が予定されている。

同車は24日から12日間に渡って開催される「東京モーターショー2019」のMEGA WEB会場で実施の「FUTURE EXPO」で展示される。

AV Watch,阿部邦弘
posted by 新照明の情報2008 at 16:26| 車載用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする