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2016年12月28日

button_15.jpg  <シャープ>8Kテレビ 18年に世界で発売へ

毎日新聞 12/27(火)

 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業傘下で経営再建中のシャープが、2018年に高精細の8Kテレビを世界で発売する方針であることが27日、分かった。現在市販されている4Kテレビでは開発・販売に後れを取ったため、その次の規格とされる8Kテレビでは先行し、新市場で存在感を示したい考えだ。

 8Kは現行のハイビジョン放送よりも16倍高精細な映像を表現できる。18年から一部で8K放送が始まる予定で、対応テレビはまだ市販されていない。

 シャープはNHKなどと対応テレビの開発を進めており、放送開始に合わせてテレビを発売する方針だ。データを映像に変換する大規模集積回路(LSI)はこれまで外注していたが、8Kテレビでは自社開発に切り替える。韓国や中国メーカーよりも先に開発し、アジアや欧米へ販路を拡大。赤字が続いていた中核の液晶パネル事業をてこ入れする。インターネット配信などの映像コンテンツ向けや、医療用モニターなど業務用の需要も見込んでいる。【土屋渓】
2016年08月31日

button_15.jpg  LGの有機ELテレビ「E6P」など、ひかりTVのDolby Vision作品対応に

Impress Watch 8月30日(火)

 LGエレクトロニクス・ジャパンの有機ELテレビや4K液晶テレビの'16年モデルが、「ひかりTV」で30日にスタートした、Dolby Vision方式のHDR配信に対応した。ソフトウェアアップデートにより、有機ELテレビの「E6P」シリーズと「C6P」シリーズ、液晶テレビ「UH8500」シリーズで、30日からDolby Vision作品が視聴できるようになる。

 また、有機ELテレビの「B6P」シリーズと、液晶テレビ「UH7500」シリーズにも後日アップデートが提供され、順次視聴可能となる。アップデート後、ホーム画面のランチャーにある「ひかりTV」アイコンからひかりTVのDolby Vision作品を視聴できるようになる。

 ひかりTVは30日から、「Red Bull X-Fighters World Tour Stop Abu Dhabi 2015」と、「行ってみたい! 人気動物園」、「行ってみたい! 人気水族館」の3タイトルをDolby Vision作品として提供。対象テレビのユーザーであれば、いずれも無料で番組視聴可能。商用サービスとしてDolby Vision作品を提供するのは、ひかりTVが国内初としている。

AV Watch,庄司亮一

button_15.jpg  現実化した“未来の映像”。Backlight Master Drive搭載ソニー「BRAVIA ZD9」の実力

Impress Watch 8月31日(水)

 ソニーは4Kテレビの最上位機種「BRAVIA Z9Dシリーズ」を日本でも発表した。このシリーズは、1月のCES 2016において85型液晶パネルを用いて技術デモを行なっていた「Backlight Master Drive(BMD)」を製品に応用したものだ。サイズ展開は100、75、65インチがあり、100型モデルのみ受注生産となる。

 価格は100型の「KJ-100Z9D」が700万円、他はオープンプライスだが、75型「KJ-75Z9D」は約100万円、65型「KJ-65Z9D」は約70万円。かつてのプラズマテレビ最上位機種などと比較すると購入しやすい価格帯といえる。もちろん一般的な液晶テレビと比較すれば高価だが、その画質を見れば「市販のテレビで、ここまでの画質を実現できるのか?」と驚きを感じるに違いない。

 詳細なスペックは、本誌記事で紹介されているので、メーカーサイトとあわせて確認して欲しいが、ここではZ9Dシリーズのインプレッションを中心にお伝えしたい。

■異次元の液晶テレビを実現する「Backlight Master Drive」

 いつもなら技術的背景から入るところだが、Z9Dシリーズに関しては画質の印象からお伝えしたい。高画質ディスプレイに興味のある方ならば、次世代の高画質テレビは有機EL(OLED)と確信していた方が多いのではないだろうか。

 最新のOLEDパネルは700〜800nits程度のピーク輝度を備えており、画素ごとに独立した自発光ディスプレイということもあり、HDR(ハイダイナミックレンジ)時代でも、夜のリビングルームのような暗所画質は良い。一方でHDR化で光漏れが目立つ液晶パネルは極端にコントラストの強いシーンで馬脚を現しやすい。

 しかし、Z9Dシリーズに限って言えば、液晶といえど、そのようなことはない。とりわけ100インチモデルのパフォーマンスは圧倒的だ。BMDではバックライトに使われているLEDを、1個づつすべて個別に制御する。従来のエリア制御(10数分割〜多くても512分割)とは次元の異なる制御をフレーム単位で完全に同期させながら行なう。そのための専用回路を開発した。

 しかも、1個づつのLEDは一般的な液晶テレビより密に並べられ、それぞれのLEDが放つ光がボンヤリと拡がって混ざり合わないよう光学設計を行ない、バックライトだけでモノクロの映像が浮かび上がるほどの高精度な制御と伴って、漏れ光による弊害を感じる事はほとんどない。

 バックライト個々の明るさ制御をそれぞれの光を混ぜずに行なうことで、明るさのムラが視認できないほど良好になっている点も、筆者が視聴した個体では確認できた。4Kテレビの視聴距離は高さの1.5倍程度(1.5H)が推奨値となっている(これを基準に映像も制作されている)が、この距離ならば映像作品の中でムラが気になることはない。

 バックライト制御による弊害が少ないということは、ダイナミックにバックライト輝度を動かしても違和感がないことを意味している。このため、真っ黒の信号は本当に真っ黒に表示され、暗部から明部まで実に的確な階調表現が行なわれる。液晶パネルが一番得意としている階調表現の領域を使って滑らかに表示できるからだ。

 その結果、暗部も明部も安定した色再現も実現している。様々なグラデーション……たとえば異なる色相間のグラデーションも滑らかに繋いでくれる。映像処理の優秀さもさることながら、BMD+液晶の組み合わせによる優位性だ。明暗のレンジの広さと階調表現、特に暗部階調の豊かさは、現在、家庭向けに提供されているOLEDパネルでは実現不可能な領域にまで達していた。

 たとえば、20世紀フォックスのUltra HD Blu-rayソフト「レヴェナント: 蘇えりし者」。この作品はソニー「F65」というデジタルシネマカメラで撮影されたものだが、その広いダイナミックレンジを活かし、暗所のシーンでも自然光だけで撮影されている。

 深夜、バッファローが主人公を襲うシーンでは、キャンドルライトどころか、ムーンライト(月明かり)のみで撮影されているが、極めて暗い中で蠢くように描かれた映像が、Z9Dの元では明瞭に描かれる。このシーン、大多数のディスプレイ、テレビ、プロジェクターが「何かが蠢いている」ようにしか見えないほど、表示装置の暗部表現に依存した撮影がされているが、Z9Dで見ると「ここまでの情報が入っていたのか」と驚かされた。

 しかも、そこまで暗いシーンでありながら、しっかりと色がのり、色相表現にも不安定さがなかったことは高く評価したい。

 ワーナーホームビデオのUHD BDソフト「レゴムービー」は、その逆に点光源の輝きや明部に乗る鮮やかな色彩とグラデーションが、BMDのパフォーマンスの高さを感じる。ソニーは詳細な数字を公開してないが、HDRソフトを再現するために最低限必要な基準となる1,000nitsを遙かに越える輝度も、階調よく表現するうえ、ハロ(暗い部分の周囲がぼんやりと光ってしまう現象)による破綻がない。

 HDRソフトはソニーのOLEDマスターモニターを用いて制作されることが多いのだが、このモニターで観る映像(1,000nitsまでしかリニアな表現はできない)よりも、多くの階調がZ9Dシリーズでは浮かび上がる。そんなところも、レゴムービーではハッキリと見て取れる。

 このようにUHD BDソフトにおける優位性が明らかなZ9Dだが、筆者がもっとも評価しているのは、通常のSDRソフトをHDR的に表現する「HDRリマスター」だ。この機能は単にダイナミックレンジ圧縮で失われた階調を明るい側に伸ばすだけでなく、階調の喪失も補う仕組みが取り入れられている。RGBそれぞれの領域において動作するため、明部における色彩表現も復元されていた。

 さらにディテール復元とノイズ低減の両方を同時にこなすデュアルデータベース型分析によるノイズ低減と超解像処理を組み合わせることで、従来のハイビジョン放送やブルーレイディスクを再生する際にも、HDR+4Kというハードウェアの魅力を引き出していた。

■Z9Dに感じた“未来の映像”。本田家のKUROはさよなら?

 液晶テレビは成熟した製品だ。まさか、ここまで画質が引き上げられるとは予想だにしていなかったというのが本音だ。CESでのデモは見ていたが、もっと未来の製品……おそらく来年末に向けた参考展示だと思っていたのだ。

 これまで仕事上、自宅に多くの4K液晶テレビを招き入れ、書斎でも使ってきたが、リビングルームにあるテレビはパイオニアの「KURO PDP-6010HD」(2007年発売)のまま変更することはなかった。'16年の基準で見直すと、チューナの機能や番組表の遅さなどテレビとしての使い勝手の悪さはもちろん、外付けに優秀な装置を接続した場合でも、ノイズっぽさを感じる部分はある。

 しかしその映像の良さ、特に暗所での高画質さは他に換えがたく、今でも我が家の主力テレビはパイオニアKUROで、液晶テレビに交換するつもりはなかった。しかし、この技術が手の届く価格帯に降りてきたならば、きっとそのときにはリプレースしていると思う(実際、75インチモデルは当時の60インチKUROよりも安いのだ)。

 もちろん、BMD搭載のZ9Dシリーズにも弱点はある。息を呑むほど素晴らしい画質のZ9Dシリーズだが、そのコンセプトを100%実現できているのは100インチモデルだ。BMDは1.5Hの距離から映像観た際、眼球内で起きる乱反射を考慮すると、これ以上にバックライト制御の単位を小さくしても意味がない……というところまで、部分制御の範囲を小さくする技術だが、理論値まで追い詰めているのは100インチだ。

 では75インチではどうか? というと、使われているLED数が減るため同じ性能ではない。また、LED配置密度もやや落ちるためピーク輝度も若干落ちるという。65インチモデルは、さらにその密度でサイズが小さくなるため、分割数は減る。と、書くと65インチモデルは、一般的な分割駆動と変わらないのでは? と思うかもしれないが、実際にはずっと高いレベルでの話だ。いずれ店頭に並んだ際には、65インチでも充分に感動を得られるはずだ。

 75インチモデルに至っては、おそらく(あらかじめ言われない限り)100インチとの違いを感じる人は少ないと言えるところまで追い込まれている。受注生産の100インチモデルはさておき、BMDの良さを堪能したいのであれば、筆者は75インチモデルを勧める。

 なお、いずれもファンレス設計で、充分な薄型設計だ。放熱などの関係から冷却ファンの搭載や厚みが増す懸念を持っていたが、きちんとその点はクリアしながらの商品化である。個々のLEDを別々に駆動し、無駄な光を出さないため、電力効率の点でも他のHDR液晶テレビよりも良い。

 無論、誰もが買えるテレビではない。しかしながら、大型化が難しいOLEDとは別の選択肢が見えてきたことは喜ばしいことだ。近くに体験する場があるならば、現実の商品となった“未来の映像”を是非とも体感してほしい。

AV Watch,本田 雅一
2016年03月02日

button_15.jpg  サムスン電子、グローバルTV市場シェア率10年連続 “ナンバーワン”

WoW!Korea 3月1日(火)

韓国のサムスン電子がグローバルTV市場で10年連続1位を獲得したことがわかった。

 1日、市場調査機関IHSによるとサムスン電子は昨年グローバルTV市場売上高27.5%、販売数量21.0%を占め、売上高・数量共に1位を達成した。

 過去10年間、サムスン電子が全世界に販売したTVは約4億2700万台に達する。

 特に昨年、UHD TV市場で売上高基準34.1%の占有率を見せた。世界初のLED TV(2009年)、世界最大110型UHD TV(2013年)、Curved UHD TV(2014年)などを発売しており、プレミアムTV市場を導いている。

 2006年の「ボルドーLCD TV」を皮切りに、「クリスタルローズLCD TV」(2008年)、「フルHD 3D LED TV」(2010年)、「Curved UHD TV」(2014年)、「SUHD TV」(2015年)までTV市場の革新的な変化をリードしており、10年連続不動の1位を守った。
2016年01月15日

button_15.jpg  パナソニック、国内TV販売2倍に 東京五輪追い風に反転攻勢へ

産経新聞 1月9日(土)

 パナソニックは8日、平成32年度の国内のテレビ販売台数を、27年度見込みの約2倍となる250万台以上に引き上げる計画を明らかにした。32(2020)年の東京五輪に向けて都内などで建設が相次ぐホテルへの納入に加え、観戦用のテレビ需要を取り込む。低迷が続いたテレビ事業は27年度には黒字化する見通しで、五輪特需を追い風に反転攻勢を狙う。

■4Kで初の首位

 パナソニックの国内のテレビ販売台数は、採算悪化による生産縮小で24年度からは年間100万台程度で推移しており、27年度は約130万台の見込み。ただ、最近はフルハイビジョンの4倍の画質を持つ4Kテレビの高価格機種の販売が好調で、27年4〜12月の4Kテレビの販売台数では約3割のシェアを占めて初の首位に立ったという。

 最盛期の国内のテレビ市場は年間1千万台とされたが、最近は500万〜600万台に落ち込んでいる。パナソニックは32年度には五輪特需などを背景に、700万〜800万台まで回復すると予想。五輪の最上位スポンサーの立場を生かした広告戦略などにより、4Kテレビへの買い替え需要を取り込む。建設予定のホテルからの受注も始まっているという。高精細な有機ELテレビの投入なども検討する方針で、「32年度には3割以上のシェアが獲得できる」(テレビ事業部の品田正弘事業部長)とみている。

 パナソニックのテレビ事業は20年度以降、赤字が続いている。ただ、プラズマテレビからの撤退に加え、中国や米国などの不採算地域で商品数を絞り込んだことから赤字幅は縮小。国内も高価格製品へのシフトで採算が改善し、27年度は8年ぶりに黒字に転じる見通しだ。

 電機大手ではソニーが26年度に11年ぶりのテレビ事業の黒字化を果たした。パナソニックは五輪の商機をつかみ取り、国内市場でのトップシェア確保を目指す。

■復調でも“やせ我慢”は続く

 パナソニックなど国内電機メーカーのテレビ事業に復調の兆しがみえてきた。大規模なリストラなどが奏功したためだが、中国、韓国勢との競争にさらされる中、収益確保は容易ではない。そんな状況でも事業を続けるのは、テレビが消費者のイメージを大きく左右する商品で、ブランド維持には欠かせないためだ。

 国内メーカーのテレビ事業は構造改革を経て、立ち直りつつあるとはいえ、韓国サムスン電子などのアジア勢が世界市場で確固たる地位を築いている。国内市場も少子化による先細りは必至で、「もはやテレビ事業で大きく稼ぐ時代ではない」(電機大手幹部)。

 その一方で、国内、海外を問わず、テレビが今後も家電の中で大きな存在であることに変わりない。ブランドを知ってもらうきっかけにもなるだけに、事業の価値は「利益だけでは測れない」(同)面もある。

 あらゆる機器をインターネットにつなぐ「モノのインターネット(IoT)」時代の到来により、テレビが将来的にはネットを介してさまざまな家電を結び付けて操作する主要な機器になることも予想される。事業から撤退すれば大きなチャンスを逃しかねない。

 アジア勢に対する技術的な優位性を保ちつつ、商品の差別化や一段の生産効率化などを通じ、黒字を維持できる体質に転換することが生き残りの条件になる。“やせ我慢”はこれからも続く。
2015年09月18日

button_15.jpg  シャープ、8K映像モニタを発売へ--85V型でHDRにも対応

CNET Japan 9月16日(水)

 シャープは9月16日、8K解像度を持つ85V型液晶モニタ「LV-85001」を発表した。法人向けとして10月30日に発売する。受注生産品となり、想定税別価格は1600万円前後。

 LV-85001は、7680×4320ピクセルの液晶パネルを搭載した8K液晶モニタ。120Hz、12bitで駆動することができ、高精細かつ高速、高階調の極めて高い表示能力を実現した。

 液晶パネルにIGZOを採用し、駆動回路(TFT)の小型化と配線の細線化に成功。液晶パネルの透過開口率を向上することで、世界初の8KによるHDR表示も可能だ。

 バックライトには、新蛍光体を採用した独自のLEDバックライトシステムを搭載し、次世代の色規格であるBT.2020のカバー率は78%。8K HDR技術「メガコントラスト」により、金属の光沢感などをよりリアルに再現するとしている。

 4K信号を伝送するHDMIケーブルを4本使った8K映像伝送に対応し、8K映像出力機器と組み合わせて使用することで、フルハイビジョンの16倍の高精細でリアリティーある映像を表示。8K解像度のJPEG画像、USBメモリに保存した8K JPEGデータをそのまま表示することもできる。

 チューナは搭載しておらず、HDMI、D-sub端子など、2K/4K映像を入力できる端子を装備。2K、4K映像は、8K画質へとスケーリングをすることが可能だ。

 サイズは高さ1115mm×幅1930mm×奥行き173mmで、重量約100kg。2.1chのスピーカを内蔵し、電源は100V20A仕様になる。縦置き、横置きに対応するほか、本体下部に備えたインジケータ部を、見えない場所に移動することも可能。スタンドは同梱していない。
2015年08月19日

button_15.jpg  中国の液晶ディスプレイ技術が世界一に=次世代テレビ、有機ELを超越―中国メディア

Record China 8月18日(火)

2015年8月12日、央広網によると、中国国家ディスプレイ技術研究開発基地・東南大学ディスプレイ技術研究センターは11日、中国の液晶ディスプレイ技術がボトルネックを解消し、初めて世界のトップ集団の仲間入りを果たしたと発表した。

同センターの李暁華(リー・シャオホア)副センター長によると、4Kテレビの世界トップ3社、および世界ミドル・ハイエンドテレビの販売トップ3社はいずれも、サムスン、LG、ハイセンス(海信)となっている。世界のディスプレイ技術の進展を長期的に追跡するため、東南大学は今年、同じく4Kで最高の画質を誇るサムスンのSUHDテレビ、LGの有機ELテレビ、ハイセンスのULEDテレビを選び、博士課程指導員、教授、大学院生ら20人を集め、解像度や色彩など10項目の中心的な指標を比較した。その結果、ハイセンスのULEDテレビの総合指標が1位となり、次世代ディスプレイ技術と呼ばれる有機ELを大幅に上回った。

同センターは、「中国企業は複数エリアのバックライトを動的に制御する技術、高画質処理エンジンによって、ダイナミックコントラスト比、色彩、明度などの主なディスプレイ技術で画期的な進展を実現し、世界に先駆けた。これは中国の10数年に渡るディスプレイ技術の比較研究における、初の喜ばしい発見だ」と発表した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)
2015年07月31日

button_15.jpg  LGエレが4Kテレビを拡充、エントリーモデル「UF6900」シリーズなど4機種を追加

【2015年08月07日発売】 【送料無料】 LG 49V型 地上・BS・110度CSチューナー内蔵 4K対応液晶テレビ 49UF6900(USB HDD録画対応)

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ITmedia LifeStyle 7月28日(火)

 LGエレクトロニクス・ジャパンは7月28日、4Kテレビのエントリーモデル「UF6900」シリーズ2機種を発表した。49V型「49UF6900」と43V型「43UF6900」をラインアップ。さらにスタンダードモデルの「UF8500」シリーズおよび「UF7710」シリーズには、それぞれ大型モデルの60V型「60UF8500」、および55V型の「55UF7710」を追加した。いずれも8月7日に発売する予定で、同社の4Kテレビは全4シリーズ10モデルに拡される。

 新製品はすべて独自のIPS 4Kパネル(3840×2160ピクセル)を搭載。広い視野角により、横から見ても色やコントラストの変化を抑える。映像エンジンは「True 4K Engine」で、ハイビジョン映像などを4Kパネルに合わせて高解像度化する4Kアップスケーラーも備えている。

 「WebOS 2.0」を搭載。リモコンのホームボタン1つで必ず戻れるランチャー画面、アプリを一覧表示する「マイアプリ」、コンテンツの履歴を表示する「ヒストリー画面」などを利用できる。付属の「マジックリモコン」では、画面を直接指さすような直感的な操作が可能だ。

 新モデルはいずれもエッジ型のLEDバックライトを搭載。「60UF8500」のみ偏光方式の3D表示にも対応する(ベーシック3Dメガネ2個付属)。HDMI入力は、UF6900シリーズが2系統、「UF8500」および「55UF7710」は3系統となっている。
2015年07月15日

button_15.jpg  新4K REGZA「G20X」が、好きな番組を見つけられる「みるコレ」に対応

REGZA 55G20X [55インチ]

価格:359,200円
(2015/7/15 06:23時点)
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Impress Watch 7月14日(火)

 東芝ライフスタイルは13日、レグザクラウドサービス「TimeOn」を強化し、好きなジャンルや人物を選ぶだけで、番組が楽しめる「みるコレ」を追加した。6月に発売した4K液晶テレビ「REGZA G20Xシリーズ」が対応し、9月にはREGZA Z10X/J10Xシリーズでも対応予定としている。

 みるコレでは、好きなジャンルや人物、番組などの関連番組/コンテンツを[パック]として管理。パックを選択すると、録画番組や未来番組(今後放送予定)、YouTube、シーンなどから見たい番組を選べる。「好きなアーティスト」、「いつも見ているドラマ」、「応援しているチーム」など5万以上のパックから好みのものをピックアップできる。

 最新の録画番組をピックアップして、すぐに視聴できる「すぐみる」や、よく視聴している番組の最新回をすぐに選べる「いつもの番組」なども用意している。

 REGZA G20Xシリーズは、同社4Kテレビのエントリーモデルで、43型「43G20X」、49型「49G20X」、55型「55G20X」の3モデル展開。「HDR」に対応予定('16年2月にアップデート)で、全面直下LEDを採用。新映像エンジン「4KレグザエンジンHDR」も搭載する。


【AV Watch,臼田勤哉】
2015年07月09日

button_15.jpg  涼しい夏、エアコン売れず=4Kテレビは好調―家電・ボーナス商戦

新品 シャープ AQUOS LC-50U20 [50インチ] アクオス50型液晶テレビがフレッツ新規加入セットで激安!4Kテレビ「AQUOS U20」シリーズの50V型モデル【フレッツ光セット 送料無料 激安】【外付けHDD録画】【回線セット販売】【RCP】【10P27Sep14】【535370】

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時事通信 7月7日(火)17時0分配信

 家電量販店の夏のボーナス商戦が低調だ。今年は6月以降、西日本を中心に雨が多く、気温が例年より低めに推移。エアコンなど季節商品の売れ行きが鈍い。売上高は多くの量販店が消費税率引き上げ直後だった昨夏を上回っているものの、盛り上がりはいまひとつだ。
 ヨドバシカメラ新宿西口本店では、エアコンの売り上げが前年同期比で3〜4割減少。7月の最初の週末を過ぎても改善の動きは見られず、「ボーナス商戦に突入した感じがしない」と営業担当者は嘆く。
 中部地方や関西に店舗が多いエディオンも、「エアコンは昨年も良くなかったが、その水準をさらに下回っている」と困惑顔だ。大画面・高画質の「4K」テレビは好調だが、エアコンなど季節商品が足を引っ張り、全体の売上高は2013年を若干下回っている。
 一方、大都市の駅前立地が多いビックカメラの売上高は2割増で、「まずまず好調」(広報担当者)という。エアコンの不振をドラム式洗濯機や高級炊飯器などの調理家電、コードレス掃除機といった高機能商品の好調でカバー。中国などからの外国人観光客の需要も加わり、売り上げを押し上げている。
2015年07月07日

button_15.jpg  「4Kテレビ」普及加速、平均20万円下回る 50型以上では半分占める勢い

SankeiBiz 7月7日(火)

 フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ高画質な「4Kテレビ」の普及が加速している。これまでは高価格で消費者にとって手に届きにくかったが、平均価格は20万円以下にまで低下。50型以上の大型液晶テレビの販売台数の割合でも約半分を占めるなど定着化してきており、今夏のボーナス商戦の目玉としても期待されている。

 仕事帰りのサラリーマンらが立ち寄る東京・新橋の家電量販大手ヤマダ電機の「LABI新橋」。テレビ売り場では、4Kテレビが東芝の43型が16万8000円、韓国LG電子の43型が10万2600円で売られるなど低価格が進んでいる。

 調査会社BCNによると、4Kテレビの平均単価は5月に19万4000円と、前年同月比で4割も下がった。部品価格の低下、製品数の増加、小型化を背景に価格競争が進んだためだ。液晶テレビ全体に占める割合を見ると、5月には台数ベースで1割、金額でも3割を初めて超えるなど存在感を増している。特に50型以上の大型の液晶テレビの販売台数で4Kが占める割合は前年同月比2.3倍の47.2%にまで拡大した。

 4Kのテレビ放送は設備更新に多額のコストがかかるため、地上波では実現のめどが立っていない。だが、今秋に日本進出する米動画配信大手のネットフリックスは4Kコンテンツもそろえる。液晶テレビの買い替え需要を狙うメーカー各社は今夏のボーナス商戦で、こうしたネット映像にも対応できる新製品を相次いで投入している。

 4Kテレビのシェアで国内トップのソニーは米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した「ブラビア」の新製品7機種(43〜75型、店頭想定価格21万〜100万円)を発売。「売れ行きは好調だ」(担当者)という。

 パナソニックやシャープも多数の新製品を投入し、競争が激化。BCNは「大型モデルでの4Kは当たり前になってきた。プラスアルファの魅力をどこまで消費者に示せるか」が勝敗の鍵を握るとみている。(宇野貴文)
2015年07月06日

button_15.jpg  売れる「4Kテレビ」価格下落 なかでもシャープ製は・・・

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J-CASTニュース 7月4日(土)

 液晶テレビの販売が回復基調に乗りはじめた。なかでも、フルハイビジョンの4倍の解像度をもつ高画質の「4Kテレビ」が売れている。

 一方、平均価格は最近の1年で約4割下落して、20万円を割っているケースは少なくない。大手家電量販店では、「だいぶ買いやすく、値ごろ感が出てきています」という。

■「4K」の主力は40〜50インチ超の大型テレビ

 調査会社のBCNによると、2015年5月の液晶テレビの販売台数は、高精細な4Kテレビが市場をけん引していることを背景に、前年同月と比べて17.9%増えた。販売金額も22.2%増で、2か月連続のプラスだった。

 なかでも4Kテレビは、液晶テレビ全体の販売台数に占める割合が4月に7.5%、5月が11.1%と、初めて1割を超えた。販売金額でも4月が25.9%、5月は32.5%とこちらも初めて3割に乗せて、売り上げに勢いがついてきた。

 また、このところ10%前後で推移していた50型以上の大型モデルの販売台数の構成比が、5月には14.0%と過去最大を記録。しかも、50型以上の大型テレビに占める4Kモデルの販売台数の構成比は、ほぼ半数の47.2%まで拡大。「大型なら4K」の流れが鮮明になってきた。

 もともとHDモデルなどに比べて高価で、主力が40〜50型超の大型の4Kテレビの販売が好調なことから、販売金額ベースでも液晶テレビ全体の平均価格を押し上げている。3年前の2012年は5万円を割り込んでいたが、15年5月では6万5500円と6万円台半ばまで回復。販売台数と金額の両面で市場に回復の兆しがみえてきた。

 BCNのアナリスト、道越一郎氏は「とくに4Kテレビは、2015年に入ってしばらく足踏み状態が続いていましたが、4〜5月で再び拡大トレンドが鮮明になりました」としている。

 そうしたなか、液晶テレビ市場をメーカー別にみると、市場をけん引しているのは、15年5月の販売台数シェアが18.1%で2位のソニー。14年5月以降、13か月連続で前年実績を上回っており、この5月も販売台数はほぼ倍増の勢い。販売金額では3年前の1.8倍の水準にまで売り上げを拡大させており、回復の足どりは力強い。

 平均単価は9万5700円と、シャープやパナソニック、東芝の主要4社では最も高かった。

 ソニーの液晶テレビに占める4Kモデルの販売台数の割合は24.7%と唯一2割を上回っており、販売金額では51.4%とじつに半数を超えている。

 一方、液晶テレビで38.1%のトップシェアをもつシャープは、伸び率ではソニーほどではないものの、5月の販売台数は前年同月比で8.1%増とプラスに、販売金額も18.3%増と2ケタ増を達成した。

 ただ、平均単価は6万1100円と主要4社の中で最も安かった。

「生産と在庫バランスよくない」ことで価格の下落幅が大きくなりやすい
 シャープの液晶テレビの平均単価が低い理由について、前出のBCNのアナリスト、道越一郎氏は「液晶テレビ事業では4Kへのシフトを進めていますが、他社と比べて一気にシフトできないところがあります」と話す。

 シャープは、液晶テレビ全体ではトップシェアを誇るものの、4Kテレビの販売台数の構成比をみると、50型以上は83.1%あるが、40型台は16.9%しかない。これに対して、ソニーの40型台の構成比は47.6%、パナソニックが55.7%、東芝でも46.9%を占めている。道越氏は「4Kの主力はいまや40型。シャープは他社に比べて小型化で遅れをとったため、売れ筋のこの層を取りこぼしています」と指摘。これが4Kモデルの構成比が伸び悩んでいる要因の一つとみている。

 また、液晶テレビ全体に占める4Kテレビの割合でも、他社が10〜25%を占めている中で、シャープだけが7.6%と唯一1ケタ台にとどまっている。

 半面、シャープは低価格で利益率の低いHD以下のモデルの構成比が5割を超える状況が続いている。道越氏は「シャープはHD以下モデルの割合が大きいことが足かせとなって、4Kモデルへの転換に時間がかかっているのではないか」と推察する。価格の安いHD以下のモデルの価格が4Kテレビの登場で下落しているうえ、その4Kテレビの価格もHD以下のモデルに引きずられて値下がりしている可能性がある。

 「生産と在庫のバランスがあまりよくない」ことが、販売価格の下落幅が大きくなりやすい要因との指摘もある。

 そうしたなか、大手家電量販店を覗いてみると、主力である40インチ台の4Kテレビの価格は20万円を割り込み、勢い10万円前半の攻防になってきている。

 ある家電量販店は、「夏のモデルチェンジもありますから、ちょうど(価格は)下がりやすい時期なんです」と話す。「4Kモデルでもいろいろありますから、単純には比較できません」というが、そんな中でシャープ製は40インチ台で15万9000円、11万7000円と、ソニーやパナソニックと比べてやや安いようにもみえる。シャープは6月30日に4Kテレビの新商品を投入する。別の家電量販店は「どこも在庫を残したくありませんから、その影響はありますよ」と話す。
2015年07月01日

button_15.jpg  4Kテレビを賢く買うならカタログスペックの読み方を理解しよう!

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日経トレンディネット 6月30日(火)

 4Kテレビはこの夏が買いどきだ。その理由は「今こそ知りたい「4K/8K」 フルHDとの違いは? どんな御利益があるの?」を読んでいただければ分かると思うのだが、いざ買うとなると「どれを買えばいいの?」と迷う人も多いのではないだろうか。

 そこで、この連載では自分に合った4Kテレビを失敗せずに購入するために知っておきたいカタログスペックの読み方や各社の高画質機能、製品ラインアップの詳細を紹介していく。今回はカタログスペックの読み方に焦点を当てて解説しよう。

●画面サイズは徹底的に大きくしても問題なし!

 購入するとなるとお財布との相談になるが、まず押さえておきたいのが「画面サイズ」だ。設置する場所に置けるかどうか、テレビ台はもちろん、テレビを収納するタイプのラックなどの場合は特にそのサイズが重要になる。

■10年前の37インチなら50インチ4Kテレビで置き換え可能!?

 今4Kテレビの購入を検討している人のほとんどが、液晶テレビやプラズマテレビからの買い替えだろう。10年前に購入したリビングのテレビを買い替える場合、そのほとんどで数インチのサイズアップが可能になる。最近は「ベゼル」と呼ばれるパネル周りの枠を狭くした「狭額縁モデル」が中心になっていることや、10年近く前にはスピーカーを画面両側に配置した「サイドスピーカーモデル」が多かったためだ。

 2005年発売の薄型テレビを見てみると、パナソニックの37インチプラズマテレビ「VIERA TH-37PX500」は横幅が1038mm、シャープの37インチ液晶テレビ「AQUOS LC-37GE2」は1087mm。アンダースピーカーを採用するシャープの「AQUOS LC-37GD7」は930mmだ。

 それに対し、最新の50インチ前後の4Kテレビの横幅は以下のような感じになっている。

・シャープ「AQUOS LC-50U30」: 1123mm ・ソニー「BRAVIA KJ-49X8500C」: 1093mm ・東芝「REGZA 49G20X」: 1105mm ・パナソニック「VIERA TH-49CX800N」: 1100mm

 サイドスピーカータイプの10年前の37インチテレビなら、最新の50インチ4Kテレビの横幅と10cmも違わない。ピッタリとはまるように設置されていた場合は別だが、元々10cm程度の余裕があった場所であれば10インチ以上のサイズアップができることになる。

■4Kテレビなら近くで視聴しても大丈夫!

 画面サイズを大きくすると、最適な視聴距離が変わってしまうため、「大きすぎるテレビを置くのもまずいのでは?」と考える人もいるのではないだろうか。

 フルHDのテレビの場合、最適な視聴距離は3H(画面の高さの3倍)と言われていた。これは人間が映像に没入できる水平視野角(約33度)になる距離のこと。これ以上に近づけば没入感がより得られるが、フルHDテレビの場合は画素が識別できてしまう(画面の粗さを感じてしまう)という問題があった。

 しかし4Kテレビの場合は解像度が縦横2倍になるため、フルHDテレビの2分の1の距離まで近づいても画素を認識せずに視聴できる。逆に言うと、計算上は同じ場所に置いて同じ距離で見るなら、2倍のサイズの4Kテレビを買っても画面の粗さは感じない。42インチのテレビを置いていた場所に84インチのテレビを置く、なんてことはそうそうないので現状で使っているテレビの視聴距離に問題を感じていない限り、10インチ程度のサイズアップでで問題が生じる心配はほとんどないといっていいだろう。

●パネルの方式にも違いがある?

 メーカーのカタログなどを見ると、液晶パネルの方式について書かれていることがある。液晶パネルは大きく「VA方式」と「IPS方式」の2つに分かれる(「TN方式」と呼ばれるものもあるが、TN方式はコントラストや視野角の性能が低いため、基本的に低価格モデルにしか使われていない)。

■コントラストの高いVA方式と、視野角の広いIPS方式

 VA方式とIPS方式には、それぞれに一長一短がある。VA方式はパネルのネイティブコントラスト(バックライト技術などで高コントラスト化する前のパネルそのものの素のコントラスト)が高いため、暗部や明部の細かい映像表現が可能になっている。しかしIPS方式に比べて視野角が狭いため、斜めから視聴するような場合には性能をフルに発揮できない。

 一方で、IPS方式は視野角が広いため、テレビを囲むようにして設置したソファーに座って大家族で視聴するといった場合でもテレビの性能を発揮しやすい。しかしネイティブコントラストはVA方式に比べて低いため、暗部や明部のディテールを繊細に表現するのは比較的苦手だ。

 どちらも映像エンジンなどを用いてそれぞれの得意分野を伸ばし、不得意分野をリカバリーしているが、基本的な性質としては以上のような違いがある。メーカーによっては方式を公開していない場合もあるが、それぞれの違いを認識しておくといいだろう。

●バックライトは「直下型」「部分駆動」がベスト

 4K液晶テレビを選ぶうえで、分かりにくいのが「バックライトの種類(方式)」ではないだろうか。

 以前の液晶テレビのバックライトには、「CCFL(冷陰極蛍光管)」と呼ばれる蛍光灯のようなものが用いられていた。しかし最近では薄型化が可能で消費電力も低いLEDが用いられている。

 LEDバックライトは、大きく「直下型」と「エッジ型」の2種類に分かれている。直下型は液晶の裏側にLEDを敷き詰めたもので、エッジ型は液晶の裏側ではなく上下などに配置したものだ。どちらも導光板を用いることで画面が均一な白に見えるようになっているが、LEDの数と配置が大きく異なる。直下型のほうが多くのLEDを使うことで画面を明るく(高輝度)にできる。高画質をうたうモデルのほとんどは直下型バックライトを採用している。だが、背面にLEDを敷き詰めるため薄型化は難しい。

■「部分駆動(ローカルディミング)」に大きな違い

 直下型とエッジ型の最も大きな違いは、「部分駆動(ローカルディミングとも呼ばれる)」に関する点だろう。

 液晶パネルは、液晶の裏側にあるバックライトの光を透過させるため、光漏れが生じて黒が浮いてしまうのが大きなデメリットとなっている。自発光型であるプラズマパネルや有機ELパネルに比べて、その点において劣ると以前から言われていた。

 そこで実現したのがLEDバックライトの部分駆動である。バックライトを例えば横16×縦9=144個に分割し、映像の明るい部分のバックライトは明るく、暗い部分のバックライトは暗くすることで、映像全体のコントラストを上げるというものだ。

 直下型はパネル直下にLEDを敷き詰めるため、原理的には約800万個(4Kパネルのピクセル数は3840×2160=829万4400個)のブロックに分けて駆動することも可能だ。ソニーが米国で開催された「CES(Consumer Electronics Show)」で試作機を展示した「クリスタルLEDディスプレイ」などはまさにその発想で開発されたもの。一般的な液晶テレビはそこまで分割されていないが、コストさえ許せば現実的には可能である。

 一方でエッジ型の場合、上下に配置されたLEDを導光板で中央部まで導く設計になっており、バックライトを細かく分割することが原理的にできない。そのため部分駆動に対応しても、直下型ほどコントラスト性能を上げることができない。

 実際の違いは目で見て確かめてほしいが、高画質を徹底的に追求したい人には「直下型」で「部分駆動(ローカルディミング)対応」のモデルがお薦めだ。
2015年06月24日

button_15.jpg  究極のテレビ=8KをNHKが実験初公開「平成30年までに市販レベル目指す」

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産経新聞 6月20日(土)

 NHK放送技術研究所の研究成果を紹介する「技研公開2015」が5月28〜31日、東京・砧(きぬた)の同研究所で開かれた。今年も「8Kスーパーハイビジョン」に関する展示が中心で、来年の試験放送を先取りした実験を初公開。実用化に向けた技術がきめ細かく展示され、NHKの掲げる「究極のテレビ」が実現に大きく近づいたことを印象づけた。(三品貴志)

 8Kは、現行のフルハイビジョン(2K)の16倍、4Kの4倍の画素を持つ超高精細映像が特徴の次世代テレビ。音響もハイビジョンの5・1Chをしのぐ22・2マルチChに対応している。

 「試験放送に向けて、『8K Ready(準備は整った)』というところを見てほしい」。技研の黒田徹所長は開催に先立つ5月26日、そう胸を張った。

 NHKは今回、来年の8K試験放送で実際に使う放送衛星(BS17チャンネル)を活用し、生中継の実験を行った。東京・台場で撮影した映像を渋谷の放送センターを経由して衛星に送り、技研のテレビに映し出す様子を公開。さらに、地上波放送での伝送実験やCATVでの同時再放送技術なども紹介された。

 ■小型画面にも可能性

 8K関連の展示で目についたのは、今後の制作現場での活用を見据え、ケーブルや記録装置など、細かな機材や技術の改良が進んだことだ。フルスペック(最高仕様)の8K映像データを記録装置などに送る際、従来は約100本ものケーブルが必要だった。だが、今回、NHKは新たな信号伝送規格を開発。大容量の8Kデータをケーブル1本で送れるようになった。

 また、従来、8K映像の迫力を味わうには大画面が必須だとされてきたが、今回は13・3インチのノート大ディスプレー(半導体エネルギー研究所開発)も展示。グラビア印刷を超えるきめ細かさは、8Kがタブレットなど小型画面にも活用できる可能性を示した。

 一方、NHKとJVCケンウッドが共同開発したフルスペック8K対応プロジェクターも初公開され、450型の大スクリーンでその実力が披露された。フルスペック8Kは、動きの速い被写体でもブレが少なくとらえられるのが特徴だ。会場ではサッカーの試合映像を使ってフルハイビジョンとの比較も行われ、そのなめらかさは圧倒的だった。

 また、従来のテレビでは再現できなかったさまざまな色合いの描写に対応していることもフルスペック8Kの強み。会場のスクリーンには彩り豊かな花々やエメラルドグリーンの海などが次々と投影され、「究極のテレビ」の表現力を見せつけていた。

 ■受信機開発が課題

 NHKは平成30年までに8Kの実用放送を始め、東京五輪・パラリンピックが開催される2020(平成32)年の本格普及を目指している。今後の課題は、放送波を受信し、テレビに映像や音声として出力させる小型チューナーなどの開発だ。現在、放送局やメーカーなどが受信機の統一規格を協議しており、NHKの浜田泰人技師長は「試験放送までにはチューナーを開発できる見込みは立ってきた」と話す。

 ただ、チューナーや対応テレビが一般家庭向けに市販される時期はメーカー次第。一般視聴者が8Kを体験するには当面、NHKの展示イベントなどに参加するしかなさそうだ。浜田技師長は「平成30年までに市販レベルのものが出てくるよう開発者と連携しながら研究を進めたい」と話している。

 ■民放はネット連携で新提案

 8Kと並ぶ次世代テレビのもう一つの“柱”が、「ハイブリッドキャスト」をはじめとするインターネットを活用した新サービスだ。今回の技研公開では、広告収入で成り立つ民放独自の新たな提案も目立ち、サービスとしての進化を期待させた。

 TBSは、見逃した番組をネット経由で視聴できる「見逃し配信」に関する新サービスを提案。事前に登録した視聴者の年齢や性別、視聴した番組の傾向などを分析し、おすすめの番組やCMを画面上に表示させる試みだ。

 また、フジテレビは、4Kテレビ向けの「プレミアム配信動画視聴」サービスを紹介。地上波でハイビジョン画質で放送されている番組を、ネット経由で4K画質で表示し、場面を巻き戻すこともできる。ネット経由の動画にはCMが含まれていないが、テレビ放送がCMに入ると、画面が自動的にCMに切り替わる仕組みだ。

 担当者は「放送、配信を問わず、CMを届けられるのが特徴」とアピールしている。
2015年06月22日

button_15.jpg  HDR対応に見事な色再現――パナソニック「CX800」シリーズはコスパの高い4Kテレビ

ITmedia LifeStyle 6月22日(月)

 昨年発売された「AX900シリーズ」をフラッグシップとするパナソニックの“4K VIERA”。この夏、そのセカンドラインとなる「CX800シリーズ」がテイクオフした。ラインナップを構成するのは60V型、55V型、49V型の3モデル。すべてのサイズで型番末尾にNが加えられた、ディスプレイ本体を斜めにスラントさせた製品も用意されている。

 昨今の4Kテレビの低価格化の動きは著しい。そんな中にあってCX800は、価格を抑えながらもAX900に盛り込まれた高画質技術を継承し、コストパフォーマンスのよさを多くの消費者に実感してもらえる製品に仕上げようとの思いが伝わってくる好製品といっていいだろう。ぼくの目には、プラズマ撤退当時の液晶大画面に対するVIERA開発陣の迷いが完全にふっきれた製品に見える。

 まず注目したいのが、AX900同様3サイズともにIPS(In Plane Switching)液晶パネルが採用されていることである。IPSパネルはいっぽうの主力方式であるVA(Vertical Alignment)パネルに比べると、液晶分子を水平方向に回転させる方式ゆえ視野角による画質ダメージは少ない。その代りに、全遮断時でも漏れ光が大きく、正面コントラストが低くなるといわれてきた。視野角の広さか、正面コントラストか。どちらを採るかの判断を迫られて、パナソニック技術陣が出した答えはAX900に引き続いて前者だったわけである。

 4K高解像度を得て、いっそうの近接視聴が可能になった液晶大画面テレビにとって、視野角の狭さは決定的な弱点になり得る。家族3〜4人が横並びで画面に向き合ったときに、両端の視聴者が白茶けた不自然な映像を観ることになりかねないからだ。

筆者は、各社の大画面テレビを数台並べた場所で、数人の仕事仲間と画質を評価する仕事をすることがたまにある。そんな折、真ん中に座った人と両端にいる人で、その評価が著しく異なるという局面によく出くわすが、それは決まってVAパネル採用機なのである。視野角の問題から逃れられる自発光タイプのプラズマテレビを長年手がけてきたパナソニックにとって、高級大画面テレビ開発においてこれは何より避けたいポイントだったのだろう。

 一方IPSパネルで指摘されてきた黒浮きについては、バックライト制御技術を磨くことで対処できるはずと同社企画・開発陣は考え、AX900同様に3モデルともに画面を多分割してエリア別に駆動するローカルディミングの手法が用いられている。ちなみに55V型と65V型はLED光源をパネル裏に配した直下型、49V型のみ(下)エッジ型である。

 光源に用いられたLEDは広色域タイプで、デジタルシネマ(DCI)で定められた色再現範囲をほぼカバーする。それに加えて、AX900に引き続いて「ヘキサクロマドライブ」を搭載、色再現能力を向上させている。ヘキサクロマドライブとは、映像作品がパッケージソフト化されるときや放送時に圧縮される色信号を復元する「カラーリマスター」と3次元方式の「カラーマネージメント回路」で構成される技術。RGBの3原色のほかにその補色となるCMY(シアン、マゼンタ、イエロー)を加えた6(ヘキサ)軸による色補正を行なうことが、その名の由来だ。

 ちなみに本シリーズは、まだ運用は始まっていない4K放送規格BT.2020色域に対応することもうたわれている。「対応」といってもBT.2020の広色域をありのまま再現することではない。というか、現状のLEDバックライトを用いた液晶テレビでそれは困難だ。「対応」というのは送出されたBT.2020 の色信号に対して、3次元色補正技術を用いてパネル上に最適な色を描くという意味。これもAX900から踏襲された技術である。

 一方、AX900にはないCX800ならではの注目ポイントがある。それがHDR(ハイダイナミックレンジ)規格への対応だ。これは先頃規格策定が終了したUHD(4K)Blu-ray Discや4K番組の配信が予告されている「NETFLIX」(この秋わが国でのサービスが開始される)、来年夏に開始するBSの4K試験放送などで採用される予定のダイナミックレンジ拡張技術である。

 CX800は、昨年のVAタイプの「AX800シリーズ」に比べて約1.6倍の最大輝度を持つ(ただしAX900 に比べると約7分の5)。この明るさの余裕度を活かし、HDR 収録されたコンテンツに対して最適化された明暗のトーンカーブを持たせ、収録カメラのオリジナル映像により近いダイナミックな画調を実現しようというわけだ。

 実際に4KカメラでHDR収録された映像を、HD用トーンカーブを持たせた「TH-60CX800」で見てみたが、そのメリハリの効いた画質の魅力は誰の目にもアピールできるものだと思った。単に白ピークが伸びるだけでなく、ハイライトの色ヌケや白ツブレがなくなるため、薄い雲の間から差し込む太陽の光や空の青を空を精妙に描き出してくれるのである。

 4K高精細映像は、最適視距離まで画面ににじり寄って観ることでその魅力がリアルに実感できるが、HDR映像は画面から離れて観てもその良さが分かるのも重要なポイント。ハリウッド業界人がHDRに熱心なのも、この「誰でも分かる画質の魅力」にひかれてのことだろう。CX800は、4K映像に相応しいダイナミックな画調が楽しめるこのHDR 規格に対して、その運用が始まる前にバージョンアップ対応するという。

 スリムベゼル・タイプのCX800だが、音質強化にも力が入っている。画面下の両サイドにフルレンジ・ユニットがそれぞれ2 基下向きに、ディスプレイ背面の両サイドにそれぞれウーファー1基が後ろ向きに取り付けられ、総合40ワットのアンプで駆動される仕組み。両サイドのウーファーは、不要な振動を打ち消し合うように前後に対向配置させたパッシブラジエーターを搭載することで低音の量感向上が図られている。また、すべてのユニットの磁気回路に一般的なフェライト磁石の約10倍の磁力を持つネオジウム・マグネットをおごっている。

 観たいチャンネルやよく使うアプリなどをホーム画面に登録しておけば、該当コンテンツにすばやくアクセスできる操作性の良さもCX800の特筆すべきポイント。また、3チューナーを搭載した本シリーズは、USB-HDDをつなげば2番組同時裏録画が可能。新しい著作権保護技術「SeeQVault」に対応しているので、同規格に準じた他のテレビでも録画コンテンツが再生できることにも注目したい。

 安定感のある金属製のアーク状フットに狭ベゼルのディスプレイ本体が載せられたそのアピアランスは、実にすっきりとし、高級感に満ちている。型番末尾にNが加えられた「CX800N」タイプは、ディスプレイがやや斜めに(3度)傾いているが、これはローボードに設置し、ソファに座って画面に対峙したときを想定してのこと。座ったときの人間の平常視線は“水平より15度下”との研究報告もあり、長時間視聴しても疲れにくいこのスラント・デザインは、人間工学的にも理に適ったものといえそうだ。

●映画「美女と野獣」で感じた“色の魅力”

 「TH-60CX800N」と同社の最高峰BDレコーダーの「DMR-BZT9600」をHDMI接続、映像モードを「シネマプロ」に設定してさまざまな映画BDを観てみた。

 最初に観たのは「インサイド・ルーウィン・デイヴィス〜名もなき男の歌」のオープニング・シーン。主役のフォーク・シンガー、ルーウィン・デイヴィスを演じるオスカー・アイザックが薄暗いコーヒーハウスで歌うシークエンスは、液晶テレビにとって非常に厳しい場面。さすがに完全暗室ではTH-60CX800はうっすらと黒浮きが目立つ。パネル・コントラストに差があるのか、やはり黒の黒らしい表現力という点では、上位シリーズのAX900のほうが上だ。

 もっともこれは部屋を真っ暗にした環境でのこと。部屋の照度を50ルクスくらいのにほの暗い設定にすると、この黒浮きはほとんど気にならなくなる。

 このシーンで感心したのは、ローライトの適正なホワイトバランス。暗部が緑がかったり、赤みが強くなることなく、TH-60CX800Nはこの泰西名画のような美しい構図を陰影豊かに描き切ったのである。

 CX800の色の魅力を痛感させられたのが映画「美女と野獣」(2014年仏独合作版)だった。夜陰にまぎれてたどり着いた森の中の小屋で、娘ベル(レア・セドゥ)が外套を脱いで見せる真紅のドレスのつややかさ! しかもそのドレスのしわやディティールをCX800は見事に浮き彫りにするのである。

 低輝度シーンでの色域のねじれを解消し、微細な色情報を的確にすくい取る、4K VIERAならではの3次元カラーマネージメント回路の効能に改めて実感させられた。またレア・セドゥのスキントーンも抜けるように美しく、6軸補正でホワイトバランスを的確にチューニングできるヘキサクロマドライブの進化ぶりにも感心させられた。

 フルレンジ・ユニットが下向き、サブウーファーが後ろ向きという厳しい条件下にある内蔵スピーカーの音質については、巧みなイコライジング技術の効用か、思ったよりも聴きづらさはなく、台詞やヴォーカルにヘンなクセが感じられない。

 しかし、本機の画質のよさにバランスさせるには低音の量感や音の厚みが物足りないし、アンダースピーカーだけに、近接視聴では声が下から聞こえてきて、映像と音源位置が合致しない違和感がどうしても生じてしまう。本機でBlu-ray Discの高画質映画やアニメーション、音楽ライブを楽しみたいという方は、本機の両サイドにお気に入りにスピーカーを配置することをお勧めしたい。

 プラズマ高画質路線を突き進んできたパナソニックだけに、いずれは自発光デバイスを用いた高画質機の発売を期待したいが、それでもなおCX800シリーズのコストパフォーマンスの高さは、十分に評価できるものだというのが筆者の結論だ。

[山本浩司,ITmedia]
2015年06月19日

button_15.jpg  55型8K液晶が夏に製品化。アストロの8K向け開発加速

Impress Watch 6月18日(木)

 アストロデザインは、関係者らに新製品やソリューションを紹介する「Private Show 2015」を6月18日と19日に開催。8Kで最小とする55型液晶モニタなど、8K対応製品を中心に多数展示している。

 '16年のBSでの8K試験放送開始や、その先の'20年東京オリンピックに向けて8K/4K放送の整備が進められている中、今回のプライベートショーは「8K試験放送を見据え」をテーマに、放送局やテレビメーカーなどの実用に即した“8K Ready”の機器を中心とした提案を行なっているのが特徴。

■ 55型8K液晶や変換器など、8K放送に向けた準備が進む

 '14年の同イベントで注目されたのは、初披露された8Kの98型液晶モニタで、価格は約3,000万円というものだった。

 今回「8Kコーナー」にて披露されたのは、55型で8K(7,680×4,320ドット)のパネルを採用した液晶モニタ。研究開発や編集室のマスターモニターなど、幅広いケースでの利用を想定。展示されているのは試作機で、実際の製品はベゼル幅を2cm程度まで縮小するという。今夏の発売を予定しており、価格は約1,200万円。業務用の普及価格帯まで抑えたという。

 RGB 4:4:4、色深度はRGB各10bit、コントラスト比は1,400:1、60/59.94pに対応する。ブライトネスやコントラストの調整、設定値のセーブ/ロードなどが可能で、専用コントローラで映像調整を行なえる。入力はDualLink DVI(16ch/10bit)に対応し、DVI端子を16系統装備する。

 '14年には、シャープのUV2Aパネルを使った85型8K液晶モニタも参考展示されていたが、今回はその次の世代にあたるシャープ製パネルを使って製品化された「DM-3811」の実機も用意されている。既に販売中で、価格は約2,500万円。

 同モニタに合わせて、8K Dual Green(画素ずらし)で撮影された映像を補間してフルスペック8Kにリアルタイム変換するというコンバータ「SC-8212」も展示。画素ごとに方向性を推定しながら高精度に補間し、RGB間の相関を利用して偽色の発生を抑制するという。さらに、8K Dual Green信号をフル解像度にアップコンバートしながら、DPXファイルとして書き出せる変換装置「SE-8100」も展示している。

 8Kカメラ関連では、同社の小型8Kカメラヘッド「AH-4800」の活用などを紹介。同カメラの機動性の高さを活かし、スタジアムからのスポーツ中継などで上空から撮影するワイヤーカムにするシステムを提案。光ケーブルで接続し、従来に比べケーブルの取り回しを改善しているのが特徴。このほかにも、AH-4800に装着可能な8K液晶ビューファインダや、HDMI/HD-SDI入力のフルHD有機ELビューファインダ「DF-3515」などを展示している。

 スタジアムなどへの採用を想定するサイネージ「4K VIDEO WALL」も提案。'14年にも展示していた「ウルトラワイドビデオウォール」から解像度をアップさせたもので、同社プロセッサを用いて4K映像2面の表示が可能。今回の表示にはクリスティ製の20型ディスプレイユニットを4×6台(縦×横)利用し、8K映像1面とHD映像4面の表示も行なっていた。ディスプレイユニットは自由に並べられるため、従来の形に囚われない表示が可能で、例えば人の周りを曲面で取り囲むように各ユニットを配置することなども可能。'16年の2月には4K/60p×2面表示に対応予定としており、その時期をめどに発売予定としている。

■ 8KテレビやUHD BLU-RAY機器開発に向けた製品

 上記で紹介した8K製品は、放送局など映像制作現場での利用を想定した製品だが、一方で'16年8K試験放送開始に向けては、テレビメーカー各社の製品開発に合わせた提案も行なっている。

 デジタルビデオ信号発生器「VG-876」は、HDMIやV-by-One、3G-SDIなどのインターフェイスユニットを最大4つ装着できるスロットを備え、4K/120HzやフルHD/240Hzの信号もサポート。HDMIユニットはHDCP 2.2にも対応する。

 この製品から信号出力することで、4K/8Kの画質評価に利用できる高精細/広色域の標準画像を、映像情報メディア学会の協力を得て開発者向けに提供している。ITU-Rで制定されたUHDTVのスタジオ規格「BT.2020」(Rec.2020)に規定された8K/4K解像度と、HDのBT.709(Rec.709)準拠の2K解像度の合計3種類の信号を、信号発生器のVG-876から出力可能。BT.2020に沿ったHDR(ハイダイナミックレンジ)用の画像も用意され、テレビメーカーなどは8KやHDR対応テレビの開発に活用できる。

 '16年の8K試験放送に向けて、現在パネルメーカーでは8K対応パネルの開発が進められているため、それに合わせてアストロデザインが信号発生機などの開発向け製品を提供。それを使ってセットが作られるという流れが進むと見られる。

 また、次世代Blu-rayのUHD BLU-LAY対応製品が今秋にも登場すると見て、著作権保護のHDCP 2.2もサポート。シャープの4K対応レコーダと組み合わせたデモを行なっている。

 8Kとともに、放送の高度化に向けて採用が見込まれるMMT(MPEG Media Transport)多重化に向けた製品も展示。MMTにより、放送だけでなく通信ネットワークも活用してテレビ画面に複数の映像を同期表示するといったサービスが可能になる。アストロデザインはMMTレコーダ「CP-5541」やMMTアナライザ「SP-5800」により、開発/運用のサポートを図る。

 さらに、MMTテストストリームの送出ソリューションとして、MMTシミュレータとMMT-SIエディタを使ってMMTファイルをレコーダ/プレーヤー「CP-5541」にアップロードして利用するというシステムの製品化も検討中。今後のテスト用に、あえてエラーを起こすストリームを作る必要がある場合にも活用できるという。

■ 4KからHDの動画切り出しや、Oculusも活用可能なCGバーチャル美術館など

 8K以外にも、今後提供予定のユニークな製品が展示されている。

 「4K-HD低遅延切り出し回転・ブレ補正装置」(GP-4020)は、4Kカメラの映像を、地デジなどのHD番組制作で活用する際に、リアルタイムでHDに切り出し、高度なブレ補正や、回転する効果を加えた表示が可能になるもの。

 「切り出し回転機能」は、音楽やバラエティなどの番組で、従来はカメラマンがカメラ本体を回したり専用カメラの内部を機械的に回転させて撮影していた映像を、GP-4020の映像切り出しによって作れるというもの。4Kカメラの機種を問わず利用でき、滑らかな回転と回転速度の変更が可能な点が特徴。

 「ブレ補正機能」は、カメラ本体に別売の小型センサーを装着することで、トラックや船の上など従来の防振台が使えない場所でも、高度なブレ補正を可能にするというもの。

 いずれも、日本テレビと共同開発しているもので、日テレによる展示会「デジテク」でも出展されたものが製品化され、10月に発売予定。価格は、GP-4020本体が約220万円、ブレ補正のセンサーが約12万5,000円。

 「ウルトラCG・バーチャルミュージアムシステム」は、リアルタイム3DCGで構築した、VR映像の美術館/博物館を実現するというソフトウェアを使ったもの。

 あらかじめ用意した美術館のようなスペースの3DCG映像に、後から静止画や動画のファイルを指定すると、それが実際に展示されているように額縁や文字の解説などと組み合わせて表示できる。平面だけでなく、立体造形の作品を様々な方向から眺めるといったことも可能。実際の美術館/博物館内にバーチャル展示として利用したり、個人が自分の写真や動画などの作品を展示するといった利用を想定している。

 ソフトは、ゲーム開発に使われているUnityを用いて開発され、Windows上で動作。マウスやゲームコントローラなどで操作できるほか、ヘッドマウントディスプレイのOculus Riftで立体映像として楽しむといったことも実現できる。


【AV Watch,中林暁】
2015年06月18日

button_15.jpg  今や4Kテレビは半額? 家電ジャーナリストのおススメは…〈週刊朝日〉

dot. 6月18日(木)

 いよいよ夏のボーナスシーズン。普段は手が届かないような家電を購入するチャンスだ。新商品も続々出ているので、気鋭の家電ジャーナリスト&家電コンシェルジュにテレビ、冷蔵庫のおススメを選んでもらった。

◇テレビ
「49インチ以上の大型テレビをボーナスで買うなら、4Kがいい。ラインアップが増え、価格もぐっと下がってきたからです」

 そう話すのは、IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志さんだ。4Kとはフルハイビジョンの4倍の解像度という意味。「映画館並み」の臨場感と鮮やかさを味わえるのが特徴だ。2011年、東芝が世界に先駆けてつくった55インチは、約90万円と高嶺の花だった。それがいまや半額くらいで手に入る。安蔵さんのイチ推しは東芝「レグザ」4K対応58インチだ。

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「42インチや50インチの薄型テレビからの買い替えに最適なサイズで、昨年10月発売で価格もほどよい。画質やデザイン、操作性で選ぶなら、ソニーの『ブラビア』49インチ(28万670円)も魅力的」

 家電コンシェルジュの神原サリーさんは、パナソニックの「ビエラシリーズ」を推す。55インチなら34万9930円。テレビから3メートル以内ならリモコンなしでも直接話しかけて操作できる。

「家事で手が濡れたり塞がっていても『何チャン!』と言えば切り替わるのは主婦に嬉しい。どこから見ても鮮やかなので、“チラ見”が奇麗なのもいい」

◇冷蔵庫
 冷蔵庫選びの一つのポイントは、“冷凍食”の利用頻度。神原さんが言う。

「まとめ買いやお取り寄せで冷凍庫をよく使うなら、大きな食材をそのまま保存できる173リットルのメガフリーザーを採用したシャープの『プラズマクラスター冷蔵庫』。中央に四つに仕切った大きな冷凍室があり、それとは別に小分けした冷凍食材を入れる箇所も下にあり、使いやすい」

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 生野菜をよく買うなら、野菜室の場所も重要。パナソニックがシニア向けに出した「Jコンセプトシリーズ」は、野菜室の位置が高齢女性の身長(平均152センチ)の腰の高さになるように作られている。

 これからの季節、生鮮食品の傷みが気になるが、気圧を下げて食品の酸化を防ぐ機能が付いているのが日立アプライアンスの大容量冷蔵庫「真空チルド」。

「LEDの光触媒が炭酸ガスを生成して肉や魚、さらには野菜まで“眠らせるように”保存してくれる機能もある」(安蔵さん)

 冷蔵庫は面積が大きいので、デザインもないがしろにできない。神原さんは、「夫婦で迷ったら、キッチンで過ごす時間の多い妻の好みを重視して」と話す。

※週刊朝日 2015年6月26日号より抜粋
2015年06月17日

button_15.jpg  東芝がHDR対応の4Kテレビを発表、精細感が大きく向上し画像が引き締まる

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日経トレンディネット 6月16日(火)

 東芝ライフスタイルは2015年6月10日、全面直下型LEDバックライトを搭載した4K液晶テレビ「REGZA G20Xシリーズ」を発表した。55V型の「55G20X」(予想実勢価格30万円前後)、49V型の「49G20X」(同26万円前後)、43V型の「43G20X」(同21万円前後)の全3モデルで、6月30日に発売する。フルハイビジョンの4倍の画素を持つ4K液晶テレビのエントリーモデルという位置づけだが、4Kブルーレイディスクに採用される予定の「HDR(High Dynamic Range)」と呼ばれる高画質が得られる画像フォーマットに対応しているのが特徴だ。

 同社は、2014年10月か最上位モデル「Z10Xシリーズ」とミドルレンジモデル「J10Xシリーズ」を順次発売してきた。今回のG20Xシリーズで、ラインアップがそろった形になる。

 最上位のZ10Xシリーズは4K試験放送「Channel 4K」や、2015年3月に放送を開始したスカパーJSATの4K専門チャンネル「スカパー! 4K」を視聴できる「4K放送対応スカパー! チューナー」を内蔵していたが、G20XシリーズはJ10Xシリーズと同様に4K対応チューナーは非搭載。

 東芝ライフスタイル ビジュアルソリューション事業本部 VS第一事業部 地域第一部 国内TV商品企画担当 参事の本村裕史氏は「G20Xシリーズはスタンダードモデルだが、骨太の画質をしっかり作りたいと考えて全面直下型バックライトを採用し、HDRにも対応した。REGZAはZ、J、Gの3シリーズいずれもHDR入力対応になる」とG20Xシリーズ開発の狙いを語り、従来モデルもHDR対応となることを明らかにした。

●全面直下型LEDを採用し、新開発の「4KレグザエンジンHDR」を搭載

 G20Xシリーズは広視野角のIPS液晶パネルを搭載する。上位モデルと同様に、広い輝度レンジを得るために液晶パネルの背面全体に高輝度で広色域のLEDを配置した。

 映像エンジンには新開発の「4KレグザエンジンHDR」を搭載。地上デジタル放送やBSデジタル放送、ブルーレイディスクの映像も4K画素にアップコンバートする「4Kマスターリファイン」などの高画質機能を搭載している。4KレグザエンジンHDRは、従来の「レグザエンジンCEVO」に比べて約3倍の処理能力を持ち、操作性も向上しているという。

 地上・BS・110°CS放送対応の3波チューナーを3基内蔵しており、市販のUSB HDDを接続することで番組の録画も可能。2番組を同時に録画しながらテレビを視聴できる「BSも地デジも見ながらW録」に対応している。録画した番組を別の機器でも再生できる「SeeQVault」にもアップデートで対応する(2015年10月に対応予定)。

 最上位モデルのZ10Xシリーズとは違って「タイムシフトマシン」機能(別売のHDDに最大6チャンネルを“全録”できる機能)には対応していないものの、同社のタイムシフトマシン対応レコーダー「REGZAサーバーシリーズ」を、あたかも内蔵レコーダーのようにシームレスな操作感覚で使える「タイムシフトリンク」を搭載している。

 4K試験放送や4K VODサービスの映像圧縮に用いられている「HEVC」対応のデコーダーを内蔵しており、「ひかりTV 4K」(2015年9月にアップデート対応予定)や「NETFLIX」(2015年後半に国内でサービスを開始予定)、「4Kアクトビラ」(2015年内にアップデート対応予定)、「YouTube」(2015年6月にアップデート対応予定)の受信に対応する。
2015年06月15日

button_15.jpg  撮影からTV視聴まで、4K/HDR対応進めるソニー。新4Kカメラなど業務用新製品

Impress Watch 6月11日(木)

 ソニーは11日、映像制作機器の業界向け展示会を開催した。4月の「2015 NAB Show」でお披露目した機材やシステムの中から、世界初の2/3型、3板式4Kイメージセンサーを搭載した4K/HD対応カメラ「HDC-4300」などの新製品を紹介。撮影、編集、送出、アーカイブ、家庭での視聴といった各セグメントで、4Kやハイダイナミックレンジ(HDR)への対応が進んでいる事をアピールした。

■ 世界初2/3型3板式4Kセンサー搭載カメラ

 撮影に用いるカメラの注目機種は「HDC-4300」。世界初となる2/3型、3板式4Kイメージセンサーを搭載したモデルで、カメラ本体とビューファインダ、ベースバンドプロセッサユニット、カメラコントロールユニット、リモートコントロールパネルを含めたシステムで、価格は約1,400万円(構成により価格は異なる)。

 新規開発の4K CMOSセンサーには、プリズムを含む光学システムに3枚の4Kイメージセンサーを正確に貼り合わせる超高精度な独自の固着技術を投入。次世代放送の映像制作規格「ITU-R BT.2020」にも対応し、高精細で幅広い色域での色再現ができる。

 大きな特徴は、スポーツ中継などでの利用を想定している事。4Kカメラはどちらかというとシネマ用途を想定したモデルが多かったが、HDC-4300は操作系をスポーツ中継向けカメラと似せてある。さらに、高倍率なレンズと組み合わせる事で、被写界深度の深さを活かした撮影ができ、野球でマウンドのピッチャーの後ろ姿、バッターとキャッチャー、さらに背後にあるスポンサーのロゴまでキッチリ撮影するといった事も可能。

 放送局で広く使われているHD用B4マウントレンズも装着でき、「使い慣れたHDカメラの操作性を維持したまま4K撮影ができる」事をアピールしている。

 4K撮影では、ピントがシビアになるが、それを補佐する機能も搭載。例えばピッチャー、バッターなど、あらかじめピント位置を登録。そのピント位置と、現在のピント位置をファインダーにグラフィカルに表示し、素早く登録した位置に戻るといった機能も備えている。

 また、HDC-4300は4K/60pの撮影が可能だが、HD解像度では1080/180p(3倍)、1080/480p(8倍)のスーパースロー撮影も可能。スポーツのドラマチックなシーンをスローで放送する際に活用できる。なお、今後のファームアップなどで4K/120p撮影への対応も検討されており、4Kの2倍スローも表現方法として使えるようになる見込み。

 なお、超高速撮影した映像はマルチポートAVストレージユニット「PWS-4400」にXAVCで記録し、スーパースローモーション映像として再生する形となる。オプションでカットアウト機能も利用でき、4K映像の任意の部分をHD解像度で切り出す事もできる。

 ベースバンドプロセッサユニット「BPU-4000」、カメラコントロールユニット「HDCU-2000/HDCU-2500」もラインナップ。カメラヘッドへの電源供給やインターカム、タリー、リターン映像など、ライブ中継やスタジオ番組制作に必要な機能を構築できる。

 さらに、既に放送局や制作現場で使われている「HDCシリーズ」も活用でき、そこに「HDC-4300」を追加する事で、4K/HDの混在運用ができ、HD制作から4K制作への円滑な移行を実現に寄与できるとしている。

■ 4K映像をケーブル1本で伝送

 従来は撮影した4K映像を、SDIのケーブル4本で伝送していたが、スタジオや中継車のケーブルの数が膨大になり、機器も大型化する要因となっていた。

 そこで、IP技術を用いた、ネットワーク・メディア・インターフェースを開発。光ケーブル1本で4K映像が伝送できるようになっている。処理を行なうシグナルプロセッシングユニット「NXL-fR318」や、SDI-IPコンバータボード「NXLK-IP40T」なども展示された。

 現在このインターフェイスは規格化に向けて準備が進められており、東芝やシスコなど、賛同メーカーは6月現在で32社にのぼっている。

■ 4Kを見せる場を広げるために

 4K映像はデータ量が大きく、再生時にハードウェアにかかる負荷も大きいため、気軽に表示することが難しく、従来は再生のためだけに撮影に使った4Kカメラを持ってきて、そこから直接ディスプレイに表示するといったシーンも多かったという。

 そこで、HDMI 2.0や3G-SDIなどのインターフェースを備え、様々なディスプレイにSxSメモリーカードやUSB 3.0ストレージ内の4Kコンテンツを再生・表示できる4Kメモリープレーヤー「PMW-PZ1」が開発された。6月発売予定で、価格は56万円。

 コンパクトな据置型の4Kプレーヤーで、撮影した4Kデータをマスターモニターでチェックするといった用途に加え、展示会場などで使うサイネージプレーヤーとしても利用可能。

 さらに、4Kカメラの映像を記録したSxS PRO+のカードから、USB接続したSSDへワンプッシュで高速コピーできることから、高価なSxSカードを沢山用意しなくても、撮影データをすぐにSSDに移動させて、空いたSxSカードを再び撮影に使う事で、コスト低減も図れるという。

■ HDR映像の撮影、編集、家庭での表示に向けて

 4Kと合わせて注目されているのがHDR(ハイダイナミックレンジ)。次世代の高画質映像の要素として、4Kの高解像度、BT.2020の広色域、量子化ビット数が従来の8bitから10bit/12bitへの対応といったものがあるが、それに加え、HDRにより表現力が豊かになることで、臨場感ある映像の制作が可能になるという。

 展示では、S-Log対応のカメラで撮影した、S-LogのRAWデータを、HDRに対応した30型の4K有機ELマスターモニター「BVM-X300」に表示。カメラの広いダイナミックレンジで撮影したデータを、マスモニの表示で確認しつつ、編集やグレーディングの作業を行ない、HDRの完パケとして納品するまでの流れが紹介されている。

 ユーザーは、対応放送や、HDR対応のネット映像配信を予告しているNetflixなどのサービス、UHD(4K) Blu-rayを介して、HDR対応テレビでそれを視聴する事になる。展示では、HDRへの対応を予告している4K液晶テレビBRAVIAの新モデルを用意。2015年内のソフトウェアアップデートでHDRに対応する予定だが、一足先にHDRに対応させたBRAVIAの試作機と並べて、HDR対応になる事での見え方の違いをデモしていた。

 映像は富士山の麓の湖でキャンプを行なっているものだが、富士山の脇に出ている太陽の光の眩しさ、湖面に反射するキラキラとした光、夜の焚き火などで、HDR対応テレビならではのまばゆい光の強さを感じる。同時に、テントの中など、暗い部分は黒が良く締まっており、1つの映像の中に、強い光と、深い暗さが同居。実際に湖のほとりにいるような臨場感が体験できた。

 なお、テレビ向けのHDRにおける、階調圧縮のガンマ関数は、UHD BLU-RAYが採用したものと同じSMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)のST.2084規格が採用されると見込まれており、前述の4K有機ELマスモニ「BVM-X300」は8月のバージョンアップで、ST.2084規格に対応予定。これにより、撮影編集の現場から、視聴するユーザー宅のテレビまで、同じガンマカーブに統一した環境が構築できる見込み。

 HD関連では、4G/LTEやWi-Fiネットワークを活用し、カムコーダーからダイレクトに映像・音声をワイヤレス送信するライブストリーミングソリューションを報道向けに提案。2015年発売予定のネットワークRXステーション「PWS-100RX1」を使い、独自のQoS技術を用いる事で、安定したライブストリーミングが可能になるとしており、XDCAMカムコーダーの「PXW-X180」、「PXW-X200」、「PXW-X500」は、今後のバージョンアップによりQoS対応のライブストリーミング機能を搭載する予定。


【AV Watch,山崎健太郎】
2015年06月12日

button_15.jpg  東芝、4Kレグザ「Z10X」「J10X」がアップデートでHDR対応に

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マイナビニュース 6月10日(水)

東芝ライフスタイルは6月10日、液晶テレビ4Kレグザの「Z10X」「J10X」シリーズをHDR(ハイダイナミックレンジ)フォーマット入力に対応させるためのアップデートを行うと発表した。アップデートの実施時期は2015年12月を予定している。

Z10Xシリーズは、2014年10月に発表した4Kレグザ。スカパー!4KチューナーとHEVCデコーダーを内蔵するほか、全録機能の「タイムシフトマシン」を搭載している。映像面では、分割駆動が可能な直下型LEDバックライト液晶や、「レグザエンジンCEVO 4K」の搭載が特徴だ。

J10Xシリーズは、Z10Xシリーズと同時発表された4Kテレビ。スカパー!4Kチューナーは内蔵していないが、HEVCデコーダーは内蔵しており、「ひかりTV 4K」サービスなどを利用できる。

アップデートにより利用可能になるHDRフォーマットは、4K映像に対応した次世代BD「Ultra HD Blue-ray」でも採用されている規格。従来の映像に比べて明暗差の大きな場面でもリアルな映像表現が可能になる。また、ダイナミックレンジの拡大によって、これまでの映像よりも精細感や立体感もアップする。

アップデート後には、Z10X・J10XシリーズのHDMI入力端子のうち1基(HDMI3)がHDMI 2.0a仕様となる。なお、アップデート後にダイナミックレンジが拡大されるのは、HDRフォーマットの映像のみだ。

(村田修)
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