◎ 有機EL照明/OLEDディスプレイの詳しい状況は下記のページもご覧下さい。
💡>>有機ELディスプレイ・製造工程・有機EL照明の動向・コンサルティング
OLED 市場 市場規模 価格 Liq フレキシブル 製造装置 有機ELパネル プリンテッドエレクトロニクス 電子輸送層材料 封止 製造工程 ロールツーロール BOE 上海和輝光電 サムスン オルドス 和輝光電 住友化学 コニカミノルタ 有機半導体 パナソニック 京東方科技集団 光取り出し効率 平面照明 有機エレクトロニクス TCTA インジウム ロールtoロール 市場規模 セミナー 正孔注入層材料 光取り出し フィリップス コスト 講演 AGFA 出光興産 三菱化学 ZADN プロセス 低分子 高分子 ホール注入層材料 BASF 真空蒸着装置 ロールツーロール ノバレッドAG  Rubrene 有機EL 省エネ 環境 HAT-CN  コンサルティング TmPyPB Novaled ドレスデン工科大学 F4TCNQ 韓国 動向 中国 NPB 最新情報 philips GE 台湾 Spiro-TAD  Ir(ppy)3 C545T 有機エレクトロニクス研究所 有機EL OLED 有機el サムスン oled 出光 CSO .市場 BOE LG インクジェット 中国 SID 韓国 製造工程 有機 ジャパンディスプレイ ディスプレイ JDI 有機EL カティーバ 工程 AMOLED フレキシブル 照明 価格 液晶 封止 有機EL照明 JOLED .EL LED 蒸着 和輝光電 oled材料 天馬 RFID 上海和輝光電 設備投資 分析工房 材料 パネル 製造装置 構造

◎ 分析工房は、有機EL、有機太陽電池の高純度材料や中間材料の販売を日本の企業・研究機関向けに行っております。海外での委託生産も行っております。下記からお問い合わせ下さい。
💡>>有機EL材料、有機太陽電池の高純度材料
OLED 市場 市場規模 価格 Liq フレキシブル 製造装置 有機ELパネル プリンテッドエレクトロニクス 電子輸送層材料 封止 製造工程 ロールツーロール BOE 上海和輝光電 サムスン オルドス 和輝光電 住友化学 コニカミノルタ 有機半導体 パナソニック 京東方科技集団 光取り出し効率 平面照明 有機エレクトロニクス TCTA インジウム ロールtoロール 市場規模 セミナー 正孔注入層材料 光取り出し フィリップス コスト 講演 AGFA 出光興産 三菱化学 ZADN プロセス 低分子 高分子 ホール注入層材料 BASF 真空蒸着装置 ロールツーロール ノバレッドAG  Rubrene 有機EL 省エネ 環境 HAT-CN  コンサルティング TmPyPB Novaled ドレスデン工科大学 F4TCNQ 韓国 動向 中国 NPB 最新情報 philips GE 台湾 Spiro-TAD  Ir(ppy)3 C545T 有機エレクトロニクス研究所 有機EL OLED 有機el サムスン oled 出光 CSO .市場 BOE LG インクジェット 中国 SID 韓国 製造工程 有機 ジャパンディスプレイ ディスプレイ JDI 有機EL カティーバ 工程 AMOLED フレキシブル 照明 価格 液晶 封止 有機EL照明 JOLED .EL LED 蒸着 和輝光電 oled材料 天馬 RFID 上海和輝光電 設備投資 分析工房 材料 パネル 製造装置 構造

╋╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥・・
  New! 「世界有機ELディスプレイ産業年鑑2018」 11月30日発刊!
【有機ELディスプレイパネルのみならず、材料・製造装置などの主要動向を網羅した。韓国以外に中国・台湾・欧米・日本の企業別動向等もまとめており、タイムリーな情報が満載の1冊。】

💡詳細・ご注文は → http://www.global-net.co.jp/publication/ledel/875-oleddp2018.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋╋
◎ 分析工房は、UBIリサーチ社(UBI Research)の日本語の調査資料を販売しております。日本円での購入が可能です。 💡詳細・ご注文は → 分析工房
2018年04月18日

button_15.jpg  サムスン、146型次世代テレビ8月にも発売 2400万個LEDで発色

2018/4/17 18日本経済新聞 電子版

 【ソウル=山田健一】韓国サムスン電子は17日、液晶とも有機ELとも異なる次世代テレビを早ければ8月に発売する方針を明らかにした。「マイクロ発光ダイオード(LED)」と呼ぶ新型のパネルを搭載。146インチのパネルに2400万個のLEDを敷き詰める。LEDが自ら発色するため、より高画質で広視野角の映像を実現できるという。高級機市場で存在感を増す有機ELテレビに対抗する。

 同社の韓宗熙(ハン・ジョンヒ)社長がソウルで記者会見し、テレビ事業について「ツートラック戦略で成長を目指す」と語った。「ツートラック」の一つとしてこれまで追求してきたのは、パネルに特殊な材料を塗布して色の再現性を高める「量子ドット」技術。新たに加えるマイクロLEDは量子ドットよりも画期的な技術で、消費者の認知度を高めやすいとみられている。

 韓氏はマイクロLEDテレビの開発が「完了した」と強調。ベトナムで量産する計画も明かした。価格は6月をメドに公表する。3000万円前後の超高額が想定されており、関係者は「法人向け販売を先行させる選択肢もある」と述べた。

 カラーフィルターを通して発色する市販の液晶テレビや有機ELテレビに対し、マイクロLEDは光の三原色(赤、緑、青)を出す3つのLEDを1つのモジュールとして使う。自ら発色し、光を効率よく使えるようになるのが強み。米メディアは米アップルもマイクロLEDパネルの開発に着手したと報じている。
2018年04月15日

button_15.jpg  韓国LG電子、有機ELテレビの日本投入を拡充 販売競争激化へ

2018.4.13 産経ニュース

 薄型で高精細な有機ELテレビで先行する韓国LG電子は今月20日から順次、日本市場に最新機種を投入する。本格的な普及期に入ったため品ぞろえを拡充し、ソニーやパナソニックからシェアを奪い返したい考え。国内勢との販売競争が激しくなりそうだ。

 LG電子の日本法人、LGエレクトロニクス・ジャパン(東京)が発売するのは5機種10モデルで、新製品の数としては昨年の2倍に当たる。画面の乱れを徹底的に排除した高画質が特徴だ。金東建マーケティングチーム長は9日に東京都内で開いた内覧会で「市場全体をもっと盛り上げていきたい」と話した。

 LG電子は2015年に有機ELテレビを日本で発売し、市場を独占してきた。その後はソニーなどがブランド力を背景にシェアを拡大。調査会社BCN(東京)によると、昨年度の有機ELテレビの国内販売台数シェアはソニーが37・3%で首位。パナソニックは32・5%で、LGエレクトロニクス・ジャパンが27・1%の3位だった。

 ただLG電子は自前で有機ELパネルを製造しており、同社からパネルを調達する日本メーカーに比べてコスト競争力がある。今回投入する新製品のうち65インチの上位機種の予想実売価格を昨年比10万円程度引き下げた。

 国内勢は高画質や高音質な商品に力を入れてLG電子との違いを訴えるが、価格面でLG電子に対抗するには有機ELパネルの調達先を増やすことが不可欠だ。ソニーとパナソニックは同パネルを手掛けるJOLED(ジェイオーレッド、東京)の増資を引き受けて競争激化に備える。
2018年04月02日

button_15.jpg  QD-OLED TV、次世代プレミアムTVになれるか

〇2018年 3月 29日 UBIリサーチ

Samsung Electronicsは現在「PL-QD(Photoluminescence Quantum Dot)技術」を採用したQD-LCD TVで、プレミアムTV市場で影響力を強めている。この技術は外部の光によって刺激される物質が再び発光するメカニズムを有する。

このようなQD-LCD TVを担当する家電部門(CE)において、昨年の営業利益は1兆ウォン以上落ち、営業利益は3.6%に留まった。

一方、LG Electronicsのホームエンターテインメント(HE)事業本部は、昨年OLED TVで営業利益1兆5,667億ウォン、営業利益率8.1%の過去最高値を更新した。SONYもOLED TVを前面に押し立て、プレミアムTV市場で急速に立地を進め、営業利益を黒字に転換させた。

OLED TVが企業の売上向上への貢献効果を生み出したと言える。

これに対し、Samsung ElectronicsはプレミアムTV市場に占める割合を高めるために、EL-QD(Electroluminescence Quantum Dot)技術を採用したEL-QLEDの開発に取り組んでいるが、QLEDの材料であるQuantum Dotの効率と寿命、量産技術はまだ確保されていないようだ。

最近青色OLEDを照明パネルとして採用し、その光がQDCF(Quantum Dot Color Filter)を通り抜け、赤色と緑色を実現するQD-OLED TV技術が注目されている。




QDCFを用いるとQD材料のサイズを調整し、実現したい色を簡単に作リ出すことができ、色再現率の向上も可能となる。これによって、色の領域をBT2020まで拡大し、自然な色に近くより鮮明でリアルな画質を提供することができると見られる。また、QD-OLED TVは前面発光構造で、開口率を確保することが容易であるため、解像度と画面の均一度を向上させることもできる。

しかし、QD-OLED TVには青色OLEDの寿命と効率、インクジェットプリント工程技術の確保など、これから解決しなければならない様々な問題点がある。これに対し、業界では事業検討がまだ初期であることを鑑みると、QD-OLED TVの量産時期は2020年以降になると予測している。

QD-OLED TVがプレミアムTV市場に参入し、どのような変化の波を起こすのかに注目が集まる。
2018年03月25日

button_15.jpg  今後も進化を続けるOLED TV

〇2018年 3月 16日 /作成者: OLEDNET

3月7日UBI Researchが主催した「第4回2018 OLED Korea Conference」でLG Displayのハン・チャンウク首席研究委員は、OLED TVの発展過程を紹介し、OLEDの画質(Image quality)とデザインの柔軟性(Design flexibility)、拡張性(Expandability)を強調した。

まず、OLED TVに採用されているTFT技術とOLEDスタック技術、補償回路など、3つの主要技術を紹介した。ハン首席研究員は「FHDに採用していたボトムゲート(逆スタガ型)から、UHD実現に向けてトップゲート(スタガ型)のコプレーナ構造にTFTを変更した」と説明し、「輝度と色再現率を向上させるために、2段スタック構造から3段スタック構造にWRGB OLED画素の構造を変更し、8Kの大型画面でもOLEDに影響を与えないように補償回路を設計した」と明らかにした。



続いて、OLEDが持つ最大の特長に「ローカルディミングによって画素を制御するLCDとは違って、OLEDはピクセルディミングで画素を制御するため、完璧な黒の表現ができる上に、輪郭周辺が光っているように見えるハロー効果が低い」と強調した。

OLEDはバックライトが必要ない自発光ディスプレイであるため、デザインの表現と拡張性を実現することができるという。その例として、屋内に適用可能なミラー型ディスプレイと透明型ディスプレイ、CES 2018で披露した世界初の88型8K OLED TVと65型丸められる(Rollable)OLED TVを挙げた。



一方、ハン首席研究員は「2018年には生産ラインの拡大と歩留まり改善によって、大型OLEDパネルの生産量が2016年より約3倍に増加する見込みだ。また、韓国坡州(Paju)市と中国広州(Guangzhou)市に工場を増設し、2020年には600万枚以上の大型OLEDパネルを出荷することができる」と明らかにした。2016年には全体ディスプレイの5%程度に留まっていたOLEDパネルの生産量を2020年まで40%以上に引き上げると述べた。
2018年03月21日

button_15.jpg  【実売速報】有機ELテレビ ランキング 2018/3/20

3/20(火) BCN

 「BCNランキング」日次集計データによると、2018年3月18日、有機ELテレビの販売台数シェア、1位はソニーで43.1%、2位はパナソニックで37.3%、3位はLGエレクトロニクスで16.0%だった。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
2018年03月10日

button_15.jpg  第11世代の大型OLEDパネルの量産ライン、インクジェットで先取り

〇2018年 3月 9日 UBIリサーチ

UBI Researchの主催で、ノボテルアンバサダーソウル江南ホテルで開催された第4回「OLED Korea Conference」で、JOLEDのChief technologist荒井俊明氏とTCLのDeputy chief engineer James Lee氏はソリューションプロセスOLEDをテーマに発表を行った。

JOLEDの荒井俊明氏はソリューションプロセスOLEDで10~30型台のタブレット用中型OLED市場を集中的に攻略することを明らかにした。荒井俊明氏は「モバイル機器用OLEDは、現在500 ppiを超え、800 ppi以上を目標にしており、今のプリント技術では難しいが、タブレット用中型OLEDは300 ppi程度であるため、今の技術でも十分に競争力がある」と説明した。

続いて「現在採用されている蒸着技術は、マザーガラスを分割することが必須だが、JOLEDのOxide TFTとソリューションプロセスOLEDは第8.5世代だけでなく 、第11世代においてもマザーガラスを分割せずに、工程を実施することができるため、パネルの生産量も大幅に拡大する」と予想した。



TCLのJames Lee氏は「次世代プレミアムTVは70型以上の大型画面と完璧な黒の表現、8K解像度の高画質、スリム&フレキシブルなど、差別化されたデザインである」と述べた。また「ソリューションプロセス技術は、大型RGB OLEDの実現と画質を向上させることが可能で、使用材料も少ないため、コスト削減にも貢献できる。TCLは現在、ソリューションプロセス技術を開発中で、第11世代生産工場に取り入れられると見込まれる」と明らかにした。

また「現在65型を基準とするOLED TV価格は、LCD TV価格に近づいている。2021年にはOLED TVとLCD TVの価格差はなくなり、OLED TVがプレミアムTV市場の主流として位置付けられる」と説明した。



それに加え「第11世代OLEDはMura free技術を向上する必要があるが、75型OLEDパネルを6枚生産可能で、第8.5世代に比べ生産量は3倍増加、切断効率(Cutting efficiency)は95%以上を達成することができる」と説明し、OLED TVがTV市場の主流になるためには、第11世代ソリューションプロセスOLED工場を必ず設立しなければならない」と強調した。
2018年03月06日

button_15.jpg  LG電子のテレビ売上高、有機EL比率が2018年は20%以上になる

○2018/3/5 日経新聞

 【ソウル=山田健一】韓国LG電子は5日、人工知能(AI)を搭載した有機ELテレビを発売すると発表した。2018年に10モデルの販売を計画。音声認識を使って見たい番組を呼び出したり、気になる番組の情報を手軽に検索できたりする。AIを載せたスマートテレビはシャープなども販売している。有機ELテレビ世界首位のLGの参入でテレビとAIの融合が進みそうだ。

 ソウルで5日記者会見したLGの権峰奭(クォン・ボンソク)社長は、「AIはテレビの品質を一段上げる。テレビの潜在能力も100%引き出す」と強調した。10モデルの画面サイズは55インチ、65インチ、77インチの3つ。販売想定価格は55型で300万ウォン(約30万円)から。

 AIは、リモコンのマイクに放送局や番組の名前を呼ぶなどして使う。番組予約や出演者の情報検索ができる。テレビの画像エンジンと連携し、映画やスポーツなどの番組に応じて色合いを調整する機能も盛り込む。

 権氏は18年の事業見通しにも言及した。17年に約15%だったテレビ売上高に占める有機EL比率が「今年は20%以上になる」と述べた。米国とオーストラリア、欧州10カ国に韓国を合わせた計13カ国を重点地域に位置づけて販売に注力する方針を示した。

 LGの有機ELテレビの販売は、韓国をのぞく12カ国で約8割を占めるという。
2018年03月04日

button_15.jpg  幅7mの巨大有機ELディスプレー、JR博多駅に 待ち合わせの新名所?

3/2(金) 朝日新聞デジタル

 JR博多駅の博多口側コンコースに国内最大級の有機ELディスプレーが登場し、1日から映像を流し始めた。縦約4メートル、横約7メートルの330インチ。4月から電子看板として本格的に稼働するが、まずはデモ映像を流す。「博多駅の新しい待ち合わせの目印に」とJR九州グループ。

 大日本印刷と韓国・LGグループが開発。55インチの画面を36枚つなげ、上部は大きく湾曲している。画面側から、見ている人の顔をカメラでとらえ、年代や性別を識別し、広告効果をはかる機能も。電子看板としての年間放映枠の8割分がすでに売れたという。(湯地正裕)

button_15.jpg  【実売速報】有機ELテレビ 2018/3/1

3/1(木) BCN

 「BCNランキング」日次集計データによると、2018年2月27日、有機ELテレビの販売台数シェア、1位はパナソニックで36.5%、2位はLGエレクトロニクスで29.7%、3位はソニーで28.4%だった。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
2018年02月23日

button_15.jpg  1月の4K TV出荷額はTV全体の71.6%。有機ELは6千台、電子機器全体は前年割れ

2/22(木) Impress Watch

 電子情報技術産業協会(JEITA)は21日、2018年1月の民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。出荷金額は前年同月比96.2%の919億円。内訳は、映像機器が同93.8%の399億円、オーディオ関連機器は同91.5%の66億円、カーAVC機器は同99.2%の453億円で、いずれも前年割れ。

 1月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比94.7%の28万9,000台(有機ELテレビは含まない)。このうち、4K対応テレビの出荷台数は前年比118.6%の11万5,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は39.7%。4Kテレビの出荷金額は186億円で、薄型テレビ全体の出荷金額269億円に占める割合は69.2%。ハイブリッドキャスト対応のテレビは前年比106.7%の13万6,000台で、テレビ全体における割合は47.1%。

 サイズ別では、29型以下が同80.9%の6万3,000台、30〜36型が同97.4%の7万2,000台、37〜49型が同95%の9万3,000台、50型以上が同109.8%の6万1,000台。構成比は順に21.8%、25%、32.3%、21%。

 有機ELテレビの出荷台数は6,000台、出荷金額は23億円。薄型テレビ全体の出荷台数にこの実績を含めると29万5,000台となる。有機ELテレビを含む4K対応テレビの出荷台数は12万1,000台、出荷金額は209億円で、テレビ全体の出荷金額292億円に占める割合は71.6%となった。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比102.3%の16万5,000台。内訳は、BDレコーダが同112.8%の12万3,000台、BDプレーヤーが同80.4%の4万2,000台。ビデオカメラは同46.3%の3万1,000台。

 システムオーディオの出荷台数は前年同月比83.3%の8万7,000台。スピーカーシステムは同103.4%の6万3,000台。ステレオヘッドフォンは同88.9%の59万1,000台。ラジオ受信機は同76.9%の8万台。ICレコーダは同100%の5万3,000台。

 カーAVメインユニットは前年比91.2%の18万3,000台。カーナビは同101.5%の46万6,000台。

AV Watch,庄司亮一
2018年02月22日

button_15.jpg  サムスンディスプレイ、青色OLEDを光源として使用する「QD-OLED」テレビのパネルを開発

2018.02.20 ET News

サムスンディスプレイがバックライトなしで自己発光する「QD-OLED」という新概念TVディスプレイを開発する。量子ドット(QD)と有機EL(OLED)の強みを組み合わせた新技術である。これまで競合他社のOLED TVプレミアムマーケティングに「量子ドットTV」で対抗した、サムスン電子のTVの新製品戦略にも変化が起こるか注目される。

20日、業界によると、サムスンディスプレイは、新しいTVパネル技術でQD-OLEDを開発している。既存の量子ドットTVは、液晶表示装置(LCD)ベースのでLEDバックライトを光源として使用したが、QD-OLEDは、自己発光であるOLEDを光源として使用する。既存の量子ドットTVの限界として指摘された厚さ、視野角、応答速度などを克服することが目標だ。

サムスンディスプレイが開発しているQD-OLEDは、LEDバックライトの代わりに青色OLEDを光源として使用する。RGB画素を実現するために、青色OLEDはそのまま、赤と緑は量子ドットを適用した別のカラーフィルタ(CF)を製作し、青OLEDの上に配置した。自ら光を出す自己発光OLEDの色再現力を高める量子ドットを組み合わせる構造を採用した。

QD-OLED方式は、既存の商用化された量子ドットの性能向上フィルム(QDEF)LCDよりも薄くて軽いTVを作ることができる。別のバックライトなしで自己発光する青色OLEDを光源として使用するためである。QDEFを使用する必要がなく、部品点数も減少する。LCD TVの限界である視野角と応答速度の問題も改善することができる。

サムスンディスプレイはQD-OLEDの試作品を55インチと65インチで製作した。この製品は、過去CES 2018で主要TVメーカーの関係者を相手にプライベート紹介された。サムスンディスプレイはこれと共に、次世代TVディスプレイ技術で、カラーフィルタを量子ドット素材に置き換えた量子ドットのカラーフィルタ(QDCF)LCDパネルもプライベートルームにプライベート展示した。

QD-OLED技術はまだ完成していないと伝えられた。青色OLEDの上に赤と緑のQDCFを上げるときに、各画素間で青色光が漏れ出てくる現象が現れるからである。色を正しく表現することが困難になる。

業界では、QD-OLEDが液晶を使用していない方法なので、事実上、サムスンがOLED TV市場に戻って進出するという観測も出ている。

ある関係者は「サムスンは、カラーフィルタとホワイト画素を使用する競合他社のOLED TV技術方式を、真のOLED TVと認めなかった」とし「量子ドット発光ダイオード(QLED)の実装を最終目標としたが、技術難度が高く実用化に時間がかかるので量子ドットの強みを生かして短所を補完する新たな技術として進化し続けるためにQD-OLEDを試みたものとみられる」と述べた。

button_15.jpg  パナソニック、有機ELテレビの新製品 6月に欧州から投入

2018/1/23 日刊工業新聞

パナソニックは6月に欧州で、有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)テレビの新製品2シリーズを発売する。日本や欧州以外の海外地域でも2018年度中に展開する。韓国サムスン電子や米20世紀フォックスと開発した新しい高画質規格「HDR10+」に対応した。価格は未定。パナソニックは18年度の有機ELテレビ販売台数を、17年度見込み比約2倍の20万台に引き上げる。

65型の「FZ950」と、55型の「FZ800」を発売する。暗めや明るめなど、シーンに応じた最適な色の出力方法を設定し、映像を正確に再現する。FZ950のスピーカーは高級オーディオブランド「テクニクス」の技術を採用した。
2018年02月21日

button_15.jpg  【実売速報】有機ELテレビ 2018/2/15

2/15(木) BCN

 「BCNランキング」日次集計データによると、2018年2月13日、有機ELテレビの販売台数シェア、1位はパナソニックで37.3%、2位はソニーで31.3%、3位はLGエレクトロニクスで26.9%だった。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

button_15.jpg  SONY、プレミアム有機ELテレビ市場シェア1位…LGに脅威

〇2/21(水) 中央日報日本語版

日本の大手電子メーカーSONYがプレミアム有機EL(OLED)テレビ市場シェア1位を記録し、有機EL市場をリードしている韓国メーカーのLGエレクトロニクスの脅威となっている。

20日、グローバルIT専門市場調査機関のIHS Markit(IHSマークイット)によると、昨年の世界テレビ市場における有機ELテレビの売上は合計38億5700万ドル(約4140億円)だった。これは全体テレビ売上851億8300万ドルの4.5%にとどまっている。だが、2015年には市場シェア1.1%に過ぎなかった有機ELテレビは、この2年で4倍水準の急成長を遂げている。

特に、SONYが有機ELテレビ市場の約3分の1を占める3000ドル以上のプレミアム製品のシェアで44%を占めて1位に入った。2016年はシェア0%だったSONYが1年で業界1位に躍り出た。1500ドル以下の有機ELテレビ市場で96.2%の圧倒的シェアで「独占体制」を維持しているLGエレクトロニクスは、プレミアム部門では30.9%のシェアにとどまっている。

韓国の家電業界関係者は「LGエレクトロニクスが切り開いた有機ELテレビ市場で、SONYが存在感を強めながら市場シェア拡大に乗り出している」としながら「全体テレビ市場ではまだLGエレクトロニクスのシェアは高いが、手放しで安心できるほどの状況ではなさそうだ」と警戒を強めている。
2018年02月08日

button_15.jpg  有機ELテレビ、半年で約10万円ダウン――BCN

2/6(火) ITmedia LifeStyle

 有機ELテレビや8Kテレビの登場など話題の多かった2017年。その中で有機ELテレビや4K液晶テレビといった高性能なテレビを中心に平均単価の下落が進んだことがBCNの調査で分かった。有機ELテレビは半年で約10万円も安くなったという。

有機ELテレビはまだ全体の2%程度に過ぎない

 有機ELテレビは、2017年の春から東芝、パナソニック、ソニーが相次いで投入し、先行していたLGエレクトロニクスを合わせて4社の製品が店頭に並んでいる。いずれも大画面の高級モデルという扱いで、4メーカーの製品が出そろった17年6月時点の平均単価は44.58万円と高額だった。

 しかし12月に平均単価は34.48万円まで下落。4K対応液晶テレビが過去2年間で6万円の下落幅だったのに比べ、有機ELテレビは値下がりのペースが速いという。

 ただし薄型テレビ全体の平均単価は上昇しており、BCNアナリストの山口渉氏は「4K対応液晶テレビや有機ELテレビのような高性能かつ高機能なテレビの販売台数比率が増加しているため」と分析している。「解像度別の販売台数比率を見ると4K/8K対応テレビは2年前の18%から38.1%まで拡大した」

 今のところ、有機ELテレビの構成比は全体の2%程度に過ぎないが、「伸びしろは大きい」と山口氏。今や市場の一角を担う4K対応液晶テレビも5年前は50万円を超える商品がほとんどだったという。「有機ELテレビの平均単価は約35万円と高額だが、徐々に消費者の手に届きやすい価格となっている。近いうちにラインアップがさらに拡充され、単価が下がれば有機ELテレビが急速に販売台数を伸ばす可能性は高い」という。
2018年02月05日

button_15.jpg  [市況]高性能テレビの価格下落が進む、気になるその価格は?

2/4(日) BCN

 2017年はソニー、東芝、パナソニックが有機ELテレビ、シャープが8K対応液晶テレビを発売した。そのほか、4K対応で6万円を切る「格安4Kテレビ」も登場するなど話題が多かったテレビ市場。そのなかで高性能なテレビを中心に平均単価の下落が進んでいることが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から分かった。ここでは、平均単価や販売動向について取り上げる。

 まず、過去2年間の平均単価推移を各性能別にみていこう。4K対応液晶テレビのそれは15年12月が18.97万円であったが、昨年末には12.97万円となった。また、有機ELテレビでは、対象製品を発売している全4メーカーが出揃った17年6月から12月の推移が、44.58万円から34.48万円まで下落している。4K対応液晶テレビは2年間で6万円、有機ELテレビはわずか6か月で約10万円もダウンしており、どちらも昨年末が過去最安となった。これに対して、比較的安価な40型以上のフルHD/HD液晶テレビと40型未満の液晶テレビは、2年前に比べると安くなっているが、17年1月からはほぼ横ばいとなった。

 性能や機能別で切り分けても、いずれのジャンルとも単価下落が進行しているが、液晶と有機ELテレビを合わせた薄型テレビ全体のそれは、昨年末にかけてやや上昇している。以前、40型以上のフルHD/HD液晶テレビよりも平均単価は低かったが、直近では市場全体の平均単価が1,2万円以上高くなっているのだ。

 高性能なテレビを中心に平均単価は下がっているのに、全体の平均単価が上がっている理由は、高性能かつ高価格なテレビの販売台数比率が増加しているためだ。解像度別の販売台数構成比をみると、4K/8K対応液晶テレビは2年前の18.0%から38.1%まで拡大している。ここ数年で構成比が一番高いハイビジョン対応が42.7%であり、それに迫る勢いだ。

 一方、薄型テレビ市場全体における、有機ELテレビの販売台数構成比は2%程度に過ぎない。ただし、市場への影響度はわずかであるものの、伸びしろは大きい。今や市場の一角を担う4K対応液晶テレビも、5年前は定価が50万円を超える商品がほとんどだった。有機ELテレビの平均単価は約35万円と高額だが、徐々に消費者の手に届きやすい価格となっている。近いうちにラインアップがさらに拡充され、単価が下がれば、有機ELテレビが急速に販売台数を伸ばす可能性は高い。(BCNアナリスト 山口渉)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
2018年01月28日

button_15.jpg  4K TV出荷額はTV全体の72%、有機EL 1.5万台。JEITA12月統計

1/25(木) Impress Watch

 電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2017年12月の民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。出荷金額は前年同月比87.7%の1,348億円。内訳は、映像機器が同88.4%の81億円、オーディオ関連機器は同66.1%の86億円、カーAVC機器は同92%の444億円で、いずれも前年割れ。

 12月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比81.9%の52万5,000台。このうち、4K対応テレビの出荷台数は前年比100.8%の22万7,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は43.2%。4Kテレビの出荷金額は383億円で、薄型テレビ全体の出荷金額533億円に占める割合は72%。ハイブリッドキャスト対応のテレビは前年比91.4%の25万6,000台で、テレビ全体における割合は48.7%。

 サイズ別では、29型以下が同68%の10万5,000台、30〜36型が同87.6%の12万4,000台、37〜49型が同83.1%の18万2,000台、50型以上が同90.7%の11万5,000台。構成比は順に20%、23.5%、34.7%、21.8%。

 有機ELテレビの出荷台数は1万5,000台で、出荷金額は63億円だった(薄型テレビ計には含まない)。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比95.3%の40万7,000台。内訳は、BDレコーダが同94.2%の32万8,000台、BDプレーヤーが同100%の7万9,000台。ビデオカメラは同85.4%の7万4,000台だった。

 システムオーディオの出荷台数は前年同月比89.2%の13万4,000台。スピーカーシステムは同114.3%の9万9,000台。ステレオヘッドフォンは同92.3%の87万5,000台。ラジオ受信機は同86.3%の10万6,000台。ICレコーダは同100.8%の6万8,000台。

 カーAVメインユニットは前年比82.3%の18万5,000台。カーナビは同93.7%の45万8,000台。

AV Watch,庄司亮一
2018年01月27日

button_15.jpg  【CES 2018】有機ELテレビの展示品が17種増加、有機EL陣営のさらなる拡大

2018年 1月 18日 UBIリサーチ

CES 2018に展示されたOLED TVはCES 2017に比べ、17種増えた31種で製品数が大幅に拡大した。OLED TVを展示したメーカーはLG Electronics、Sony、Panasonic、Skyworthなど全7社である。

今回展示されたOLED TVは55型6種、65型19種、77型6種。特に65型OLED TVの割合が多く、現在注力製品として期待感を示した。77型OLED TVも55型と同様に6種の製品が発売され、主要ラインアップに含まれていることが明確になった。

また、展示されたOLED TVの解像度は全てUHDで、高画質TVに対する消費者のニーズが反映されたことだと考えられる。2015年まではFHD解像度のOLED TVが展示されてきたが、2016年からはUHD解像度のOLED TVのみ展示された。

LG Displayのハン・サンボム副会長は現地時間の8日に開かれた記者懇談会で「2020年まで総売上高の中でOLEDが占める割合を最大40%に引き上げる」ことを明らかにし、OLED TV市場のさらなる拡大を示唆した。

続いて中国の主要メーカー2社がOLED陣営に参入する予定だと付け加えた。これによって、OLED陣営はLG Electronic、Sony、Panasonicなど、既存の13社から15社に増える。

現在プレミアムTV市場をリードしているOLED TVの成長傾向は今後も続くと期待される。


2018年01月21日

button_15.jpg  CESインタビュー:パナソニックの有機ELテレビの画質がさらに向上!

1/19(金) Stereo Sound ONLINE

 世界最大規模のコンシューマエレクトロニクス展示会「CES 2018」が、1月9日〜12日(現地時間)に米ラスベガスで催された。

 パナソニックは今回のCES2018で、ヨーロッパ向けの有機ELテレビの新製品「FZ950」シリーズ、「FZ800」シリーズの合計4モデルを発表した。主な特徴を挙げれば、パナソニックが推進しているHDRの新規格「HDR10+」に対応していること、新開発の三次元ルックアップテーブルを採用していることなどが即座に浮かぶが、特筆すべきはその画質が大幅に向上していることだろう。

 Stereo Sound ONLINEや月刊HiViをはじめ、さまざまな媒体で活躍するオーディオビジュアル評論家の麻倉怜士さんが、同社テレビ事業部長の筒井俊治さんを直撃。その秘密に迫った!(Stereo Sound ONLINE編集部)



■第2世代目の有機ELテレビは驚きの画質向上を実現

◇麻倉怜士(以下、麻倉):まずは、パナソニックの有機ELテレビ「TH-77EZ1000」がHiViグランプリ2017のGold Awardを獲得しました。おめでとうございます(編注:2018年1月17日発売のHiVi2月号に掲載)。

◎筒井俊治テレビ事業部長(以下、筒井):ありがとうございます。今回は、金賞(Gold Award)だけでなく、部門賞(直視型ディスプレイ部門)もいただくことができて、とても励みになっています。

◇麻倉:昨年、日本、および欧州で有機ELテレビを発売されました。ユーザーの反応はいかがでしたか?

◎筒井:おかげさまでたいへん好評です。販売店からの評判もよく、うれしい思いです。評判というのは主に画質面ですけど、音質についてもほめていただきましたので、画と音両面で評価されたのはひじょうにうれしいです。販売面でも伸びています。やはり、価格がリーズナブルになったのが、追い風になりました。日本でも欧州でも40万円(3000ユーロ)を切ったあたりから、グーッと販売が伸びてきたんです。他社と比べて少し遅れて導入したため、昨年の上半期はやや厳しいものがありましたけど、下半期に入ってからは好調で、市場シェアもじわじわと上がって、一時期国内では40%を記録しました。

◇麻倉:そうした流れを受けて、CES2018で新製品を発表されました。いよいよ本格的に大攻勢をかけるぞという意気込みを感じましたし、なによりも画質が大幅に向上しているのが実感できました。これまでは、ソニーのはっきりくっきりに対して、バランスはいいんだけど少し優しい感じだよね……という印象でしたが、微小信号部分、つまりディテイルがはっきりと視認できるようになったのには驚きました。搭載しているパネルそのものは同じなのに、こんなに変わるのか! って。

◎筒井:僕も驚きましたよ(笑)。

◇麻倉:普通なら解像感やディテイルを出そうとすると、一緒にノイズも拡大されてしまうんですけど、パナソニックの新製品にはそれが、ない。現在有機ELテレビをラインナップしているメーカーはみな同じパネルを使っているはずなのに、それぞれに個性が出ていて、面白いところです。

◎筒井:新製品では、映像回路(プロセッサー)も変えましたし、カラーテーブル(ルックアップテーブル)も入念に作りましたので。これまでも頑張ってきているんですけど、やはり積み重ねが大きかったと思います。有機ELテレビも取扱いを始めて3年になります。その間にノウハウがたまって、使い方が分かってきたということです。

◇麻倉:確かに! プラズマも当初はノイズが多かったけど(笑)、モデル末期にはかなりよくなっていましたからね。

◎筒井:やはり技術というのは、デバイスの使いこなしが重要で、有機ELで言えば、パネルと信号回路系のすり合せをいかにうまくやっていくかにかかっているんです。加えて我々は、デラックスやテクニカラー(ともに、ハリウッドのポスプロ)との協業もあって、彼らからの映像に対する要求も高かった。その基準をクリアするような絵づくりをしてきた結果が、着実に今回の成果に結びついているのだと思います。

◇麻倉:最近は、ハリウッドとの協業を声高にはアピールしていないように見受けられますが。

◎筒井:表面上はそう見えたかもしれませんが、欧州ではずっと訴求し続けていました。

◇麻倉:ハリウッドのとあるポスプロに行った際に、パナソニックの家庭用の有機ELテレビを使っているのを見てびっくりしました。聞いてみるとプラズマ時代からパナソニック製を使っていたそうで、つまり、パナソニックのディスプレイはプロが現場で使える製品、言い換えればプロが指標にする絵づくりができている、ということが分かったからです。もっと言えば、そのパッケージの再生に同じディスプレイを使えば、制作環境時と同じ画質が楽しめるわけです。これはすごいことですね。

◎筒井:これまで映画会社やポスプロは、劇場のためにコンテンツを作っているという印象がありましたけど、ディスプレイ(テレビ)の画質が上がったことや、映像配信(OTT)が拡充してきたことで、テレビが劇場と肩を並べる時代に入ったんだなという感じがします。

◇麻倉:ある意味、テレビファーストの時代がやって来た、と。いままでは劇場ファーストで、テレビはそれよりも数段下に見られていましたけど、いまや劇場も、パッケージも、テレビも同列で、みんなが一番になった。ところで、今回CESで発表した第2世代の有機ELテレビは、量(販売数)的にも攻勢をかけていく?

◎筒井:はい、現在、金額構成比は10%ぐらいですが、これを3倍に高めたいです。昨年は下期に大きな盛り上がりを見せましたし、今年は2月に冬季オリンピックが控えていますから、充分実現できるんじゃないかと思っています。僕は自宅に設置しているんですけど、知り合いが遊びに来ると、有機ELテレビの画質を見て驚くんです。そういう感動の輪が広がる年にしたいですね。

◇麻倉:今回の有機ELテレビは、AVに疎い人が見てもその画質には驚く、そのぐらいのインパクトは充分にあると思います。

◎筒井:いまは映像配信(OTT)の品質も上がってきていますので、ディスプレイの能力とコンテンツのクォリティが、高いところでバランスが取れてきたなと感じています。

◇麻倉:液晶に比べて黒の再現能力が大幅に上がって、つまり黒が締まってコントラストが高まると、それが解像感にも効いてくるんです。そういう意味では、映像配信(OTT)の普及拡大時期と、大型サイズの有機ELテレビの登場は、いいタイミングで起こったとも言えますね。

◎筒井:今回のモデルでは、HDR10+にも対応していますが、それもタイミングが良かったと思っています。配給や製作会社の目指すところ(画質)と、我々テレビ(セット)メーカーの目指すところが一緒だったので、両社の相乗効果でコンテンツのパフォーマンスもグッと上がりました。

◇麻倉:やはり有機ELテレビが本格的に登場してきたことで、HDRの効果をより体験できるようになりました。今回第2世代のモデルを投入したことで、テレビ事業はより強化されていくのでしょうか?

◎筒井:やっていきたいと思っています。同時に、HDR10+へのワーナーさんも賛同してくださるなど、コンテンツホルダーを巻き込んで(より高画質への)広がりができているなと感じています。有機ELテレビとHDRがお互いにいい効果を与え合っていると思います。もっともっとテレビのパフォーマンスを上げていきます!


■「8Kは有機ELテレビでやりたいと思っています」(筒井)

◇麻倉:話は変わりますが、今年の12月からいよいよ4K・8K放送が実用化されます。パネル側はLGディスプレイが今回のCESで88型の有機ELテレビを発表したばかりですが、パナソニックさんの8Kへの取り組みは?

◎筒井:もちろん、8Kの準備は進めていますし、同じやるのなら有機ELテレビでやりたいと考えています。パネルメーカーの開発加速が8K促進のひとつのきっかけになりますね。

◇麻倉:SDがHD(2K)になって、HDが4Kになってという進化とはまた別の次元が、8Kでは起きるはずです。解像度の向上ばかりではなく、HDRや広色域を含めたトータルな映像の進化が8Kで味わえるようになるはずです。

◎筒井:有機ELテレビの黒再現と大画面が組み合わされば、とてもいいものができると思います。解像度だけではない感動の世界を提供したいです。

◇麻倉:液晶(LCD)では描くのが難しい世界を期待しています。90インチクラスの画面で、有機ELテレビの黒再現、そしてHDRが合わさった世界を早く体験してみたいものです。

◎筒井:その方向(8K+有機ELテレビ)で事業を進めていきたいと考えています。8Kこそ有機ELテレビではないかと。

◇麻倉:8Kの世界は一般ユーザー向けというよりは、その価値を認める生粋のAVファンが望むのだろうから、いたずらに価格競争に走るのではなく、きちんとしたものを適正な価格で出してほしいですね。

◎筒井:有機ELテレビの普及と4K・8K放送の開始というのは、配給・製作会社、テレビメーカーいずれにとってもいいタイミングになったなと思います。今回第2世代の製品ではノウハウが大分蓄積できましたので、今後もパネル(デバイス)メーカーとの協業をより強化して、我々が持っているノウハウを活かしていきたいです。映像(信号)処理系とパネル(デバイス)系は一体にならないと、進化は望めない、とプラズマをやっていた時に痛感しましたから、やはり将来的には有機ELテレビでも同じ手法を取り入れていきたいです。

◇麻倉:具体的には?

◎筒井:パネルと一口にいっても、発光する部分だけでなく、その動きを制御するコントール部分、電源部分などさまざまな構成要素があります。それには、そうした機構を収納するための背面のデザインも含まれます。

◇麻倉:いわゆるオープンセル的な展開(開発)をする、と。

◎筒井:そうですね。液晶で言えば、バックライトや駆動・制御機構を省いた液晶パネル部分のみを入手(これがオープンセル)して、自社でパネルに最適化した部品を組み合わせるという手法ですが、パネルメーカーさんと、そうした構成部品の開発・製造の協業を進めていけば、もっといい絵が作れるんじゃないか、と。

◇麻倉:それは……。

◎筒井:もう始めています。パネルメーカーには僕らが目指しているもの(画質)を理解してもらっているので、協業を進めることで、有機ELテレビのブランドのパワーをもっと高められるはずです。

◇麻倉:それがパネルメーカーの基礎体力(技術力)のアップにも貢献している。

◎筒井:はい。そこまでしないと、というより、そこまで入り込まないといいモノってできないと思うんです。僕らの技術と彼らの技術をすり合わせていって、さらにコンテンツメーカーともすり合わせをして、そうしたことが結果として、いい商品のためには必要だと思いますね。

◇麻倉:昨年、パネルメーカーさんにも取材しましたが、まだまだ改良の余地はある、と話してくれました。お互いに切磋琢磨して、技術を進め、よりよい商品の登場に期待しています。

◎筒井:パネルの特性を理解し尽くしていくことが、他のテレビメーカー/製品に対するアドバンテージになるはずです。今回は、カラーテーブルを新しくしましたが、結果フォーカス感やノイズ感にも大きな効果を生むことに成功しました。これは液晶にも応用できますので、有機ELテレビだけでなく、液晶テレビの底上げにも適応していきたいです。

◇麻倉:すり合せを2社間だけでなく、多重に行なうことで、より以上のクォリティのアップにつなげられるわけですね。パナソニックの有機EL8Kテレビ、心待ちにしています。今日はありがとうございました。

◎筒井:ありがとうございました。

Stereo Sound ONLINE / 麻倉怜士
2018年01月19日

button_15.jpg  【実売速報】有機ELテレビ 2018/01/18

1/18(木) BCN

 家電量販店やネットショップ、PCショップなどの実売データを集計した「BCNランキング」によると、2018年1月16日に販売された、有機ELテレビの販売台数シェア1位はソニーで41.8%、2位はパナソニックで30.9%、3位はLGエレクトロニクスで25.5%だった。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。