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2018年02月21日

button_15.jpg  【実売速報】有機ELテレビ 2018/2/15

2/15(木) BCN

 「BCNランキング」日次集計データによると、2018年2月13日、有機ELテレビの販売台数シェア、1位はパナソニックで37.3%、2位はソニーで31.3%、3位はLGエレクトロニクスで26.9%だった。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

button_15.jpg  SONY、プレミアム有機ELテレビ市場シェア1位…LGに脅威

2/21(水) 中央日報日本語版

日本の大手電子メーカーSONYがプレミアム有機EL(OLED)テレビ市場シェア1位を記録し、有機EL市場をリードしている韓国メーカーのLGエレクトロニクスの脅威となっている。

20日、グローバルIT専門市場調査機関のIHS Markit(IHSマークイット)によると、昨年の世界テレビ市場における有機ELテレビの売上は合計38億5700万ドル(約4140億円)だった。これは全体テレビ売上851億8300万ドルの4.5%にとどまっている。だが、2015年には市場シェア1.1%に過ぎなかった有機ELテレビは、この2年で4倍水準の急成長を遂げている。

特に、SONYが有機ELテレビ市場の約3分の1を占める3000ドル以上のプレミアム製品のシェアで44%を占めて1位に入った。2016年はシェア0%だったSONYが1年で業界1位に躍り出た。1500ドル以下の有機ELテレビ市場で96.2%の圧倒的シェアで「独占体制」を維持しているLGエレクトロニクスは、プレミアム部門では30.9%のシェアにとどまっている。

韓国の家電業界関係者は「LGエレクトロニクスが切り開いた有機ELテレビ市場で、SONYが存在感を強めながら市場シェア拡大に乗り出している」としながら「全体テレビ市場ではまだLGエレクトロニクスのシェアは高いが、手放しで安心できるほどの状況ではなさそうだ」と警戒を強めている。
2018年02月08日

button_15.jpg  有機ELテレビ、半年で約10万円ダウン――BCN

2/6(火) ITmedia LifeStyle

 有機ELテレビや8Kテレビの登場など話題の多かった2017年。その中で有機ELテレビや4K液晶テレビといった高性能なテレビを中心に平均単価の下落が進んだことがBCNの調査で分かった。有機ELテレビは半年で約10万円も安くなったという。

有機ELテレビはまだ全体の2%程度に過ぎない

 有機ELテレビは、2017年の春から東芝、パナソニック、ソニーが相次いで投入し、先行していたLGエレクトロニクスを合わせて4社の製品が店頭に並んでいる。いずれも大画面の高級モデルという扱いで、4メーカーの製品が出そろった17年6月時点の平均単価は44.58万円と高額だった。

 しかし12月に平均単価は34.48万円まで下落。4K対応液晶テレビが過去2年間で6万円の下落幅だったのに比べ、有機ELテレビは値下がりのペースが速いという。

 ただし薄型テレビ全体の平均単価は上昇しており、BCNアナリストの山口渉氏は「4K対応液晶テレビや有機ELテレビのような高性能かつ高機能なテレビの販売台数比率が増加しているため」と分析している。「解像度別の販売台数比率を見ると4K/8K対応テレビは2年前の18%から38.1%まで拡大した」

 今のところ、有機ELテレビの構成比は全体の2%程度に過ぎないが、「伸びしろは大きい」と山口氏。今や市場の一角を担う4K対応液晶テレビも5年前は50万円を超える商品がほとんどだったという。「有機ELテレビの平均単価は約35万円と高額だが、徐々に消費者の手に届きやすい価格となっている。近いうちにラインアップがさらに拡充され、単価が下がれば有機ELテレビが急速に販売台数を伸ばす可能性は高い」という。
2018年02月05日

button_15.jpg  [市況]高性能テレビの価格下落が進む、気になるその価格は?

2/4(日) BCN

 2017年はソニー、東芝、パナソニックが有機ELテレビ、シャープが8K対応液晶テレビを発売した。そのほか、4K対応で6万円を切る「格安4Kテレビ」も登場するなど話題が多かったテレビ市場。そのなかで高性能なテレビを中心に平均単価の下落が進んでいることが、家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」から分かった。ここでは、平均単価や販売動向について取り上げる。

 まず、過去2年間の平均単価推移を各性能別にみていこう。4K対応液晶テレビのそれは15年12月が18.97万円であったが、昨年末には12.97万円となった。また、有機ELテレビでは、対象製品を発売している全4メーカーが出揃った17年6月から12月の推移が、44.58万円から34.48万円まで下落している。4K対応液晶テレビは2年間で6万円、有機ELテレビはわずか6か月で約10万円もダウンしており、どちらも昨年末が過去最安となった。これに対して、比較的安価な40型以上のフルHD/HD液晶テレビと40型未満の液晶テレビは、2年前に比べると安くなっているが、17年1月からはほぼ横ばいとなった。

 性能や機能別で切り分けても、いずれのジャンルとも単価下落が進行しているが、液晶と有機ELテレビを合わせた薄型テレビ全体のそれは、昨年末にかけてやや上昇している。以前、40型以上のフルHD/HD液晶テレビよりも平均単価は低かったが、直近では市場全体の平均単価が1,2万円以上高くなっているのだ。

 高性能なテレビを中心に平均単価は下がっているのに、全体の平均単価が上がっている理由は、高性能かつ高価格なテレビの販売台数比率が増加しているためだ。解像度別の販売台数構成比をみると、4K/8K対応液晶テレビは2年前の18.0%から38.1%まで拡大している。ここ数年で構成比が一番高いハイビジョン対応が42.7%であり、それに迫る勢いだ。

 一方、薄型テレビ市場全体における、有機ELテレビの販売台数構成比は2%程度に過ぎない。ただし、市場への影響度はわずかであるものの、伸びしろは大きい。今や市場の一角を担う4K対応液晶テレビも、5年前は定価が50万円を超える商品がほとんどだった。有機ELテレビの平均単価は約35万円と高額だが、徐々に消費者の手に届きやすい価格となっている。近いうちにラインアップがさらに拡充され、単価が下がれば、有機ELテレビが急速に販売台数を伸ばす可能性は高い。(BCNアナリスト 山口渉)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
2018年01月28日

button_15.jpg  4K TV出荷額はTV全体の72%、有機EL 1.5万台。JEITA12月統計

1/25(木) Impress Watch

 電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2017年12月の民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。出荷金額は前年同月比87.7%の1,348億円。内訳は、映像機器が同88.4%の81億円、オーディオ関連機器は同66.1%の86億円、カーAVC機器は同92%の444億円で、いずれも前年割れ。

 12月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比81.9%の52万5,000台。このうち、4K対応テレビの出荷台数は前年比100.8%の22万7,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は43.2%。4Kテレビの出荷金額は383億円で、薄型テレビ全体の出荷金額533億円に占める割合は72%。ハイブリッドキャスト対応のテレビは前年比91.4%の25万6,000台で、テレビ全体における割合は48.7%。

 サイズ別では、29型以下が同68%の10万5,000台、30〜36型が同87.6%の12万4,000台、37〜49型が同83.1%の18万2,000台、50型以上が同90.7%の11万5,000台。構成比は順に20%、23.5%、34.7%、21.8%。

 有機ELテレビの出荷台数は1万5,000台で、出荷金額は63億円だった(薄型テレビ計には含まない)。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比95.3%の40万7,000台。内訳は、BDレコーダが同94.2%の32万8,000台、BDプレーヤーが同100%の7万9,000台。ビデオカメラは同85.4%の7万4,000台だった。

 システムオーディオの出荷台数は前年同月比89.2%の13万4,000台。スピーカーシステムは同114.3%の9万9,000台。ステレオヘッドフォンは同92.3%の87万5,000台。ラジオ受信機は同86.3%の10万6,000台。ICレコーダは同100.8%の6万8,000台。

 カーAVメインユニットは前年比82.3%の18万5,000台。カーナビは同93.7%の45万8,000台。

AV Watch,庄司亮一
2018年01月27日

button_15.jpg  【CES 2018】有機ELテレビの展示品が17種増加、有機EL陣営のさらなる拡大

2018年 1月 18日 UBIリサーチ

CES 2018に展示されたOLED TVはCES 2017に比べ、17種増えた31種で製品数が大幅に拡大した。OLED TVを展示したメーカーはLG Electronics、Sony、Panasonic、Skyworthなど全7社である。

今回展示されたOLED TVは55型6種、65型19種、77型6種。特に65型OLED TVの割合が多く、現在注力製品として期待感を示した。77型OLED TVも55型と同様に6種の製品が発売され、主要ラインアップに含まれていることが明確になった。

また、展示されたOLED TVの解像度は全てUHDで、高画質TVに対する消費者のニーズが反映されたことだと考えられる。2015年まではFHD解像度のOLED TVが展示されてきたが、2016年からはUHD解像度のOLED TVのみ展示された。

LG Displayのハン・サンボム副会長は現地時間の8日に開かれた記者懇談会で「2020年まで総売上高の中でOLEDが占める割合を最大40%に引き上げる」ことを明らかにし、OLED TV市場のさらなる拡大を示唆した。

続いて中国の主要メーカー2社がOLED陣営に参入する予定だと付け加えた。これによって、OLED陣営はLG Electronic、Sony、Panasonicなど、既存の13社から15社に増える。

現在プレミアムTV市場をリードしているOLED TVの成長傾向は今後も続くと期待される。


2018年01月21日

button_15.jpg  CESインタビュー:パナソニックの有機ELテレビの画質がさらに向上!

1/19(金) Stereo Sound ONLINE

 世界最大規模のコンシューマエレクトロニクス展示会「CES 2018」が、1月9日〜12日(現地時間)に米ラスベガスで催された。

 パナソニックは今回のCES2018で、ヨーロッパ向けの有機ELテレビの新製品「FZ950」シリーズ、「FZ800」シリーズの合計4モデルを発表した。主な特徴を挙げれば、パナソニックが推進しているHDRの新規格「HDR10+」に対応していること、新開発の三次元ルックアップテーブルを採用していることなどが即座に浮かぶが、特筆すべきはその画質が大幅に向上していることだろう。

 Stereo Sound ONLINEや月刊HiViをはじめ、さまざまな媒体で活躍するオーディオビジュアル評論家の麻倉怜士さんが、同社テレビ事業部長の筒井俊治さんを直撃。その秘密に迫った!(Stereo Sound ONLINE編集部)



■第2世代目の有機ELテレビは驚きの画質向上を実現

◇麻倉怜士(以下、麻倉):まずは、パナソニックの有機ELテレビ「TH-77EZ1000」がHiViグランプリ2017のGold Awardを獲得しました。おめでとうございます(編注:2018年1月17日発売のHiVi2月号に掲載)。

◎筒井俊治テレビ事業部長(以下、筒井):ありがとうございます。今回は、金賞(Gold Award)だけでなく、部門賞(直視型ディスプレイ部門)もいただくことができて、とても励みになっています。

◇麻倉:昨年、日本、および欧州で有機ELテレビを発売されました。ユーザーの反応はいかがでしたか?

◎筒井:おかげさまでたいへん好評です。販売店からの評判もよく、うれしい思いです。評判というのは主に画質面ですけど、音質についてもほめていただきましたので、画と音両面で評価されたのはひじょうにうれしいです。販売面でも伸びています。やはり、価格がリーズナブルになったのが、追い風になりました。日本でも欧州でも40万円(3000ユーロ)を切ったあたりから、グーッと販売が伸びてきたんです。他社と比べて少し遅れて導入したため、昨年の上半期はやや厳しいものがありましたけど、下半期に入ってからは好調で、市場シェアもじわじわと上がって、一時期国内では40%を記録しました。

◇麻倉:そうした流れを受けて、CES2018で新製品を発表されました。いよいよ本格的に大攻勢をかけるぞという意気込みを感じましたし、なによりも画質が大幅に向上しているのが実感できました。これまでは、ソニーのはっきりくっきりに対して、バランスはいいんだけど少し優しい感じだよね……という印象でしたが、微小信号部分、つまりディテイルがはっきりと視認できるようになったのには驚きました。搭載しているパネルそのものは同じなのに、こんなに変わるのか! って。

◎筒井:僕も驚きましたよ(笑)。

◇麻倉:普通なら解像感やディテイルを出そうとすると、一緒にノイズも拡大されてしまうんですけど、パナソニックの新製品にはそれが、ない。現在有機ELテレビをラインナップしているメーカーはみな同じパネルを使っているはずなのに、それぞれに個性が出ていて、面白いところです。

◎筒井:新製品では、映像回路(プロセッサー)も変えましたし、カラーテーブル(ルックアップテーブル)も入念に作りましたので。これまでも頑張ってきているんですけど、やはり積み重ねが大きかったと思います。有機ELテレビも取扱いを始めて3年になります。その間にノウハウがたまって、使い方が分かってきたということです。

◇麻倉:確かに! プラズマも当初はノイズが多かったけど(笑)、モデル末期にはかなりよくなっていましたからね。

◎筒井:やはり技術というのは、デバイスの使いこなしが重要で、有機ELで言えば、パネルと信号回路系のすり合せをいかにうまくやっていくかにかかっているんです。加えて我々は、デラックスやテクニカラー(ともに、ハリウッドのポスプロ)との協業もあって、彼らからの映像に対する要求も高かった。その基準をクリアするような絵づくりをしてきた結果が、着実に今回の成果に結びついているのだと思います。

◇麻倉:最近は、ハリウッドとの協業を声高にはアピールしていないように見受けられますが。

◎筒井:表面上はそう見えたかもしれませんが、欧州ではずっと訴求し続けていました。

◇麻倉:ハリウッドのとあるポスプロに行った際に、パナソニックの家庭用の有機ELテレビを使っているのを見てびっくりしました。聞いてみるとプラズマ時代からパナソニック製を使っていたそうで、つまり、パナソニックのディスプレイはプロが現場で使える製品、言い換えればプロが指標にする絵づくりができている、ということが分かったからです。もっと言えば、そのパッケージの再生に同じディスプレイを使えば、制作環境時と同じ画質が楽しめるわけです。これはすごいことですね。

◎筒井:これまで映画会社やポスプロは、劇場のためにコンテンツを作っているという印象がありましたけど、ディスプレイ(テレビ)の画質が上がったことや、映像配信(OTT)が拡充してきたことで、テレビが劇場と肩を並べる時代に入ったんだなという感じがします。

◇麻倉:ある意味、テレビファーストの時代がやって来た、と。いままでは劇場ファーストで、テレビはそれよりも数段下に見られていましたけど、いまや劇場も、パッケージも、テレビも同列で、みんなが一番になった。ところで、今回CESで発表した第2世代の有機ELテレビは、量(販売数)的にも攻勢をかけていく?

◎筒井:はい、現在、金額構成比は10%ぐらいですが、これを3倍に高めたいです。昨年は下期に大きな盛り上がりを見せましたし、今年は2月に冬季オリンピックが控えていますから、充分実現できるんじゃないかと思っています。僕は自宅に設置しているんですけど、知り合いが遊びに来ると、有機ELテレビの画質を見て驚くんです。そういう感動の輪が広がる年にしたいですね。

◇麻倉:今回の有機ELテレビは、AVに疎い人が見てもその画質には驚く、そのぐらいのインパクトは充分にあると思います。

◎筒井:いまは映像配信(OTT)の品質も上がってきていますので、ディスプレイの能力とコンテンツのクォリティが、高いところでバランスが取れてきたなと感じています。

◇麻倉:液晶に比べて黒の再現能力が大幅に上がって、つまり黒が締まってコントラストが高まると、それが解像感にも効いてくるんです。そういう意味では、映像配信(OTT)の普及拡大時期と、大型サイズの有機ELテレビの登場は、いいタイミングで起こったとも言えますね。

◎筒井:今回のモデルでは、HDR10+にも対応していますが、それもタイミングが良かったと思っています。配給や製作会社の目指すところ(画質)と、我々テレビ(セット)メーカーの目指すところが一緒だったので、両社の相乗効果でコンテンツのパフォーマンスもグッと上がりました。

◇麻倉:やはり有機ELテレビが本格的に登場してきたことで、HDRの効果をより体験できるようになりました。今回第2世代のモデルを投入したことで、テレビ事業はより強化されていくのでしょうか?

◎筒井:やっていきたいと思っています。同時に、HDR10+へのワーナーさんも賛同してくださるなど、コンテンツホルダーを巻き込んで(より高画質への)広がりができているなと感じています。有機ELテレビとHDRがお互いにいい効果を与え合っていると思います。もっともっとテレビのパフォーマンスを上げていきます!


■「8Kは有機ELテレビでやりたいと思っています」(筒井)

◇麻倉:話は変わりますが、今年の12月からいよいよ4K・8K放送が実用化されます。パネル側はLGディスプレイが今回のCESで88型の有機ELテレビを発表したばかりですが、パナソニックさんの8Kへの取り組みは?

◎筒井:もちろん、8Kの準備は進めていますし、同じやるのなら有機ELテレビでやりたいと考えています。パネルメーカーの開発加速が8K促進のひとつのきっかけになりますね。

◇麻倉:SDがHD(2K)になって、HDが4Kになってという進化とはまた別の次元が、8Kでは起きるはずです。解像度の向上ばかりではなく、HDRや広色域を含めたトータルな映像の進化が8Kで味わえるようになるはずです。

◎筒井:有機ELテレビの黒再現と大画面が組み合わされば、とてもいいものができると思います。解像度だけではない感動の世界を提供したいです。

◇麻倉:液晶(LCD)では描くのが難しい世界を期待しています。90インチクラスの画面で、有機ELテレビの黒再現、そしてHDRが合わさった世界を早く体験してみたいものです。

◎筒井:その方向(8K+有機ELテレビ)で事業を進めていきたいと考えています。8Kこそ有機ELテレビではないかと。

◇麻倉:8Kの世界は一般ユーザー向けというよりは、その価値を認める生粋のAVファンが望むのだろうから、いたずらに価格競争に走るのではなく、きちんとしたものを適正な価格で出してほしいですね。

◎筒井:有機ELテレビの普及と4K・8K放送の開始というのは、配給・製作会社、テレビメーカーいずれにとってもいいタイミングになったなと思います。今回第2世代の製品ではノウハウが大分蓄積できましたので、今後もパネル(デバイス)メーカーとの協業をより強化して、我々が持っているノウハウを活かしていきたいです。映像(信号)処理系とパネル(デバイス)系は一体にならないと、進化は望めない、とプラズマをやっていた時に痛感しましたから、やはり将来的には有機ELテレビでも同じ手法を取り入れていきたいです。

◇麻倉:具体的には?

◎筒井:パネルと一口にいっても、発光する部分だけでなく、その動きを制御するコントール部分、電源部分などさまざまな構成要素があります。それには、そうした機構を収納するための背面のデザインも含まれます。

◇麻倉:いわゆるオープンセル的な展開(開発)をする、と。

◎筒井:そうですね。液晶で言えば、バックライトや駆動・制御機構を省いた液晶パネル部分のみを入手(これがオープンセル)して、自社でパネルに最適化した部品を組み合わせるという手法ですが、パネルメーカーさんと、そうした構成部品の開発・製造の協業を進めていけば、もっといい絵が作れるんじゃないか、と。

◇麻倉:それは……。

◎筒井:もう始めています。パネルメーカーには僕らが目指しているもの(画質)を理解してもらっているので、協業を進めることで、有機ELテレビのブランドのパワーをもっと高められるはずです。

◇麻倉:それがパネルメーカーの基礎体力(技術力)のアップにも貢献している。

◎筒井:はい。そこまでしないと、というより、そこまで入り込まないといいモノってできないと思うんです。僕らの技術と彼らの技術をすり合わせていって、さらにコンテンツメーカーともすり合わせをして、そうしたことが結果として、いい商品のためには必要だと思いますね。

◇麻倉:昨年、パネルメーカーさんにも取材しましたが、まだまだ改良の余地はある、と話してくれました。お互いに切磋琢磨して、技術を進め、よりよい商品の登場に期待しています。

◎筒井:パネルの特性を理解し尽くしていくことが、他のテレビメーカー/製品に対するアドバンテージになるはずです。今回は、カラーテーブルを新しくしましたが、結果フォーカス感やノイズ感にも大きな効果を生むことに成功しました。これは液晶にも応用できますので、有機ELテレビだけでなく、液晶テレビの底上げにも適応していきたいです。

◇麻倉:すり合せを2社間だけでなく、多重に行なうことで、より以上のクォリティのアップにつなげられるわけですね。パナソニックの有機EL8Kテレビ、心待ちにしています。今日はありがとうございました。

◎筒井:ありがとうございました。

Stereo Sound ONLINE / 麻倉怜士
2018年01月19日

button_15.jpg  【実売速報】有機ELテレビ 2018/01/18

1/18(木) BCN

 家電量販店やネットショップ、PCショップなどの実売データを集計した「BCNランキング」によると、2018年1月16日に販売された、有機ELテレビの販売台数シェア1位はソニーで41.8%、2位はパナソニックで30.9%、3位はLGエレクトロニクスで25.5%だった。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
2018年01月18日

button_15.jpg  パナソニック、有機ELテレビ販売を倍増へ

2018.1.9 Sankei Shimbun & SANKEI DIGIT

 【ラスベガス=中山玲子】パナソニックは8日、2018年度に日本を含めた世界で販売する有機ELテレビの台数を17年度の2倍となる約20万台に伸ばす考えを明らかにした。

 大画面の有機ELテレビは有機ELパネルも量産する韓国LG電子が先行して市場に参入、トップシェアを誇る。日本勢はパナソニックやソニー、東芝が遅れて参入し、高画質などで技術力を競っている。

 パナソニックのテレビ事業部の筒井俊治事業部長はCESの開幕を前に現地で取材に応じ、「有機ELを中心にプレミアム(高級)商品へシフトしていく」と述べた。

 有機ELテレビは液晶よりも鮮やかな黒色を表現でき、画面が薄いのが特長で大画面テレビに適しているとされる。同社が販売するテレビのうち4Kの有機ELテレビは、55型、65型の大画面の最高級商品で欧州や日本で人気が高い。一方、液晶は幅広い価格帯で展開されており、アジアなどで需要がある。

 パナソニックは年間約600万台のテレビを販売。このうち4割が4Kテレビ、また4Kテレビのうち6%を有機ELテレビが占める。

 同社はCES開催に合わせて、テレビなどの家電製品を別会場で展示。8日(現地時間)、今年6月に欧州で販売する4Kの有機ELテレビの新製品4種を発表した。担当者は「画面の色と明暗のコントラストの表現力をさらに高めた」としている。

2018年01月13日

button_15.jpg  「8K」はプロトタイプも多数 CESで見た次世代薄型テレビ

1/12(金) アスキー

 CESは本来家電見本市であり、今年も薄型テレビは主軸の存在。ソニーやパナソニック、LGなど会場で発表された次世代テレビをまとめてみた

 今年も1月9日(現地時間)から米国・ラスベガスで開催されている「CES 2018」。家電ショーだった頃から常に最新プロダクトの代表格として語られるのが薄型テレビだ。今年も国内外のメーカーから最新モデルが発表された。
 
 そこで、CES 2018で発表された薄型テレビをまとめてみた。
 
次世代高画質エンジンが秀逸のソニー
 CES 2018で高画質だったテレビと言えば、ソニーが高画質エンジン「X1 Ultimate」のプロトタイプとしてデモをしていた85型の8Kディスプレーだ。
 
 バックライトも凄まじく、なんとHDRの規格上限である10000nitにまで対応するバケモノだ(一般的な液晶TVやOLEDは1000nit程度)。
 
 実際の超高解像度・高輝度のデモ映像は、決め細かさと質感、臨場感、吸い込まれるような臨場感まで別次元。ただし、8Kとなると通用するのは実写のみで、グランツーリスモの8K CG映像だけはガッカリレベルだった。
 
 X1 Ultimateは4K版もまだプロトタイプで、またソニーは8Kテレビの発売については慎重なようだが、高画質のトップリーダーの座は譲れない意思の見える展示だ。
 
 同時にソニーは米国向けに有機ELテレビ「A8F」シリーズを発表。米国で5月より65/55型を発売する。65V型は3500ドル(39万円)前後、55V型は2500ドル(28万円)前後を予定している。
 
 高画質化回路は現行版の「X1 Extreme」だ。2017年の機種からの変更はデザインで直立タイプのスタンドに変えた点と、「ドルビービジョン」形式のHDRに対応した点。
 
 画面から音が出る「アコースティックサーフェイス」は継承する。今年も2017年の「A1」も継続販売とのことで、デザインバリエーションという意味合いが大きいようだ。
 
記事掲載当初、X1 Extremeの名称に誤りがありました。お詫びして訂正します(2018年1月12日)
 
 ほかにも「LifeSpace UX」ブランドの超短焦点プロジェクターにスピーカーを内蔵した新モデル「LSPX-A1」が登場。春に米国で30000ドル(約335万円)で発売される予定だ。
 
4K有機ELの画質を「HDR10+」と高画質チューンで引き上げるパナソニック
 CES 2018の展示会場ではBtoBに振り切っていたパナソニックだが、プレスカンファレンスでは「FZ950」シリーズと「FZ800」シリーズの各55/65型で欧州向けの合計4モデルを発表。ラスベガス市内のホテルにプライベートブースを設けデモを行なっていた。
 
 最大の特徴は「HDR10+」のHDRフォーマットにも対応すること。高画質回路「HCX」の活用により、暗いシーンと明るいシーンにそれぞれ最適化した「3D-LUT」(ルックアップテーブル)を適用し、特に中輝度域の画質を向上された。
 
 有機ELパネルは2018年版となるがスペックに繋がる変更はないようだ。なお、画面コーティングやエンジンもFZ950シリーズとFZ800シリーズの画質関連はまったく同じ。FZ950は日本での「EZ1000」にあたる機種として「Tuned by Technics」のサウンドバーが付属する。
 
 なお、欧州向けのUltraHD Blu-rayプレーヤーのラインナップも刷新。最上位モデルの「UB820」は、HDR10+とドルビービジョンのHDR規格に対応した。下位モデルの「DP-UB420」のHDR10+対応は新チップ搭載の最新世代モデルとして注目だ。
 
AI対応有機ELテレビ、その名も「LG AI OLED TV ThinQ」が登場
 CES 2018で高画質とは別の次元で意欲的な有機ELテレビがLGの「LG AI OLED TV ThinQ」だ。
 
 名前の通り、なんと全面的にAIテクノロジーを取り込んでいる。LG独自の「LG ThinQ」と「Googleアシスタント」に両対応し、薄型テレビをボイスで操作するという体験を身近にしてくれる。
 
 音声アシスタントとなるとニュースや天気予報、マップといった使い方が一般的になるが、LGのデモのポイントとなるのが、テレビ番組に出演している俳優に対して「この人は誰?」と呼びかけると結果がリストアップされたり、「この番組が終わったら電源を落として」とテレビに即した機能があること。
 
 なお、通常のボイスアシスタントとして機器連携も可能なので、LG ThinQの用語で白物家電連携、そしてGoogleアシスタントまで取り込む姿勢と合致しているとも言える。
 
 LGの4K 有機ELテレビのラインナップは2017年と変わらず、最上位の「W8」は超薄型で壁掛けに対応し、サウンドバー型チューナーユニットを備える。
 
 「G8」も別筐体のチューナーユニットを採用。「E8」「C8」「B8」はデザインの異なるスタンドを採用する。
 
 今年のLGの有機EL発表のもうひとつの目玉が高画質回路「α9」で、CPU性能が35%、GPU性能が35%、メモリー性能は50%向上し、4段階でかかるノイズリダクションやHFR(ハイフレームレート)、色表現の正確さを決める3Dルックアップテーブルというように高画質回路を大幅に強化してきた。なおα9はW8/G8/E8に搭載される。
 
 スピーカーはいずれも形状が異なるが、引き続き「ドルビーアトモス」に対応している。
 
噂の「The Wall」はサイネージ用途向け? 8K研究も進行中
 日本では製品発売のないブランドだが、サムスンによる世界初のマイクロLEDテレビ「The Wall」も注目を集めた。
 
 RGBの小型LEDを直接発光させるタイプのディスプレーで最大2000nitsの輝度とコントラスト表現を可能とする。
 
 実機をサムスンブースで視聴したが、まず大前提として画面サイズが146インチと巨大で、一般的にテレビと呼ぶサイズではなく“壁”。用途としてはデジタルサイネージの領域だ。
 
 高コントラストと2000nitsというHDRライクなスペックではあるが、ブースデモの映像の精細感は今ひとつ。非公表の解像度も気になるが、いずれによホームのAV用途とはまだ遠い存在のようだ。
 
 サムスンは8K画質に対応した高画質回路の「AI Technology」も出展。高画質回路の分野ではデータベース解析の段階で、ソニーなどは古くからAIの機械学習が用いられているが、サムスンも8K対応のタイミングで改めて注目の「AI」というキーワードに注目した形だ。
 
文● 折原一也
2018年01月11日

button_15.jpg  2018年のLGはAIテレビに注力。新プロセッサ「α9」で高画質化される有機ELテレビ

1/9(火) Impress Watch

 LG ElectronicsはCES 2018開催に先駆けてラスベガス市内のマンダレイベイ・コンベンションセンターでプレスカンファレンスを行ない、AIプラットフォーム「LG ThinQ」を使った家電連携やα9プロセッサによる高画質化、Googleアシスタント連携などの戦略を発表した。

■賢く家電を制御するAIプラットフォーム「LG ThinQ」

 LG Electronicsのプレジデント兼CTOのI.P.PARK博士は「2018年のLGが最も注力する技術テーマはAIである」と開口一番に宣言し、LGのAIプラットフォーム「LG ThinQ」を発表した。

 LG ThinQはクラウドベースの機械学習型AIフレームワークで、LG製家電を無線LANベースで相互接続し、クラウド側のAIの支援を受けて各家電を有機的に制御して、ユーザーの好みや生活スタイルに合わせた機能を提供するもの。

 各家庭における家電の使われ方、各ユーザーの各家電の活用の仕方を学習し、使い込めば使い込むほど各家電の機能の相互連携性が高まっていくと説明した。クラウド側にAIコアは存在するが、AIが学習するデータは各家庭やユーザーのアカウントごとに管理される仕組み。

 LG ThinQのクラウド側のAIシステムは「DeepThinQ」と呼ばれ、LG ThinQプラットフォームのバックエンドを務める。

 このバックエンドシステム側は、GoogleやAmazonが展開するAIサービスとの相互連携もできるよう設計されており、LG ThinQユーザーは、それぞれを区別することなくシームレスに利用できるという。

 LG Electronicsは、AIによる電子機器の相互連携やIoT規格の標準化団体であるOpen Connectivity Foundation(OCF)に加盟している。DeepThinQもOCFと連携し、他社のAIプラットフォームとの相互連携を深めていく。

 LG ThinQプラットフォームのフロントエンドを務めるAIエージェントロボット「LG CLOi」(クロイと発音)も発表。LG ThinQはスマートフォンでも活用できるが、「LG CLOi」は対人インターフェースの役割を果たすことになる。こうしたAIエージェントロボットは、世界中の各家電メーカーが関心を示し始めた製品ジャンルで、LGも例外ではない。

■LG製テレビにもAIが搭載され、さらに“スマート”なテレビに

 続いてテレビ。AI傾倒の戦略は2018年モデルのLGテレビ製品にも波及する。

 自然言語による音声コマンドによるテレビの機能の制御だけでなく、「この映画のサントラを探して」「この映画の出演者リストが見たい」「この映画が終わったらテレビを消して」といった、現在、視聴中のテレビ番組のコンテンツメタデータに関連した操作もできることが示された。

 また、Googleアシスタントも利用できるようになり、事実上、スマートスピーカーのGoogle Homeシリーズを包括した機能も利用できるようになるとのこと。スマートスピーカーとは違い、テレビ製品には画面があるので地図アプリや写真アプリなども利用できる分、利便性に優れることが強調された。

■新型映像エンジン「α9」とは?

 話題はLGの新型映像処理プロセッサ(映像エンジン)「α9」へ。α9は、LGの映像技術を結集させた映像エンジンで、特にLG式の白色サブピクセル有機ELパネルの表示特性を最適化する狙いがあるそうだ。

 超解像的な処理においては、ヒストグラムに基づく信号処理的なシャープネス強化ではなく、映像中のオブジェクト単位の適応型の処理を行なうと言及。たとえば、ヒマワリの花があれば、そのヒマワリの花に対して、最適な超解像処理を行なうという。

 色調補正は、RGB+Wの4色サブピクセルからなるLGの有機ELパネルではとても重要な機能となるのだが、α9ではカラーボリュームに対して先代映像エンジンに対して7倍以上も細かく補正が可能になるという。

 補間フレームを生成してフレームレートを引き上げて表示させるハイフレームレート変換機能に対応するだけでなく、ネイティブ120fpsコンテンツへの表示にも対応している。

 ハイダイナミックレンジ(HDR)映像表示に際しては最新HDRフォーマットに対応するほか、独自の機能として、HDR映像の明暗分布をリアルタイムに解析して、映像パネル側の表示ポテンシャルに最適化したトーンマッピング(階調補正)を行なう「Dynamic Tone Mapping」機能も搭載。

 これまで、LGの映像エンジンは、日本メーカーのものにやや及ばない印象が強かったが、このα9は説明を聞く限りは、拮抗する技術を搭載しているようだ。

 日本でも有機ELテレビに関しては、LG製のものは認知度が高まっていることもあるので、日本のユーザーにどう受け止められるか、楽しみである。

 また、2018年モデルのLG製有機ELテレビはサウンド機能も改善されたことがアピールされた。仮想音源技術を駆使したバーチャルDolby Atmos再生に対応する。

 LG有機ELテレビの2018年モデルのラインナップは、B8/C8/E8/G8/W8の各シリーズで、画面サイズは55インチ、65インチ、77インチにまで展開。どのモデルにもα9プロセッサが搭載される。

■液晶テレビは「Nano Cell」モデルを継続

 有機ELのイメージが強くなりつつあるLG Electronicsだが、IPS液晶パネルを主軸にした液晶テレビ製品にも力を入れる。

 昨年発表されて北米地区等では好評を博した量子ドット系技術からなるバックライト波長変調技術「Nano Cell」技術を2018年モデルに対して継続させる。

 今年のNano Cellモデルの液晶テレビに関しては全モデル、バックライトシステムを直下型のエリア駆動に対応させる。

 LG製Nano Cell対応液晶テレビの2018年モデルのラインナップは、SK9500、SK8500、SK8000からなり、これらのモデルにはα9ではなく、液晶パネルに最適化した「α7」プロセッサが搭載されるとのことである。

 AIへ注力し、AIプラットフォームを幅広い家電製品に展開する方針を強調したLG。この戦略を日本では、どのように展開していくのかは気になるところ。

 ブースでは、新テレビ製品群の実機展示やα9映像エンジンのデモも公開される。そのあたりの詳細は、ブースレポートにてフォローしたいと思う。

AV Watch,トライゼット西川善司

button_15.jpg  パナソニック、12月にも8Kテレビを商品化--“液晶先行”の目論見とは

1/10(水) CNET Japan

 パナソニックは、2018年12月にも、国内で8Kの本放送が開始されるのにあわせて、8Kテレビを投入する計画を明らかにした。米ラスベガスで開催中の家電見本市の「CES 2018」の会場で、同社関係者が明らかにした。

 まずは、液晶パネルを使用して8Kテレビを商品化。その後、有機ELパネルを使用した8Kテレビを投入する予定だという。

 同社では、有機ELテレビをフラッグシップに位置づけているが、有機ELパネルの調達先が1社に限定されること、歩留まりの問題があり、調達コストが高いこと、8Kテレビの本放送開始にあわせるには、液晶パネルによる商品化の方が早いと判断して、液晶パネルでの8Kテレビの商品化を先行する。

 「8K放送は、日本独自の部分があり、まずは日本での販売を先行する。8Kならではの高画質の価値は、75型以上の大画面テレビによって発揮されることになる。大画面サイズでの商品化を計画している」という。

 一方で、同社では、有機ELテレビの販売拡大に取り組んでいる。現在、日本国内においては、4Kテレビ全体の約6%を有機ELテレビが占めており、2018年は年間10万台の有機ELテレビの出荷が見込まれている。

 パナソニックでは、有機ELテレビ分野において、35%のシェアを獲得しているが、これを2019年には販売台数を倍増させて、40%のシェア獲得を目指すという。

 「有機ELテレビは、実売価格が40万円を切ってから販売に弾みがついている」として、今後も有機ELテレビの販売に力を注ぐ格好だ。

 だが、液晶テレビとの販売も両立していく。「液晶テレビと有機ELテレビの価格帯が一緒になることはないため、価格帯によって、異なるニーズに対して売り分けていくことなる」という。

HDR10+は有機ELよりも液晶で力を発揮

 パナソニックは、サムスン、20世紀フォックスと共同で、HDRの拡張規格である「HDR10+」を発表しており、この普及にも力を注いでいる。同規格の特徴は、シーンごとやフレームごとにデータを持ち、明るいシーンと暗いシーンがあっても、それぞれに最適化した画質を再現できるようになる点にある。ダイナミックトーンマッピングと呼ばれるこの技術によって、輝度やコントラストを最適化してディスプレイに表示する。

 「HDR10+は、高画質の有機テレビよりも、低価格の液晶テレビなどの画質を高める点で効果がある。液晶テレビをより楽しめる環境が整うことになる」とする。HDR10+規格には、ワーナー・ブラザースとAmazonが新たに参加。今後の普及が期待される。

 パナソニックは、CES 2018において、新たな4K有機ELテレビを発表している。

 発表したのは、「TX-65FZ950/55FZ950」と「TX-65FZ800/55FZ800」で、いずれも65型と55型を用意。欧州では6月からの発売を予定。日本での発売時期は未定としている。従来から発売している77型の「TX-77EZ1000」を加えて、海外では5モデルを販売することになる。日本では、65型の「TX-65EZ1000」も販売している。

 新製品では、暗めのシーンと明るめのシーンで、それぞれ最適化した「3D-LUT(ルックアップテーブル)」を採用。シーンに応じて最適な設定をすることで、色とコントラストの表現力を高め、映画制作者の意図をより正確に再現できるという。

 また、FZ950シリーズでは、同社の高級オーディオブランドである「テクニクス」の音響技術を採用した「Tuned by Technics」としており、とくに低音域の表現力を強化しているという。

 パナソニックは、テレビ事業において、日本および欧州を重点市場と位置づけ、さらに有機ELテレビをフラッグシップとしている。今後の製品展開においても、まずはこの2つの市場を重視しながら、有機ELテレビでの存在感を高めていく考えだ。そこに、8Kテレビをどんな形で離陸させるのかが注目される。

button_15.jpg  ソニーの薄型テレビを進化させる3つのトピック

1/10(水) ITmedia LifeStyle

 米国ラスベガスで開幕した世界最大級の家電見本市「CES 2018」。ソニーブースは、北米市場向けの有機ELテレビや液晶テレビの新製品に加え、次世代の映像エンジン「X1 Ultimate」のデモンストレーションなど見所が多い。今回は2018年の“BRVIA”(ブラビア)を占う3つのトピックを紹介しよう。

有機ELテレビのラインアップが拡充

 ソニーは、米国で4K/HDR対応の有機ELテレビ新製品「A8Fシリーズ」を5月頃に発売する。現行フラグシップの「A1シリーズ」のエッセンスを受け継ぎながら価格を抑え、デザインもブラッシュアップしたモデルだ。65V型が3500ドル程度(約39万5000円)、55V型が2500ドル程度(約28万円)を想定しているが、日本での発売日と価格は「未定」となっている。

 テレビの画質を決定する4K対応の映像処理プロセッサー「X1 Extreme」や有機ELパネルなどの中核的なデバイスはA1シリーズを踏襲。画面を振動させて音を出す「アコースティック サーフェス」も継承したが、外観はA1シリーズから大きく変化した。卓上カレンダーのようにスタンドを開いて設置するA1シリーズに対し、A8Fシリーズは極薄のスタンドを画面の足もとに添えたようなデザインだ。視聴時に映像が浮いて見えるというコンセプトは維持しながら、省スペース化を図った。これに伴い、内蔵スピーカーのレイアウトも見直したという。

 スマートOSは、Android TVを引き続き採用した。北米ではソフトウェアアップデートによるGoogleアシスタントの追加が始まっており、A1シリーズでも本体に付属するリモコンに「OK、Google」と話しかけていくつかの機能が音声操作できるというが、「使える機能の内容をモデルごとで段階的に増やしている状況」(ソニーのスタッフ)。本格的な対応はもう少し先になりそうだ。

●進化した“黒挿入”の液晶テレビ

 液晶テレビの4K/HDR対応新製品「X90Fシリーズ」も3月頃に米国で発売を予定している。6000ドル(約68万円)の80V型を筆頭に、75/65/55/49V型の5サイズ展開で、49V型の予価は1000ドル(約11万円)。

 X90Fシリーズも搭載する映像エンジンは「X1 Extreme」だ。ただし、4K/HDR対応液晶ブラビアのフラグシップである「Z9Dシリーズ」に搭載されたバックライト駆動技術のアルゴリズムを見直し、“黒挿入”を一定間隔で行うのではなく、映像を判別しながら必要なタイミングで挿入していくことで、動画ボケを改善しながら映像の明るさを向上させる「X-Motion Clarity」が新しい。日本での発売は「未定」として紹介されたモデルだが、同等の高画質化機能は2018年の液晶ブラビアのプレミアム機に間違いなく採用されるだろう。

●新映像エンジン「X1 Ultimate」の実力

 8K液晶ディスプレイのプロトタイプによる映像のデモンストレーションについては既報の通りだが、その4K映像処理プロセッサー「X1 Ultimate」の画質を紹介する比較展示も行われていた。

 X1 Ultimateは、2018年のブラビア上位機種に搭載される見込みの新しい“映像エンジン”。現行「X1 Extreme」に比べてリアルタイム画像処理能力を約2倍に向上させたというもので、有機EL、液晶それぞれのデバイスが持つ性能をフルに発揮できるようにチューニングが可能。搭載した場合にどれほどの性能を発揮するか、映像をデモンストレーションで比較してみると明かな違いが表れた。鮮やかな色のりや被写体の輪郭の精彩感、映像への没入感は有機EL、液晶ともに桁違いのレベルだ。なおHDR映像については「HDR 10」フォーマットの最高値である1万nitsの超高ピーク輝度まで再現できるという。

 X1 Ultimateを搭載するブラビアの商品化時期についてはその提供地域とともに未定。暗室でデモンストレーションを行った試作機のみで、商品に近い形に仕上げた実機の展示はなかった。しかし、こちらもきっと2018年に国内で発売されるブラビア“最上位機”に搭載されるとみて間違いないだろう。

button_15.jpg  パナソニック有機ELテレビの画質進化、HDR10+には立体感。動画&高感度に強いGH5S

1/10(水) Impress Watch

 パナソニックは、「CES 2018」に合わせて、4K有機ELテレビ「FZ950シリーズ」や、テクニクスのターンテーブル「SP-1000R」、ミラーレス一眼カメラの「LUMIX DC-GH5S」など、欧州や米国で今後発売する製品を披露。テレビの画質など、従来モデルとの比較デモを体験した。なお、いずれも日本での発売については未定としている。

■4K有機ELテレビは中間階調がより精細に

 有機ELテレビのFZ950/FZ800シリーズは、映像エンジンの「HCX」を改良、「ダイナミックLUT」システムを導入した。従来のLUT(ルックアップテーブル)は、ソースで使われている色空間に固定されていたが、新しいHCXではシーンの平均輝度レベルを検出・分析することで、そのシーンに適したLUTを動的に適用。より自然な表示ができ、暗部の色表現なども向上しているという。

 '17年モデルの「EZ1000」は、16bit相当のリニアリティ補正により暗部を滑らかに再生する「暗部階調スムーサー」などを大きな特徴としており、コンテンツ制作者が映像をチェックする大型のモニターとしても評価が高いという。新モデルのFZ950などは、それに加えて中間輝度のコントラストを改善し、明るいシーンの画質も向上したのがポイント。

 EZ1000と見比べると、砂浜のシーンでは細かい砂粒1つ1つの細かさや、波打ち際に置かれたガラスの器の透明感、立体感などに大きな違いがあり、石造りの古い建物では、積み重ねられた1つ1つの石の境目と、それぞれの質感がはっきり描き分けられ、進化したことがよく分かる。

 有機ELパネルは、世代的には'17年モデルと共通だが、'18年仕様の新パネルを採用。今回の画質向上は主に映像処理の部分によるもので、処理能力を向上したSoC(System On Chip)を備え、3D LUTを暗い側と明るい側の2つに持たせている。これらを明暗それぞれの部分で使い分け、中間部分は加重平均することで、暗い部分から明るい部分まで常に正しい色を実現したという。シャープネスを上げずに、コントラスト感や色だけを調整したことで、破たんを抑えた表現力向上を可能にしている。

 FZ950の特徴であるTuned by Technicsのスピーカーも強化。ボーカルの再現を重視したという現行モデルEZ1000のスピーカーは、モニターライクでフラットな特性なのに対し、FZ950のスピーカーはウーファのユニットや容積拡大などにより低域を向上。膨らみすぎず適度な締まりを持ちながらも、低域が豊かになったことも実感できた。

■HDR10+の画質をHDR10と比較

 20世紀フォックス、パナソニック、サムスンらが推進する「HDR10+」は、画像特徴情報をメタデータで送り、そのシーンに合わせてテレビ側で(メーカー各社が最適と考える)動的なトーンマップを作って適用。制作者の意図に合った映像を表現できるという点を特徴としている。

 パナソニックのブースには最大輝度550nitsのテレビが2台用意され、従来のHDR10と、新しいHDR10+の映像を比較した。

 デモに使用されたコンテンツは300〜500nits。従来のHDR10では、高輝度部分を想定してコントラストを下げたトーンマップを作っていたようなシーンでも、テレビとコンテンツがHDR10+に対応していれば、そのテレビが表示できる輝度と、コンテンツのメタデータを元に判断し、トーンマップをかけずにPQカーブそのままを利用することを選択。元のコントラストを活かして表現できる。例えば砂浜についた足跡が、HDR10+ではより立体的に描かれるなど、明確な違いが確認できた。

 テレビなどのメーカーがライセンスを受ける場合、制作者の意図が正しく反映されたトーンマップが作られているかどうかを、20世紀フォックスらが判断して認証。なお、ライセンスを受けると年会費は必要だが、ライセンス料は不要なため、より低価格なテレビでもHDR10+を採用しやすいという。

■UHD BDプレーヤーはHDR10+コンテンツ以外も高画質化

 DP-UB820、DP-UB420、DP-UB330、DP-UB320の4モデルを用意。上位機のDP-UB820とDP-UB420は、HDR10+のダイナミックメタデータ技術に対応。より高性能なSoCを持つUB820は、Dolby Visitonにも対応する。

 HDR10+ではないコンテンツの再生や、低輝度なテレビを使う場合にも、最適な画質で再生できるという「HDRオプティマイザー」も搭載。HDR10の静的なメタデータを読みこみ、プレーヤー側でトーンマップを作って再生するという機能。HDR10+再生時にはこの機能は適用されない。

■テクニクスのアナログレコードプレーヤーは約1万ドル

 ターンテーブル「SP-10R」は、1975年に発売したSP-10MK2などの台座部にそのまま装着できるモデルで、SL-1000Rは、台座やトーンアームなどもセットにした一体型システム(ヘッドシェルやカートリッジは別売)。世界初のダイレクトドライブ採用ターンテーブルである1970年代の「SP-10」の思想を受け継ぎつつ、現代のデジタル制御を活用して新たなリファレンスクラスの製品として生まれ変わった。欧米で今春から発売され、米国での価格は、SP-10Rが1万ドル前後、SL-1000Rが2万ドル前後。

 新開発のコアレスダイレクトドライブモーターで駆動。約7.9kgの重量級プラッタは、タングステン製のウエイトを埋め込むことで慣性重量約1トン・cmまで向上。電源部は別体としたことでノイズの混入を防いでいる。

 電源部は操作部も兼ねており、実際の回転数をインジケータで表示。33 1/3と45、78回転にそれぞれ対応し、例えば実際の回転数が33を下回った場合もその回転数がインジケータですぐ分かるため、本当に33回転で再生しているのかが確認できる。重量は、台座など一体型のSL-1000Rの本体が40.2kg、電源/コントロール部は2.1kg。

■動画を大幅強化、あえてボディ内手ブレ補正を省いた「DC-GH5S」

 ミラーレス一眼の「DC-GH5S」は、4,096×2,160ドットで60p撮影が可能なCinema4K/60p動画記録や、4:2:2 10bitでのCinema4K/30p動画記録にも対応したのが大きな特徴。HDMIレコーダなどで記録する場合は4:2:2で4K/60p出力もできるという。GH5の後継ではなく、派生モデルとして併売され、米国では2,499ドルで2月に発売予定。

 暗部の表現を改善するため、画素数はGH5の約半分となる10.2Mとし、受光面積を1.96倍まで拡大した。マイクロフォーサーズの弱点とされる高感度ノイズを抑える「デュアルネイティブISOテクノロジー」も搭載。2系統の専用回路を各画素に備え、ゲインアンプの前段で感度設定して高感度ノイズを低減。常用ISO感度を6400や12800まで向上させた。型番の「S」は特別モデルである“Special”と、高感度に強い“Sensitivity”を指す。

 本格的な動画撮影に対応するため、あえてボディ内手ブレ補正を省いたのもGH5との違い。これは、GH5のユーザーからの要望を反映したもので、加速度がかかる車での撮影で不要なパンニングが起きたり、音楽ライブなどの大きな音が鳴る場所でブレを誤認識するといったことがあったためだという。

AV Watch,中林暁
2018年01月09日

button_15.jpg  パナソニックがHDR新規格対応の有機ELテレビなどをCESで発表

1/9(火) アスキー

 パナソニックがCES 2018に向けて家電製品群を発表。新HDR方式に対応する有機ELテレビや高感度重視のデジタル一眼、スマートスピーカーなどを出展する

 パナソニックは現地時間1月8日、米国ラスベガスで開催される「CES 2018」に向けてワールドワイド向けの新製品群を発表した。日本での発売などは未定。
 
新しいハイダイナミックレンジ規格に対応する4K有機ELテレビ
 
 4K有機ELテレビは「FZ950」シリーズと「FZ800」シリーズを6月に欧州で発売。2017年9月に発表された「HDR10+」規格に対応し、シーンごとのメタデータを参照してコントラストなどを補正する。
 
 また、暗め/明るめのシーンでそれぞれ最適化した「3D-LUT(ルックアップテーブル)」により、シーンごとの色とコントラストの表現力をさらに高める。
 
 FZ950は同社の高級オーディオブランド「テクニクス」の音響技術を採用する。
 
音声で操作できるBDプレーヤー
 
 Blu-ray Discプレーヤーは「DP-UB820」「DP-UB420」「DP-UB330」「DP-UB320」の4機種を発表。UB820は4月、そのほかは5月に欧州で発売予定。
 
 UHD Blu-rayの再生が可能で、HDR映像をテレビに合わせて最適化する「HDRオプティマイザー」を新たに搭載。UB820とUB420はHDR10+のメタデータにも対応し、UB820はDolby Visionにも対応する。
 
 UB820とUB420はGoogleアシスタントおよびAmazon Alexaによる音声操作が可能だ。
 
世界最高の回転安定性を実現したターンテーブル
 
 テクニクスブランドでは、アナログレコードのターンテーブル「SP-10R」「SL-1000R」を今春欧米で発売予定。新開発のコアレス・ダイレクトドライブ・モーターにより世界最高レベルの回転安定性を実現したという。
 
動画一眼「GH5」の高感度撮影モデル
 
 デジタルカメラは「DC-GH5S」を2月に欧米で発売。型番からしてミラーレス一眼「GH5」の派生モデルのようだが、「デュアルネイティブISOテクノロジー」という新しい機能を搭載。詳細は不明だがLUMIX史上最高の高感度画質を実現したという。
 
 また、デジタルシネマ解像度である「Cinema4K」(4096×2160)での60p動画記録や4:2:2 10bitで記録(30p)にも対応する。
 
ビデオカメラやスマートスピーカーなども発表
 
 ビデオカメラは4Kモデル「HC-WXF1/VXF1」「HC-VX1」とフルHDモデル「HC-V800」を今春から欧米で発売する予定。
 
 新開発の1/2.5インチ 裏面照射型MOSセンサーとF1.8 ライカディコマーレンズを組
み合わせることで低照度撮影の性能が大幅に向上している。
 
 このほか、Googleアシスタントに対応したスマートスピーカーや、夜でもカラーで表示できるホームモニタリングシステムなども発表。CES会場で展示する予定だ。
 
文● ハシモト/ASCII編集部

button_15.jpg  ソニー、CESで新有機ELテレビ「A8Fシリーズ」--処理能力2倍の高画質プロセッサも

1/9(火) CNET Japan

 ソニーは、米国ラスベガスで開催されているCES 2018において、4K有機ELテレビ「ブラビア A8Fシリーズ」や次世代の高画質プロセッサ「X1 Ultimate(エックスワン アルティメイト)」を公開した。

 A8Fシリーズは、2017年に発売した「ブラビア A1シリーズ」に採用した4K高画質プロセッサー「X1 Extreme(エックスワン エクストリーム)」と画面自体を振動させて音を出す音響システム「アコースティック サーフェス」を搭載した新モデル。奥行きの短いスタンドを用いることで、場所を選ばず設置しやすい。

 X1 Ultimateは、X1 Extremeに対し約2倍のリアルタイム画像処理能力を実現する次世代の高画質プロセッサ。液晶、有機ELそれぞれのパネルの特長を引き出し、ブラビアとして最高レベルの画質を目指す。

 CES2018の会場内では、X1 Ultimateを搭載した8Kディスプレイも参考展示。独自のバックライト技術を組み合わせることで実現する、8K HDRコンテンツのリアルタイム処理と、HDRフォーマットの最高値1万nitsの超高ピーク輝度を表現するとしている。

 液晶テレビ「ブラビア X900Fシリーズ」は、X1 Extremeを搭載。新技術「X-Motion Clarity(エックスモーション クラリティー)」により、動画応答性能が大幅に改善したほか、85インチまでの大型サイズも展示しているという。
2018年01月04日

button_15.jpg  LGディスプレイ、世界初の88型8Kの有機ELテレビ向けパネルを開発

2018年 1月 3日 UBIリサーチ



LG Displayは先日1日にFHD(1920×1080)より16倍、UHD(3840×2160)より4倍(7680×4320)鮮明な3,300万画素の88型8K OLEDディスプレイを世界で初めて開発したことを明らかにした。

今回の製品は今までのOLED TVラインアップにおける超大型・超高解像度のプレミアム製品で、8K時代を目前に控え、LCDに比べOLEDは繊細な画質の実現に技術的な限界があるという意見を払拭しながらOLEDの歴史を書き換えることができたと評価された。

一般的にディスプレイの解像度が高くなると微細な表現が可能で鮮明な画質を実現できる一方、画面を構成する画素(Pixel)のサイズが小さくなるとともに開口率の低下が起こるため、輝度の実現は難しくなる。

OLEDは自ら光を発するディスプレイとして、開口率低下による輝度低下が発生しないため、8Kの超高解像度実現が容易である。さらにLG Displayならではの革新的な工程/設計や補償技術を基に、8Kまで実現できる技術を確保した以上、OLEDが超大型/超高解像度市場をリードし続けると期待される。

OLEDは8Kという高解像度でも従来のスリムなデザインを維持できるが、LCDは輝度を実現するためにバックライトの追加が必要となり、重量と体積が増えることもある。

現在の技術でLCDは、ディスプレイのベゼル部分にバックライトを搭載するエッジタイプで4Kまでは製造できるが、8Kの場合4K相当の輝度や画質を実現するには、パネルの後面にバックライトを結合するダイレクト方式を採用しなければならないため、必然的に製品は重く、厚くなる。

一方、自発光ディスプレイのOLEDに関しては、薄くて軽い製品デザインを特徴に超高解像度市場をリードし続けるという計画がある。

LG Display最高技術責任者(CTO)のカン・インビョン氏は「LG Displayは世界初8K OLEDディスプレイの開発に成功することで、8K時代を迎える準備を先立って行うと同時にOLEDの圧倒的な技術力を立証した。今後もOLEDで顧客と市場が求める差別化された製品を提供するために研究開発をより一層加速化する」と述べた。

LG Displayは2018年1月9日から12日まで米国ラスベガスコンベンションセンターで開かれるCES 2018の展示会期間中に特別展示館を設け、8K OLEDを始めとする革新的な製品を披露する予定である。
2017年12月31日

button_15.jpg  LG Displayの中国工場が承認され、大型OLEDパネルメーカとしてのポジションを固める

2017年 12月 28日 UBIリサーチ

LG Displayによる中国広州に第8.5世代OLEDパネル工場への投資計画が承認を得た。今まで技術流出を懸念し承認を先延ばしにしてきた政府が「条件付きで承認」を決定し、TV用OLEDパネルの製造工程建設が本格的に実施される。

産業通商資源部は、先日26日政府委員と民間委員20余名が参加する「第17回産業技術保護委員会」を開催し、LG DisplayによるOLEDパネル製造技術の海外展開案を承認した。政府は広州に第8.5世代OLED設備投資を許可するにあって、装置・材料の国産化率維持、現地でのセキュリティ対策強化、国内における次世代技術への投資など、3つの条件を提示した。

今回の承認で、LG DisplayはTV用OLEDパネルの生産性向上と市場競争力強化を実現できると見られる。また、中国TV市場での売上高増大と関税削減の効果も期待される。先日8日に、釜山にあるBEXCOで開催されたIMID 2018でLG Display最高技術責任者(CTO)のカン・インビョン氏は「最近OLED TVは北中米とヨーロッパのプレミアムTV市場におけるLCD TVの占有率を追い越したものの、中国市場においては状況が異なる。世界最大のTV市場として挙げられている中国で、OLED TVの市場占有率をさらに引き上げるべきだ」と明らかにしたことがある。



<グローバルOLED TV市場占有率、参考:LG Display>

LG Displayは、今回承認された中国広州の第8.5世代OLEDラインと同時に、韓国坡州の第10.5世代ラインを迅速に建設し、大型OLEDにおける位置づけを固めるという計画を示している。UBI ResearchはLG Displayによる55型以上の大型OLEDパネルの出荷量について、2018年に240万台になる見込みで、2022年には1,000万台にまで増加すると予想した。


<55型以上のOLEDパネル出荷量予想>

2017年12月28日

button_15.jpg  中国工場建設の承認取得 LGが韓国政府から テレビ向け有機EL

2017/12/26 日本経済新聞

 【ソウル=山田健一】韓国LGディスプレーは26日、有機ELパネルの工場を中国広州市に建設する計画について、韓国政府の承認が得られたことを明らかにした。中国の新工場を含め、同社は高精細な有機ELパネルの増産に2018年から1兆円以上を中韓両国に投資する計画がある。

 LGは今後、合弁先企業の選定など事業化を急ぐが、19年4〜6月としている量産開始時期は遅れる可能性がある。

 韓国産業通商資源省は26日、「LGのテレビ用有機ELパネル製造技術の(中国)輸出を承認した」と発表。LGも「政府の決定を歓迎する」とのコメントを出した。

 高度な生産技術が必要な同パネル工場を中国に建てることに対し、韓国には技術流出懸念がある。審査は想定より長引いたもようだが、LGは中国の巨大市場を重視する姿勢を強調。現時点で、ほぼ全量を握る世界のテレビ向け有機ELパネル市場で首位固めを狙う。

 計画する中国工場の生産能力は「第8世代」と呼ぶ大きさのガラス基板換算で月6万枚程度になる見通し。

button_15.jpg  売れている有機ELテレビは? 年間1位を巡り2社が大接戦

12/27(水) BCN

 国内メーカー3社が相次いで参入したことで、「有機ELテレビ元年」となった2017年。4K対応液晶テレビが熾烈な格安競争を繰り広げたこともあり、急拡大とはいかなかったが、徐々に認知を高めている。昨年まではLG一強の市場だったが、果たして1年でシェアバランスはどのように変化したのか。

 家電量販店・ネットショップの実売データを集計する「BCNランキング」によると、6月にソニーとパナソニックが参戦して以降、各社が入り乱れる大混戦になった。5月時点ではLGが7割を超えるシェアをもっていたが、6月には新規2社の影響で28.3%まで下降。ソニーはスタートダッシュに成功し、51.4%ものシェアを占めた。

 しかし、そのまま独走とはいかなかった。7月にはLGがソニーを追い上げ、下半期は毎月僅差で推移。スロースタートとなったパナソニックだが、継続して前月を上回るシェアを記録し、11月には初のトップに立った。一方、東芝は3月をピークに下降線をたどり、伸び悩んでいる。



 17年1月1日以降の累計では、LGがトップを維持していたが、最終月となる12月に入り、変動があった。12月第2週(17年12月11日〜17日)の時点で、ソニーがLGを逆転。ギリギリのタイミングで年間No.1が入れ替わった。とはいえ、差はわずかで再逆転の可能性もあり、年明けまでどう転ぶかわからない状況だ。

 12月21日までの累計データで、機種別に集計した有機ELテレビの販売台数1位はソニーの「BRAVIA KJ-55A1」。29.8%の高シェアを獲得し、17年を代表するモデルとなった。税別平均単価38万円前後と決して手頃ではないが、画面一体型のスピーカーや独自の背面スタンドを採用したデザインなど、画質以外の価値をうまく訴求することに成功した。

 2位にはパナソニックの「VIERA TH-55EZ950」がランクイン。こちらもシェアは23.4%と人気が高い。3位はLGの「OLED55C7P」で、平均単価24万円前後で他社製品よりも購入しやすい点が受けているようだ。

 4K対応液晶テレビは海外メーカーや流通企業が展開した格安モデルの影響で、単価下落の波に晒され続けた1年だった。一方、ランキングを見る限り、一般的な液晶テレビに比べて価格が高い有機ELテレビは、価値で選択される傾向にあるようだ。(BCN・大蔵 大輔)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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