2020年03月05日

〇サイノラ、蛍光青色発光体を製品化し、OLEDデバイスの効率を大きく改善

March 4, 2020

独ブルッフザール--(BUSINESS WIRE)-- (ビジネスワイヤ) -- サイノラは本日、当社初の商用製品となる蛍光青色発光体をリリースしました。これは、携帯電話、ノートパソコン、テレビなどの用途で使用される有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイの効率を大きく改善できる能力を持っています。当社はOLED材料の新興リーダー企業です。本製品は「cyBlueBooster™」と呼ばれ、先進的な分子設計を採用し、競合発光体製品と比べて15%以上高効率です。本製品は既存のOLEDスタックに容易に統合でき、複数の色合いの青色が用意されていますので個別のアプリケーションに合わせて利用できます。本製品は、ディスプレイ・メーカーがOLEDデバイスの発光層が持つ潜在的な効率を直ちに生かすことを可能にします。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20200304005278/ja/

この発売により、サイノラは先端的研究開発から商業化への移行を達成しました。この新製品はテクノロジー・ロードマップの最初のものであり、今後当社の専有的で差別化されたTADF材料プラットフォームに基づいた緑色と青色の発光体が追加されていきます。

OLED市場は拡大が続いており、技術の進歩によってさまざまな柔軟で折り曲げ可能な超薄型ディスプレイが開発されています。新たなフォームファクターや優れたカラーポイントの実現のためには、低消費電力が中心的重要性を持ちます。しかし、OLEDが十分に主流になっている一方で、OLED端末はまだ効率性のピークを達成できていません。発光層がOLEDスタックの全体的性能を左右し、消費電力に大きく影響します。青色は最も効率の悪い発光体であるため、業界はその効率改善のための新たな方法を発見することに力を集中してきました。また、青色発光体のみを使用したQD OLEDのような次世代ディスプレイにより、超高効率な方式の必要性はさらに緊急になっています。

サイノラは、高効率の必要性に対応するためにcyBlueBoosterを開発しました。専有的なシミュレーション技術を用いて設計された本製品は、同種ソリューションと比較して15%以上高い効率を提供しつつ、カラーポイントの改善も達成しています。発光スペクトル幅が狭いため(スペクトル半値幅は30nm以下)、有害な紫外線が低減され、目にやさしいソリューションとなります。本製品は既存のOLEDデバイスにスムーズに統合でき、スタックに必要な調整は最低限です。用途によっては、特定の色合いの青色を選択することでスタックを最適化し、OLED製品をさらに差別化することが可能です。

サイノラ最高経営責任者(CEO)のAdam Kablanianは、この製品を現在・将来の世代のOLEDディスプレイにとって魅力の高い代替品と呼んでいます。「当社は本製品をOLEDエコシステムのパートナーと協力して構築しました。これは、性能と効率性の優位性を高めるだけでなく、統合の容易さも考慮するためです。これは当社技術者の幅広い材料研究とOLED効率ギャップについての鋭い認識による成果です。当社は、この最初の商業的成果をうれしく思っています。当社は技術革新を継続して次世代製品の改善に努めます。」
posted by 新照明の情報2008 at 09:38| 有機EL材料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする