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2016年09月30日

button_15.jpg  サムスンとLGは、インクジェットによる有機ELテレビ製造の開発を加速

2016年07月18日 inews24

インクジェット印刷工程を、1年以内に導入する目標で、RGB方式の大型OLEDパネル量産へ展開

サムスンディスプレイとLGディスプレイは、有機EL(OLED)市場をリードするため、インクジェットプリンティング工程の導入に力を入れている。

当初の見通しよりも早い、2017年から試験ラインを本格稼動し、赤緑青(RGB)方式のOLEDディスプレイの量産能力を確保する予定である。

最近なBOEやCSOTなど中国の主要なディスプレイメーカーが液晶表示装置(LCD)市場を掌握し、さらにOLED市場での競争力確保のために、インクジェット印刷工程の導入の開発速度が速いからである。



韓国のディスプレイ業界の関係者は「韓国企業は、インクジェット印刷工程導入時期を1年以内に繰り上げるための準備が活発であり、今後に大型OLEDディスプレイは、WRGBではなく、RGB方式で量産されるだろう」と伝えた。



インクジェット印刷工程は、数十ピコリットル(1兆分の1リットル)以下の溶液を噴霧、既存の真空蒸着工程に比べ材料の使用効率を高め、歩留まりを改善することができる技術である。

OLED溶液を活用する場合は、赤緑青(RGB)方式のOLEDディスプレイの生産能力の確保に有利となる。

サムスンディスプレイとLGディスプレイは、これまでカティーバ、東京エレクトロンなどの製造機器メーカーやメルク、デュポンなどの材料メーカーと協力して、それぞれA3ラインとM2ラインでインクジェット印刷工程の導入を準備してきた。

中・長期的にインクジェット印刷工程は、大型OLEDディスプレイパネルの生産能力を確保させ、長期的にはOLEDから量子ドットディスプレイの量産にも活用される見通しである。

button_15.jpg  シャープ、有機ELディスプレイの試作で574億円 18年前半稼働

ロイター 9月30日(金)

[東京 30日 ロイター] - シャープ<6753.T>は30日、有機ELディスプレーの試作ラインを導入するため574億円の設備投資を同日開催の取締役会で決議したと発表した。三重事業所(三重県多気町)と堺事業所(堺市)に設備を設置し、2018年4─6月の稼働を予定しているという。

本格的な量産に向けた生産ノウハウの蓄積や歩留まり向上など生産技術の開発が目的としている。小規模な生産も行い顧客に製品を出荷するという。

8月に鴻海(ホンハイ)精密工業<2317.TW>から3888億円の出資を受けて経営再建を進めている同社は、スマートフォン用など主流のディスプレーに成長すると見込まれている有機ELの量産化に2000億円を投資する計画で、今回の設備投資はその一環を成すものだ。

(浜田健太郎)

button_15.jpg  フォルクスワーゲンが有機EL照明をコンセプトカーで採用

Sep 29, 2016 OLED-info

Volkswagen unveiled a new all-electric concept car, the I.D. The car uses Volkswagen's dedicated battery-electric vehicle architecture, called Modular Electric Drive (MEB).

The I.D. uses thin OLED taillights. The reports say that the headlights combine LED and OLED, and indeed from the image above it seems that the headlights are surrounded by thin OLED strips.

button_15.jpg  画素密度が驚異の3415ppi、新世代MOVERIO「BT-300」はシリコンOLEDで見やすい!

2016年09月29日 ASCU

 エプソンは、独自開発のシリコンOLED(Si-OLED)ディスプレイを採用した第3世代スマートグラスMOVERIO(モベリオ)「BT-300」を2016年11月30日から発売すると発表した。価格はオープンプライス。店頭想定価格は8万円前半(税別)。商用利用向け「BT-350」、ヘルメットへの装着が可能なMOVERIO Pro「BT-2200」は2017年2月発売予定。







 BT-300およびBT-350は、MOVERIOシリーズとして初めて光学エンジンにエプソン独自の0.43型高精細カラーのシリコンOLEDディスプレイを採用。従来品のコントラストでは実現できなかった、スクリーン表示枠を意識させない映像表現を可能にした。また、高輝度、高色域によるリアルな色表現も実現。視野の中でMOVERIOの映像・情報が境目なく表示され、視野と一体化したAR(拡張現実)表現も行なえる。さらに、内蔵カメラを500万画素に向上させた。

詳細は下記
http://ascii.jp/elem/000/001/240/1240349/
2016年09月27日

button_15.jpg  HDRコンテンツには、有機ELテレビが適している

2016년 9月 23日 UBIリサーチ

ハリウッド映画企業がHDRを適用したコンテンツを2015年から制作を始めており、最近は様々なコンテンツサービス会社からもHDRが適用されたコンテンツの提供を増やしている。このために、HDRを支援する4K テレビが市場で話題を集めている。

HDRはサムスンが販売しているSUHD TVとLGが販売しているOLED TVにも適用でき、大半の4K TVメーカーも支援している。よって、HDRをどれほど上手く消化できるかがプリミアムTV市場の決め手になる見通しである。

OLED summit 2016にてLG Displayは、OLED TVがHDRコンテンツを表現する上で現存の最高のTVであることを発表した。

LG Displayの画質開発室のユジャンジン研究委員は”HDRを表現するのに最も中心的な要素はpeak highlightであり、HDR映像で最も頻度の高いpeak highlight sizeは1%以下のwindow sizeだ。

1%を超えるwindow sizeではQD-LCDのpeak輝度が1,200nit以上でOLED TVより高く測定されたが、1%以下に減少すると、QD-LCDのpeak輝度は急激に減少し、0.01%window sizeでは約100nitに過ぎない。しかし、OLED TVは10%以下のwindow sizeで、いずれも500nit以上の均一なpeak輝度を表現することができる。これはHDRコンテンツの表現範囲を100とした場合QD-LCD TVは40、OLED TVは60とOLED TVがQD-LCDより20%ほどHDRコンテンツを上手に表現することができる。”とし、OLED TVがHDRに最も適したTVだと述べた。


window sizeによるpeak輝度の比較

発表後に続いたOLED TVとQD-LCD TVの比較リハーサルでもOLED TVのblack表現力と広い視野角、正確な色の表現力を強調し、OLED TVが現存する最高の画質を見せられるTVであることを強調した。

QD-LCD TVも広くて豊かな色彩と表現をTVに込めるため積極的に開発されているが、BLUが必要なnon-emissive displayという限界があるため、QD-LCDの画質はOLED TVより一段階下の画質であるしかないというのがLG Displayの論点である。

button_15.jpg  遊園地レストランに有機EL照明を住友化学初受注

SankeiBiz 9月27日(火)

 住友化学は26日、次世代照明として普及が見込まれる有機EL(エレクトロルミネッセンス)照明のパネルが、レストランのシャンデリアに採用されたと発表した。同社は2014年からパネルを販売してきたが、受注は今回が初めて。今後は一般照明向けの供給も行い、20年には関連で1000億円を売り上げたい考えだ。

 住化が受注したのは、東京都稲城市の遊園地「よみうりランド」内にあるレストラン「グッディ」のシャンデリア。柔らかい色から鮮やかな色まで、さまざまな色を実現できるのが特徴という。パネルは愛媛県の試作ラインで生産。需要次第で量産ラインの設置も検討する。

 有機EL照明は面で発光し、目に優しいほか、薄く折り曲げやすいのが特徴。市場は18年以降、急拡大し、将来は3兆円規模に育つともいわれている。
2016年09月23日

button_15.jpg  有機ELテレビとQLED テレビの比較では、有機ELが黒の表現力が圧倒的に優れる

2016年9月22日 UBIレサーチ

米国サン・ディエゴ(San Diego)で開催されているOLED Summit 2016で、LGディスプレイ(LG Display Co., Ltd)が同級最高モデルである65-inch UHD OLED TVと65-inch Curved QD-LCD TVを比較し、参加者たちの大きな関心を集めた。

一般のテレビ番組、映画などの様々な映像とパターンを通して、OLED TVとQD-LCD TVの多様な画質を比較できるように展示した。

LGディスプレイ(LG Display Co., Ltd)の関係者は、「OLED TVとQD-LCD TVをUHD Allianceの標準であるホワイト色温度6500Kを表現するモードに設定すると、OLED TVがQD-LCD TVに比べ、圧倒的にブラック色をよく表現していることが分かる。基本的に、 輝度はQD LCD TVがOLED TVより高いが、LCDなのでOLED TVの色味よりもっとホワイトトーンが加わり、色の歪を感じるようになる。また、視野角でもOLED TVは、ほとんど色歪なしに表現することができるが、QD-LCDは、色歪がある。」と述べながら、OLED TVがQD-LCD TVより優れた画質を持っていることを強調した。

実際の展示場で上映された映像を比較してみると、下の写真のように、宇宙映像でOLED TVは、星一つ一つを鮮明に表現している反面、QD-LCD TVはかすかに見える程度に星が表現されている。視野角でもOLED TVの左右の色変化はほとんどなかったが、QD-LCD TVは色が変わることを確認できた。


65-inch OLED TV(左)と65-inch curved QD-LCD TVのブラック表現力の比較

前回、SID2016のNanosysとQD Visionが、IFA2016ではサムスン電子とハイセンスがQD-LCD TVがOLED TVより優れていることを強調した。しかし、今回のOLED Summit 2016で、LGディスプレイ(LG Display Co., Ltd)は、OLED TVがQD-LCD TVと比べ、はるかに優れていることを示した。

このように、QD-LCD TV陣営とOLED TV陣営間の画質競争がますます激しくなっている中で、今後のテレビ市場でどのようなテレビが消費者たちに認められるか、業界の関心が高くなっている。

button_15.jpg  AMOLEDパネルのアプリケーションで、PCへの適用は成功するか?

2016年9月22日 UBIリサーチ

OLED Summit 2016の初日にPC用AMOLEDパネルに対するintelとOTI Lumionicsの発表が行われた。両社は、PC用AMOLED パネルについての現在の状況分析と今後の機会をテーマに発表し、PC用AMOLEDパネルが、まだ長い道のりだということを示唆した。

2016年1月、Lenovoが14インチ2550×1440解像度のAMOLEDパネルを搭載した世界最初のOLEDノートパソコン、「X1 Yoga」の発売を発表してから、HPも13.3インチ2560×1600解像度のOLEDノートパソコン、「Specter X360 hybrid laptop/ tablet」を発表した。また、サムスン電子でも、年初に開かれたCES2016で「Galaxy Tab Pro S」を公開しながら、PC用AMOLEDパネルの可能性を証明しているようだった。

しかし、intelとOTI Lumionicsは共通で、AMOLEDパネルは、LCDに比べて 消費電力と輝度、寿命、価格面で不十分な状況だと発表した。OTI Lumionicsでは、 Galaxy Tab Pro SとX1 yoga、Mac bookなど3つの製品に対するテスト結果を示しながら、PC用AMOLEDパネルの改善すべき点を強調した。

特にOTI LumionicsのCEO Michael G. Helanderは、「PC用AMOLED製品のburn-in testの結果、8時間以内にLT97以下に減少したし、これは一日平均で7時間使用されている事務用パソコンには、非常に重要な項目である。AMOLEDパネルが適用された製品がプレミアム級であることを勘案すると、現在の10倍程度に寿命が改善されるべきものだと判断される。」としながら、PC用AMOLEDパネルの寿命が改善され、burn-in現象が減少すべきだということを強調した。

IntelのJohn F. Jacobsは、「OLEDがホワイト環境で寿命と消費電力が高いという問題があるが、最近のPC環境のトレンドは既存のオフィスやインターネット中心のホワイト環境から、様々な色のコンテンツを活用する頻度が高くなっている傾向で、白いスクリーンのデスクトップが減少している。これは、OLEDの新しい導入機会となるだろう。」とOLEDの機会についても強調した。

AMOLEDパネルは、ホワイト表現のためにはRGBのすべてのサブピクセル(sub pixel)を駆動しなければならない。したがって、オフィスプログラムやインターネットブラウザのように、主に、ホワイト背景の画面を使用するPC環境では、消費電力が高くなり、寿命も比較的縮まる問題があるため、モニター市場でAMOLEDパネルは、医療用や放送用など、特殊用モニターによく適用されていた。

しかし、Intelからの発表のように、PCの使用環境が徐々に変化していて、OLEDの寿命も継続的に改善されている点を考慮すれば、PCでもAMOLEDパネルがより大きな役割を果たす日がくると予想される。

OLEDの長所である高い明暗比と色再現率、速い応答速度、広い視野角を強調すると同時に、寿命を改善できるOLED発光材料の開発がOLED産業拡大のための要点になるべきだと分析される。

button_15.jpg  サムスン・LG、フレキシブルOLEDの封止にALD技術導入を検討している

2016.09.22 ETnews

サムスンディスプレイとLGディスプレーがフレキシブル有機EL薄膜封止工程に原子層堆積(ALD)技術の導入を検討している。両社とも製造装置パートナーと手を握ってALD装置を開発し、内部検証中である。ALDプロセスを導入すれば、有機物を水と酸素から遮断する効果が大きくなって、全体的にフレキシブルOLEDパネルの寿命と性能を引き上げることができる。

22日、業界によると、サムスンディスプレイとLGディスプレーはフレキシブルOLED工程にALD技術の導入を準備している。JUSUNGエンジニアリング(JUSUNG ENGINEERING)、Wonik(원익)IPS、APシステム、テスなどが有機ELディスプレイ用のALD技術と製造設備を保有している。LGディスプレーは、最初にALD研究を終え、製造工程への導入のための開発を開始しており、最近ではサムスンディスプレイもALD導入を急いでいる。

両社ともALD技術を研究開発した、最近はフレキシブルOLED設備に積極的に投資しながら、実際の導入の可能性を打診している。研究開発を終えて商用化のための開発段階に突入した。

有機物材料であるOLEDは、水分と酸素に弱いのが欠点である。OLED材料を保護するために薄い膜を複数回重ねて積層し、水分と酸素から素材を保護する。パネルメーカーごとに薄膜層を覆う回数は異なるが、有機物薄膜と無機物薄膜を約3〜5回交互に行う、バイテックス(Vitex)社方式を使用する。

一般的に、無機薄膜封止は、プラズマ化学気相蒸着(PECVD) 、スパッタリング、ALD技術を使用することができる。有機物薄膜形成には、カチオンバーのインクジェット印刷技術を活用する。サムスンディスプレイとLGディスプレイの両方が無機薄膜形成工程にPECVD技術を使用している。

最近になって、PECVDの代わりにALD技術を導入しようとするのは、フレキシブルOLEDの寿命と性能を向上させることの必要性が大きくなったからである。フレキシブルOLED需要が大きくなることに比べて、生産性が低下することも問題である。


ALDプロセスの基本原理。 AX物質を供給すると、基板表面に吸着されて残る余分のAXがある。 余分のAXを除去した後、BY物質を供給する。 以後反応して残った余分のBYと副産物XYが生じるが、これを削除する。 再びAX物質を供給すると反応して、残りのものが周りにいる。 このようにAX供給、予備削除、BY注入、予備除去工程を一定周期で繰り返して原子層を一層ずつ積んで所望の厚さの薄膜を製造する。


ALD技術は、化学気相蒸着方法の一種である。ALD金属を含む原料と反応ガスを交差して注入して原子単位で薄膜を成長させる方法である。均一性の高い緻密な薄膜を広い面積で成長させることができる。有機物を分子層単位で成長させる分子層堆積(MLD)技術と組み合わせて使用すると、低温度でも多層の水分・酸素透過防止膜を形成することができる。

ディスプレイにALD技術を適用すると、薄膜の不純物を最小限に抑え、均一な厚さに薄膜を形成することができるのが強みである。良質の薄膜を形成するため、水分と酸素からOLED材料を保護する効果が大きくなる。無機薄膜の厚さを異なるナノメートル単位で交互に積層すると、合計薄膜の厚さを最小限に抑えながら、水分透過度(Water Vapor Transmission Rate)を非常に低いレベルで形成することができる。

薄膜の組成変化も制御することができ、従来CVD方式の素材の限界を克服することができることも利点として挙げられている。

半導体業界では、微細工程のためにALD導入が活発である。しかし、ディスプレイ業界では、ALDの導入を躊躇してきた。製造装置のコストがPECVDより高いうえ、第6世代級の大面積への適用、蒸着速度の遅さが難題だったからである。最近、一定のレベルに問題を解決して、実際の導入の可能性が高まった雰囲気だ。

業界のある関係者は、「一般化して比較することはできませんが、大まかにALD堆積速度は、PECVDの10分の1ほどと見ることができる」とし「蒸着速度が遅く生産性の落ちる問題と、大面積適用が量産に最大の障害であるが、良質の薄膜をはるかに薄く形成することができれば、実際の工程の導入の可能性を検討するに値する」と述べた。
2016年09月22日

button_15.jpg  【課題分析】 iPhone向けの有機EL材料の構成、10月には決定し...材料業界は緊張

2016.08.25 ETnews

iPhoneの製造に向けたサムスンディスプレイの有機EL(OLED)パネルの材料構成の決定を控えて、大多数の素材メーカーに緊張状態に入った。微調整で寿命と効率を高めるOLED材料の特性上、マルチベンダーの運営が難しいためである。素材メーカーの関係者は、脱落と選定で薄氷を歩く気分、と表現した。

25日業界によれば、iPhoneに入るOLEDパネルの材料構成は、9〜10月に概要があらわれるものと見られる。サムスンディスプレイの関係者は、開発スケジュールは、一般的に顧客のニーズに応じて、前倒したり遅れることができるとし、ディスプレイパネルの仕様は、部品に入る完成品発売時期に合わせて決定される、と説明した。

アップルのiPhoneの4Sは2011年10月に発売された。以来、後続の戦略モデルと派生製品を発売した月は、すべて9月だった。今年3月にリリースしたiPhoneの5SEは普及型モデルである。6Sの後継のiPhone 7(仮称)は、今年9月に発売が有力である。OLEDパネルを搭載した新型のiPhoneも、これまでのリリースサイクルを逸脱しないと業界は見ている。

素材メーカーの関係者は、研究者は今年の夏の休暇も返上し、サンプル対応した、とし、材料は一度試してみてから終わりではなく、何度もテストを経る、と伝えた。OLED材料の構成は、発光層(EML)と共通の層の間に最適の材料相性を見つけることである。光を出す発光層を共通層がサンドイッチのように上下に挟んでおり、発光層の効率と寿命を最大化する。

19日から販売されているサムスン電子のギャラクシーノート7に適用されたOLEDパネルの材料構成は、前作であるギャラクシーS7、ギャラクシーS6と同じである。発光層の燐光レッドホスト(host)は、米国ダウケミカル、燐光グリーンホストはサムスンSDI、蛍光ブルーホストは、日本の出光興産がそれぞれ供給した。

燐光ドーパント特許を多数保有している米国のUDCが燐光レッド、グリーンドーパントを担当した。ブルーは、蛍光ドーパントを使用した。日本の出光は蛍光ブルードーパント材料を供給した。

発光材料は、電気エネルギーの転移で光を出す。発光層を挟んで、電子(electron)が移動する層と正孔(hole)を運ぶ層がそれぞれ陰極(Cathode)と陽極(Anode)に接続されている。

通常、電子と正孔が発光層で出会って光が発生すると表現される。空き領域(正孔)が発生して、電気エネルギーを帯びた電子が発光層に到着するという意味だ。正孔は電子が抜けた空間を指す化学モデルをいう。

光に転移されるエネルギーの量が発光色を決定する。レッド、グリーン、ブルーの順に光の波長は長くなる。波長が短いほど保有しているエネルギーが大きい。ブルー発光材料は、レッド、より光に放出されるエネルギーの値であるバンドギャップ(band-gap)が大きい。バンドギャップエネルギーを調節、色の濃度を決定する。

サムスンディスプレイはギャラクシーSシリーズのOLEDパネルを納品し、特定の色を濃くしたり、薄くするなどの材料構成を異にした。赤い色を好む中国市場を念頭に置いてレッドを強調することも可能である。

材料に精通したサムスン出身の業界関係者は、「OLED材料を生産するメーカーは、単層ではなく、発光層、共通層にわたるほぼすべての素材を扱う」とし「サムスンディスプレイが素材の選定に脱落した企業に外注製作を任せ物量を分けることもある」と述べた。

徳山ネオルックスは燐光レッドホスト、サムスンが持分投資したSFCは、蛍光青色材料にそれぞれ強い。MBK(旧CSのエルソーラー)は、斗山電子を介して、サムスンディスプレイに正孔輸送層(HTL)を供給した。燐光グリーン、蛍光青色材料の開発にも力を入れている。ドイツのメルクは昨年5月に700万ユーロ(88億ウォン)を投資し、OLEDアプリケーションセンターを作った。



button_15.jpg  専用工場建設急ピッチ 中国メーカー、有機ELに賭け

August 26, 2016

有機ELへの傾倒――。中国のディスプレー産業は今、有機ELへの熱い期待で覆われている。「次世代iPhoneへの採用をきっかけに、液晶から有機ELへのパラダイムシフトが起こる」。これが、中国パネルメーカーに共通する見方だ。  熱気が渦巻く中で、複数の中国メーカーが有機EL新工場を急ピッチで建設している。このうち、中国液晶最大手のBOE Technology Group(京東方科技集団)が四川省成都市に建設中の有機EL工場を視察する機会を得た。

BOEが成都市のG6工場を着工したのは2015年5月。当初は、低温多結晶Si(LTPS)TFTを用いた高精細液晶パネルと有機ELパネルの両方を、スマホ向けに生産する計画だった。ところが、その後、同社は方針を転換。有機ELの専用工場に切り替えた。プラスチック基板による、折り曲げ可能なフレキシブル有機ELディスプレーの量産に全力投球する構えである。

中国でG6工場によってフレキシブル有機ELディスプレーを量産しようとしているのは、BOEだけではない。中小型パネル専業の中国Tianma Micro-electronics(天馬微電子)が湖北省武漢市にG6工場を建設中だ。2017年上期に製造装置を搬入し、同年下期に稼働させる計画。フレキシブル有機ELディスプレーを中心に、月産6万枚(G6基板換算)を製造する予定である。

button_15.jpg  住友化学 成長投資を前倒し 有機EL部材など半年で1000億円

September 01, 2016

住友化学が経営戦略の推進スピードを引き上げている。飼料添加物のメチオニン増設、インド農薬企業の買収など、今年に入り大型投資を相次いで意志決定。今年度中にはフレキシブル有機ELディスプレイ部材やリチウムイオン2次電池(LiB)セパレーターに増産投資し、向こう半年間だけでも約1000億円を投じる。

生産強化策とは別枠でM&Aも仕掛け、農薬事業でブラジルなど南米市場で自社販売基盤を確立も進める。「加速とメリハリ」(十倉雅和社長)を合い言葉に、 優先順位を明確にし「できるものはなるべく前倒しで実施する」(同)ことで、事業プラットフォームの高度化や次世代事業の早期戦列化の実現に結びつけてい く構えだ。

button_15.jpg  台湾 産学官で有機EL開発 企業主導で共同組織

September 06, 2016

台湾がフラットパネルディスプレイ(FPD)の競争力を維持するため、産官学が一体となって有機ELディスプレイの開発に取り組もうとしている。主力の液晶パネルは中国との競争激化によって将来性が不安視されることから、先行する韓国の有機EL大手をキャッチアップすることにした。

企業主体に共同開発組織を立ち上げる見通しだが、「これが具体化すれば(政府系ファンドの)国家発展基金から出資することも可能」(経済部の洪輝嵩民生化工組長)という。総額で数千億元(台湾ドル)の投資規模になる可能性がある。

button_15.jpg  大型液晶パネル生産 中国TCL テレビ向け、新工場に7000億円

September 15, 2016

 中国家電大手のTCL集団は、広東省深圳市に世界最大のガラス基板「第11世代」を使った液晶パネルを生産する新工場(CSOT社運営)を建設する。70型など大型の液晶テレビ向けのパネルで、2019年7月の量産開始を目指す。新工場を運営する子会社(CSOT社)には、韓国サムスン電子も出資する。有機ELパネルも生産する予定で、総投資額は465億元(約7千億円)を見込む。

 新工場を運営する新会社には、TCLの液晶パネル子会社が約53%、地元の深圳市政府の関連企業が約37.2%、サムスンの子会社が約9.8%をそれぞれ出資する。

 TCLは同じ深圳市で「第8.5世代」と呼ばれる一回り小さなガラス基板を使った液晶パネルを生産しており、そこでもサムスンから出資を受けている。サムスンとはパネル事業で協力関係にあり、新工場のパネルもサムスンに優先的に供給される見通しだ。

 液晶パネルや半導体を巡っては、中国は国策として産業育成に動いている。今回も地方政府の深圳市の政府系企業が巨額投資の一部を肩代わりし、民間企業の事業を支援する形を取った。

 一方、TCLは液晶パネルをテレビ、スマートフォン(スマホ)に続く第3の主力事業に位置付けるが、採算は悪化している。

button_15.jpg  Cynora to collaborate with Johua Printing on OLED TV technologies

Sep 20, 2016 OLED-Info

CSOT Tianma OLED TV Ink-jet printing TADF

Blue TADF developer Cynora signed a MoU (Memorandum of Understanding) with Guangdong Juhua Printing Display Technology to cooperate on OLED TV development.

Johua was established earlier this year by CSoT (66%) and TianMa (34%) with an aim to industrialize printed OLED technologies. Johua Printing is an "open innovation platform" guided by the Chinese government that collaborates with both industry and universities to drive the progress of China's display industry and the GUangdong Province specifically.
2016年09月21日

button_15.jpg  中国のTCLが、ドイツのメルクと協力して印刷技術の有機EL事業を加速

2016.06.17 whowired

中国の電子メーカーのTCLグループ傘下の「広東Juhua印刷ディスプレイ(广东聚华印刷显示技术有限公司)」が6月13日に、ドイツの有機EL材料メーカのメルク(Merck)とインクジェット印刷のOLED(有機EL)を共同開発することに協約を結んだと、15日に中国第一財経日報(第一财经日报)が報じた。

両社は今回の協約を通じてメルクがインクジェット印刷用OLEDインク材料と印刷プロセス技術を提供して、Juhuaは共同開発プラットフォームを提供し、大規模・高解像度の印刷OLEDパネルを製作する計画だ。

Juhuaは共同開発プラットフォームを中心に、中国と海外の次世代ディスプレイ素材、工程、設備の先行企業と共同で印刷OLED技術を開発し、次世代ディスプレイの産業チェーンを形成する方針である。

リーヅンソン(李东生)TCL会長は「プリンティングディスプレイ技術の開発により、大型OLEDパネルのコストを大幅に下げることができる」と明らかにした。

button_15.jpg  メルクは高純度の有機EL材料を増産する

2016.09.08 ZDnetなど

メルクがドイツ本社に新設したOLED材料の生産工場を稼働する。工場建設に3000万ユーロを投資し、14ヶ月間の工事を経て完成した工場である。この工場は、有機ELディスプレイと照明システムに使用される高純度OLED材料を生産する。

メルク本社で断行された単一の投資規模では最大のプロジェクトの一つである。この新工場稼働でメルクのOLED材料の生産能力は5倍に拡大した。また、この工場は、今後段階的に増産が可能である。2018年までにOLED材料の主要企業になり、OLEDディスプレイに必要なすべての化学物質を供給するという目標だ。

メルクの機能性素材事業部CEOは「OLED技術は、ディスプレイや照明の未来技術になる可能性が十分にある」とし、「早くからOLED技術にかなりのリソースを投資しており、業界で良いポジションを持っている」と述べた

OLEDは、電圧が印加されると、自ら発光する有機半導体材料である。最先端のディスプレイと照明製品に理想的な素材として脚光を浴びている。OLEDディスプレイは、視野角に関係なく維持される鮮やかな色と鮮明な画質、長い製品寿命、エネルギー効率の良さが特長である。また、薄く柔軟な特性で、従来と異なるデザインが可能で、新しい次元のアプリケーションを形成することができる。

最近では、フレキシブルOLEDディスプレイ技術の発達で、新しいデザインのスマートフォンが発売されて、消費者から大きな注目を集めている。将来的には地下鉄車両、オフィス、アパートの天井がOLEDを利用した情報パネルまたは外部の空を見ることができるディスプレイに変わる見込みだ。これらのビジョンを実現するために、メルクは超薄型の印刷工程向けのOLEDディスプレイ用材料の研究も進めている。


button_15.jpg  LGディスプレイがOLEDワールドサミット2016で有機ELテレビで先行していると発表

2016.09.1​​9  ET news

LGディスプレイは、20日から22日まで米国サンディエゴパラダイスホテルで開かれる、OLEDワールドサミット(OLEDs World Summit)2016に参加すると19日、明らかにした。

このイベントは、国際OLED協会( OLED Association)が主催する。毎年、世界のOLED市場をリードする学界と産業界の専門家が一堂に会し、OLED技術、市場の懸案、今後OLED技術の発展方向について意見を交わす。

今年は

△フレキシブルディスプレイ・アプリケーション
△OLED TVと他のディスプレイ
△ディスプレイと照明用OLED材料の今後の課題

をテーマに進行する。各トピックの様々な発表と議論が行われる予定である。

LGディスプレイはOLED TVの画質優位性を発表する予定である。OLEDの差別化された優秀性を強調して、次世代ディスプレイとしてOLED価値を発表する。最近に発売された65インチのUHD OLED TVが実現した、ブラック表現、ハイダイナミックレンジ(HDR)表現、色のコントラストと表現、視野角などの、具体的な画質優位性を発表する。

LGディスプレイ研究所長常務は「自発光ディスプレイであるOLEDの構造強み、画質の卓越性、これに基づいた潜在的な可能性などを勘案すると、OLEDが真の次世代ディスプレイであることは反論できないので、」と「独自のOLED技術力を持つLGディスプレーが市場を先導していく」と語った。

button_15.jpg  有機ELの技術、自動車に続いて航空産業まで、その適用を拡大

2016年9月19日 UBIリサーチ

有機EL(OLED)技術の適用が、航空機まで及んでいる。

既存のOLED市場で、ディスプレイはモバイル分野で、ライティングは室内照明分野に適用されたし、いくつかのメーカーでは、車両のリアランプ(rear lamp)やダッシュボード(dash board)にこれを適用するためのプロジェクトを進行中である。

しかし、国際家電展示会(IFA)2016が開かれたドイツのベルリンで、LGグォン・ボンソクHE事業本部長(副社長)が記者懇談会を開き、「海外航空会社2社と航空機用フロントモニタと窓などにOLEDディスプレイを設置する案を協議していて、これは、座席用だけでなく、窓などをすべてを含むもので、適用する時点については議論する必要がある。」と述べ、OLED産業が本格的に拡大されていることを明らかにした。

特に、ルミオーテックやオスラム、そしてLGイノテックなどをはじめとするいくつかの会社が室内用OLED照明及び他の分野にOLEDを適用するための技術を公開したことがあり、他のパネルメーカーも航空産業での適応のために技術開発をしていることが知られ、新しいアプリケーション創出に対して、今後の成り行きが注目されている。

OLEDは、薄くて軽い特性を持っていて、曲がるように設計することが可能なので、大きな体積を占めることなく、空間の利用度が高い。このような特性のために、位置や空間的制約なしに簡単に設置することができ、窓にOLEDが搭載されれば透過率の調節を通して、乗務員が窓を確認しなくても、自動的に光の透過を調節することはもちろん、ディスプレイを通して、乗客が知りたがるフライト情報などを確認することができるようになるし、中央のディスプレイや計器板などの大きさと形を多様化することができるだろう。

このような視覚的効果以外にも、飛行機の総重量を下げ、燃料節約に貢献することが期待される。2014年 英国政府関連機関のプロセスイノベーションセンター(CPI、Centre For Process Innovation)で発表した内容によると、OLED適用時では、従来対比で航空機の動体及び燃料の重量が減少され、固定的な燃料消費量の節減効果があると予測したし、さらに消費電力と発熱も低く、冷房によって消費される燃料も節減し、温室効果ガス排出も最小限に抑えることができるものと期待している。


<英国プロセスイノベーションセンターのOLEDディスプレイが適用された飛行機内部のコンセプト写真>

これに加えて、OLED関連アプリケーションと市場も順調に成長するものと見られる。市場調査会社のUBIリサーチで発刊した2016 OLED Display Annual Reportによると、2016年AMOLED市場が14,800百万ドル規模で形成されると予測したし、2020年には約71,705百万ドルで約49%の年平均成長率を予測している。

また、有機EL照明向けのパネルも、企業の投資が本格的に始まる2019年からの売上高が大幅に増加し、2025年には7,500百万ドル以上の市場が形成されると予想することから、今後、様々な形でOLEDディスプレイあるいはライティングが融合されたアプリケーションの拡大が期待される。

button_15.jpg  テレビのHDR進化、ハイレゾ&ワイヤレス、VR。「IFA 2016」で見たトレンド

Impress Watch 9月20日(火)

 ドイツ・ベルリンで9月2日〜9月7日(現地時間)に開催された国際コンシューマエレクトロニクス展「IFA 2016」。出展者数は1,600で、6日間に24万人が来場した。会場での記者発表やブース取材などを通じて、現地で注目されたAV製品やトピックなどを、これまでの記事を振り返りつつまとめた。

パナソニックの新たな有機ELに注目

 テレビ関連で最も注目された記事は、パナソニックが発表した有機ELテレビのプロトタイプ。欧州で'15年に発売された「CZ950シリーズ」から数えて第3世代相当に進化(第2世代はCES 2016で展示)。

 これまで課題とされてきた、完全な黒とその周辺の階調/色再現性の向上を図ったのが特徴で、ピーク輝度も従来の同社有機ELから倍近くまで向上し、「よりHDRコンテンツの良さを引き出せる」とのこと。暗室で有機ELマスターモニターと比較展示していたことも、画質の仕上がりへの自信の表れといえるだろう。

 展示されたモデルの製品化や発売の時期は明言されていないが、同社は1月時点では「'16年度中に有機ELテレビ日本市場投入」としており、今後の動向に注目したい。

 同じ有機EL陣営としては、日本を含めグローバルで先行して展開しているLGエレクトロニクスが、最高峰ブランド「LG SIGNATURE」の有機ELテレビを展示。CESでの発表に続き、欧州では初披露となった。ディスプレイの薄さ(CES発表時は2.57mm)や、HDR 10/Dolby Vision対応、低背スタンドにスピーカーを内蔵する点などが特徴で、同じLG SIGNATUREの冷蔵庫や洗濯機、加湿空気清浄機とともにデザイン性の高さをアピールしている。

 一方、液晶テレビはソニーがバックライトマスタードライブ(Backlight Master Drive:BMD)搭載の「BRAVIA Z9D」を発表。SDR映像をアップコンバートするHDRリマスターや、色のグラデーションをより滑らかにするSuper Bit Mapping 4K HDR、従来比約1.4倍のリアルタイム画像処理を実現したX1 Extremeなど、既に進化を重ねてきた液晶を、さらにもう1段階押し上げるような底力を見せつける形となった。

 また、量子ドット(Quantum Dot)採用の液晶テレビを「SUHD」として展開するSamsungは、同方式で世界最大という88型「KS9800」など19モデルを発表。HDR 10対応などの画質に加え、安定性や耐久性の高さもアピールしており、'16年モデルは画面の焼き付きに対して10年間の保証を付けるという。テレビ以外にゲーム用ディスプレイにも量子ドット対応モデルを展開していくという。

 テレビのカテゴリーについては、昨年のIFAでも「HDR」が新しいキーワードとして注目され始めたが、その後、Netflixや(海外の)Amazon Prime Videoなどコンテンツ側もHDR対応を進めていく中で、テレビメーカーは、単に“HDR対応”という段階を超え、よりHDRのメリットを活かせる技術を実際の製品に落とし込んできたのが今年の傾向と言えそうだ。

 また、4Kテレビに合わせてUHD Blu-rayについても、既に製品を発売したSamsungやパナソニックに続いて、ついにソニーもプレーヤーの試作機を披露。'16年度内にUHD BDプレーヤーの発売を予告しており、米国ではハイエンドの「ES」型番を冠して'17年春に発売することを発表。IFAの場でも「ソニー最高の画質/音質で製品化する」とコメントしており、期待が高まる。

■オーディオはポータブルに注目。据え置きはワイヤレス化が加速

 オーディオで開幕前から話題となったのは、ソニー「Signature Series」。同社のアナログ/デジタル高音質化技術を、ヘッドフォンで聴くオーディオに投入したウォークマン「NW-WM1Z」、「NW-WM1A」、ヘッドフォンアンプ「TA-ZH1ES」、ヘッドフォン「MDR-Z1R」。開幕前に行なったプレスカンファレンスでも、平井一夫社長兼CEOがこれらの“ヘッドフォンオーディオ機器”最初に紹介。ブース内でも多くの来場者がヘッドフォンで試聴する姿が見られた。

 オンキヨー&パイオニアのブースでも、ハイレゾ対応ポータブルプレーヤーの新たなモデルが参考展示。第1弾モデルが披露されたのも昨年のIFAだったが、今年はバランス対応モデルの拡充や、Androidではない小型モデル、カメラやSIMカードスロットのようなものを備えた“スマホ風”のモデルなど、様々なバリエーションの登場を期待させる内容。国内でも、早速DP-X1の後継機「XDP-X1A」や、バランス対応に進化した「XDP-300R」が発表されている。

 据え置き型のオーディオについては、欧州市場の特色の一つといえるのが“ワイヤレス化の加速”。以前からトレンドとして表れていたが、ネットワークオーディオプレーヤーやワイヤレススピーカーなどを見ると、多くの製品に「AirPlay」と「Google Cast for Audio」対応を示すロゴが添付され、既にデファクトとなっているようだ。

 加えて、独自のワイヤレス連携機能である「SongPal Link」(ソニー)や「AllPlay」(パナソニックなど)、「MusicCast」(ヤマハ)、「FireConnect」(オンキヨー&パイオニアなど)で複数の製品が連携し、専用スマートフォンアプリで操作するというスタイルを訴求。出展メーカーから聞かれた「欧州は日本に比べて、ワイヤレスオーディオへの抵抗(音質など)の無い人が多い」という傾向も、そうした動きを後押ししているのだろう。

360度カメラの4Kモデルなど。スタートアップにも注目

 VR関連では、SamsungのブースではGear VRを装着してアトラクションのようなコーナーに、多くの来場者が順番待ちをする姿が見られた。また、日本でも発売された「Galaxy Gear 360」や、Mobile World Congressで発表された「LG 360」など、スマホ画面でモニターしながら簡単に360度撮影ができるカメラが人気。

 スマホに装着できる360度カメラを展開しているInsta360(Shenzhen Arashi Vision)からは、プロ向けの本格モデルとして「Insta 360 4K」も登場。4,096×2,048ドットの高解像度で360度動画/静止画が撮影できるのが特徴で、欧州では600ユーロで販売している。

 また、映像に合わせた“音声の360度化”については、ヘッドフォンやマイクで知られる独ゼンハイザーが、3Dイマーシブ(没入型)オーディオ「AMBEO」向けのマイクを展示。コンテンツ制作環境の充実も進んでいくことが予測される。

 前述したInsta360のように、IFAでも年々存在感を増しているのがベンチャー/スタートアップ企業。日本のCerevoは今年も出展し、1日に発表したアクションカメラ「REC-1」や、サイクリング向けのセンサー「RIDE-1」、プロジェクタ内蔵のホームロボット「Tipron」などを展示していた。

 ベンチャーに限らず、大手企業がユニークな技術を、製品化やサービス化の前段階から公開するという展示にも、多くの来場者が注目。ソニーが“未来のライフスタイルをユーザーと共創する”という「Future Lab Program」では、テーブルや物体に触れることで、映像を操作できる「T」が初披露され、デモも人気だった。

 また、ロボット型のXperia Agentのように、製品として発売は決まっていないにも関わらず、既に他社とのコラボが決まり、共同で展示を行なうという体験型のコーナーも用意。イベントを通じて、新たなビジネスとしての可能性を探っていく取り組みが、大手/ベンチャーを問わず進められているようだ。

 来年の「IFA 2017」は、2017年9月1日〜6日に開催される。

AV Watch,中林暁
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