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2016年02月27日

button_15.jpg  発光効率100%!九大ベンチャーの有機EL材「アップルでの採用目指す」

2016年02月27日 日刊工業新聞

 Kyulux(キューラックス、福岡市西区、佐保井久理須社長、092・834・9518)は、九州大学が開発した第3世代有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)発光材料の実用化に向けて、産学連携の体制を構築した。産学連携ベンチャーファンドなどから総額15億円の資金調達を決め、同大などからは技術特許に関する実施許諾を得た。

 米アップルが2018年モデルに使用予定のディスプレーへの採用を目指す。九州大発ベンチャーの同社は15年3月設立。安達千波矢主幹教授が12年に開発した第3世代の熱活性化遅延蛍光(TADF)材料の実用化に取り組んでいる。実用化を目指す発光材料は100%の発光効率を発揮することが可能。貴金属を使う第2世代に比べて低コストで製造できる。安達主幹教授は「福岡県、福岡市と連携し、九大を米国のシリコンバレーに匹敵する地域にしたい」と意気込みを語った。
2016年02月26日

button_15.jpg  東京化成 世界最小径のカーボンナノリング 有機電子材料に期待

2016年02月25日

 東京化成工業は、京都大学の山子茂教授と共同で、環サイズが世界最小のカーボンナノリングであるシクロパラフェニレン(CPP)を開発した。カーボンナノチューブ(CNT)の直径サイズを規定するパラフェニレン単位で、これまで最小とされてきた6を下回る5を実現した。フラーレンC60に似た電子物性を有していることから、有機エレクトロニクス分野の新素材としても有益としている。

button_15.jpg  九大発 有機ELベンチャー スマホ画面素材開発へ 15億円の資金調達

2016年02月25日

 九州大最先端有機光エレクトロニクス研究センター長の安達千波矢(ちはや)教授は25日、スマートフォンの画面などに活用される有機ELの開発に取り組むベンチャー企業「Kyulux(キューラックス)」を設立したと発表した。今後、パネルメーカーなどと連携して、2018年までの市場参入を目指す。
 有機ELは、有機化合物に電流を流して発光する素材。携帯電話やテレビの画面に使われており、従来の液晶に比べ画質がより鮮明で、軽くて薄く、折り曲げることもできる。ただ、イリジウムなどのレアメタル(希少金属)が必要とされるなど、生産コストの高さがネックになっている。
 安達教授の研究チームはレアメタルを使わずに、炭素や水素などの有機化合物を素材に活用。電気を光に変える発光効率を高め、従来の有機ELに比べ、製造コストを10分の1程度に抑えられる新素材の開発に成功している。
 こうした研究成果などを基に技術開発を担う会社を設立。投資会社などから、大学発ベンチャーとしては九州最大規模の計15億円を集めた。安達教授は「九大の技術を実用化につなげたい」として、有機ELに関する50超の特許を同社に譲渡。九大は株主になる。
 有機ELをめぐっては現在、韓国企業が大きなシェアを占めている。一方で、米アップルが18年をめどに「iPhone(アイフォーン)」の画面に有機ELを採用するとみられ、市場の成長も見込まれている。
 福岡市西区の市産学連携交流センターに拠点を構えた同社に対し、課税の免除など支援する福岡市の高島宗一郎市長は「九大の最先端の研究成果をビジネス、商品に変化させ、大きく成長してほしい」と期待を寄せた。同社は当面、社員10人でスタートし今後、新たに3人程度の雇用も検討しているという。

=2016/02/25付 西日本新聞夕刊=

button_15.jpg  鴻海の子会社化でもシャープの前途は厳しい

東洋経済オンライン 2月26日(金)

 経営再建に向けて、提携先を探すと発表してから4カ月。シャープがようやくその相手を選んだ。

 2月25日、シャープは台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業に対し、第三者割当増資を実施することを発表。実現すれば、鴻海グループがシャープの発行済み株式の6割以上を手に入れ、シャープは鴻海の子会社になる。買収は6月23日のシャープ株主総会の承認を経て、9月初旬までに実行される見通しだ。シャープの独立した企業としての歴史は、社長7代・103年間で終止符を打つ。

 今後、シャープの取締役は、13人中9人もしくは3分の2以上が、鴻海の指名に従って選任される見込み。経営陣も鴻海の息のかかった人物で構成されるものとみられる。

 鴻海の出資総額は、普通株とC種類株をあわせて、合計4890億円。そのほか、みずほ銀行と三菱東京UFJ銀行が持つ総額2000億円の優先株の半分を、鴻海が1000億円で買い取る。さらに、鴻海がシャープに対して取り決めた額を支払わない場合、デポジット(前払い金)として1000億円を没収できる、といった合意もなされた。というのも、鴻海は2012年、出資を約束しながら果たさなかった“前科”があり、シャープが当時の教訓を今回の交渉に活かしたためだ。

■ 5000億円弱の大金をつぎ込む中身

 新生シャープに対しては、調達した資金を何に使うか、注目が集まるところだ。実はその多くは、シャープの栄光と凋落の原因となった、ディスプレー事業に充てられる。うち2000億円は有機ELの立ち上げ投資に、1000億円は中型液晶の高精細化・合理化投資にそれぞれ充当。「長年培ってきた液晶ディスプレー技術を最大限に活用し、世界の主要な有機ELディスプレーのサプライヤーになる」とブチ上げた。

 シャープがディスプレーで再起を賭ける背景には、ディスプレー業界に一大変化の波がおよんでいることが挙げられる。

 現在、「iPhone」(米アップル)をはじめ、スマートフォン(スマホ)のディスプレーには、主に液晶が搭載されている。が、アップルは2018年から、iPhoneのディスプレーに、有機ELを一部採用すると見込まれている。そうなれば、他のスマホメーカーもアップルに続けと、有機EL採用の動きに出ることが想定され、今後、液晶から有機ELに需要がシフトする可能性がある。液晶メーカーにとっては、市場変化に乗り遅れると大きく売り上げを落とすリスクがある一方、有機ELの量産を成功させて、需要を取り込めれば、大きく成長できるチャンスでもあるのだ。

 鴻海にとっては、自身が液晶メーカーを傘下に持つものの、アップルの求める品質には及ばず、子会社製造のディスプレーがiPhoneに採用された実績はない。本業の組み立て事業が頭打ちを迎えている中、より多くのマージンを得るためiPhone向けに自社製ディスプレーを納入することは、鴻海の悲願でもある。そのため、資金不足ゆえに進んでいなかったシャープの有機EL開発を一気に加速させて、アップルのサプライヤーの一角に食い込みたい思惑があるようだ。

 2月25日にシャープが発表した資料には、「2019年までにスマートフォン向けの5.5インチで年間約9000万枚の生産をめざす」と謳っており、狙いは5.5インチディスプレーを持つ、iPhoneの「plus」シリーズとみられる。iPhoneの年間販売台数が約2億台であることを考えれば、目指すシェアはかなり大きく、鴻海のトップ、郭台銘(テリー・ゴウ)董事長の野望の大きさが窺えよう。

■ 勝負を賭ける有機ELでは後発組

 しかし、このシャープの有機ELによる復活のビジョンも、バラ色というわけではない。すでに有機ELの分野では、韓国のサムスン電子やLGエレクトロニクスが先を走っているからだ。

 「成長資金5000億円弱のうち、2000億円も有機ELに投資すると、再びバランスシートが極めて脆弱な会社になってしまう」と、ある業界関係者は見通す。今でさえ負債が7000億円もあり、自己資本比率は8.6%と低い(2015年12月末)。増資して多少改善したとしても、これで有機ELに過剰に投資してしまったら、現預金は減り、厳しい財務状況は変わらない。「液晶の時代はシャープが市場を切り開いたため、知的財産戦略も有効だったが、後発の有機ELではそうもいかない。そんなところで大勝負をすると、今よりよっぽど危ない会社になるのではないか」(同)という指摘も聞かれる。

 それでもシャープはテリ-・ゴウ氏にすがった。シャープ側が24日朝に新たな重要文書を示したことから鴻海はその内容の精査に入っており、29日の交渉期限までに買収が成立するかどうかは、まだ予断を許さない。しかし、すでにはっきりしていることは、たとえ鴻海の傘下に入ったとしても、待っているのは茨の道かもしれない、ということである。

田嶌 ななみ
2016年02月24日

button_15.jpg  エプソン、独自のシリコン有機ELを採用した第3世代スマートグラスを開発

小林行雄  [2016/02/23]

セイコーエプソンは2月23日、スマートグラス「MOVERIO(モベリオ)」の第3世代プラットフォーム「BT-300」を開発したと発表した。

BT-300は、同シリーズとして初めて、光学エンジンに高輝度、高コントラストが特徴の独自開発による0.43型シリコンOLED(有機EL)ディスプレイを採用。これにより、従来品のコントラストでは難しかったスクリーン感を意識させない映像表現を実現したとする。

この有機ELディスプレイの解像度はHD(1280×720画素)、コントラストは100000:1以上を実現。スマートグラスとしては、CPUにIntel Atom 5(1.44GHz、4コア)、OSにAndroid 5.1、5Mピクセルカメラを採用しているほか、GPS、地磁気、加速度、ジャイロの各センサを搭載。無線規格としては、Bluetooth Smart Readyのほか、無線LANとして802.11a/b/g/n/ac(5GHz)に対応している。

また、有機ELディスプレイをスマートグラス専用に開発したことで、光学レンズの小型化や軽量化を実現。ヘッドセット部の重量を、前モデル比で約20%削減することに成功したという。

なお、製品としては2016年秋ころをめどに商品化する予定。また、前モデルと同様に、開発者向けにアプリ開発に必要なSDK(Software Development Kit)を入手できる「MOVERIO Developer Site」が提供されるほか、ユーザー向けにアプリを提供する専用ダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」も用意される予定だという。

button_15.jpg  【MWC 2016】モバイル機器用ディスプレイ市場、大勢はAMOLEDパネルの採用に

2016年2月23日 UBIリサーチ

モバイル機器用ディスプレイ市場で、市場の主流であった液晶から、AMOLEDへの移行が急速に進んでいる。

MWC 2016でAMOLED パネルが適用された製品を展示した企業は、サムスン電子や中国メーカなど計11社になり、MWC 2015に比べて2倍に増加し、製品の数は25台で、前年に比べて2倍以上に増加した。

昨年のMWC 2015で展示された10台の製品のうち、サムスン電子の展示した製品が6台だったが、今年は、サムスン電子から新規に展示した製品が3台で、サムスン電子を除いて計算すればMWC 2016で展示されたAMOLEDパネルが適用されたセット数は前年度に比べて4倍に上昇した。

このように急速に液晶からAMOLEDへの移行が進んでいる理由は、セット企業のAMOLEDの利点への認知度が高まっていることと同時に、AMOLEDパネルの価格が製造装置の減価償却が終わりに近づき、液晶と同等の価格帯に降りて行ったためであると分析される。

また、LenovoとHuawei社はQHD、WQHD解像度のハイエンドモデルに適用されるAMOLEDパネルを適用した製品も公開して普及型だけでなく、ハイエンド製品にもAMOLEDパネルの需要が大きくなると予想される。


button_15.jpg  サムスン、ギャラクシーS7とS7エッジを出展

2016年2月22日 UBIリサーチ

サムスン電子が、スペイン・バルセロナコンベンションセンター(CCIB)で「サムスンギャラクシーアンパック2016」を開催し、戦略スマートフォン「ギャラクシーS7」・「ギャラクシーS7エッジ」と360度の撮影が可能なカメラ「ギア360」を発表した。



サムスン電子無線事業部ゴドンジン社長は「モバイル業界に重要な転換時である今、サムスン電子は、スマートフォンだけでなく、それを取り巻く様々な製品やコンテンツ、サービスを介して、総合的な経験と価値を消費者に提供する」とし、「今後も消費者の声にさらに耳を傾け、常に新しい技術や分野に挑戦して、モバイル市場をリードしていく」と語った。

今回のギャラクシーS7とS7エッジで大きく強調した点は、四つである。最初はカメラに最高級DSLRに使用される最新技術のデュアルピクセルイメージセンサーを世界で初めて適用した。特に、iPhone 6Sのカメラと比較することによりギャラクシーS7とS7エッジのカメラの優秀さを示した点は、今後のiPhoneとの競争で優位を占めるためと分析される。

第二は、バッテリ容量である。前世代のS6とS6エッジに内蔵バッテリーが大きな欠点で挙げられたにも関わらず、今回のS7とS7エッジも内蔵バッテリーを適用した。しかし、容量はS7エッジの場合、前製品より実に38%も増加した3,600mAhを搭載し、内蔵バッテリーの欠点を改善した。

第三は、低消費電力の環境の実装である。AOD(Always On Display)機能を適用し、また、最近のゲームの多くを消費者のトレンドに合わせて、コンソール(Console)などの両方を使用可能な統合次世代標準グラフィックスAPI(Application Programming Interface)ヴァルカン(Vulkan)をサポートして消費電力を最小化させることができる。

第四は、防水/防塵機能である。「ギャラクシーS7」・「ギャラクシーS7エッジ」は、防水・防塵の最高規格であるIP68等級を適用して、ほこりや水の進入から最高レベルの保護が可能であり、USB端子やイヤホンジャックなど、個々の部品を含むスマートフォン全体の構造に防水機能を搭載してUSBカバーがなくても防水が可能である。

このほかにも、サムスン電子はギャラクシーの製品系列をさらに拡張して360度の映像と写真を撮ることができる「ギア360」を「サムスンギャラクシーアンパック2016」で披露した。

「ギア360」は、​​180度の範囲を広角撮影することができ、2つの195度魚眼レンズを搭載し、両方のレンズが撮影した映像を一つに合わせ、水平と垂直方向どこ360度鑑賞することができるコンテンツを作成することができるギアVRにより、仮想現実でも鑑賞することができる。

特に、「ギア360は、ギャラクシーS7・S7エッジ・S6エッジ+・ノート5・S6エッジ・S6と接続することができており、スマートフォンの専用アプリケーションを介してコンテンツを撮影しながらプレビューして、ソーシャルチャンネルとGoogleのストリートビューで共有することができている。

「ギャラクシーS7」・「ギャラクシーS7エッジ」は、高級ながらも洗練されたグラスの感覚を示してブラックオニキス・ゴールドプラチナ・ホワイトパール・シルバーチタンの4つのカラーで発売される。「ギア360は、ホワイトカラーで、上半期中に発売される予定である。
2016年02月23日

button_15.jpg  展示ケースに有機EL、山形の7社が開発、自然光感覚、土偶照らす

[ 2016年2月10日 / 日本経済新聞 地方経済面 ]
 山形県は県内企業が共同開発した自然光に近い照明の展示ケースを使って、県内で発掘された国宝「土偶 縄文の女神」を3月23日から東京国立博物館で特別公開すると発表した。

 展示ケースは底面と天井にあたる面に有機ELパネルを使い、明るさは従来の1・5倍。県内に本社や工場をもつ、岡村製作所高畠事業所(高畠町)、山形大学発ベンチャーのルミオテック(米沢市)、天童木工(天童市)など7社で開発した。

 有機ELは天井や壁面全体が光る照明などとして期待されているが、低価格なLEDに比べ普及は進んでいない。自然光に近い光を出せるため、美術館や博物館の需要が市場開拓の糸口の一つとみられている。東京国立博物館では「縄文の女神」特別公開終了後も、他の展示にケースを使う予定だ。

 「縄文の女神」は、県内の船形町で1992年に発掘された土偶。高さ45センチメートルあり、形が整った完形土偶としては日本最大で、山形県立博物館(山形市)に所蔵されている。特別公開は3月23日から4月17日。

button_15.jpg  LG、仮想現実ヘッドセット「LG 360 VR」を発表--「LG G5」に対応

CNET Japan 2月22日(月)8時58分配信

 LGはバルセロナで開催されるMobile World Congressに先立つ現地時間2月21日、「LG 360 VR」を発表した。同社の主力端末「LG G5」に対応する仮想現実メガネだ。LG G5も現地で発表された。

 LGの360 VRは、LG G5のUSB Type-Cポートに直接差し込むことができ、LG G5は、同メガネを通した視界を制御するためのタッチパッドとして機能することができる。米CNETが報じているように、360 VRは、競合するサムスンの「Gear VR」ヘッドセットと比べて重さが3分の1で、デザインもかなり洗練されている。

 LG 360 VRの内部には、ユーザーの両眼にコンテンツを映し出す1080pの有機EL画面が2つ搭載されている。LGによると、これは2メートル離れた距離にある130インチのテレビに相当するという。

 現時点では、360 VRは21日に発表された5.3インチのモジュール式端末LG G5のみに対応する。価格に関する発表はないが、360 VRはLG G5とともに4月に出荷される予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

button_15.jpg  HPが新型ファブレット発表、巻き返しなるか

ウォール・ストリート・ジャーナル 2月22日(月)16時2分配信

 米HPインクは21日、デスクトップパソコンやノートパソコンとしても使える最新のファブレット(大画面スマートフォン)を発表した。新製品の「Elite X3」は、外付けのキーボード、ディスプレーをつなげるとノートパソコンになり、卓上クレードルで同機とモニター、マウス、キーボードをつなげばデスクトップパソコンになる。

 Elite X3は、米マイクロソフトのスマホ「ルミア950」「ルミア950XL」と同様の商品で、いずれも状況に応じて携帯電話としてもパソコンとしても使えるようにする基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10」を搭載している。マイクロソフトのいわゆる「Continuum(コンティニュアム)」ソフトは、スマホがどのように使われているかを認識し、自動的にインターフェースを調節する。

 なぜHPは突如としてスマホ事業に関心を持つようになったのだろうか。パーソナルシステムズ部門トップのロン・コフリン氏は、Elite X3のようなデバイスの開発は1年前は不可能だったとしたうえで、それが可能になった今はこうした製品の将来性を見いだしていると述べた。

 また、「消費者はさまざまなデバイスとOSがあることに頭を悩ませている。企業にとっては、IT部門が消費者向けデバイスの安全を確保しなくてはならないことが大きな頭痛の種になっている。新製品は初めてこれらの問題を解決してくれる」と語った。

 Elite X3は電話としてもまずまずだ。5.9インチ、解像度2560×1400のアクテイブマトリクス式有機EL(AMOLED)ディスプレーを採用。海外旅行者に便利な二つのSIMカードスロットや、デンマークのオーディオ機器大手バング&オルフセンと協力して開発したデュアルフロントスピーカーが装備され、前面には8メガピクセルのカメラ、背面には16メガピクセルのカメラもついている。

 充電はUSB Type-Cポートを通じて行う。Elite X3とラップトップアクセサリーおよびデスクトップアクセサリーの接続にも同じポートが使われる。

 Elite X3の中核部は、クアルコムの新型クアッドコアチップセット「スナップドラゴン820」と容量4ギガバイト(GB)のRAM(ランダム・アクセス・メモリー)。ストレージ容量は64GBで、容量を増やすためのマイクロSDカードスロットもつく。

 しかしこれらの仕様は、Elite X3をノートパソコンやデスクトップパソコンとして使用するのに十分だろうか。

 Elite X3のラップトップアクセサリーは「HP Mobile Extender(HPモバイル・エクステンダー)」という。外枠が細い12.5インチディスプレーで、バッテリーが内蔵されている。HPによると、これによりバッテリーの駆動時間は約20%延びる。重さは約2.2ポンド(約1キログラム)だ。

 アイスホッケーのパックほどの大きさのデスクトップアクセサリー「HP Desk Dock(HPデック・ドック)」には、モニター1台(解像度:最大1080ピクセル)に対応できるディスプレーポートと、イーサネットポート、USB-Aポート2つ、USB-Cポート1つが装備されている。モニター、マウス、キーボードは自分で用意する。

 一つのデバイスが複数のコンピューターとして使えるという文句は魅力的だが、今のところ、こうしたデバイスはその夢を実現できていない。WSJのコラムニスト、ジョアンナ・スターンは、初のContinuum対応スマホであるマイクロソフトの「ルミア950」は未完成品のように感じられ、「600ドル払って概念実証を行うよう勧めることはできない」と語った。

 HPはElite X3や別売りアクセサリーの価格をまだ明らかにしていないが、コマーシャル・モビリティ担当副社長のマイケル・パーク氏は、主要なスマホと競争できるような価格にすると述べた。Elite X3は夏の終わりごろに発売する予定だという。

By NATHAN OLIVAREZ-GILES
2016年02月22日

button_15.jpg  有機ELのiPhone採用で、状況一変

田中 直樹 2016/02/19 出典:日経エレクトロニクス、2016年3月号 、pp.44-45

「アップル、iPhoneに有機EL」─。

 2015年11月26日付の日本経済新聞朝刊の見出しに、衝撃が走った。有機ELを搭載する製品を米Apple社が2018年に発売する計画、という記事内容だ。

 「スマートフォンの基幹部品にパラダイムシフトが起こる」。そう直感させる出来事に、市場はすぐさま反応した。例えば有機EL材料を手掛ける保土谷化学工業の同日の株価は、前日の181円から231円に急騰、制限値幅の上限(ストップ高水準)の28%高となった。一方、液晶パネルが主力のジャパンディスプレイ(JDI)の株は一時前日比10%安まで売られた。

 スマホのディスプレーは、これまでずっと液晶が中心だった。世界で最も売れている「iPhone」をはじめ、ほとんどの製品に液晶ディスプレーが使われている。一方、有機ELディスプレーの採用は、韓国Samsung Electronics社の「Galaxy」のハイエンド機種や一部の中国スマホにとどまる。液晶に代わる次世代ディスプレーとして2000年ごろから期待を集めてきたが、液晶の牙城を崩せずにいた。

 しかし、iPhoneが有機ELを採用すれば、状況は一変する可能性が高い。iPhoneの販売台数が莫大な上に、iPhoneへの搭載をきっかけに、中国スマホなどにも有機ELの採用が広がる可能性が出てくるからだ。一部の中国スマホには既に有機ELが使われているが、「iPhoneが採用している部品」という“箔”が付くことで、各社がこぞって有機ELを使いたがるようになるだろう。

 ディスプレーの供給体制も大きく変わる。これまで韓国メーカーにほぼ限られていた有機ELディスプレーの供給メーカーが、日本や中国にも広がり、セットメーカーが調達しやすくなるのは確実だ。例えばJDIは、これまで有機ELの量産ラインを持たず、液晶の生産に特化してきたが、「2018年の有機ELディスプレー量産開始」に舵を切った。今後2〜3年に相次いでスマホ用パネルの新工場を立ち上げる中国のメーカーも、ターゲットを液晶から有機ELに切り替えたり、有機ELの量産開始を前倒ししたりしようと動き出した。
2016年02月21日

button_15.jpg  プレスリリース:住友化学、Light + Building 2016で高分子有機 EL 照明による新たな空間演出を提案

住友化学は、2016 年 3 月、ドイツのフランクフルトで開催される世界最大級の照明・建築技術見本市「Light + Building(ライト・アンド・ビルディング)2016」に、高分子有機EL照明を出展いたします。
2014 年の出展に引き続き、展示ブース等のプロデュースとデザインに、世界的照明デザイナーの石井幹子氏を迎え、世界最先端の高分子有機 EL 照明の魅力を最大限に引き立たせたオブジェを展示いたします。
名付けて、『OLED JARDIN』。高分子有機 EL 照明で形作られた『天空の庭』を表現し、大きな広がりの中に和のテイストを加えた、親しみやすい空間をデザインいたしました。

今回の展示では、『OLED JARDIN』とともに、前回「Light + Building 2014」に出展した装飾用照明パネルよりも、さらに発光効率や輝度を向上させたパネル製品群を提案いたします。当社の高分子有機 EL ならではの多彩な色、形状、サイズのパネルは、さまざまな空間や用途において、柔軟なデザイン表現を可能とします。

住友化学は、「Light + Building 2016」での展示を皮切りに、2016 年 4 月よりこれらの新規ラインナップの販売を開始し、有機 EL 照明事業のさらなる拡大を図ってまいります。
2016年02月20日

button_15.jpg  高精細有機ELディスプレーの曲がるスマートフォン、クイーンズ大学ヒューマンメディア研究所が開発

ニュースイッチ 2月19日(金)

高精細有機ELディスプレーの曲がるスマートフォン、カナダの大学が開発


ゲームの「アングリーバード」で、画面を反らせてスリングを引っ張り、球を飛ばしているところ(同大提供)



画面を反らせてアプリ操作可能に、振動による力フィードバック機能も
 5.2インチのiPhone 6 Plusが2014年に発売されて間もないころ、ズボンの後ろのポケットに入れたままにしておいて本体が曲がったと大騒ぎになったのが、いわゆる「ベンドゲート」。それに対し、「リフレックス(ReFlex)」と名付けたこちらのスマートフォンは、最初から曲げることを想定して作られている。カナダのクイーンズ大学ヒューマンメディア研究所が開発したもので、世界で初めてフルカラーかつ高精細ディスプレーを持つ曲げられるスマホだという。

 韓国・LG製の720画素の高精細フレキシブル有機ELディスプレー(OLED)を備え、ディスプレーの脇の電子基板にOSのアンドロイド4.4(キットカット)がインストールしてある。両手を使ってディスプレーを前後に反らせると、背面にあるセンサーがディスプレーの曲がり具合を計測し、それに応じてアプリの操作が行える。

 例えば、画面に表示した本のページを進めたり戻したり、ゲームの中でゴムを引っ張って球を飛ばしたり、といった使い道を想定。内蔵コイルで振動を発生させることで曲げ具合やに応じた振動を発生させ、画面中の仮想物体にかかる力や摩擦の大きさを、効果音も含めてユーザーにリアルな形で伝えることができる。まだプロトタイプだが、このようなスマホは5年以内に一般販売されると同研究所の開発者は見ている。

February 16, 2016
Queen’s University’s Human Media Lab to unveil world’s first wireless flexible smartphone; simulates feeling of navigating pages via haptic bend input

KINGSTON - Researchers at Queen’s University’s Human Media Lab have developed the world’s first full-colour, high-resolution and wireless flexible smartphone to combine multitouch with bend input. The phone, which they have named ReFlex, allows users to experience physical tactile feedback when interacting with their apps through bend gestures.

“This represents a completely new way of physical interaction with flexible smartphones” says Roel Vertegaal (School of Computing), director of the Human Media Lab at Queen’s University.

“When this smartphone is bent down on the right, pages flip through the fingers from right to left, just like they would in a book. More extreme bends speed up the page flips. Users can feel the sensation of the page moving through their fingertips via a detailed vibration of the phone. This allows eyes-free navigation, making it easier for users to keep track of where they are in a document.”

ReFlex is based on a high definition 720p LG Display Flexible OLED touch screen powered by an Android 4.4 “KitKat” board mounted to the side of the display. Bend sensors behind the display sense the force with which a user bends the screen, which is made available to apps for use as input. ReFlex also features a voice coil that allows the phone to simulate forces and friction through highly detailed vibrations of the display. Combined with the passive force feedback felt when bending the display, this allows for a highly realistic simulation of physical forces when interacting with virtual objects.

“This allows for the most accurate physical simulation of interacting with virtual data possible on a smartphone today,” says Dr. Vertegaal. “When a user plays the “Angry Birds” game with ReFlex, they bend the screen to stretch the sling shot. As the rubber band expands, users experience vibrations that simulate those of a real stretching rubber band. When released, the band snaps, sending a jolt through the phone and sending the bird flying across the screen.”

Dr. Vertegaal thinks bendable, flexible smartphones will be in the hands of consumers within five years. Queen’s researchers will unveil the ReFlex prototype at the tenth anniversary Conference on Tangible Embedded and Embodied Interaction (TEI) conference in Eindhoven, The Netherlands on February 17th. The annual forum is the world’s premier conference on tangible human-computer interaction.

This research was support by Immersion Canada, Inc. and the Natural Sciences and Engineering Research Council of Canada (NSERC).

Media Footage
High resolution photographs of ReFlex are available rights-free by clicking the thumbnails below. Please include a photo credit to Human Media Lab.

References
Strohmeier, P., Burstyn, J., Carrascal, J-P, Levesque, V. and Vertegaal, R. ReFlex: A Flexible Smartphone with Active Haptic Feedback for Bend Input. In Proceedings of ACM TEI'16 Conference on Tangible, Embedded and Embodied Interaction, ACM Press, 2016.

About the Human Media Lab
he Human Media Lab (HML) at Queen’s University is one of Canada's premier Human-Computer Interaction (HCI) laboratories. Inventions include ubiquitous eye tracking sensors, eye tracking TVs and cellphones, PaperPhone, the world’s first flexible phone, PaperTab, the world’s first flexible iPad and TeleHuman, the world’s first pseudo-holographic teleconferencing system. HML is directed by Dr. Roel Vertegaal, Professor of HCI at Queen's University's School of Computing, as well as a number of graduate and undergraduate students with computing, design, psychology and engineering backgrounds.

Contact
Chris Armes
Communications Officer, Media Relations
613-533-6000 ext. 77513
chris.armes@queensu.ca

button_15.jpg  都内で「有機ELの山形」発信 市場開拓拠点オープン

山形新聞 2月19日(金)12時19分配信

 都内で有機EL照明に関する情報を発信するため、県産業技術振興機構(山形市)が設けた東京・西新宿の市場開拓拠点が18日オープンした。

 「有機ELといえば山形」を掲げる同機構の取り組みについて、結城章夫理事長が説明し「大手企業、各分野のプロたちに関心を持ってもらうため、新たな拠点づくりを図った。商談などの場として、積極的に活用してほしい」と強調。結城理事長ら関係者がテープカットし、開所を祝った。

 新拠点は広さ約20平方メートルで、つり下げ式照明、化粧用デスクスタンドなど約30点の商品と試作品が並び、来場者は柔らかい光と優れたデザイン性に興味を示していた。
2016年02月18日

button_15.jpg  韓国、「今月の科学技術賞」2月の受賞者延世大ギムヒョンジェ教授選定

2016.02.17 グッドモーニング忠清ジョンジョンユン記者

未来創造科学部と韓国研究財団がギムヒョンジェ延世大学校教授を「今月の科学技術賞」2月の受賞者に選定した。

韓国研究財団によると、金教授は、低温ポリシリコンプロセス技術を開発しており、溶液プロセスをベースにした金属酸化物トランジスタを世界で初めて開発するなど、国内外のディスプレイ産業の発展に寄与した功労を認められた。

また、財団は、金教授が低温ポリシリコン技術の研究を通じて、現在のスマートフォンに使用される高解像度の液晶表示装置(LCD)や有機EL(OLED)ディスプレイの量産と商品化基盤を設け、韓国がディスプレイ大国に成長するために貢献したと受賞の背景を説明した。

特にキム教授は、酸化物半導体の代表的な物質の一つとして、現在唯一のディスプレイ製品に適用され、量産されている物質である「InGaZnO」という半導体材料を溶液工程で作製する技術を世界で初めて開発した。

この技術は、従来の真空プロセスで製作された技術に比べて製造工程が単純で価格競争力で優位を持つ。また、iPhone、iPadの、MacBookなど、さまざまな製品に広く適用されており、今後、ディスプレイ産業の発展に大きな貢献をするものと見られる。

一方、「今月の科学技術賞」は、1997年から優れた研究開発の成果として、科学技術の発展に貢献した研究開発を毎月1人ずつ選定し、未来創造科学部長官賞と賞金を授与している。
2016年02月15日

button_15.jpg  鴻海がシャープ買収で描く「有機EL」戦略の中身

ニュースイッチ 2月14日(日)13時45分配信

アイフォーン向けに亀山工場活用、堺工場ではテレビ用の量産も検討
 台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業が有利と見られていたシャープの買収交渉。シャープは12に日開いた臨時取締役会で、政府系ファンドの産業革新機構と引き続き交渉することを確認し、最後まで予断を許さない状況になってきた。
 
 鴻海の郭台銘会長(65)は5日にシャープ本社を急きょ訪問。早急な合意を目指し「優先交渉権を得た」と発言したが、シャープが直後に否定。そこまで郭会長がシャープの買収にこだわるのはなぜか。

 もともと鴻海はシャープの液晶事業に強い関心を持っていた。鴻海はEMS世界最大手で売上高が約15兆円の巨大企業。米アップルやソニー、ソフトバンクなど国内外の大手製品を幅広く受託製造する。特にアップルとの関係が深い。ただ、アップルのアイフォーン向け液晶パネルの受注は逃しており、シャープとの協業で部品製造から組み立て、供給まで一貫して行うのが、郭会長の悲願だ。

 アップルからの液晶受注に向け、鴻海は単独でも動いていた。アップル基準を満たす液晶開発を進め、台湾では第6世代LTPS(低温多結晶シリコン)液晶工場が4月に稼働する。スマホ組立工場がある中国・鄭州市で液晶工場の新設も計画する。

 ただアップルは18年採用予定の有機ELパネルを納入できる体制も整えるよう求めている。すでにアップルは韓国のLGディスプレイおよびサムスンディスプレイとの交渉が最終段階に入っていると見られている。

 鴻海は液晶大手イノラックスを傘下にもつが、有機EL開発では韓国・日本勢の後塵(こうじん)を拝している。鴻海は開発に3000億円以上投資する方針だったが、技術力に不安がある。

 一方、シャープは有機ELについて「技術開発はしている」(同社幹部)としつつ資金難で態度を明確にしていない。鴻海がシャープ買収に7000億円規模の資金を投じ、他の事業の切り売りせず立て直すという好条件の提案は、鴻海内でも慎重論があった。だが、もともと有機ELに巨額投資の意向があり、同じ資金を使うなら液晶で先端を走るシャープに任せた方が確実だとの判断が働いたようだ。

 鴻海がシャープとの協業で描くアイフォーン向け有機ELディスプレーの受注構想はこうだ。シャープの亀山工場(三重県亀山市)敷地内の使われていない建物と、既存工場・設備を用いて量産技術を確立し、17年半ば頃に少量生産を始める。

 アップルの有機ELパネルは「LTPO」と呼ぶ方式を使う。鴻海は、スイッチ用トランジスタにLTPS(低温多結晶シリコン)を、駆動電流用はシャープ独自のIGZO(酸化物半導体)を組み合わせて、アップル仕様に応えたい考えだ。

 同工場には、一部改良で使える工程や設備があり、一から生産設備を構築する場合と比べ、投資は抑えられる。有機ELパネル生産は亀山以外に、中小型液晶生産拠点で、15年に閉鎖したシャープの三重第1工場(三重県多気町)の活用も視野に入れる。
 
 また両社共同運営の堺市堺区の大型液晶工場で、テレビ用大型有機ELパネルの量産も検討する。鴻海はグループでスマホ用やテレビ用の有機ELパネル量産に向け、数千億円規模の資金を投じる意向をもっている

 堺工場での有機ELパネル量産についても、テレビの高級モデルで有機ELが注目され始めたことや、中国液晶メーカーが大型液晶工場を相次ぎ立ち上げる動きを受け、付加価値を高めるために検討する。

 鴻海の郭会長は昔から「サムスン嫌い」で有名。一方、最近はスマホ端末で中国メーカーが台頭し有力顧客になる可能性を秘めている。一方、ディスプレーのデバイスの視点からみると、中国の液晶パネルメーカーはライバル。今後の戦略でさまざまな選択肢を持っておく意味でもシャープというカードは欠かせないピースになる。

 郭会長の悲願は成就するか。
2016年02月14日

button_15.jpg  <シャープ支援>機構「効果1兆円」 鴻海は有機EL量産化

毎日新聞 2月14日(日)

 経営難のシャープに対して、台湾の電子機器受託製造大手・鴻海(ホンハイ)精密工業と日本の官民ファンド・産業革新機構が提案している支援策の詳細が13日わかった。鴻海は次世代の有機ELパネルを量産に持ち込み、経営再建の起爆剤にする方針。革新機構は出資のほか追加融資枠の設定などで、支援効果は総額1兆円に上ると主張している。シャープ関係者が明らかにした。シャープは鴻海案を軸に検討しているが、機構は巻き返しの余地があると見ている。【宇都宮裕一、横山三加子】

 鴻海案は、出資や融資などの総額で7000億円規模を拠出し、大部分を成長資金に投じる計画。このうち1250億円程度は、シャープと鴻海が共同運営する液晶パネル製造の旧堺工場の株式と土地の買収に充てるとみられる。

 このほか、シャープの技術を活用して、高精細で省エネの有機ELパネルを量産し、米アップルへの納入を目指す。中国の電子商取引最大手アリババグループと協力し、シャープの液晶テレビや白物家電をネット販売する計画もある。

 革新機構案は、シャープ本体に成長資金3000億円を出資するのが柱。このうち1000億円はシャープが分社化する液晶事業に充て、将来的には革新機構が筆頭株主の中小型液晶大手のジャパンディスプレイ(JDI)と統合させる。液晶事業で設備投資など追加の資金が必要になった場合に備えて2000億円の融資枠を設ける。

 国内メーカーが持つ白物家電の次世代技術をシャープに集約し、国際競争力を持った家電メーカーとして成長させる戦略も提示している。具体的には、東芝や日立製作所、富士通などから、家電などをインターネットでつないで利便性を高める技術IoT(モノのインターネット)の関連事業を買収する方針で、これに1000億円をかける。シャープ自体のIoT関連の研究開発強化にも1000億円を投じる。旧堺工場の株式は売却し、1500億円を調達する。

 金融機関の責任も明確化するため、みずほ銀行と三菱東京UFJ銀行の主力取引行などが保有する優先株計2250億円は消却してもらい、優先株の配当750億円がなくなる。主力行には1100億円の債務を株式に替えてもらい、金利負担を軽減させる。その上で「家電、液晶事業の経験豊かなプロ経営者を確保し、新たな体制に移行」するシナリオを描き、高橋興三社長らシャープの現経営陣に代わる人選を進めていることも明記した。

 シャープは現在、鴻海案について「(提案)内容の精査で、労力をより多くかけている」(高橋社長)状況だ。鴻海案の方がシャープに直接つぎ込む額が大きく、事業の切り売りはせずに一体で再建するとしているためだ。ただ、鴻海の郭台銘会長は5日のシャープ経営陣との会談後、太陽電池事業の売却や中高年のリストラなどを示唆する発言をしており、協議は曲折も予想される。

 革新機構は「引き続きシャープへの提案を続ける」(幹部)としている。

 ◇シャープに対する支援策の概要

鴻海精密工業案                

▽総額7000億円を拠出
▽1250億円程度で旧堺工場の株式と土地を取得
▽有機ELパネルを量産し、アップルなどに販売
▽アリババと協力し、白物家電をネット販売

革新機構案                  

▽成長投資としてシャープ本体に3000億円を出資
▽液晶事業に投資し将来的にはジャパンディスプレイと統合
▽IoTメーカーを目指し他社から関連事業を買収
▽液晶事業向けの融資枠2000億円を設定
▽旧堺工場の株式売却で1500億円を調達
▽主力行などが保有する2250億円の優先株は消却
▽主力行には新たに1100億円の金融支援を要請
▽優先株の配当減750億円
▽経営陣を刷新
2016年02月13日

button_15.jpg  有機EL照明の情報拠点、18日に本オープン 県産業技術振興機構、東京に

2016年02月13日 山形新聞社

 県産業技術振興機構(山形市)が東京都の新宿パークタワー6階に設けた有機EL照明の情報受発信拠点の本オープンが18日に決まり、コンセプトなども固まった。「来場者との一体感を生み出す用途開発・創造の場」をコンセプトに掲げ、建築関係など大手企業の担当者らの感性に訴える空間演出を通し、新たな商品開発につなげたい考え。

 次世代照明の市場開拓を目指し、初めて首都圏に設置した。同タワー内で各種住宅関連の商品展示やイベントを開催している「リビングデザインセンター『OZONE(オゾン)』」の貸しスペース(約20平方メートル)を利用し、昨年12月にプレオープン。本オープンに向けてコンセプトやインテリアデザイン、イメージコピーなどを検討してきた。

 ただ製品を見せる場ではなく、有機EL照明の本質を情報発信し、新商品のアイデアが生まれるような場所を目指した。出入り口付近などに有機EL照明のイメージコピーとして設定した「もっと自然、もっと自由」を表示。薄くて軽い、しなやかに曲げられるなどの特徴を訴える。

 折り曲げ可能なフレキシブルパネルをはじめ、透明パネルの試作品のほか、特徴を表現するイメージオブジェを展示。紙製のオブジェは楕円(だえん)形の輪の中にいくつもの輪が入るような形で、照明デザインの自由度の高さをアピールする。さらにサクランボや樹氷の写真に調色パネルを設置し、来場者が山形の四季を感じながら自由にパネルの色を変更できる体感コーナーを設置。灯具製品は約10点を並べる。スタッフ1人が常駐し、当面は2017年度まで開設する予定。

 同機構の佐藤美夫理事兼プロジェクトマネジャーは「今後は有機EL照明の他光源との違いなどを分かりやすく説明する映像を製作し、上映する取り組みも行いたい」と話している。

 18日はオープニングセレモニー後、首都圏の大手企業の関係者を招いた有機EL照明に関する特別セミナーを開催する。開館時間は午前10時半〜午後7時。水曜休館。

button_15.jpg  鴻海戦略、シャープ技術で有機EL アップル向け

2016年2月13日 デジタル毎日

 経営再建中のシャープに買収を提案している台湾の電子機器受託製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業の買収後の世界戦略の概要が12日分かった。2018年に米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)、アイフォーン向けに次世代の有機ELパネルの納入を目指すほか、中国の電子商取引最大手、アリババグループを介してシャープ製品の新たな販路を開拓し、事業を一挙に拡大する。シャープのブランドや最先端の液晶製造技術を活用し、スマホなどの受託製造専門の黒衣役からの脱却を図る。

 関係者によると、鴻海は2018年から有機ELパネルを量産し、米アップルに納入する方向で水面下で調整を進めてきた。当初は鴻海グループだけで巨額投資を行う計画だったが、資金をシャープの買収と成長投資に振り向ける。パネルのノウハウが乏しい鴻海は自社単独より、技術で先行するシャープを活用した方が実現性が高いと判断した。まずは500億円規模を投じて試作ラインを整備し、将来は数千億円を投資する方向。シャープは有機ELパネルの基礎技術の開発を進めてきたが、財務状況の悪化で量産への大型投資は困難だったため、両者の利害が一致する形だ。

 鴻海は米アップル向けの高級液晶パネルは品質面での課題のため納入できておらず、シャープの技術を吸収した上で納入を目指す。アイフォーンの組み立てを受託する鴻海は、スマホの顔とも言える基幹部品のパネルも押さえることで、組み立てコストが低減し、利益増加が期待できる。

 また、鴻海は、電子商取引のサービス拠点設置などをめぐり協力関係にあるアリババグループと提携し、シャープの液晶テレビや白物家電などをインターネット販売する計画を立てている。シャープは液晶テレビや白物家電の中国での販売を重視してきたため、ブランドイメージは高い。鴻海はシャープ買収後、ネット販売の鍵を握るブランド力を最大限生かし、販売量を急伸させたい考えだ。

 鴻海はこうした戦略で事業や利益の拡大が見込めるとして、当初約2000億円と考えていた買収などの費用を7000億円規模まで拡大して提案。一方で、シャープは12年に鴻海から約670億円の出資を受ける契約を結びながら破棄された経緯があり、不信感も根強い。鴻海による支援が確実に実施される保証が不十分と判断した場合、官民ファンドの産業革新機構による支援案が再浮上する可能性もある。【宇都宮裕一】

button_15.jpg  最高レベルの発光効率と色純度を持つ有機ELディスプレー用青色発光材料を開発

平成28年2月12日

科学技術振興機構(JST)
関西学院大学
JNC石油化学株式会社

発光効率と色純度に優れた有機ELディスプレー用発光材料の開発が求められている。
窒素とホウ素というありふれた元素の特性を生かして、最高レベルの発光効率と色純度を持つ青色発光材料(DABNA)の開発に成功した。
有機ELディスプレーの大幅な低消費電力化と高色域化が期待できる。

JST 戦略的創造研究推進事業において、関西学院大学の畠山 琢次 准教授らは、最高レベルの発光効率(電気を光に変換する効率)と色純度注1)を持つ有機ELディスプレー用青色発光材料の開発に成功しました。
有機ELディスプレーは、液晶ディスプレーに代わる次世代のフラットパネルディスプレーとして実用化が進んでいます。有機ELディスプレー用の発光材料としては、現在、蛍光材料、りん光材料、熱活性化遅延蛍光(TADF)材料注2)の3種類が利用されています。しかし、蛍光材料は発光効率が低いという問題があり、りん光材料とTADF材料は、発光効率は高いものの発光の色純度が低いという問題がありました。色純度が低いと、ディスプレーに使用する際に、発光スペクトルから不必要な色を除去して色純度を向上させる必要があり、トータルでの効率が大きく低下してしまうため、色純度の高い発光材料の開発が望まれていました。
畠山准教授は、発光分子の適切な位置にホウ素と窒素を導入し、共鳴効果注3)を重ね合わせることで、世界最高レベルの色純度を持ちながら発光効率が最大で100%に達するTADF材料DABNAの開発に成功しました。
DABNAは、ホウ素、窒素、炭素、水素というありふれた元素のみからなり、市販の原材料から短工程で合成できることから、理想的な有機ELディスプレー用の発光材料として近い将来での実用化が期待されます。また、ホウ素と窒素の多重共鳴効果を用いる分子デザインは、今後の有機EL材料開発の新たな設計指針になると期待されます。
本研究は、JNC石油化学株式会社 市原研究所と共同で行ったものです。
本研究成果は、2016年2月12日(英国時間)に独国科学誌「Advanced Materials」のオンライン速報版で公開されます。

注1) 色純度
光(可視光)は波長によって色が異なる。通常の光源は、一定の波長の幅を持った発光スペクトルを示すが、その幅が広ければ、さまざまな色(波長)の光が混合していることになり、色純度が低くなる。発光スペクトルの幅が狭ければ、単色光に近づき色純度が高くなる。

注2) 熱活性化遅延蛍光(TADF)材料
有機EL素子においては、注入した正孔(+)と電子(ー)がペアになって励起子が生成し、励起子から発光が起きるというプロセスにより電気が光に変換される。この励起子には、一重項励起子と三重項励起子の二種類があり、通常は25:75の比で生成するが、蛍光材料を用いた有機EL素子では、一重項励起子からしか発光が起きないため変換効率が低い。TADF材料では、三重項励起子から一重項励起子への変換が効率的に起きるため、原理的にはすべての電気を光に変換できる。また、りん光材料のようにイリジウムやプラチナなどの希少な元素を使用しないため、元素戦略的観点からも優れている。TADF材料は、安達 千波矢 教授(九州大学 最先端有機光エレクトロニクス研究センター)らにより見いだされ、現在、安達教授を中心として、国内外の研究者により盛んな研究が行われている。

注3) 共鳴効果
共役π電子系を持つ分子は、複数の共鳴構造で書き表すことができるが、実際のπ電子系は複数の共鳴構造の寄与を反映して、それらの中間の構造・性質を示す。共鳴構造の中には、アニオンやカチオンを持つ共鳴構造があるため、その寄与が大きければ、実際のπ電子系には偏りが生じることになる。これを共鳴効果と呼ぶ。ホウ素や窒素は炭素と価電子の数が異なるため、共役π電子系の適した位置に導入すれば、アニオンやカチオンを持つ共鳴構造の寄与を大きくすることができる。
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