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2014年12月30日

button_15.jpg  CSOT、新6G LTPS工場の開所式を挙行

September 25, 2014

CSOT、新6G LTPS工場の開所式を挙行DigiTimesによると、China Star Optoelectronics Technology(CSOT)は新しい第6世代(6G) 低温Poly-Si(LTPS)TFT-LCD工場の開所式を挙行した模様。
同工場は、2016年末までに量産を開始する予定で、ハイエンド向け中小型LTPSパネルを生産する予定。当初の生産能力は月産3万シート。CSOTは、同工場建設に160億人民元(約2715億円)を投資したという。

CSOT、2016年にAM-OLED量産ラインの立ち上げを計画

DigiTimesによると、中国China Star Optoelectronics Technology(CSOT)は武漢市政府と合弁会社を設立し、第6世代の低温Poly-Si TFT/アクティブ駆動型有機EL(AM-OLED)の量産ラインを立ち上げるという。2016年までに量産を開始する計画。
これにより、中国にAM-OLEDの量産ラインが10本建設されることになり、2014〜2016年に一斉に生産が開始される見込みとしている。
(2014年7月29日 Flat Panel TV and Display World-2....液晶・業界・動向)

中国市場向けTVパネル、2015年には約60%が中国生産に

DigiTimesによると、2015年の中国市場向けTVパネルのうち約60%が中国生産の製品になる模様。中国LCDメーカーでは、China Star Optoelectronics(CSOT)、CEC Panda LCD Technology、BOE Technologyが生産能力を拡大している他、韓国メーカーも、韓国LG ElectronicsやSamsung Electronics、さらには中国Skyworth、Konkaなどの地場メーカーからの需要に合わせて生産量を引き上げる見通しという。

CSOT、2014年のTV用パネル市場でシェア10%獲得か

DigiTimesによると、China Star Optoelectronics Technology(CSOT)の2014年のTV用パネル出荷台数が2500万台に達する見込みで、世界シェア10%を獲得する見通しという。中国TCL Group向けの需要が牽引し、2014年上期の売上高は前年同期比24%増の13億8000万ドル規模となった。一方、生産能力に関しては、2015年までに前年比21.9%増に引き上げる見込みで、中国のローカル需要やTCLの海外進出もあり、2017年には最大70%まで増やす模様。

CSOT 、2014年UHD TVパネル出荷目標が200万枚
January 25, 2014

中国のTVメーカーTCLの子会社CSOT(China Star Optoelectronics Technology)は、2014年UHD TVパネルの出荷目標量を200万枚に設定した。
同社は2014年に、49インチ、55インチUHD TVパネル生産に集中しハイエンドTVパネル生産技術のレベルアップを図ると伝えている。また、8.5Gラインでの生産能力も引き上げ、需要に対応していくとしている。生産パネルの大半はTCLに供給されると見られる。一方、 2014年のCSOTは、 LCD TVパネル生産も継続的に生産するが、32インチ製品の生産割合が高いと同社関係者は予測している。

中国深セン・ディスプレイ協会、中国メーカーのパネル自給率は来年80%に達すると予測 (2014-10-16)

中国深セン・ディスプレイ協会の量副秘書長は、来年からBOE、CSOTなど5つのディスプレイメーカーが本格的に8.5世代生産ラインを稼働することから、現在30%に上昇した中国のLCD TVパネル自給率は、来年には80%に達すると明らかにした。
IHS Technology

button_15.jpg  シャープに聞いた4Kテレビ拡販戦略――そして8Kのこと

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ITmedia LifeStyle 12月2日(火)

「ひかりTV 4K」をサポート

 2014年は、本当の意味で“4K元年”になった。NexTV-Fによる試験放送が始まり、市場では製品ラインアップの拡大に低価格化も手伝って大画面4Kテレビが伸びている。GfK Japanの調査では、11月第2週に50V型以上の大画面テレビ販売における金額構成比で始めて4Kテレビが50%を超えた。

 テレビ全体の出荷数はまたエコポイント以前の水準には戻っていないものの、過去数年にわたって特需の反動減に悩まされ続けてきたテレビメーカーには明るい材料だ。中でもシャープは、この冬から“AQUOS”のTV CMを再開するなど、反転攻勢に臨もうとしている。同社デジタル情報家電事業本部液晶デジタルシステム第1事業部の戸祭正信事業部長と、国内営業統括の居石勘資氏に戦略を聞いた。

 シャープは今年、「UD20」「US20」「U20」と3シリーズの4Kテレビをそろえた。一方、クアトロンのパネル構造(UV2AとRGBYサブピクセル)を活かして解像感を増した「クアトロン プロ」の「XL20」シリーズを“プレミアム2K”と位置づけている。4Kの一般化でプレミアム2Kの役割は小さくなると思われがちだが、戸祭氏は色再現性や画面輝度、価格などいくつかの点でアドバンテージがあると指摘する。

 「4原色で4K相当の解像感を見せられることに加え、画面の明るさも重要です。ユーザーにとっては明るさも1つの尺度。この点では、また明らかに2Kのほうがメリットが大きいでしょう。しっかりした価値観があれば、選択肢を増やすことには十分に意味があります」。

 販売の現場でも“選択肢”は重要だ。国内営業を統括している居石勘資氏によると、量販店の店頭ではボリュームゾーン(エントリー機)のフルHDモデルとクアトロンプロ、4Kテレビを並べ、3つの選択肢を提示しているという。例えば60V型なら売れ筋はクアトロンの「60G9」だが、その左に「50U20」など一回り小さい4Kテレビ、右側には60V型のクアトロンプロ「60XL20」を陳列する。「フルHDは10万円台からありますが、4KでもU20なら50V型が25万円前後。一方でクアトロンプロのXL20も60V型は同程度の値段です。高精細が良いのか、思い切ってインチアップするのか、選択肢を提示できます」(居石氏)。

● 買い替え需要を狙う

 一方、今年後半からは4Kのネイティブコンテンツが視聴できるようになり、シャープはそれを体験する場所作りにも力を入れた。「今までのテレビよりキレイ」と訴えるより、実際に4Kコンテンツを見てもらうのが一番の“つかみ”になるからだ。「現在、Channel 4Kを視聴できる販売店が全国に1000店以上あります。また10月27日にスタートしたNTTぷららのVoDも1000店ほどで視聴できます。30Mbpsの帯域幅が必要なのでCSアンテナ以上に準備に手こずったようですが、それでも4Kネイティブコンテンツに接することのできる体制を作り上げつつあります」。

 現在の主要ターゲットは、7〜10年前に薄型テレビを購入した人たち。2004年から2007年の間、37V型以上という当時の“大画面テレビ”は約700万台が販売された。しかも、その半分がシャープのAQUOSだった。「25型くらいのブラウン管テレビから大画面の薄型テレビへと大胆に投資した人たちです。例えば当時の購入金額が25万円だったら、同じ金額で今は何を求めるでしょうか。中には60V型など、より大画面の製品を選ぶ人もいますが、(40〜50V型で)4Kにいく人たちが圧倒的に多いです」。

 とくに地域の専門店(街の電気屋さん)では4Kテレビの比率が高い傾向にある。昔ながらの地域店は、経済的に余裕のあるお年寄りを中心に固定客を抱えており、価格を見ずに「一番いいテレビをくれ」といわれるケースも少なくないという。また地域店が商談会(得意客を招く商談イベント。系列店が集まって大きなイベントにすることも多い)を催せば、4Kテレビが3割近くに達することも珍しくない。中にはテレビ販売数の半数近くが大画面4Kテレビというお店もあるという。

 もちろん高額な買い物に迷う人も多いが、最近は「2020年は、このテレビで迎えますよね」というキーワードが効くそうだ。今はオーバースペックに感じても、6年後には4Kが当たり前になっているかもしれない。なにより半世紀ぶりの「東京オリンピック」は、画質の良い大画面テレビで見たい。そうしたニーズに応えることで、「地域店の買い替えでは4Kテレビがすんなりと売れる」という状況になったという。これもオリンピックの経済効果の1つといえるだろう。

● フルスペック8Kは鋭意開発中

 もっとも、東京オリンピックの前に、さらに高精細な8Kテレビも登場する可能性がある。2年後の2016年、8Kの試験放送が開始される予定で、同社はNHK放送技術研究所などと協力して8Kの開発にも注力している。戸祭氏は、8Kテレビの製品化スケジュールについてはノーコメントとしながら、「今まさに検討と開発を進めているところです」と話す。

 「10月に幕張メッセで開催されたCEATEC JAPAN2014では、85V型と98V型という、2つの8Kディスプレイを展示しました。1つはコンシューマー向け、もう1つはB to B市場向けです。当初はおそらく高額商品になるので、B to Bから展開していくことになるでしょう」。

 CATECでは、中国BOEの98V型8Kディスプレイも展示されて注目を集めたが、戸祭氏は「色域や動作周波数を見比べてほしい」と話す。シャープの85V型展示機は、ITU-Rのテレビジョン委員会が打ち出したUltraHD規格「BT.2020」に迫るスペックを実現し、「フルスペック8K」というおなじみのフレーズを冠した。

 このフルスペック8Kでは、液晶パネルの動作周波数が120Hz(毎秒120フレーム)と現在の倍。色域も現行HD規格より大幅に拡大した。「8Kテレビの製品化までには、重量や電源の問題、フチ(フレーム幅)など、いくつものハードルを超えなければなりません。色域もBT.2020に近づけようと、さまざまなことをやろうとしています」(戸祭氏)。

 もちろん、8Kの開発で培った技術は、現在の4KテレビやフルHDテレビにも導入されるはず。今後の製品展開に期待しよう。

[芹澤隆徳,ITmedia]

button_15.jpg  「4Kテレビはまだ早い」なんて“勘違い”している人のために、65Z10Xをリビングに持ち込んでじっくり検証した(3)

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Stereo Sound ONLINE 12月24日(水)

自分の目で見れば、4K放送の実力も分かるはず

 Stereo Sound ONLINEでは、「この年末年始にテレビの買い換えを考えている人、またはもっと綺麗な画質で映像を楽しみたい」という人に向けて、最新4Kテレビの実力を紹介する連載をお届けしてきました。

 このページではそのエッセンスをより沢山の皆さんにご紹介したいと思っております(繰り返しますが、8Kなどが気になる方は、Stereo Sound ONLINEやHiViのよりマニアックな記事をご愛読下さい)。

 というわけで、前回も書きましたが4Kテレビについてよく言われているのが「放送やパッケージが揃ってからでいいんじゃない?」というもの。厳密に言えば既に試験放送は始まっているわけで、スカパー! のアンテナを準備すればChannel 4K放送は視聴できます。

 ただしほとんどの4KテレビはChannel 4Kのチューナーは非内蔵で、別途シャープとソニーから発売されている単体チューナーが必要です。でも4K放送を見るために毎回外部入力に切り替えるのも面倒だし、リモコンをふたつ使うのも精神衛生上よろしくない。

 と言うわけで4K放送は事実上無いに等しい状況だったわけですが、ようやく東芝がZ10Xシリーズで4Kチューナー機能を搭載してきました。今回はオーディオビジュアル評論家の潮晴男さんと一緒に65Z10Xの内蔵チューナーを使ってChannel 4Kの放送をチェックしてみた次第。

チューナー内蔵なので使いやすい

 Channel 4K視聴に必要な物は先述したスカパー! のアンテナのみで(別途受信契約は必要)、あとはZ10Xのリモコン右上にある「スカパー!」ボタンを押してChannel 4Kを選べばネイティブな4K放送を楽しめます。この操作性はひじょうに快適。

 今回は4Kのダイジェスト番組をチェックしましたが、その映像はオンエアとは思えないほどのクォリティです。世界遺産では建造物の細部までよくわかり、またや日本の風景を収めた番組では水の流れ、引きのショットでの広がり感など知らず知らずのうちに見惚れるほど。「4K放送は一度目にすると、間違いなく病みつきになる」という潮さんの言葉に納得です。

 ただしChannel 4Kは時間帯が限られているのと、リピートが多いのは残念なところ。また製作した放送局によって画質差もあるので(ロケ作品などで顕著)、無条件にお薦めというわけにはいかない側面はあります。しかし、今現在これだけの品質で4K放送が行なわれているのは日本くらいなわけで、そのメリットを享受してみるのもいいのではないでしょうか。

 そうそう、今回の潮さんの65Z10Xの視聴では、映像メニューは「おまかせ」、4K倍速モードを「インパルス」にしています。この状態だと動きの速いサッカーや野球でも動きボケのないクリアーな映像が楽しめました。このように映像調整機能が豊富で、初期値の完成度が高いのも、最近の4Kテレビの魅力だと思います。

デジカメの静止画も本来の画素数で楽しめるはず

 ちなみに4Kテレビに対して冷ややかな意見の中には、今の放送はつまらないから見ないとか、ネットで充分という言い方をしている人も多いようです。

 確かに地デジについては番組内容や製作方法などの問題もあり、絶対4Kで観たいという作品は思いつきません。テレビではほとんど地デジしか観ないという人は、2Kテレビを選んだ方がお得です。

 でもBSやパッケージソフトを大画面できちんと観たいというのなら4Kテレビをチェックした方がいいでしょう。前回、前々回で紹介した通り、4Kテレビにはメーカー各社の最新技術が盛り込まれているし、画質面でその恩恵は顕著です。お気に入りの映画をゆったりとした気分で楽しみたいなら、4K画質はぴったりだと思います。

 ちなみに最近のスマホやデジカメでは解像度800万画素の写真も撮れるわけですが、それらをオリジナルに近い画素数で観てみたいと思ったら、4K解像度が必要なことをご存じですか?

 いくら画素数の多いカメラで撮影したとしても、パソコンのワイドXGA程度のパネルでは4分の1以下にダウンコンバートしないと表示できないわけで、とっても勿体ないですね。

 ほとんどの4KテレビにはSDカードやUSB端子が設けられており、ここからJPEGなどの静止画データを表示できますので、趣味でカメラをお使いの方は自分の作品を4Kテレビに映してみてはいかがでしょう。スマホやPCのモニターとは次元の違う楽しみが広がるはずです。

Stereo Sound ONLINE編集部・哲

button_15.jpg  11月の電子機器国内出荷は音声機器が8カ月ぶりのプラス

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Impress Watch 12月24日(水)

 電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2014年11月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。電子機器の出荷金額は前年同月比88%の1,135億円で、8カ月連続のマイナスとなった。

 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比89.9%の619億円で5カ月連続のマイナス。音声関連機器は同103.7%の86億円で8カ月ぶりのプラス。カーAVC機器は同83%の430億円で7カ月連続のマイナスとなった。

 11月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比104.8%の53万台。このうち4K対応テレビは3万7,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は6.9%となった。インターネット動画対応は22万1,000台(同82.6%)。3D対応は6万7,000台(同65.3%)で、テレビ全体における割合は12.7%。サイズ別では、29型以下が同113.1%の14万台、30〜36型が同115%の18万5,000台、37〜49型が同89.4%の13万5,000台、50型以上は同99.8%の7万台。構成比は順に26.5%、34.9%、25.5%、13.1%だった。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比99.7%の29万4,000台。内訳は、BDレコーダが同97.5%の24万3,000台、BDプレーヤーが同111.6%の5万2,000台。DVDビデオは同68.4%の5万9,000台。

 ポータブルオーディオは前年比109.8%の10万4,000台。ビデオカメラは同72.8%の7万1,000台。ICレコーダが8万4,000台(同80.1%)。ラジオ受信機は同96.8%の11万9,000台。ステレオセットは同76%の3万1,000台で2カ月ぶりのマイナス。スピーカーシステムは同45.4%の2万3,000台。

 カーナビは前年同月比85%の41万6,000台で、7カ月連続のマイナスとなった。


【AV Watch,一條徹】

button_15.jpg  スカパー、2015年3月1日より4K放送を開始……2チャンネルを開局

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RBB TODAY 12月24日(水)

 スカパーJSATは24日、「スカパー!プレミアムサービス」内に、2015年3月1日より4K専門チャンネルを開局することを発表した。

 4K高精細映像の映画専門チャンネル「Ch.595 スカパー!4K映画」と、各種のジャンルを編成する総合編成チャンネル「Ch.596 スカパー!4K総合」の2チャンネルを開局する。いずれも、スカパー!プレミアムサービスのプラットフォームを運営するスカパーJSATが独自で運営する。

 映画専門チャンネルでは、4Kスキャニングマスターした洋画・邦画作品を放送していく。現在、ハリウッドスタジオや国内配給会社と交渉を進めており、年間50本程度の作品数を放送する。料金はPPV方式で500円〜700円/1作品を想定。

 総合編成のチャンネルでは、J1リーグを、毎節1試合生中継する予定。またネイチャー系ドキュメンタリーなどの海外優良番組も放送する。スカパー!プレミアムサービス チャンネル等の契約者は無料で視聴可能。

 視聴には、4K放送対応テレビ、スカパー!プレミアムサービス対応アンテナ、4K放送対応スカパー!プレミアムサービスチューナー搭載機器が必要。

button_15.jpg  【西川善司の大画面☆マニア】赤色レーザー+シアンLEDの4K REAL「58LS1」の実力は?

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Impress Watch 12月26日(金)

 三菱電機は「レーザー光源」に拘るメーカーだ。液晶テレビの根幹パーツである液晶パネルはほとんど海外製。このことを知っている人は多いと思うが、実はバックライトモジュールも含めて海外でデザイン/製造したものをそのまま使った液晶テレビも少なくない。液晶パネルはともかくとして「光源ユニットだけでも独自デザインのものを……」と三菱電機の液晶テレビ「REAL」シリーズは頑張っているわけである。

 三菱電機のレーザーへのこだわりは今は亡きリアプロジェクションテレビ時代から実用化を進めてきた。そのレーザー光源を採用した三菱電機の4Kテレビが「REAL 4K」シリーズの「LS1ライン」だ。65型「65LS1」と58型「58LS1」の2サイズ展開となっているが、今回は58型の「58LS1」を評価した。

■ 設置性チェック〜重量級の液晶テレビ。スピーカー性能は良好

 58LS1は、最近の液晶テレビとしては重量級だ。スタンド有りで43.1kg、無しで42.1kg。いつもは筆者宅二階のリビングに運び込んで評価しているが、今回は重量や搬入の手間などを考慮し、編集部スタジオでの評価となった。いつもよりも評価時間が少ないことをお断りしておく。

 直下型バックライトシステムでも、最近は58型で20kg前後なので、58LS1は破格の重さだ。これは設置の際には留意したいポイントだ。

 また、最近の大画面テレビは脚部を大股に開いたスタンドデザインがトレンドだが、58LS1もご多分に漏れない。ただ、本体重量が重いことに配慮してなのか、その開きぶりが際立っている。

 左右脚部の距離は143.1cmあり、表示画面の横幅の130.6cmを上回る。つまり、スタンド脚部が画面より外側に来るデザインなのだ。脚部の設置点が左右で140cmを超えているということは、一般的な横幅120cm程度のテレビラックやテレビ台には載せることができない。重量と併せて、この点も58LS1の設置面で留意すべきポイントといえる。なお、スタンド部の奥行きは40.2cmで、ここは一般的な寸法と言える。

 ディスプレイ部の表示画面サイズは130.6×13.4×77.7mm(幅×奥行き×高さ)で、スタンドとスピーカーを含んで幅153.9cm、高さ84.9cm。巨大なスピーカーユニットが左右に配される関係で、横幅は最近の58型テレビよりも左右に10cmずつほど大きいイメージだ。

 その巨大なスピーカーは、見た目の存在感だけでなく、音質も相当にいい。ツィータは左右各2基ずつ、ウーファは左右各1基ずつ、さらにパッシブラジエーターをも左右各2基ずつ備え、総出力は驚きの58W(ツイータ14W+14W、ウーファ15W+15W)。下手なサウンドバー製品よりもスペック的に優秀なほどの再生能力なのだ。

 実際、音像の定位感は素晴らしく、疑似サラウンド機能をオンにせずとも十分なステレオワイド感を感じられるほど。

 高音域の解像感もよく、ハイハットやライドシンバル、エレクトリックギターの高音アルペジオなどもリアリティと存在感が凄い。ウーファも「ダイヤトーンBASS設定」を「中」あたりにすると、よりリッチな感じとなる。

 サウンド機能関連をいじってみて効果が高いと感じたのは「ダイヤトーンHD」機能だ。これはオン設定での常用をお奨めできる。これは、圧縮オーディオで失われてしまった周波数領域を復元するもので、いわば「音の超解像」的な機能だ。MP3のような圧縮オーディオもHi-Fiっぽく聞こえてなかなか感動的であった。

 定格消費電力は290W。年間消費電力量 290kwh/年。直下型バックライト採用型の液晶テレビとしてはまずまずの省電力性能と言ったところ。

■ 接続性チェック〜4K/60Hz入力対応HDMI端子は2系統装備。LAN端子も2系統装備する

 接続端子パネルは、本体正面向かって左側背面と左側側面に実装されている。

 HDMI入力は4系統を搭載し、背面にある3系統がHDMI1、3、4、側面にある1系統がHDMI2となっており、ナンバリングが少々ややこしい。

 HDMI3,4は4K/60Hz入力に対応するHDM I2.0準拠。もちろんHDCP 2.2にも対応する。今回の評価では、4Kチューナー/レコーダのソニー製「FMP-X7」を用いたが、HDMI3、4のいずれの端子でも4K録画コンテンツの再生が行なえていた。それ以外のHDMI1、2はHDMI1.4対応となる。ARC(オーディオリターンチャンネル)対応はHDMI3のみ。全てのHDMIはX.V.ColorとDeep Colorに対応する。

 アナログビデオ入力はコンポジットビデオと、アナログステレオ音声入力端子のペアが2系統。D端子は無い。音声出力端子は、光デジタル端子とアナログ音声(ステレオミニ)を装備する。加えて、正面向かって左側面にはヘッドフォン端子もある。

 特徴的なのはEthernet(LAN端子)が2系統あること。LAN1はインターネットを含めた外部ネットワークへ接続するためのもの、LAN2はレコーダやNASなど家庭内ネットワークへの接続用となる。

 無線LANは未搭載だが、Bluetoothは搭載している。今回は評価できていないが、Bluetooth機能は、タニタのデジタル体重計(体組成計)やデジタル活動量計に公式対応しており、そうしたヘルスガジェットから取得した家族の健康情報をLS1側にダウンロードして分析したりグラフ表示したりできるようだ。

 USB 2.0端子は1系統。2TBまでのUSB HDDを接続することで番組録画に対応する。USBハードディスクは8台までの登録が可能だが、USBハブ経由の複数接続には未対応とされている。

 PC入力端子はなし。PCはHDMI端子との接続になるが、その際に問題となるオーバースキャン設定とHDMI階調レベル設定について調べてみた。オーバースキャン設定のキャンセルは「サブメニュー」-「画面サイズ」-「フルピクセル」から可能となっていた。

 HDMI階調レベルの設定はなし。ただし、今回の評価でPS3やPCをテストした限りでは自動認識が正しく動作。正しい階調レベルの表示になっていた。

 ゲーム機との接続時に問題となる表示遅延についても調べてみた。

 画調モードとしての「ゲーム」はないが、表示遅延を低減するための「ゲームモード」機能が「サブメニュー」にある。ゲーム機との接続時はこれを「入」設定とするといい。

 表示遅延の実測は、公称表示遅延時間3ms(60fps時0.2フレーム相当)を誇る東芝REGZA「26ZP2」との相対比較になるが、通常時(ゲームモード=切)が約184ms(60fps時、約11フレーム相当)、「ゲームモード=入」時で約50ms(60fps時、約3フレーム相当)となった。通常時(ゲームモード=切)ではゲームをプレイするのは困難なレベルの遅延となる。ゲームモード時はだいぶ改善はされるが、最近の液晶テレビのゲームモードの多くが20ms未満に縮めてきていることを考えると、もう少し頑張って欲しい気はする。

■ 操作性〜リモコンはフラットタッチ式

 リモコンは実体ボタンのない平坦パネルのタッチ式デザインとなっている。ボタン部に触れて指に力を入れて押し込むと若干のクリック感はある。

 液体をこぼした際にもリモコン内部に液体の侵入の心配がないため、汚れてもさっと拭くだけで綺麗になるため、メンテナンスフリーという利点はある。ただ、ボタンを押している感覚が乏しいのと、見た目の高級感がないため、賛否は分かれそうではある。

 リモコン上のボタンの数は多め。その分、一通りの機能をリモコンで呼び出せるようになっているのは好感触。例えば、[画質][色彩][音質]の各ボタンは同名の各設定項目にダイレクトに飛べるショートカットボタンになっており、筆者のような調整マニアには歓迎されそうである。

 一方で、[見る][予約][残す(ダビング)]という、分かりやすいキーワードを掲げてのテレビの基本機能へのアクセス誘導も分かりやすく、初心者への配慮もちゃんとあるのも立派だ。

 操作面で気になった点が1つある。それはリモコン操作をすると、コンテンツ側の音声再生をミュートさせた上で「ピコン」というレスポンス音を鳴らすところ。多くの競合製品では、コンテンツ側の音声再生は途切れさせずにレスポンス音を上乗せミックスさせているので、58LS1の振る舞いには操作のたびに違和感を持った。ちなみに、この操作レスポンス音は「操作・報知音量」設定を「切」とすることで無効化できる。

 今回は、評価環境にテレビアンテナが来ていなかったため、内蔵テレビチューナーを使った視聴は行なっていない。そのため、テレビ放送の起動/出画所要時間やチャンネル切換の所要時間計測は行なえていない。

 なお、電源オン後、HDMIの映像が出てくるまでの所要時間は実測で約5.0秒、HDMI-HDMI切換所要時間は約4.0秒であった。最近の機種としてはあまり早い方ではない。

■ 画質チェック〜「赤色レーザー光源×シアン色LED」の実力は?

 58LS1の最大の特徴は、冒頭でも述べたようにバックライトにレーザー光源を採用しているところにある。

 とはいっても、バックライトの光に必要な白色光を構成する赤緑青(RGB)の各色のうち、赤のみにレーザー光を採用している。青と緑の光源についてはLEDを採用しているのだ。青色光と緑色光は足し合わせるとシアン(水色)光になるわけだが、これは、青色LEDに緑色の蛍光体を組み合わせて作られている。

 そう、LS1シリーズは、バックライトに、赤色レーザー光源と、シアン色LEDを組み合わせた構成を取っているのだ。

 なぜ、赤色だけレーザーを採用しているかというと、青色LEDと黄色蛍光体を組み合わせて作る白色LEDでは、赤成分の輝度パワーが弱いため。まあ、直観的にも、波長の長い赤色光を、波長の短い青色光から作るのは何となく大変そうなのはイメージできる。ならば、赤色光はレーザー光から得ることにして、蛍光体から作り出す色を緑のみに限定することで、多くの緑成分の輝度パワーを獲得しようとしたわけだ。青色光は、青色Lの自発光成分からそのまま得られるので問題がない。

 LS1は、液晶パネルの背面側にバックライトを配した「直下型バックライトシステム」を採用しているわけだが、これだけではLS1のバックライトシステムの説明としては不十分である。

 実は、LS1では、直下型バックライトとなっているのはシアン色LEDのみで、赤色レーザーは左右エッジに配したエッジ型バックライトシステムを採用しているのだ。いうなれば、LS1は直下とエッジのハイブリッドバックライトシステムを採用しているということになる。

 赤色レーザーは、拡散板で拡散されて導光板を通じて画面全体を照らす設計となっている。

 シアンLEDは直下型配置なので、画面の任意のブロックを任意の輝度で照らすことが可能だが、エッジ配置される赤色レーザー光はそうなってはない。

 実際に、黒背景に白箱を移動させるテスト映像を見てみたところ、白箱がある横方向の黒背景が浮き気味になる特性を把握した。さらに黒背景に対し画面中央を縦を貫く白帯を表示させて見たところ、全ての黒背景に黒浮きが出ていた。

 以上の実験から、おそらく赤色光を導く導光板は左右から中央に対して横長の帯状になっており、赤色に限っては「左右2分割×上下複数段分割(分割数非公開)」の、いわば横長帯を2列上から複数個並べたような簡易エリア駆動となっていると思われる。この赤の挙動にバランスする形でシアン色LEDも発光させなければならないので、上記のような黒浮き特性が出たものと推察される。

 一方で、LEDとレーザーが双方光るためなのか、ピーク輝度は相当に明るい。色の艶やかさも手伝って、店頭などでは、「はっ」とするような、目を惹く存在となっていることだろう。

 さて、このハイブリッド光源システムともいえるLS1の発色や画質の傾向だが、「映像モード」(画調モード)によってだいぶ印象が異なるので、各映像ごとにインプレッションを述べることにしたい。

 まず「ハイブライト」だが、これは一般的なテレビでいうところの「ダイナミック」モードに相当する画調モードだ。コントラスト感はかなり強調気味で、色も鮮やかかつ派手だ。赤色レーザー光源による赤の鋭さも最大強調されるので、店頭でこのモードが設定されていれば相当目を惹きそうである。

 「スタンダード」はいわゆる標準画調モードに相当するが、赤色レーザー光源を使っているLS1だけに、色域拡張はそれなりに行なわれている。不自然さはそれほどないが、赤はそこそこに鋭い。肌色の明部は血色の良い健康的な色あいになるが、一方で肌色の陰の部分が赤に強く振れ気味な傾向がある。「ハイブライト」よりは、階調破綻は少なく、LS1の発色をそれなりに楽しみつつ、原信号の旨味もそれなりに味わいたい向きにはお奨めな画調だと言える。

 「シネマ」は色温度が下がり、前述の2つよりもだいぶ落ち着いた色あいになる。「スタンダード」のように純色の鋭さはあるが、肌色も良好なバランスに調整されている。「スタンダード」で気になった肌の陰の部分の赤に振れる特性もほどほどに押さえられている。赤色レーザー光特有の鋭い赤は、最も明るい赤に出るのみ。全画調モード中、最も安心して使える画調モードか。映画を見るとキセノンランプ搭載のプロジェクタっぽい画質になるのもいい。

 「フォトナチュラル」は「シネマ」に近い画調で、「シネマ」よりもさらに赤色レーザー光の鋭い赤は、なりを潜める。sRGBソースとの相性が良いように調整されているようで、一般的なテレビやモニタの画調に近いといえる。コントラスト感よりも、階調表現を優先させており、暗部階調の視認性は良好。肌色も自然であった。

 「フォトビビッド」は、派手目な発色で色あい的には「スタンダード」に近いが、階調表現を暗部からリニアに描き出していこうとする意図が見られる。赤色レーザー光特有の鋭い赤色パワーは健在。「スタンダード」のように、肌の陰が赤に振れる傾向あり。

 総括としては、赤色レーザーの色合いを楽しむならば「スタンダード」がいいが、オリジナルコンテンツの色あいを重視するならば「フォトナチュラル」、「それではLS1の旨味がでない」ということであれば、広色域エッセンスがほどよく付加された「シネマ」がお勧め、といった感じだ。

 ソニー「FMP-X7」で録画した4Kコンテンツも視聴してみた。見たのは4K試験放送で放送されていた「世界遺産」総集編だ。

 主に見たのはイタリアのラヴェンナのガラスモザイク壁画のシーン。モザイク壁画にカメラが寄った映像では、ガラス片の質感が非常に精細に見えていた。ガラス片は手作業で砕いているので切断面が所々毛羽立っていたりするのだが、その切断面の微細な凹凸感が鮮明に見えるのが感動的であった。

 カメラが離れ、モザイク画全体を捉えたときには、1つ1つの色が微妙に異なるガラス片が豊かな発色をし、モザイク画の定義を超えた微妙な陰影表現がなさけれていることを再確認させてくれる。

 映像を見たときに「解像感が高い」と感じた場合、それは実質的には高周波のY信号成分(輝度成分)の鮮鋭度を実感していることに等しいわけだが、58LS1の映像はこれに加えて微妙な色ディテールまでを4K解像度で描き出せている感がある。シンプルな言葉で言えば「色情報量が多い」映像として見えるのだ。ここは、たしかに、「シアン色×LED赤色レーザー光源」のパワーが効果的に効いた結果ということなのだろう。

 1つ気になったのは「MPEG NR」と「三次元NR」の設定。

 いくつかの「映像モード」では、これらの設定がデフォルトで「弱」や「強」設定になっているのだが、これが原因で、BD映像や4K映像に対し「尾を引くような残像ノイズ」を与えてしまう局面が確認できた。

 BD映像や4K映像のように、元々、高品位な映像の場合は「MPEG NR」と「三次元NR」をかけてもほとんど効果がないどころか、むしろ画質を劣化させる方向に働いてしまうので「切」設定にすべきだ。実際、この二項目の設定を「切」とすると、前述したようなノイズは回避できる。基本、ここは「切」設定でいいはずだ。

 もし、人物の顔面が画面内を移動した際、頬の陰影などが糸を引くような残像に転じたときは、このテクニックを思い出すべし。

 2Kコンテンツの4K化エンジンとして「ダイヤモンドHD」と呼ばれる超解像処理機能が搭載されているが、微細な陰影表現(テクスチャ表現)の強調だけでなく、なぜかフィルムグレインノイズをも強調してしまう傾向がある。あまり常用したくないが、どうしても効かせたいというのであれば「弱」設定くらいがいいかも。

■ 独自路線の4Kテレビの価値

 58LS1は、エッジ型赤色レーザー光と直下型シアン色LEDを組み合わせた独自のバックライトシステムを採用し、各社から出ている4Kテレビ製品の中にあっても唯一無二の存在である。

 2014年12月時点の実勢価格は58LS1が46万円前後、65LS1は68万円前後と、同画面サイズの直下型LEDバックライトの4Kテレビよりやや高価な価格設定。この特殊バックライトシステムによる広色域性能を楽しみたいならば指名買いという人も多いかも知れない。

 今回の評価で、58LS1の特殊な直下型バックライトは、その構造上の理由から、暗部よりも明部を際立たせる画作りと言うことが分かり、基本的には暗室で見るよりは、そこそこの明るさの部屋で見た方が満足度が高くなる。蛍光灯照明下でも明るい映像が楽しめる液晶テレビらしい階調特性、コントラストチューニングは、日本の家庭事情には合っていると思う。今後、ぜひともフル直下バックライトシステムの暗室視聴に適したモデルの登場を期待したい。

 超解像エンジン「ダイヤモンドHD」は、もう少し性能が上がると、フルHD(2K)コンテンツを疑似4K化して楽しむ向きにも使えると思うが、現状は、4Kチューナを接続して4Kコンテンツを視聴することに重きを置いている感じだ。

 「ダイヤモンドHD」をオフにすると、2Kコンテンツはマルチサンプル的なアルゴリズムによるアップスケールがなされるため、しっとりとしたアナログ感のある画調になる。これはこれで味がある。

 サウンド性能が高いのも魅力。今後も、価格競争ではなく、こだわりの独自路線を突き進み、三菱REAL独自の価値を追求していって欲しいと思う。


【AV Watch,トライゼット西川善司】

button_15.jpg  「スマートウオッチ」や「4Kテレビ」を抑え、2015年も「3Dプリンタ」に高い関心

MONOist 12月26日(金)

 リクルートテクノロジーズは2014年12月26日、ITトレンドに関するアンケート調査結果について発表した。同調査は、IT業界のトレンドを把握するため、同年12月にITエンジニア441人を対象に行われたものである。

 まず、「2014年に最も気になったネット業界のワード」については、第1位が「3Dプリンタ」で21.3%、第2位が「ウェアラブル端末」で19.3%、第3位が「4Kテレビ」で15.2%という結果になった。

 ウェアラブル端末を抑え、3Dプリンタが第1位になった理由としては、「モノづくりの根本が変わる」「使ってみたい」という声が多く寄せられたことが挙げられるという。また、3Dプリンタの性能向上により、工業用途以外の分野で活用が進みつつある点や、低価格化により個人でも購入可能になってきた点も影響しているとのこと。一方、「3Dプリンタによる拳銃製造」など3Dプリンタを利用した事件に関して触れる意見もあり、良くも悪くも最も多くの関心を集めたのが3Dプリンタであったとしている。

 さらに「2015年に最も流行しそうなもの」についても第1位の「格安スマートフォン」に次いで、3Dプリンタが第2位にランクイン。なお、一般消費者を対象にした「2015年の有望商品ランキング」(電通総研調べ)でも「電気自動車(燃料電池車も含む)」に次いで、3Dプリンタが第2位に付けている。

 なお、今回のアンケート調査は、日本全国の男女、20〜40代のITエンジニア(441人)を対象に、インターネット上で行われた(調査日:2014年12月10日)。

button_15.jpg  【プレイバック2014】リモート視聴やSVOD、4Kに感じる録画の変化 by 編集部:臼田

Impress Watch 12月29日(月)

 仕事柄、各社の4Kテレビはひと通りチェックしたし、有名どころのヘッドフォンも大抵試聴するなどで、AV機器の進化が日々実感できた2014年。実際に購入し、なおかつ利用頻度が高かった製品は、10月に購入したパナソニックのBDレコーダ「DIGA DMR-BRZ2000」だ。

 DMR-BRZ2000については、先日レビュー記事を掲載しているので、そちらを参照して欲しいが、最新レコーダを導入したことで、自分の中で「“録画”という行為が変わりつつある」と実感した。

 まずひとつは「リモート視聴」だ。宅外からの自宅のレコーダやテレビの録画番組やライブ放送をインターネット経由で視聴する機能だが、2月に規格化され、春にはソニーやパナソニックの製品で実用化されるなど、凄いスピードで実現された。若干の制限はあるものの、地デジ完全移行以来難しくなっていた「いつでもどこでもテレビ」環境がかんたんに実現できるようになったのは歓迎したい。

 ただし、自分の環境に導入してみたところ、「思ったほど使わない」というのも意外だった。ライブ性の高いスポーツイベントなどは、「WOWOWメンバーズオンデマンド」やスカパーなどの有料放送のストリーミングサービスが充実しており、そちらを使う機会のほうが多かった。リモート視聴を導入したことで、自分が思っていた以上に映像ストリーミングサービスに触れていたことを確認した。

 一方、BRZ2000を導入したことで、自宅内のタブレットなどへの番組配信も柔軟かつレスポンスよく行なえるようになり、自宅でタブレットでテレビ視聴というシーンが大幅に増加した。これは最新のレコーダならではの魅力と満足度の向上ポイントだ。

 また、定額制のストリーミングサービスも「dビデオ」と「Hulu」とを切り替えながら利用した。これにより、ちょっと昔の映画や海外ドラマなどはほとんど録画しなくなったのも'14年の録画事情の変化、といえるかもしれない。

 もっとも、画質的には市販BD→放送→ストリーミングで、特に放送とストリーミングの画質差はまだまだ大きい。ただ、ライブ性や利便性を活かしてストリーミングを活用する機会は、明らかに増えている。

 「利便性」では、録画→ストリーミングという時代の潮流を感じた2014年だが、一方で「質」の面での飛躍があったのも今年のトピック。

 6月には4K試験放送「Channel 4K」がスタートした。当初はかなり冷めた目で見ていたものの、4Kテレビの評価時などに身近な環境で4K放送を見ると、ネイティブ4K映像のインパクトは凄い。「将棋」番組の精細感などは、4Kでしか実現できない驚きに満ちている。

 また、NexTV-Fから毎月発表される「来月の追加番組」も、約10数番組と全部見られそうな絶妙なコンテンツの少なさが「所有欲」をくすぐってくれる。自宅にも早期に4Kレコーダを導入したいと考えているし、自分がここまで4K放送に興味を惹かれるというのも予想外だった。

 HDコンテンツの画質においては、BD→放送→ストリーミングの順。ただし、4K放送を入れれば、4K放送→BDといった序列になる。そして2015年3月からはスカパーの4K本放送で、[映画]、[総合]の2つのチャンネルもスタートする。一方で、'15年には4K BDの規格化が見込まれ、4KストリーミングやVODの本格化も予想される。来年の映像コンテンツでは「利便性」も「質」でも大きな変化が起こるのは間違いなさそうだ。


【AV Watch,臼田勤哉】
2014年12月29日

button_15.jpg  コニカミノルタからのプレスリリース:ハウステンボスが世界初の「光る有機ELチューリップ」に採用!

2014年12月26日

樹脂基板フレキシブル有機EL照明パネル
約15,000枚の有機EL照明パネルが春の夜を彩る


コニカミノルタ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:山名 昌衛、以下 コニカミノルタ)が開発した樹脂基板フレキシブル有機EL照明パネルが、ハウステンボス株式会社(本社:長崎県佐世保市、社長:澤田 秀雄、以下 ハウステンボス)が開催する「チューリップ祭」(2015年2月14日〜4月13日)において、有機EL照明として世界初のフラワーイルミネーション「光る有機ELチューリップ」に採用されましたので、お知らせいたします。

「チューリップ祭」では、3大チューリップスポットのひとつ「フラワーロード」に、約5,000本の「光る有機ELチューリップ」が作る『光のチューリップガーデン**』が誕生し、他に類を見ないスケールとなる、合計約15,000枚の有機EL照明パネルが使われます。

コニカミノルタが独自のコア技術を活用し、世界に先駆けて量産を開始した樹脂基板フレキシブルタイプ有機EL照明パネルは、薄い、軽い、面光源、曲がるという従来の照明にない特長があります。また、高いエネルギー利用効率や少ない発熱に加え、水銀を使用しないなど、環境性能にも優れています。これらの特長を生かし、新しい照明の世界を拓く次世代照明として大きな注目を集めています。

「光る有機ELチューリップ」は、フレキシブルタイプ有機EL照明ならではの薄さ、軽さ、造形の自由度を活かし、ハウステンボスからのイルミネーションの仕様・機能などについての意見を反映しながら、両社で共同開発したものです。

コニカミノルタは、お客さまへの約束「Giving Shape to Ideas」のもと、有機EL照明のマーケティング活動を推進し、フレキシブルタイプの良さを発揮した新しい照明のアイデアをカタチにしてまいります。
*有機EL照明によるフラワーイルミネーションとして **夜景評論家 丸々 もとお氏による演出

button_15.jpg  新たな有機ELパネルの顧客を求めるSamsung Display

この記事にあるように、Samsung Electronicsの販売不振から、デルや富士通向けタブレットのパネルの販売事業の重要性が増しています。

OLEDNET | 2014.12.22

Samsung Display, to break through crisis with diversification of OLED customer!

Samsung Display is speeding up to be post-Samsung Electronics. The world’s sole OLED panel that Samsung Display manufactures is applied to most of the products by Samsung Electronics’ IM Division. Samsung Display expected to expand the OLED panel market as building the A2 line additionally in 2013 but the Smartphone Galaxy S5 did not measure up to the expectations resulting gradual decrease of factory operation rate a long with the sales.

The diversification of customers is required at this moment in the Samsung Display’s AMOLED panel industry which heavily relies on Samsung Electronics. And the result of those efforts begins to appear in the tablet PC area. In the last month, Dell revealed the tablet PC Venue 8 7000 using the Samsung Display’s 8-inch AMOLED panel (refer to the OLEDNET article posted on November 4), and now Fujitu released the tablet PC ARROW Tab F-03G with 10.5-inch AMOLED panel. (http://www.fmworld.net/product/phone/f-03g/info.html#heading02). Fujitsu is emphasizing the excellent picture quality of the tablet PC with AMOLED panel compared to the product made of LCD.

It has been only half a year since the OLED was applied to the tablet PC and yet, it is anticipated to be applied by a wide range of industries from next year given that global set companies begin to use OLED.


button_15.jpg  (朝鮮日報日本語版) 忘年会でボランティア、韓国企業の新たな取り組み

朝鮮日報日本語版 12月28日(日)

 有機ELディスプレー(OLED)用ガラス基板を製造しているサムスン・コーニング・アドバンスドグラスの製造班は昨年、慶尚北道亀尾市内のビュッフェで忘年会を行った。一方、今月5日に行った今年の忘年会のメニューは、サムギョプサル(豚ばら肉の焼肉)と豚のスユク(ゆでた肉を薄切りにした料理)40人分だった。会場は亀尾市内の高齢者施設だ。独り身の高齢者23人が暮らしているこの施設で、サンタクロース姿の社員たちが肉を焼き、サックスを演奏した。同施設のソン・ジョンホ所長は「久々に施設外の人たちと会ったお年寄りたちが立ち上がって踊り始め、カラオケボックスよりも楽しい場になった」と語った。このイベントの費用は20人の社員が1人当たり3万ウォン(約3300円)ずつ出し合った。この中から食材を調達し、残った費用約30万ウォン(約3万2500円)で洗剤や米を購入して同施設に寄付した。

 この日の忘年会について「一応は忘年会だというのに、飲んだり歌ったりするのはだめなのか」「もの寂しい」といった反対意見がなかったわけではない。キム・ドゥヨン製造班長(48)は「例年以上に事件や事故が多く、経済的にも大変な時期に、ただ会食するのよりも、もっと意義のある忘年会にしようという意見が多かった。一緒に奉仕活動に取り組んだことで、ただの飲み会よりも、同僚や先輩・後輩が一つの目標に向かって団結するよい機会になった」と語った。

 忘年会シーズンに入り、酒類や二日酔い止めドリンクの販売量はうなぎのぼりとなり、各飲食店には予約が殺到する。それは今年も決して例外ではない。今月5日、就職情報ポータルサイトが全国の成人728人を対象に調査を行った結果、回答者の58.5%が忘年会について「飲んだり歌ったりして楽しむ」と答えた。だが、旅客船「セウォル号」沈没事故に伴う自粛ムードや、不況による所得の二極化を考慮し「今年は違った形にしよう」という動きが見られる。社員たちが持てる能力を発揮し、ボランティア活動を行ったり、忘年会の費用を寄付したりしている。

 今月7日午後、京畿道烏山市にある大手美術教室「ヨンレム・ブラント」の教室では、全国の教室長25人が集まり、特別な忘年会を行った。近隣に住む5−10歳の多文化家庭(国際結婚家庭)の子ども約40人が招かれたのだ。教室長たちは子どもたちを幼児部と小学部に分け、2時間にわたって美術の授業を行った。母親が中国人である女児(10)は、両親とクリスマスパーティーを行う様子を描いた。女児は「普段、学校ではクレヨンしか使わないが、きょうは絵の具やパステルを使うことができて楽しかった」と話した。美術の授業が終わった後は、ジュースや果物、お菓子を用意し、簡単なパーティーを行った。烏山教室のチン・ヘヨン教室長(34)は「普段の研修でもほかの地域の教室長たちと会うが、よそよそしい雰囲気があった。きょう、一緒に子どもたちに教えながら言葉を交わしたことで、酒を飲むよりも早く親交を深められたと思う」と話した。

 韓国フランチャイズ産業協会の今年の忘年会は、「愛情のご飯」を届けるというものだ。同協会に加入している会社の最高経営責任者(CEO)や役員・社員約300人は今月22日、ソウル市東大門区のボランティア団体と共同で、生活が苦しい約1000人の人々に飲食物やプレゼントを提供することにした。これまでは夜に飲酒を伴う忘年会を行ってきた同協会だが、「昨年以来、フランチャイズ本部と各店舗の地位をめぐる争いが社会的な問題に発展したことから、忘年会でボランティア活動を行うことにした」と話した。同協会の社会奉仕委員長を務めるチェソンダン社のキム・イクス社長は「飲み食いするのよりも、皿洗いや雑用を手伝うボランティア活動をすることで達成感を得られるため、社員たちもとても満足している」と話した。

 今月1日、光州市光山区の統長(住民自治組織の代表)たちは「忘年会の規模を縮小し、代わりにボランティア的な行事を行おう」として、インスタントラーメン210箱を購入、社会福祉士たちを通じて生活に困っている人たちに届けた。ラーメンの購入費400万ウォン(約43万円)は会費の中から調達した。統長・団長協議会のユン・ギュオク会長は「毎年焼肉店で忘年会を行ってきたが、今年は他人のことを考える忘年会にしようという点で全員が同意した」と話した。

button_15.jpg  2014年下半期の「タブレット」おすすめ“10選”

ITmedia PC USER 12月28日(日)

 特集「PC USERアワード 2014年下半期」では、ITmedia PC USER編集部がジャンル別におすすめ製品を格付しながら紹介していく。今回のテーマは「タブレット」だ。対象となる製品は、2014年下半期(7月〜12月)に登場した新モデルとしている。

 上半期と同様、今回のタブレット製品を選出するにあたっては、Intel Coreプロセッサ搭載のWindowsモデルは省いた。見た目は大型のタブレットだが、中身は高性能なCPUを搭載したWindowsのモバイルPCであり、冷却ファンを内蔵するなど、サイズ感や使用感がiPadやAndroidタブレットと大きく違うからだ。こうした製品は本特集の別の回で取り上げる。

 また、通話できるスマートフォンとして使うことも想定された「ファブレット」(主に5〜7型)についても、スマートフォン製品との境界が曖昧になるため、今回は選外としている。

● 2014年下半期のおすすめ「タブレット」――ITmedia PC USER編集部が選ぶ
・ゴールド iPad Air 2(アップル)
・シルバー Xperia Z3 Tablet Compact(ソニーモバイルコミュニケーションズ)
・ブロンズ Nexus 9(グーグル/HTC)
・Recommended LaVie Tab W TW708/T1S(NECパーソナルコンピュータ)
・Recommended YOGA Tablet 2-1051F(レノボ・ジャパン)
・Recommended dynabook Tab S90/NG(東芝)
・Recommended Diginnos DG-D08IW(サードウェーブデジノス)
・Recommended ARROWS Tab F-03G(NTTドコモ/富士通)
・Recommended MeMO Pad 7 ME572CL(ASUSTeK Computer)
・Recommended GALAXY Tab S 8.4(サムスン電子ジャパン)

● 「ゴールド」――iPad Air 2(アップル)

 タブレット普及の起爆剤となった初代iPadが登場したのは2010年のこと。そこからタブレット市場をリードし続けてきたアップルの最新モデルにして最高傑作とも言えるのが「iPad Air 2」だ。

 薄型軽量で知られる初代iPad Airから18%も薄型化し、6.1ミリ厚の世界最薄ボディを実現。重量もWi-Fiモデルで約437グラム(32グラム減)、Wi-Fi+Cellularモデルで約444グラム(34グラム減)に軽量化した。それでいて第2世代64ビットプロセッサ「A8X」+「気圧計」も付いたモーションコプロセッサ「M8」、指紋認証センサー「Touch ID」、IEEE802.11ac無線LAN、800万画素iSightカメラ、新色となるゴールドの追加など、性能と機能をしっかり強化しているのは好印象だ。

 9.7型で2048×1536ピクセル(約264ppi)表示というRetinaディスプレイの仕様は変わらない。しかし内部構造は、表面カバーガラス、タッチセンサー、液晶パネルモジュールの3層に分かれていたディスプレイ部を1つに貼り合わせて統合し、空気層を省いた「フルラミネーションディスプレイ」(いわゆるダイレクト/オプティカルボンディング)に進化した。表面には反射防止コーティングも施し、従来比で56%反射を抑えている。

 実はこの液晶ディスプレイの内部構造こそが最大の改善点だろう。ボディの薄型化と軽量化に貢献しているのはもちろん、視差の低減によるタッチした指が吸い付くような操作感、良好な発色で外光の反射が従来より抑えられた高画質を実現しており、ユーザー体験の質が着実に向上したと実感できる。

 国内シェア1位のiPadをタブレットアワードで選ぶのは当たり前過ぎて面白みに欠けると思われるかもしれないが、実際に他の10型クラスタブレットとしばらく使い比べてみると、これをゴールドに推さざるを得ない説得力がある。カラー、ストレージ容量、アクセサリの選択肢が豊富で、通信3キャリアのWi-Fi+Cellularモデルに加えて、SIMロックフリーモデルまで選べるユーザーニーズを幅広くカバーした製品展開も魅力だ。

 一方、7.9型モデルの「iPad mini 3」は、ホームボタンのTouch IDと、ゴールドのカラーを追加した以外、ほぼ従来機の仕様を引き継いでおり、iPad Air 2にかなり差を付けられた形だ。iPhone 6/6 Plusの大画面化に伴い、小型タブレットとしての立ち位置が微妙になりつつあることも含め、2015年での挽回に期待したい。

● 「シルバー」――Xperia Z3 Tablet Compact(ソニーモバイルコミュニケーションズ)

 2014年上半期のアワードでゴールドに選出したのは、ソニーモバイルコミュニケーションズ(ソニーモバイル)の10.1型Androidタブレット「Xperia Z2 Tablet」だった。今回シルバーに選出した「Xperia Z3 Tablet Compact」は同社初の8型モデルであり、10.1型に通じる高い完成度を誇る。Xperiaでこのサイズを求めていた多くのユーザーにとって、まさに待望の製品だろう。

 最大の特徴は約270グラム、6.4ミリ厚という驚異的な軽さと薄さだ。8型クラスのタブレットとして世界最軽量を実現しつつ、IPX5/8相当の防水性能、IP6X相当の防塵(ぼうじん)性能も兼ね備えているのだから素晴しい。防水防塵を確保するため、端子類に付いたキャップが少々無粋に思えるが、雨天や水回りで安心して使えるのは便利だ。

 独自の「トリルミナスディスプレイ for mobile」に「Live Color LED」、超解像技術の「X-Reality for mobile」も組み合わせた広色域かつ高画質の8型ワイドIPS液晶(1920×1200ピクセル/約283ppi)、ハイレゾ音声のヘッドフォン出力やデジタルノイズキャンセリングに対応した高音質オーディオ機能、約810万画素の裏面照射積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を内蔵しつつ高機能に仕上げたカメラ、タブレット初の「PS4リモートプレイ」など、8型クラスでは突出したハイエンド仕様も見逃せない。

 唯一残念なのは、国内でWi-Fiモデルしか販売しておらず、通信キャリアを含めてLTEモデルの展開がないこと。特に携帯利用することも多い8型タブレットでは、LTEモデルの需要が高いだけに惜しまれる。諸事情はあるだろうが、格安SIMが国内でも盛り上がってきたことから、今後はSIMロックフリーモデルも是非展開してほしい。

 ただしソニーモバイルは今後、海外市場で競争力を発揮できていないとしてタブレット事業を見直す(撤退ではない)方針を明らかにしている。Xperia Z3 Tablet CompactにしてもXperia Z2 Tabletにしても製品自体は優れており、日本ではハイエンドAndroidタブレットを求める一定の層に受け入れられているだけに、規模縮小とみられる事業見直しは気になるところだ。商品企画から時間をかけて仕切り直すそうで、今後のXperia Tabletがよりよい方向に進むことを願ってやまない。

● 「ブロンズ」――Nexus 9(グーグル/HTC)

 「Nexus 9」は、グーグルがHTCと提携して開発した8.9型Androidタブレット。最新のモバイルOSであるAndroid 5.0 Lollipopをいち早く採用しているのが最大の特徴だ。本体サイズは153.68(幅)×228.25(高さ)×7.95(奥行き)ミリ、重量はWi-Fiモデルが約425グラム、LTEモデルが約436グラム。前述の2製品に比べて最薄や最軽量といった目立った優位性はないものの、実際に使ってみるとこれがなかなかよくできている。

 使い勝手のよさを感じる大きなポイントは、iPadファミリーと同じアスペクト比4:3の液晶ディスプレイを採用したことだろう。これにより、縦位置でも横位置でもWebブラウザや電子書籍などを表示しやすくなった。解像度もiPad Air 2などと同じ2048×1536ピクセル表示(画面サイズが少し小さいため、画素密度は約281ppiと細かくなる)に対応し、画質面は満足できる。

 Androidタブレットとしては珍しいアスペクト比ゆえ、現状ではアプリによって4:3の画面を生かせない場合も少なくないが、Androidのリファレンス端末としての意味合いも強いNexusシリーズの最新モデルということで、今後はアプリ側の最適化が進んでいくことも期待したい。

 競合となるiPad Air 2に比べて、本体の厚さや軽さはもうひとつで、つや消し加工のアルミニウム製フレームも質感向上の余地があるが、64ビット対応プロセッサのNVIDIA Tegra K1と、64ビット対応でマテリアルデザインを採用したAndroid 5.0 Lollipopにより、性能、機能、目新しさも含め、この冬の10型クラスAndroidタブレットではイチオシ製品と言える。SIMロックフリーLTEモデル(近日発売)が用意されているのもうれしい。

● その他のおすすめタブレット7機種をまとめてチェック

 ゴールド、シルバー、ブロンズの受賞は逃したものの、製品選定時に候補として挙がった注目度の高いタブレットもまとめて見ていこう。

 先行するiPadやAndroidタブレットに追いつかんと、2014年はWindowsタブレットの台頭が目立った1年だった。今年下半期にはOSに「Windows 8.1 with Bing」を搭載した低価格なWindowsタブレットが多数登場し、他OSのタブレットとの価格差も気にならないレベルになってきている。その一方で、ハイスペックや高機能志向のWindowsタブレットもいくつか注目すべき製品が登場した。

 年末ギリギリに登場した「LaVie Tab W TW708/T1S」(NECパーソナルコンピュータ)は、画一的な仕様になりがちな8型Windowsタブレットにあって、ワンランク上の性能と片手で握りやすいボディサイズを両立した製品だ。1920×1200ピクセル表示の8型ワイド液晶、Atom Z3735F(1.33GHz/最大1.83GHz)、64GバイトeMMCを搭載し、横幅126ミリ、重量約370グラムの(Windows機では)コンパクトボディに仕上げている。

 タブレットの幅広いラインアップを擁するレノボ・ジャパンからは、10.1型Windowsモデル「YOGA Tablet 2-1051F」を選出した。片側が丸く膨らみ握りやすいシリンダーフォルム、内蔵スタンドによる4つの利用スタイル、専用Bluetoothキーボードカバーがもたらす高生産性に注目だ。「YOGA Tablet 2」シリーズは、画面サイズを3種類(8型、10.1型、13.3型)から、OSを2種類(Android、Windows ※13.3型はAndroidのみ)から選べるのも見逃せない。13.3型はなんとプロジェクター内蔵モデルとなっている。

 東芝の「dynabook Tab S90/NG」は、ワコムが新開発した「アクティブ静電結合方式」によるペン機能を業界で初めて採用し、それに最適化した注目機種だ。タブレット側のタッチパネルは標準的な静電容量方式とほぼ同じだが、電池入りの専用ペンを用いることで、約0.2ミリの細い線と2048段階の筆圧検知を可能にした。ペン活用のビジネス向けアプリ群「Truシリーズ」も魅力だ。S90/NGはBluetoothキーボードカバー付属モデルだが、キーボードなしの10.1型モデル(S80/NG)と8型モデル(S68/NG)も用意している。

 PCショップのドスパラを運営するサードウェーブデジノスは、価格競争力に優れたタブレット製品でも知られている。「Diginnos DG-D08IW」は、1万8500円(税別)と2万円を切る低価格が特徴の8型Windowsタブレットだ。8.6ミリ厚で約345グラムという(Windows機では)小型のボディは質感にも配慮がなされ、チープな印象がない。ストレージは16GバイトeMMCと最小限なので、microSDメモリーカードで容量を増やして使うことが前提になるが、8型Windowsタブレットとして十分に使える製品だ。

 その他のAndroidタブレットでは、まずNTTドコモが販売する富士通製の「ARROWS Tab F-03G」をチェックしておきたい。10型クラスで世界最軽量の約433グラムを実現しつつ、防水防塵にも対応した10.5型タブレットだ。2560×1600ピクセル(WQXGA)表示の有機ELディスプレイはNTSC比99%の広色域も相まって、高精細(約288ppi)かつ良好な発色を楽しめる。高機能な日本語入力「Super ATOK ULTIAS」、家族で使えるスタイル切り替え機能など、日本のホームユースにこだわった仕様も目を引く。

 サムスン電子ジャパンの「GALAXY Tab S 8.4」は、グローバルで支持されている「GALAXY」ブランドの新しい小型Androidタブレットだ。8.4型ながら2560×1600ピクセル(約359ppi)の高精細とAdobe RGBカバー率94%の広色域が自慢の有機ELディスプレイを採用し、iPad Air 2に迫る6.6ミリ厚、約294グラムの薄型軽量ボディを実現した。日本初の8コアプロセッサ「Exynos 5 Octa」も含め、ハイスペックが目立つ。NTTドコモからはBluetoothキーボード付きの「GALAXY Tab S 8.4 SC-03G」も発売されている。

 アップルに続き、国内タブレット市場でシェア2位の地位にあるASUSTeK Computer。中でも7型Androidタブレット「MeMO Pad 7 ME572CL」は人気の製品だ。3万円前後の価格帯で、洗練されたボディデザイン、8.3ミリ厚で約279グラムのコンパクトさ、SIMロックフリーLTE対応、microSDメモリーカードスロット搭載、日本語入力のATOK採用など、Nexus 7の開発で培った技術が生かされバランスがよい。ASUSはSIMロックフリーのスマートフォン「FonePad」も含め、日本での存在感が増しつつある。
2014年12月28日

button_15.jpg  サムスンで大量リストラか モバイル不振で減俸・更迭の嵐も

NEWS ポストセブン 11月30日(日)

 韓国のサムスングループで大掛かりなリストラが始まっている模様だ。

 創業者一族の2代目、李健熙(イ・ゴンヒ)・サムスン電子会長が今年5月に重篤な心筋梗塞で倒れて以降、経営の舵取りは長男の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長に託されてきたが、跡目の手腕を疑問視する向きもあった。

「信賞必罰を徹底し、『妻と子以外はすべてを変えよ』と強烈なトップダウン経営でサムスンを20兆円企業に押し上げた健熙氏に対し、在鎔氏は典型的な“ボンボン”タイプ。

 早くから帝王学を学び、2010年にサムスン電子の副社長から社長に昇進した時点でグループ後継者の地位は確定していたが、性格的には謙虚で物腰も柔らかいため、関連企業70社以上、従業員約40万人の巨大帝国を束ねられる器ではないと見られてきた」(韓国在住ジャーナリスト)

 だが、3代目への権限移譲は着々と進んでいる。韓国・東亜日報が伝えたところによると、健熙氏が保有していたサムスン電子やサムスン生命保険といった中核企業の株式を在鎔氏が引き継ぐことで、グループ統治を加速させていく狙いがあるという。

 また、膨れ上がった組織の再編にも乗り出している。昨年には株の持ち合いをしていたグループ会社を整理。健熙氏の長女や次女が仕切っていたレジャー系、ファッション系企業の責任分担を明確にしたのに続き、直近の11月26日には化学など系列4社の売却も発表した。

「これで在鎔氏はサムスン事業の要である電子、金融分野に集中でき、グループ全体を指揮できる体制固めができた」(前出・ジャーナリスト)というわけだが、残るは経営トップとしての求心力をいかに高められるかだ。

 なにしろ最近の業績は“サムスンショック”と呼ばれるほど低迷している。7月に発表した2014年第2四半期(4〜6月)の決算は、9年ぶりとなる減収減益に沈んだ。大きな要因は、連結売上高の約6割を占めるスマホ事業の不振。今年4月に発売したサムスンの看板商品のニューモデル「GALAXY S5」も思ったように売れず、米アップルと争ったかつての勢いはみられない。

「もはやスマホやタブレットの完成品に頼った経営を続けるのは難しい」と指摘するのは、信州大学経済学部教授の真壁昭夫氏だ。

「米国など先進国ではスマホ市場の成熟化で買い替え需要しか見込めません。そうかといって中国をはじめとする新興国では、小米科技(シャオミ)や華為技術(ファーウェイ)など現地メーカーに低価格スマホを武器にシェアを奪われている。

 サムスンがコモディティ化したスマホ事業で生き残るためには、ICチップやNAND型フラッシュメモリなどの半導体や液晶といった部品供給に特化した道も模索しなければならないでしょう。既存技術だけでなく、自ら新しいモノも生み出していかなければ今後の成長はありません」(真壁氏)

 サムスンはこれまで、日本メーカーの優秀な技術者を高給で引き抜き、いわば“モノマネ商法”でのし上がってきた側面もあるが、そうした開発姿勢がアダになってくる可能性がある。真壁氏が続ける。

「中途採用された日本の技術者は、それまで培ってきたノウハウを伝えるとともに、開発スピードを求められて3年でお払い箱になると聞いたことがあります。こうした仕事のやり方と人材登用を繰り返していれば、中長期的な技術を蓄積させるのは難しい」

 いま、サムスン電子は人事異動の時期を迎えているという。

「在鎔氏は父親の経営手法を踏襲すべく、大量リストラに踏み切ろうとしている」(前出・ジャーナリスト)との観測も出ている。それを裏付けるように、すでにモバイル部門の幹部が減俸や更迭でスマホ不振の責任を問われている――との話も漏れ伝わってくる。

 日本では「3代目が会社を滅ぼす」と言われるが、果たしてサムスンの3代目は、成長に陰りが見えた巨大帝国を自らの技術力で復活させることができるのだろうか。
2014年12月27日

button_15.jpg  有機EL、費用10分の1、山形大、印刷でパネル製造

[ 2014年12月19日 / 日経産業新聞 ]

 山形大学の城戸淳二教授らは、発光効率の高い有機ELパネルを従来の10分の1以下のコストで作れる技術を開発した。効率は普及する発光ダイオード(LED)とほぼ同じ。安価で高性能な照明の実現につながる。今後、大日本印刷やコニカミノルタと共同で大面積のパネルを製造する技術を開発し、2〜3年後に照明用パネルの販売を目指す。

 有機ELのパネルは複数の材料を層状に重ねて作る。現在は真空状態で材料のガスを吹きつける製法が一般的だ。しかし手間がかかりコスト低減のネックになっている。

 新手法は印刷技術を活用し、高効率のパネルの実現につなげた。材料と溶剤の組み合わせなどを工夫することで、重なり合う層の材料が混ざるのを防いだ。大気中で多層構造が実現でき、2ミリ角の小型パネルを試作したところLEDと同程度の効率を確認できた。

 有機ELパネルは発熱が少なく、面全体で広範囲を均一に照らせる照明として実用化が進む。ただ従来の電球やLEDより高価で、コストを下げる研究が進んでいる。

2014年12月26日

button_15.jpg  日本電気硝子、中国に3番目のFPD用ガラス加工拠点を設立

日本電気硝子は12月24日、中国南京経済技術開発区とFPD用板ガラスの加工および販売事業に関する投資建設協議書を締結し、100%出資の加工子会社「電気硝子(南京)有限公司」を設立すると発表した。同社は2つのFPD用板ガラスの加工拠点を展開しているが、中国における需要拡大に対応するべく、2015年下期にはAmoyに溶融・成形事業の「電気硝子(厦門)有限公司」を立ち上げ、溶融からの一貫生産体制を構築する予定。

こうした中、中国第3の加工拠点を設立し、さらなる加工能力の増強により同市場における生産・供給体制の強化を図るという。

button_15.jpg  大面積TFT液晶パネルは2014年には再び成長曲面に

2014年11月のDisplaySearchのレポートによると、2014年は2013年に比べて液晶パネルは数量で3%の成長であった。また、有機ELパネルは、タブレット向けに2014年で500万枚の出荷があると期待できる。

フレキシブル・ディスプレイ技術動向と市場見通し2014

フレキシブル・ディスプレイの可能性追求はEPD(e-paper display:電子ペーパー)が先行した。曲面で、軽くて割れないディスプレイの可能性が検証され、2000年代に入ってからは少量ながら量産を続け成果を出した。一方で、この10年間に、従来とは違う新しい性能のディスプレイ技術の難しさと需要市場開拓の難しさを経験した。

モバイル産業はスマートフォン登場以降、フルカラーと高解像度、反応の速さが求められるようになり、電子ペーパー技術のメリットは薄れ始めた。しかし、フレキシブル・ディスプレイそのものへの関心は高まった。数多くのディスプレイメーカーは電子ペーパーだけでなく LCD、OLED を使ってフレキシブル・ディスプレイ開発に取り組んでいる。サムスン Galaxy Note Edge、LG G Flex、そして発売予定のApple Watch等主要量産メーカーはフレキシブル・ディスプレイのメリットを一般消費者にアピールしている。又、業界が求めるレベルまでにフレキシブル・ディスプレイ技術は着実に進化してきた。

OLEDはLCDとは違い、積層構造にしなくてもフルカラー表示できる自発光ディスプレイのため、自在に変形させても画質は変わらない。フレキシブル・ディスプレイには最も適した技術だ。最近発売されているフレキシブル・ディスプレイ採用機器の多くはOLEDを採用しており、電子ペーパーは小型画面のウェアラブル機器か、サブスクリーンとして使われている。

高画質コンテンツの増加とアプリケーションの高性能化で、この流れは今後も続く見通しだ。IHSのレポートでは、2015年からフレキシブル・ディスプレイ出荷量全体の中で、OLEDのシェアは75%を超えると予測している。特に、折り畳み可能な「Foldable タブレット」が発表されてディスプレイの大型化が加速すれば、売上げと出荷面積でのOLEDシェアは市場を席巻すると見込まれる。

但し、フレキシブル・ディスプレイ市場がどれぐらいの速度で成長するかについては、ディスプレイを構成する要素技術の進化とフレキシブル・ディスプレイを必要とするアプリケーションの多様性を考慮すべきだ。

技術的な面でみると、基板・電極・TFTや製造工程の技術レベルは未だ過渡期のままだ。とはいえ、今までの努力を現在まで蓄積し、量産化への糸口が見える段階にあることも否めないし、方向性も定まってきたといえる。

2015年のTV用パネル出荷台数は前年比3.4%増に

またDigiTimesによると、2015年のTV用LCDパネル出荷台数は前年比3.4%増になる見通しという。メインとなる中国のLCD-TV市場は、2014年が前年比5.6%増の約4509万台となる見込み。2015年、2016年と需要は減少し、2017年には回復すると見ている。


button_15.jpg  「Apple Watch」と、この端末の製造を受注したと見られている台湾Quanta Computer

山田 泰司=EMSOne 2014/12/22

 米Apple社が2015年に投入する、または出すであろう製品の観測やうわさについては、比較的まとまったものが出ている。Apple社の新製品で最大の注目を集めるのは例年、スマートフォン「iPhone」の新モデルであり、製造側ではiPhoneの受注比率が最も高い台湾Hon Hai Precision Industry社〔鴻海精密工業、通称:Foxconn(フォックスコン)〕に関心が集中する。

 ところが2015年は久々にiPhoneやフォックスコン以外の製品や企業がスポットライトを浴びることになりそうだ。Apple社が2015年の発売を公言しているスマートウオッチの「Apple Watch」と、この端末の製造を受注したと見られている台湾Quanta Computer社(広達電脳)である。

 Quanta Computer社はノートパソコン(PC)の受託製造では2010〜2013年まで4年連続で世界最大手。2014年も最大手の座を守った模様だが、スマートフォンやタブレットPC台頭のあおりを受け市場が縮小していることから、出荷台数はピークだった2011年の5600万台から4000万台強にまで減少したものと見られる。

 そのQuanta Computer社がノートPC事業の落ち込みを補うために近年、サーバー事業に力を入れていることについては、「『いいね!』をさばくサーバーは誰が造っているのか」の回で取り上げた。かつてはこのサーバー事業も主力のノートPC同様、米Dell社、米Hewlett-Packard(HP)社などのODM生産が主だった。が、Quanta Computer社は、クラウドコンピューティングが本格化し出した2011年ごろを境に、データセンター用で「Quanta」ブランドのサーバーやストレージ、さらにこれらを統合するソリューションの提供に注力。米Facebook社や米Google社といったITの世界大手から受注を獲得するなど着実に成果を上げてきている。

 Quanta Computer社のクラウド用製品販売は、子会社のQuanta Cloud Technology(QCT)社が手がけている。2014年12月には東京・浜松町にQCTジャパンを設立。日本での展開にも本腰を入れ始めている。

 さてこのQuanta Computer社、近年、コンシューマ向け電子機器の話題を独占してきたiPhone、「iPad」の製造にはこれまで縁がなかった。Apple社の製品もノート型MacBookシリーズ、デスクトップでオールインワン型の「iMac」、プロ向けの「Mac Pro」についてはその大半の製造を受注するなどApple社との関係には深いものがあるのだが、近年、Apple社の代名詞的な製品として認識されているiPhone、iPadの製造を手がけていないことで、一般的な知名度という点ではフォックスコンの陰に隠れる存在になっていた。

 ただこの状況も、2015年に一変するかもしれない。2010年に投入した初代のiPad以来、Apple社が久々に出す新たな端末としてクローズアップされているApple Watchの製造を、Quanta Computer社が独占受注したと見られているためだ。

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 台湾紙『経済日報』(2014年12月7日付)は、Quanta Computer社がApple Watchの量産を当初予定していた2015年2月末から前倒しし、同1月中に始めると報じている。さらに、同紙の伝えた台湾の市場関係者は、初ロットの出荷台数が300万〜500万台、2015年通年では2400万台にまで膨らむとの見方を示している。

 経済日報はまた、Quanta Computer社がApple Watchの生産を行う中国江蘇省常熟工場でワーカーを大量に募集していると指摘。2014年初頭の時点で3000人だった従業員は、直近で2万人にまで膨れ上がっており、2015年にはさらに3万〜4万人まで増やす予定で採用を継続しているという。フォックスコンが新型iPhoneの製造を行う河南省鄭州工場にピーク時で30万人の従業員を集めると言われるのに比べるとスケールは10分の1程度だが、若者の製造業離れで人集めが年々難しくなっている中国で、万単位のワーカーを常時確保するのは至難の業といえる。このためQuanta Computer社では現地の賃金水準に1〜2割上乗せして募集をかけているという。Apple社の製品は数量が見込める半面、コストが掛かって利益が薄いと言われる所以がここにある。

 それでも、Quanta Computer社が2014年11月12日に開催した投資家向け説明会で、同社の梁次震副董事長は「2015年はウエアラブル端末への取り組みが花開く年になる。出荷台数は前年比3ケタの成長を見せる」と強調。名指しは避けながらもApple Watchの受注を示唆するとともに、業績の牽引役として期待していることを吐露している。

 Apple社が2015年に投入するとうわさされる新製品にはAppke Watchの他、ノートPCでは同社製品として新サイズとなる12型の「MacBook Air」、そして12.9型の「iPad Pro」がある。EMS業界や市場では2014年の秋口まで、両方ともQuanta Computer社が受注を独占したとの観測が主流だったのだが、年末になると、iPad Proはフォックスコンが生産するとの見方に振れ始めた。また、Apple社は大型のiPad Proを出す一方で、iPhoneの大型化で市場がダブった7.9型「iPad mini」の製造を打ち切るとの観測もあり、これにより2014年からiPad miniの製造に加わった台湾Compal Electronics社(仁宝電脳)は、わずか1年でApple社の受注を失う恐れが出てきたとの見方もある。いずれにせよ、2015年もApple社製品の受注を巡るEMSの動静に注目が集まる一年になりそうだ。

button_15.jpg  空中に映像を浮かべたり、身に着けたり、周りのモノに動画を映し出したりできる、どこでもディスプレー

2014/12/25 田中 直樹=日経エレクトロニクス

 「四角くて、枠があって、平面なのがディスプレー」だと考えているとしたら、今すぐ認識を改めた方がよさそうだ。空中に映像を浮かべたり、身に着けたり、周りのモノに動画を映し出したりできる新しい表示技術が、そう実感させる。

 例えば、映像を空中に浮かべる技術。これによって、何もない空間を“大画面タブレット”に変えることができる。しかも、通常のタブレット端末とは違い、何もない空間にリアルな立体物が存在しているかのように見えるディスプレーだ。これに高速3Dジェスチャー認識技術を組み合わせると、空間の中で実際の立体物を扱っているかのように、回転させたり表面に文字や絵を描いたりできる。映像なので、拡大や縮小も自由自在だ。このようなディスプレーを、東京大学 大学院 教授の石川正俊氏および宇都宮大学 准教授の山本裕紹氏のグループが開発している。

 身に着けるディスプレー、すなわちウエアラブルディスプレーは2014年、大きな進展があった。腕時計や眼鏡を身に着けるように、気軽に身に着けられるようなウエアラブルディスプレーの製品が急速に増えてきている。その代表例がヘッドマウントディスプレー(HMD)だ。HMDの中でも両目を覆う両眼方式では、コンテンツの中に入り込むような優れた没入感がある。このようなディスプレーを使うと、現実と仮想の間を行き来するような感覚を得ることができる。

 動画を映し出す場所は、空中や身体の周りだけに限らない。どんな場所もディスプレーになる。そんな機器を開発し、実際に製品化したのがパナソニックだ。同社は、照明に映像投影機能を融合した「Space Player」を開発した。例えばレストランで使うと、単に部屋を明るくするだけでなく、テーブルや壁に料理の説明を表示したりできる。また、誕生祝いのパーティーでは花束の絵を映したりして、雰囲気に合った映像を流すことができる。ソニーも、壁や天井をディスプレーにする技術を開発した。超短焦点プロジェクターによって実現している。

 このような「どこでもディスプレー」と呼ぶべき新技術の登場で、テレビやスマートフォンとは違う新しい視覚体験が得られるようになる。きっと、これまで考えもつかなかったようなディスプレーの新しい使い方や市場が生まれることだろう。

button_15.jpg  ディスプレーは触覚や曲がりで自動車へ、触れたことを振動で知らせる、ITO代替技術の進展

2014/12/25 田中 直樹=日経エレクトロニクス

 使い勝手を向上することでタッチパネルの大きな市場拡大が見込める用途の、もう1つの代表例が自動車である。車載ディスプレーは今後伸び続けることが確実視されており、そこにタッチパネルも搭載される可能性が高い。既にカーナビゲーションなどの液晶ディスプレーにタッチパネルが付いているが、使い勝手に課題があった。課題は大きく2つ。視線を変えて画面を見ながら操作する必要があるため運転中の操作が難しいことと、形状がフラットでデザインに制約があることだ。

 前者の視線変更の課題については、音声入力に加えて、「視線入力」「ジェスチャー操作」「触覚を付加したタッチセンサー」の提案が出てきた。このうち、触覚を付加したタッチセンサーについて、NLTテクノロジーが2014年6月の学会「SID」で新技術を発表し、注目を集めた。ディスプレー中のボタンなど特定の映像に指で触れると、触れたことを振動で知らせる。これによって、利用者は指がディスプレーに触れてボタンを操作できたことを確認しやすくなる。NLTテクノロジーの技術の特長は、ディスプレーの特定の場所だけを振動させて、触覚を与えられることである。これによって、複数の指または複数の人数で同時に操作する、マルチタッチに対応できるようになった。

 後者のデザインの制約については、曲面に対応したタッチパネル技術によって解決を図る動きが出てきた。これまでタッチパネルのセンサー電極にはITO(indium tin oxide)が使われていたが、ITO電極は曲げるとシート抵抗値が上昇し、センサーの感度が劣化するという課題があった。そこで、曲げてもシート抵抗値がほとんど変わらない新材料を用いたタッチパネルやフィルムセンサーの提案が相次いでいる。Cuメッシュ方式やAgナノワイヤ方式、カーボン・ナノバッド(CNB)方式である。

 また、このようなITO代替技術の進展が、投影型静電容量式タッチパネルの大型化を促している。従来のITOフィルムはシート抵抗が高く、大型化するとタッチによるセンサー電極間の容量変化を検知しにくくなるという課題があった。そこで、シート抵抗が低く製造コストも安いメタルメッシュ方式やAgナノワイヤ方式が、ITOの置き換えに名乗りを上げた。この内、より低抵抗で70〜80型クラスの大画面にも対応できるのが、メタルメッシュ方式である。先述のシャープがTouch Taiwanに展示した70型タッチモニターも、メタルメッシュ方式である。

button_15.jpg  ディスプレー上の画面にペン入力を手軽に実現

2014/12/25 田中 直樹=日経エレクトロニクス

 ボールペンや鉛筆で紙に描くのと同じように文字や図形を手軽にディスプレー上の画面に描けるようになれば、スマートフォンやタブレット端末は、情報閲覧ツールから、ノートのような文房具に進化する。ここで切り札となるのがペン入力技術だ。ペン入力技術はこれまでにもあったが、デジタイザと呼ばれるセンサー板をディスプレーの背面に追加したり、電磁誘導式の専用ペンを使ったりする必要があった。

 このような課題を解決したのがシャープである。同社は、デジタイザを追加することなく、一般的なペンや鉛筆でも入力できるタッチパネル技術を開発した。ペンは指とは異なり先端が細いため、タッチパネルに触れてもセンサー電極間の容量変化が小さく、タッチの有無を検出することが難しい。これを解決するために、同社は新しい駆動方式を導入し、タッチ検出のための信号を大きくした。

 シャープはこの技術を進化させ、タッチパネルによるペン入力の使い勝手をさらに高める新技術を、2014年8月の展示会「Touch Taiwan 2014」で披露した。(1)タッチ入力の位置ズレを低減した70型の全面直貼りタッチモニター、(2)細い線を描いたときのわずかな筆圧の違いを検知できる高解像度タッチパネル、(3)ペンごとに個別の入力・操作が可能なアクティブペン対応タッチパネルの、3つの新技術を実演してみせた。

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