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2020年01月18日

button_15.jpg  大阪大ら、環状構造の有機EL発光材料を開発

2020年01月15日
[馬本隆綱,EE Times Japan]

「ジベンゾフェナジン」と「p-フェニレンジアミン誘導体」を採用
 大阪大学らによる共同研究グループは2020年1月、ナノサイズの空孔をもつ環状構造の熱活性化遅延蛍光(TADF)材料を開発したと発表した。発光材料に新開発の環状TADF分子を用いて試作した有機EL素子は、最高外部量子効率が11%台と極めて高い値を示した。

 今回の成果は、大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻の和泉彩香博士後期課程大学院生と武田洋平准教授、南方聖司教授らに加え、オーストラリアモナシュ大学のHeather F.Higginbotham博士、ポーランドシレジア工科大学のAleksandra Nyga大学院生、英国ダラム大学のPatrycja Stachelek博士、大阪大学大学院工学研究科生命先端工学専攻の藤内謙光准教授、デンマーク工科大学のPiotr de Silva助教、ポーランド シレジア工科大学のPrzemyslaw Data准教授らの共同研究によるものである。

 研究グループはTADF材料の研究過程で、U字型π共役分子である「ジベンゾフェナジン」を独自に開発していた。ジベンゾフェナジンは、「環構築に有効な幾何学構造である」ことや「優れた光・電子機能を有する」などの特長がある。今回は、ジベンゾフェナジンを鍵骨格として、電子ドナー(D)と電子アクセプター(A)が交互に繰り返し環状に連結した、D-Aπ共役分子構造をもつTADF材料の開発に取り組んだ。

 具体的には、電子アクセプターに「ジベンゾフェナジン」を、電子ドナーに「p-フェニレンジアミン誘導体」をそれぞれ用い、「D-A-D-A」を繰り返す構造の環状分子を合成する手法を確立した。開発した環状分子は、結晶中における立体配座ならびに積層様式の違いによって、異なる発光色を示すことも分かった。

 研究グループは、開発した環状分子とは別に、環構造を展開した直線状類縁体も合成し、それぞれの物性を比較した。この結果、環状分子が直線状分子よりも発光におけるTADFの寄与が高く、TADF材料として優れていることが分かった。

 開発した環状TADF分子を発光材料として用い、有機EL素子を試作したところ、最高外部量子効率(EQE)は11.6%となった。従来の蛍光材料を用いた場合、EQEは最大5%、直線状類縁体を発光材料として用いた場合でも6.9%といわれており、今回の数値は従来に比べて極めて高いことが分かる。

 研究グループは、今回の研究成果によってTADF材料設計指針の多様性が広がるとみている。特に、環状構造の特長でもあるナノサイズの空孔を活用すれば、ガスや水分子といったゲスト小分子の取り込みに応答した、光・電子機能の制御を可能にする発光材料の開発にもつながる、と期待する。

button_15.jpg  JOLED、新型印刷・RGB有機ELパネルを発表。32型4K有機ELテレビに大いに期待

2020-01-14
麻倉怜士

 日本の有機ELディスプレイメーカー、JOLEDが新型印刷・RGB有機ELパネルを、ラスベガス・コンベンションセンターに隣接するウエストゲイトホテルで公開した。

 これまでの21.6型に加え、新たに27型と32型がデビュー。昨年11月に稼働した能美事業所(石川県)での、第5.5世代のガラス基板(1300×1500mm)ラインから取り出された、出来たてほやほやの新作パネルだ。能美事業所の月産能力は2万枚(ガラス基板投入ペース)とされ、今後の印刷方式有機ELパネルの活用拡大が期待される。


新型の32型印刷方式有機ELディスプレイ

 初代の21.6型は、まずソニーの医療用モニター、次に台湾の大手パソコンメーカー、ASUSのプロフェッショナルモニター、そしてEIZOの有機ELディスプレイ「FORIS NOVA」に搭載された。

 「FORIS NOVA」は、私が昨年見たテレビ、ディスプレイで、もっとも好ましいと判断した画質、画調を持つ。「FORIS」は液晶テレビが出始めた頃にもあったシリーズ名だ。液晶テレビはまだまだだといわれていた頃に、しっとりした画質で、高い評価を得ていた。

 NOVAとは“新星”の意味。新世代の「FORIS」として、伝統にも乗った名前だ。画質は実に上等だ。ピーク輝度は330nitsと低い数値なので、明るい環境で高輝度で見る用途には向かない。でも少し暗い環境では好ましい画調だ。

 これ見よがしではない自然な精細感と階調感が美質。有機ELらしい、自発光ならではの滑らかさがあり、強調感、押し出し感のない、生成り的なあるがままのビジュアルだ。

 印刷方式有機ELパネルは、多くの有機ELテレビで使われている白色有機ELパネルと異なり、RGBのサブピクセルから直接カラーが発光するのがメリット。27型、32型のアプリケーションも拡がるだろう。特に32型は家庭でのかつてのハイビジョンのデファクトサイズだった。有機ELテレビは、現在48型が最小なので、コンパクトな有機ELテレビが欲しい向きには最適な逸品だろう。
2020年01月17日

button_15.jpg  LGディスプレイ、中国の広州工場で今月末に稼動準備... 歩留まりが改善

2020.01.16 ET News

LGディスプレーが今月末に中国の広州8.5世代有機EL(OLED)工場を本格稼動する予定であることがわかった。これまで課題であった工程の問題を改善し、竣工5ヶ月ぶりに、最終的に量産をスタートできる。広州工場は稼動の遅れで、LGディスプレーの売上に悪影響が生じた。

16日、業界によると、LGディスプレーは今月末に広州工場を稼動することに内部方針を立てた。

複数の業界関係者は、「LGディスプレーが1月末に量産を目標に主要素材・部品メーカーに供給準備を要請した」と伝えた。

広州工場は55・65・77インチの大型OLEDパネルを主力に生産するために、昨年8月にオープンした。LGディスプレーは来年まで月に最多9万枚を生産しTVに入る大型OLED市場を主導するという計画を発表した。

しかし、生産に支障が生じた。歩留まりなど生産性に問題が生じ、通常の稼働が遅れた。さらに悪いことLCD価格が急落し、LGディスプレーの業績を圧迫した。



LGディスプレー、中国広州8.5世代OLED工場全景

広州工場の問題の理由は、具体的に確認されなかった。しかし、業界では、これまでに使用していなかった新技術の導入と推定した。生産能力の強化のために導入した新工法がむしろ低い歩留まりを記録し、工場の稼働を遅延させたとの分析である。

LGディスプレーは昨年末に、問題の原因となった新工法を撤回し、既存の使用した実績のある技術を広州に導入することに決定した。

業界によると、LGディスプレーは広州工場に適用したOLEDパネル素子の代わりに、韓国で使用した素子をいくつかの修正後に、広州に戻して組み合わせた結果、相当レベルの歩留まり改善を達成したことが分かった。

LGディスプレーの事情に精通した素材メーカーの関係者は、「材料など素子の構成を変更した結果、満足できるレベルになったと聞いている」と述べた。

LGディスプレーはこれで広州工場での量産を準備することができたものと思われる。実際の量産稼動までに支障がなければ、LGディスプレーは広州工場生産性の最大化を行うことが予想される。

LGディスプレーは厳しい冬の時代に突入している。業績悪化で、昨年に構造調整まで断行した。中国の追撃に競争が激しいLCD事業から抜け出しOLEDの比重を拡大するべきなのに、大型OLED事業の中核拠点である中国広州工場で問題が生じLGディスプレイをより困難にした。

広州工場が正常稼動させてパネルを出荷すれば、中国TVメーカーなどと協力して市場を拡大して、大型OLEDパネルを主力事業に育てることができる。

このような理由から、LGディスプレーの社長は最近、米国のCESでの記者懇談会で「今年は大型OLEDパネルに注力する」とし「今年の大型OLED TVパネルの販売目標を昨年の2倍に増やす」と述べた。また、広州工場の早期正常化を強調し、「第1四半期中、本格的に量産が可能だろう」と述べた。

LGディスプレーの関係者は、「広州工場は第1四半期以内に量産準備を終える計画だ」とし、「具体的な稼動予定は決まっていない」と述べた。

button_15.jpg  「世界有機ELパネル・製造装置・材料企業年鑑」の2019年版を発刊

分析工房で執筆し、毎年に大好評の2016年版、2017年版、2018年版に引き続き、2019年版を発刊いたしました。多数のご要望に応えてモノクロの書籍版と、書籍とカラーのPDFのセット版もご提供致します。

激動する有機ELディスプレイ産業動向と、パネル・材料・製造装置などの主要メーカの動向をまとめております。韓国以外に中国・台湾・欧米・日本の企業別動向等も満載しました。

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目次

第1章 有機ELディスプレイパネル産業の全体動向
 1-1.ディスプレイ全体の産業動向
 1-2.小型・中型パネルの産業動向
 1-3.大型パネルの産業動向
 1-4.自動車や航空機向けの有期ELパネルの産業動向
 1-5.VR/ARやスマートグラスや向けのマイクロディスプレイの産業動向
第2章 有機ELディスプレイパネルメーカ
 2-1.サムスンディスプレイ
 2-2.LGディスプレイ
 2-3.BOE
 2-4.Visionox
 2-5.JOLED
 2-6.ジャパンディスプレイ
 2-7.シャープ
 2-8.Royole
 2-9.AUO
 2-10.CSOT
 2-11.天馬
第3章 有機EL材料メーカ
 3-1.全体動向
 3-2.UDC
 3-3.出光興産
 3-4.Merck
 3-5.Kyulux
 3-6.Cynora
 3-7.住友化学
 3-8.吉林OLED
第4章 有機EL製造装置メーカ
 4-1.全体動向
 4-2.キヤノン
 4-3.ニコン
 4-4.Kateeva
 4-5.アプライドマテリアルズ
 4-6.FINETEK
 4-7.Philoptics
 4-8.NEWWAY(深圳路維光電)
 4-9.エルアイエス
 4-10.SCREENホールディングス
 4-11.三菱電機
第5章 有機ELパネル材料・部材メーカ
 5-1.コロンインダストリー
 5-2.SKCコーロンPI
 5-3.SKノベーション
 5-4.ECONY
 5-5.AGC
 5-6.コーニング
 5-7.三菱ケミカル
 5-8.宇部興産
 5-9.三菱ガス化学
 5-10.DOW
 5-11.東レ
 5-12.日本電気硝子
 5-13.東ソー
 5-14.3M


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2020年01月16日

button_15.jpg  折り畳みディスプレー柔宇科技が米IPO申請、10億ドル規模−関係者

1/15(水)  Bloomberg

(ブルームバーグ): 世界で初めて折り畳み式携帯電話を製造した中国のフレキシブルディスプレーメーカー、柔宇科技(ロヨル)が米国での新規株式公開(IPO)を内々に申請した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。約10億ドル(約1100億円)規模を目指しているという。

非公開情報だとして匿名を条件に話した関係者によると、柔宇科技は調達資金を販売・マーケティング強化と研究施設の拡大に充てる意向。昨年3月時点の関係者の話では約80億ドルの企業価値評価で10億ドルの私募調達を計画していたが、中国のベンチャーキャピタル(VC)セクターの低迷で流動性がタイトになり、米市場を選択したという。

最先端の有機EL技術を使って折り曲げ可能なスクリーンを生産する柔宇科技は、韓国のサムスン電子や中国の京東方科技集団(BOE)と競合。同社がどのような時間枠でIPOを検討しているのかは不明。柔宇科技の担当者はコメントを控えた。

原題:Display Maker Royole Is Said to Seek $1 Billion in U.S. IPO (1)(抜粋)

button_15.jpg  【CES 2020】紙に書いた文字をデジタル化するノートと風になびく有機ELディスプレイ

2020年1月11日 iPhoneマニア

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中国RoyoleがCES 2020において、革製のノートカバーに内蔵したセンサーとペンとの組み合わせで、ノート(紙)に書いた文字や絵を読み取り、デジタル化してスマートフォンなどにワイヤレスかつリアルタイムで送信する「RoWrite 2」を発表しました。

Royoleといってもピンと来ない人も多いかも知れません。昨年のCESで、Samsungに先駆けて折りたたみスマートフォンを一般公開し、大きな話題を呼んだメーカーといえば、思い出していただけるでしょうか。

RoWrite 2は名前が示すとおり2代目であり、初代と比べ40%の軽量化とバッテリーの持続時間延長、文字認識の精度向上を実現しているとのことです。

RoWrite 2はノートカバーとペンがセットになっており、価格は129ドル、3月に米国で発売予定です。

風になびく超薄型ディスプレイ
ブース内では、同社が得意とするフレキシブルかつ超薄型のディスプレイがさまざまな形で紹介されていました。なかでも風になびくディスプレイのデモ、そして大量のディスプレイを葉のように飾った木「RoTree」(トップ画像)は注目を集めていました。

Royoleは昨年同様、折りたたみスマートフォン「FlexPai」も出展していました。昨年のCESで出展したのは開発者向けモデルでしたがが、今年は一般向けモデルをデモ。同スマホは中国限定で販売中です(8,999元、約14万2,000円)。

同社はこのほか、7.8インチのAMOLEDディスプレイを周囲に巻きつけたスマートスピーカー「Mirage Smart Speaker」も発表しています。500万画素のカメラ、マイクロフォン2個を搭載、Amazon Alexaに対応しています。価格は899ドル(約9万8,000円)、今年第2四半期発売予定です。

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2020年01月13日

button_15.jpg  サムスンディスプレイ、 次世代のQD-OLEDディスプレイで8K... CESで最新の開発品のデモンストレーション

2020.01.12 ET News

サムスンディスプレイは、次世代大型ディスプレイ技術である「量子ドット(QD)OLEDディスプレイ」でも8K市場を狙っている。TVやモニター用パネルの両方8Kを目指し準備しながら、プレミアム大型ディスプレイ市場の主導権を既存の有機EL(OLED)から確実に奪う戦略と解釈される。

業界によると、サムスンディスプレイは7〜10日(現地時間)、米国ライラスベガスで開催されたCES 2020で、プライベートのブースを設けて8Kと4K解像度31.5インチ・65インチQDディスプレイパネルを示した。

サムスンディスプレイは、限られた顧客を対象に開発している製品のデモをしただけで、具体的な仕様は公開しなかった。最近QDディスプレイ生産設備発注を開始しただけで、まだ最終量産品に近いレベルではないと分析される。ただし、比較的最近の技術を適用した試作品なので、現在、サムスンディスプレイ技術レベルがどの程度なのかを計ることができる。

そのプロトタイプのデモンストレーションを観覧した複数の関係者によると、サムスンディスプレイはプライベートブース内に別途スペースを設けてQDディスプレイの試作品を披露した。このブースには、招待されたすべての顧客ではなく、一部だけを対象にしたものと推定される。

現在、サムスンディスプレイが生産を準備しているQDディスプレイは青色OLEDを発光源として、緑と赤の量子ドットを実装する一種のハイブリッド技術である。最終的な目標は、赤・緑・青(RGB)の3色をQD自ら発光する電気発光(EL)-QD、すなわち自発光QLEDを実装するものである。自発光QLEDを実装するには、素材・装備・工程がすべてを準備されなければしかし、高難度の技術が要求されて商用化まで何年もかかると専門家は予想している。

サムスンディスプレイは、次世代TV市場に対応技術する8Kから準備するものと見られる。緑と赤より寿命が短い、青色OLED素子厚く形成して青色層を二重に構成し、発光層の寿命と性能を安定的に作る注力したことが分かった。

今回のQDディスプレイの試作品を見た関係者は概して「LGディスプレーのホワイトOLED(WOLED)より色再現力が優れている」と評価した。QDが高い色再現力が強みであるだけにWOLEDより鮮明に色を表現できるようだ。

液晶(LCD)の限界として指摘されてきた視野角の問題も解消したものと思われる。LCD TVは正面ではなく、側面から見たときの色が変化して見えたり、明るさが異なって見えるなどの画像の歪みが発生する。一方、QD-OLEDディスプレイは、このような問題が見えないというのが大半の意見だ。

しかし、まだ解決すべき問題も多く見られる。OLEDと同じ構造を採用したが、OLED強みである深い黒の色をまだ実現できなかったという評価だ。

一部では、発熱感が相当であるという問題も議論された。

ある関係者は、「輝度を最大に高めるセッティングでは、相対的に発熱が大きい」とし、「まだ完成していない試作品であり、実際の生産まで1年余りの時間があることを勘案すれば、肯定的に思える」と評した。

button_15.jpg  LG、“真の8K高画質”うたう有機EL&液晶の「REAL 8Kテレビ」一挙8機種! - CES 2020

1/12(日) マイナビニュース

CESの開幕前日には出展各社がプレス向けに記者会見を開催します。2020年もトップバッターはLGエレクトロニクス。2019年のLGは薄型の折り曲げられる有機ELディスプレイを搭載した立ち上げ式テレビ「65R9」を発表して大いに注目されました。今年は有機EL、液晶の両方に最新技術を盛り込んだ8Kテレビを一斉投入します。

2020年は8Kテレビを一挙8機種投入

2020年モデルとして新しくLGのラインナップに加わる8Kテレビは全8機種です。有機ELは88V型と77V型の「ZXシリーズ」が8K対応。液晶テレビのフラグシップ“Nano CELL”シリーズもNano 99 / 97 / 95の3シリーズから発売される75V型・65V型の2モデルが、8Kテレビとして2020年モデルのラインナップに追加されます。

LGではすべての機種がCESを主催するCTA(全米家電協会)が定めたコントラスト再現の基準値を満たす「REAL 8K」対応のテレビであることをアピールしています。北米で発売されるテレビは商品パッケージや店頭にCTAが提供する「8K UHDロゴ」を貼って差別化を図ります。

8K表示をケーブル1本で表示? HDMI2.1端子搭載

新製品では、HDMI端子やIPベースの8K動画配信、USB入力の8Kコンテンツ表示の対応を予定しています。映像コーデックはHEVC / VP9 / AV1など幅広く対応。IPベースの8KコンテンツについてはYouTubeと協業して拡大を図ります。またアメリカでは次世代のテレビ放送規格となる「ATSC 3.0」にいち早く対応することで、放送とIPのテクノロジーを掛け合わせた新形態のコンテンツを視聴できるテレビとして、強みを打ち出します。

従来、8Kネイティブの映像を放送の受信機からテレビなどのディスプレイに伝送するためには、間に4本のHDMIケーブルをつなぐ必要がありました。LGの2020年の8KテレビはHDMI経由で8K / 60pのハイフレームレートの映像コンテンツを表示できるとアピールしています。新規格であるHDMI2.1端子を搭載して、8K放送に対応するチューナーとテレビをケーブル1本で接続。8K/60pの映像コンテンツ表示できるようになるのでしょうか。プレスカンファレンスの時点で詳細がわからなかったため、改めてブースを取材してレポートしたいと思います。

ほかにも有機ELテレビのラインナップは、壁掛け設置に最適な本体厚20mmの4Kテレビ「WX Wallpaper」シリーズから、最小サイズの48V型4Kテレビまで、全14モデルを2020年に発売します。2019年のCESで輝きを放った65R9もいよいよ2020年に北米で発売されるようです。

最新世代の「α9 Gen 3」エンジンが実現する高画質・高音質

2020年に発売されるプレミアムクラスの有機EL、Nano CELL液晶テレビは最新世代エンジン「α9 Gen 3」を搭載します。特徴的なディープラーニングの技術を活かした高精細な8Kアップコンバート表示を実現する「AI Picture」や、現在視聴されている映像のジャンルを分析してサウンドを最適化する「AI Sound」も継承。最先端のテクノロジーを追加して、名前に「Pro」を冠しました。

AI Picture Proは複数段階の超解像処理を行いながら高画質アップスケーリングを実現。AI Sound Proは、LGのBluetoothワイヤレススピーカーとペアリングしてリアスピーカーとして使うことで、最大5.1chのサラウンドシステムに拡大できる機能が加わります。

HDRコンテンツの高精細な表示を保証するために、UHD Allianceが策定した新技術の「Filmmaker Mode」にも対応します。LGはその魅力を“映像制作者の意図を正確に反映できること”だと説明しています。またドルビーの新技術である、テレビを設置した環境に合わせて画質を自動で最適化する「Dolby Vision iQ」も、世界で初めて対応します。

スマートホーム機器とのコネクティビティを高めるため、テレビのホームダッシュボードからIoTデバイスをコントロール、モニタリングする機能は、ThinQベースの音声操作が充実。2020年は世界の144言語に対応が広がるようです。日本語は含まれているのでしょうか。

AIアシスタントはGoogleアシスタントとAlexaに加え、LG独自のThinQに従来モデルと同様に対応。また、2019年モデルから、アップルのHomeKitとAirPlay 2にも対応の枠を広げて、Siriから音声操作でテレビの電源オンオフや入力切り替えなどの操作を可能にしています。

なお、2020年に発売されるLGのスマートテレビには「Apple TV」アプリがプリインストールされ、アップルのオリジナルコンテンツを含むApple TV+の視聴が楽しめます。

有機ELテレビのプレミアムモデルは120Hz駆動のパネルを搭載。スポーツコンテンツの滑らかな表示が可能になるほか、12機種にNVIDIAとの協業による「G-SYNC」技術を初搭載し、PCゲーミングにも最適なリビング用テレビとしてその特徴をアピールします。

ThinQ対応の新ワインセラーも商品化

LG独自のAIアシスタント「ThinQ」に対応する家電製品は、2020年にさらに種類を増やします。なんと中型のワインセラーも加わる予定。ThinQは現在のテクノロジーをさらにブラッシュアップして、現在実現している「効率性」の効果を段階的にレベルアップ。「パーソナライゼーション」「推論学習」「実験構築型学習」に段階を上げて、機器どうしが連携してユーザーの生活をサポートするコネクテッドホームのスタイルを実現していくと、ステージに登壇したLGのPresident兼CTOであるI.P Park氏が語りました。

2020年のCESのブースは自動運転車向けのソリューションやAIベースのバーチャル・フィッティングシミュレーターなど、LGの最先端技術を紹介する様々な展示が期待できそうです。

山本敦

button_15.jpg  アップル、新ディスプレー技術搭載の機器を発売か 高輝度・低消費電力が特長の「ミニLED」を採用

小久保重信 | 株式会社ニューズフロント フェロー
1/11(土)

 米CNBCによると、米アップルは今年、新しいディスプレー技術を用いる製品を4〜6種、市場投入する計画だという。

「iPad Pro」や「MacBook Pro」に搭載
 これは、アップル製品の市場動向やサプライチェーン情報に詳しい、中国TFインターナショナル証券の著名アナリスト、ミンチー・クオ(郭明池)氏が予測したもの。

 それによると、同社は「ミニLED」と呼ばれるディスプレー技術の採用を計画しているという。「A14X」プロセッサーを搭載するタブレット端末「iPad Pro」の12.9インチモデルに新たなディスプレーを採用し、2020年の7〜9月期に発売する。

 さらに、ノートパソコン「MacBook Pro」の16インチモデルにも同じディスプレーを採用し、同10〜12月期に発売するという。

 このほかの製品にもミニLEDを採用する計画だという。これによりアップル製品は、プロダクティビティーとエンターテインメントのいずれの用途においても利用体験が格段に向上し、大いに差別化が図れると、クオ氏はみている。

次世代のディスプレー「ミニLED」とは
 現在、アップル製品のディスプレーには液晶(LCD)と有機EL(OLED)が使われている。LEDはこれらに比べ、高輝度、低消費電力、長寿命という特長がある。

 ただ、従来のLEDはチップのサイズが大きいため、タブレットやノートパソコンなどの、高解像度が求められる中小型ディスプレーの画素としては使えない。

 そこで期待されているのが、画素として使える100μm(0.1mm)以下の「マイクロLED」。しかし、これは超小型であるために大きな課題が残っている。従来技術の延長線で生産システムを構築することが困難で、コストもかかるからだ。

 これに対し、ミニLEDは100〜200μm(0.1〜0.2mm)と、マイクロLEDに比べてサイズが大きく、製造が比較的容易。液晶や有機ELに比べてコストはかかるものの、差別化を図れるディスプレー技術として注目されている。

 矢野経済研究所は、ミニLEDを採用する機器の台数が、2020年には155万台、22年には530万5000台、27年には2145万4000台になると予測している。

iPhone普及モデルの新製品や5G対応の次期iPhoneを予測
 前述したクオ氏はアップルの新製品やその発売時期を独自の調査で当ててきたことで知られる人物だ。同氏はこれまで、さまざまなアップル製品を予測している。

 先ごろはアップルが今年1〜3月期にiPhone普及モデルの新型機「SE2」とiPad Proの新型機を発売し、同4〜6月期にはMacBookの新型機と拡張現実(AR)用の眼鏡型ウエアラブル端末を発売すると報告した。

 また、同7〜9月期の発売を予定する5G通信対応の次期iPhoneは、デザインが大きく変わるとみている。前面と背面をガラス素材で覆う点はこれまでと同じだが、側面の金属フレームがより複雑な構造となり、2010年に発売した「iPhone 4」に似た平面形状になるという。

 この新デザインが次期iPhoneのセールスポイントの1つとなり、今年後半はiPhoneの販売台数が前年同期比15%増の8500万台になると予測している。
2020年01月11日

button_15.jpg  折り曲げられる「ThinkPad X1 Fold」や5G対応の「Yoga 5G」が登場

1/10(金) ITmedia PC USER

 1月7日(米国太平洋時間)から米ラスベガスで開催している「CES 2020」に先駆けて、Lenovoが新製品を多数発表した。

 同社は会場の一角に報道関係者やパートナー企業向けのプライベートブースを開設。フォルダブルPC「ThinkPad X1 Fold」や5G対応の「Yoga 5G」を始めとする新製品の実機が展示された。

 Lenovoが2019年5月以降にプレビュー公開してきたフォルダブルPCが、いよいよ「ThinkPad X1 Fold」として正式発表された。ブースでは、実際に操作できる本体が展示された。ただし、キーボードやペンはモックアップだった。

 画面はLG Display製の折り曲げられる13.3型有機ELディスプレイで、解像度は2048×1536ピクセル、アスペクト比は4:3となる。1つの画面として使うだけでなく、9.6型の画面を2つ並べたマルチスクリーンとしても利用できる。

 背面はレザーカバーで保護されており、折りたたむと大型の手帳のような外観になる。カバーは簡易スタンドとしても機能し、本体を立てかけることでデスクトップPCのように利用できる。

 本体にはBluetoothキーボード「Bluetooth Fold Mini Keyboard」が1つ付属しており、画面の下半分に重ねることでノートPCのように利用できる。キーボードはマグネットで固定され、本体からのワイヤレス給電を受けられる仕組みだ。

 キーボードを画面上に置いたまま、ノートPCのように折りたたむこともできる。キーボードなしで折りたたんだ場合は、画面は完全には重ならず、すき間が少しできる。基本的にはキーボードを挟んだ状態で持ち歩くことを想定しているようだ。

 フォルダブル端末で気になる中央の“折れ目”については、指で触れてみた限りでは凹凸感は感じられず、斜めから見ても目立たなかった。

 ThinkPad X1 Foldは、まずWindows 10をプリインストールして2020年半ばに発売される。その後、2画面PC向けの「Windows 10X」を搭載したモデルも提供するという。

 OSをWindows 10からWindows 10Xにアップデートができるかどうかは、Microsoftが情報を公開していないため、現時点では未定となっている。